アーティファクト Artifacts
下級アーティファクト Minor Artifacts
ホイール・オヴ・ワールド
(
Wheel of Worlds/世界の車輪)
出典 Book of the Damned 199ページ
オーラ 圧倒的・召喚術[悪、秩序];
術者レベル 25レベル
装備部位 なし;
市価 —;
重量 10ポンド
ホイール・オヴ・ワールドの中には、あらゆる可能性があり、また何もない。
ホイールを使う者は無数の世界に触れるが、その旅の終わりは同じである。
ホイール・オヴ・ワールドは、人間の頭蓋骨ほどの大きさの球形の天文観測儀として現れる。銅、ダーク・アダマンティン、鋼鉄のリングが移り変わる殻を形成し、それぞれのリングが動くと下に別のリングが現れる。これらのリングには蜘蛛のような印が刻まれており、天体の位置を示し、測定する。この装置に執着する研究者の多くは、その殻の中に天界とその先の真実があると主張する。しかし、ほとんどの研究者は、自分たちが求めている真実は、定命の者が知るべきものではないことに気づくのが遅すぎた。
ホイール・オヴ・ワールドは他の次元界へのゲートを作る。使用すると1分間の間、ランダムな次元界へのポータルが開く(以下の表をロールして行き先を決定する)。ポータルは透明ではないため、その先の次元界を見ることはできないが、アーティファクトの使用者はその先に何があるかの印象が与えられる。その後、使用者はその次元界に移動するか、その領域出身のクリーチャーを介して招来することができる。どちらを行なってもゲートは即座に閉じる。所有者が希望する場合、アーティファクトのリングを操作して特定の次元界へのポータルを開こうと試みることができ、複雑な一連の調整にはDC 25の【判断力】判定の成功が必要である。この判定に5以差以下で失敗した場合、行き先は表をランダムにロールして決定するが、アーティファクトの使用者は行き先をその次元界か、表に記載されたその次かその前の次元界を選択でき、ゲートに何らかの影響を及ぼすことができる。
ホイール・オヴ・ワールドの中には罠がある。使用者が天文観測儀を使用するたびに、リングが崩壊し、その中に奇妙でより冒涜的な印が現れる。GMはアーティファクトを使用するたび、その使用状況を追跡する必要がある。ポータルが開くたびに、累積する1%の確率で、その次にポータルを使用した時、ランダムに生成された次元界ではなく、表に記載した対応する九層地獄へと開く。アーティファクトを操作して特定の次元界に到達しようとするたびに(成功するか否かにかかわらず)、この確率は3%増加する。ホイール・オヴ・ワールドが予期せずヘルへと開いたとき、使用者はその先にある次元界についての誤った印象を受け、ゲートが実際のヘルの層ではなく、予期していた次元界(ヘルが予期している次元界であった場合は別のヘルの層)に開いたと信じる。ヘルの出身でないクリーチャーをゲートから召喚しようとすると、ランダムにデヴィルを招来する。このデヴィルは使用者の制御下になく、召喚者を破壊しようとする。
ホイール・オヴ・ワールドを使用するすべてのクリーチャーは、この悪魔のような機能不全に陥る確率を独自の割合で持っており、これを減少させることはできない。クリーチャーが九層地獄へのゲートを開ける確率が100%に達した場合、ホイール・オヴ・ワールドは次回の使用時にホイール・オヴ・ワールド自体とその使用者の両方をランダムな地獄の層に瞬時に移動させる。
破壊方法
各ホイール・オヴ・ワールドには "忌まわしき場所 "がコード化されている。もしそのホイール・オヴ・ワールドを使用して特定の次元界の場所へのゲートを開くと、代わりにメールシュトロームの中心へのポータルが開かれ、そのポータルを通過したクリーチャーとともに渦に引き込まれる。これによりホイール・オヴ・ワールドとそれを起動したクリーチャーは破壊される。
上級アーティファクト Major Artifacts
ブック・オヴ・ザ・ダムド
(
Book of the Damned/不浄の書)
出典 Book of the Damned 4ページ、Artifacts and Legends 14ページ
オーラ 圧倒的・全系統[混沌、悪、秩序];
術者レベル 25レベル
装備部位 なし;
市価 —;
重量 40ポンド
ブック・オヴ・ザ・ダムドには、多元宇宙最大の冒涜的な伝承のコレクションが収められている。この冒涜的な書物は、散在する多数の章からなり、ダイモニック、デーモニック、ダイアボリックの3巻に分かれている。これらの3つの節は、それ自体が完結した作品として、単独で発見されるのが普通である。血まみれの金属のスパイクに突き刺さった綴じられていないページ——外典のメモのコレクション——である第 4 巻も同様に存在している。そのページでは、ダイモン、デーモン、デヴィル以外の悪の性質と領域を探求している。3巻すべてとその外典をまとめると、以下の機能を発揮する編集された編集物に統合される。
ブック・オヴ・ザ・ダムドは半径150フィートに
アンハロウ効果を放射し、すべての悪のクリーチャーを引き寄せるように調整された共感効果を持つ。この書物に同意して接触する善のクリーチャーは、DC20の頑健セーヴに成功するか、殺害されなければならない(これは[即死]効果である)。
ブック・オヴ・ザ・ダムドが保管庫(下記参照)の外にある間、フィーンディッシュの半神以上のフィーンドの力は、
スクライングまたは同様の呪文を使用して、所有者に発見される危険なく、
ブック・オヴ・ザ・ダムドとその読者を見ることができる。最後に、この書物の能力を利用したクリーチャーは自身が呪われ、他の行為に関係なく、死後悪の外方次元界に送られることとなる。この罰は神格の介入によってのみ防ぐことができる。
完全なブック・オヴ・ザ・ダムドは、冒涜的な護符として、不快な参照用文献として、そして多元宇宙の最も完全な不浄な伝承の書庫への扉として使用できる。
護符/Talisman:本を所持している限り、所有者は2術者レベル高い術者レベルであるかのように[悪]の補足説明を持つ呪文を発動でき、悪の来訪者と対話する時全ての【魅力】に基づく判定に+5のボーナスを得る。所有者はこれらを擬似呪文能力を使用することもできる。
参照/Reference:地獄語、天上語、奈落語を読むことができ、合計30日間 (連続している必要はない)この書物を研究するキャラクターは、魂を汚す秘密を学ぶ。特定の質問に関して1時間本を参照するたびに、
〈知識:次元界〉判定に+10のボーナスを得る。加えて、この本のアバドン、アビス、ヘルに関する記述は非常に鮮明であるため、これらの次元界に移動したり、次元界内を移動するために使用する瞬間移動効果によって常に目的の場所に到着する(失敗のロールは必要ない)。
ブック・オヴ・ザ・ダムドの所有者は、
プレイナー・バインディング呪文によって要求される対抗の【魅力】判定に+5のボーナスを得る(このボーナスは、この書物が悪の来訪者との交流に耐える+5のボーナスと累積する)。
1日に1回、所有者はその本に対して、冒涜的なトピックに関する質問をすることができる;そのあと本を開いてランダムなページを開き、あたかも持ち主が
ヴィジョン発動したかのように答えを見つける。
この本には、[悪]の補足説明を持つ全ての呪文も含まれている。
書庫/Repository:1日1回、
ブック・オヴ・ザ・ダムドの持ち主は、不吉な光を放つポータルを残したまま、その書物を内部の擬似次元界に消失させることができる。これにより、本書の167~170ページに詳述されているように、持ち主と選択した者は、無数の冒涜的な記録で埋め尽くされた、不気味だが半安全な書庫に入ることができる。本と書庫内のクリーチャーには強力な
ノンディテクション効果が適用され、神々の視線さえも遮断する。クリーチャーは書庫内にいる間は歳を取らないが、書庫を出ると即座に書庫内で過ごした時間と同じだけ歳を取る。擬似次元界内にいる間、訪問者は上記の"参照"で説明されている能力を利用できる。
悪でないクリーチャーは、書庫内の不気味な環境と不気味な使用人に不安を感じ、書庫内で休息を取ろうとするとDC30の意志セーヴに成功するか、
ナイトメア呪文の影響を受けなければならない。この効果を妨げるものはなにもない。
所有者が選んだクリーチャー以外のクリーチャーは、月食と新月の夜の真夜中に、ブック・オヴ・ザ・ダムドの書庫に入ることができる。 かろうじて見えるポータルは、この時点では通常のドアとして現れる。
破壊方法
ブック・オヴ・ザ・ダムドは、
クオーターン・ディスジャンクション(187ページ参照)と呼ばれる危険な儀式を用いて、3つの書と外典に分割しなければならない。その後、各書を1日以内に別々に破壊しなければならない。各書の破壊方法の詳細は、本書第3章の各書の説明の下に記載されている。もし1日の終わりにすべての書が破壊されなかった場合、破壊された書は完全に機能するように復元され、すべての書は消滅し、多元宇宙の曖昧な隅に再び現れる。
ブック・オヴ・ザ・ダムド・アポクリファ
(
Book of the Damned(Apocrypha)/不浄の書(外典))
出典 Book of the Damned 198ページ
オーラ 圧倒的・全系統[秩序、悪];
術者レベル 25レベル
装備部位 なし;
市価 —;
重量 12ポンド
ブック・オヴ・ザ・ダムドのぼろぼろでちぐはぐなページは、ダイモン、デーモン、デヴィルを超える他の種類のフィーンドの存在を扱っている。
ブック・オヴ・ザ・ダムドの主要な章とは異なり、
アポクリファは一組の表紙で綴じられることはない——あるページは粗雑に小さな二つ折りに綴じられたり、鎖やギザギザの棒でまとめられたり、あるいは金属のトゲに突き刺されたりしているが、他のページは単なるルーズリーフである。多くのページが重複していたり、元々下書きに使われていたかのように他のトピックに関する無関係な書き込みで埋められていたりする。乱雑な状態にもかかわらず、ページが散乱したり紛失したりすることはなく、不思議なことにすべての部分が一緒に残っている。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの章に接触した善属性のクリーチャーは1レベルの負のレベルを得る。このレベルは、キャラクターが本のこの章から10 フィート以上離れて24時間経過するまで回復できない。本のこの章を読もうとする悪でないクリーチャーは、DC15の意志セーヴに成功するか、永続的に属性が悪方向に1段階進まなければならない。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこのページは、奈落語、天上語、地獄語が入り混じって書かれている;内容を理解するには、3言語すべてについての知識が必要である。少なくとも 30 日間(連続している必要はない)
アポクリファを読んだ読者は、一定の利益を得ることができる。指定されている場合、これらの利益は、1種類の悪の来訪者の副種別(
ダイモン、
デーモンまたは
デヴィルを除く)に適用される。
アポクリファの研究に追加で10日間を費やすごとに、読者は追加の幅種別に対してこれらの利益を得ることができる。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの部分を参考として使用する場合 (少なくとも1時間参照することによって)、使用者は1種類の悪の来訪者の副種別に関する
〈知識:次元界〉に+4のボーナスを得る。
アポクリファには[悪]の補足説明を持つ全ての呪文のコピーと
サクリファイスを含んでいる(185ページ参照)。読者は
プレイナー・アライまたは選択した副種別のクリーチャーをまたは
プレイナー・バインディング(レッサーとグレーターのものを含む)を発動すると、召喚された来訪者のヒット・ダイスの制限を2増加させる。
ブック・オヴ・ザ・ダムド・アポクリファは、
アンハロウ呪文の焦点として機能する。1日3回読者は以下の呪文を発動することができる:
ブラスフェミイ、
グレーター・プレイナー・バインディング(ただし、アポクリファを研究するときに選択した種類の悪の来訪者に対してのみである)、
アンホーリィ・ブライト。所有者が
アポクリファの日毎の呪文の1つを発動すると、選択した副種別のクリーチャーがそれに気がつく確率が1%ある;選択した呪文がその副種別のクリーチャーに関連付けられている場合、確率は2倍となり、気がついたクリーチャーはその擬似呪文能力を使用できるクリーチャーとなる。そのようなクリーチャーは使用者をフィーンディッシュの目的を推し進めようとする陰謀に巻き込もうとする。
破壊方法
ブック・オヴ・ザ・ダムド・アポクリファは、そこに記述されている悪の来訪者の各副種別の少なくとも1体のクリーチャーがいる状態で、ページを10ガロンの聖水に浸すことによってのみ破壊できる。ブック・オヴ・ザ・ダムドの他の3章の部分も24時間以内に破壊されない限り、この章は多元宇宙のランダムで不明瞭な地点に無傷で再び現れる。
ブック・オヴ・ザ・ダムド・ダイモニック
(
Book of the Damned(Daemonic)/不浄の書(ダイモンの書))
出典 Book of the Damned 198ページ、Book of the Damned - Volume 3: Horsemen of the Apocalypse 40ページ
オーラ 圧倒的・全系統[悪、秩序];
術者レベル 25レベル
装備部位 なし;
市価 —;
重量 12ポンド
ブック・オヴ・ザ・ダムドの
ダイモニックの章は、周囲の光をその素材に吸い込むように見える、永久に冷凍され圧縮された灰のカバーの間に綴じられている。これらのページはパリンプセストのように見え、以前の草稿の意図的に消された文字の上に書かれているが、誰がいつ再編集したのかは不明である。いずれの場合も、編集された部分にはアバドン次元最古の歴史に関連する特定の出来事が記述されており、場合によってはページ全体が検閲されていることもある。学者は、これは四騎士のうちの一柱が入れ替わったときに自分たちの記録や歴史を周期的に精査するために使う魔法に似ているのではないかと考えている。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの章に接触した善属性のクリーチャーは1レベルの負のレベルを得る。このレベルは、キャラクターが本のこの章から10 フィート以上離れて24時間経過するまで回復できない。本のこの章を読もうとする悪でないクリーチャーは、DC15の意志セーヴに成功するか、永続的に属性が悪方向に1段階進まなければならない。
このテキストは、地獄語と奈落語が混ぜ合わさって書かれており、時には文の途中で一方から他方の言語に切り替わるため、読者はテキストのニュアンスと本当の意味を完全に理解するために両方の言語に堪能でなければならない。読み進むうちに、読者は頭蓋骨の後頭部に鈍い圧力がかかり、ざわめくような静的な音に気づく。やがてテキストは読者に「語りかけ」始め、テキストを補完するテレパシーの印象やイメージを伝えるようになる。テレパシーを持つクリーチャーは、この章を実際に開かなくても、ただそれを持って集中するだけで、テキストを「読む」ことができる。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの部分には、[悪]の補足説明を持つすべての呪文のコピーが含まれており、また、
アウェイクン・ザ・デヴァウアード、
カロンズ・ディスペンセイション、
サクリファイス、
ソウル・トランスファーを含んでいる。(183、185、186ページ参照)使用者は、この部分を源として使用すると
〈知識:次元界〉に+4のボーナスを得(疑問に対して少なくとも1時間相談した場合)、またアバドンについての説明は非常に正確であるため、アバドンへのまたアバドン内での瞬間移動は必ず目的の場所に到達する(精通度のロールは必要ない)。負のレベルを受けた持ち主によって発動された呪文は影響を受ける目標に追加の1レベルの負のレベルを与える。
ブック・オヴ・ザ・ダムドの・ダイモニックの部分は、永続的な
アンハロウ効果と中立にして悪のクリーチャーを引き付けるように同調した
シンパシーの焦点具として機能する。本の所有者が所持している限り、2レベル高い術者であるかのようにすべての[悪]の呪文を発動し、中立にして悪のクリーチャーと対話するときの【魅力】に基づく技能と判定に+2のボーナスを得る(これらのボーナスは不浄ボーナスであり、他の部分の
ブック・オヴ・ザ・ダムドによって与えられる同様のボーナスとは累積しない)。1日3回この本を使用して以下の呪文の1つを発動することができる:
ブラスフェミイ、
サークル・オヴ・デス、
デス・ネル、
エナジー・ドレイン、
ソウル・バインド、
ソウル・トランスファー(186ページ参照)。所有者はいつでも、セーヴィング・スローをすることなく、四騎士とその精鋭による
スクライングの対象となる可能性があると信じられている。
破壊方法
ブック・オヴ・ザ・ダムド・ダイモニックは善の来訪者の涙で各ページのテキストを洗い流すことで破壊することができ、その時点で本は灰燼に帰す。ブック・オヴ・ザ・ダムドの他の3章の部分も24時間以内に破壊されない限り、この章は多元宇宙のランダムで不明瞭な地点に無傷で再び現れる。
ブック・オヴ・ザ・ダムド・デモニック
(
Book of the Damned(Demonic)/不浄の書(デーモンの書))
出典 Book of the Damned 198ページ、Book of the Damned - Volume 2: Lords of Chaos 49ページ
オーラ 圧倒的・全系統[混沌、悪];
術者レベル 25レベル
装備部位 なし;
市価 —;
重量 12ポンド
ブック・オヴ・ザ・ダムドの
デモニックの章は、冷たい鉄でできたカミソリのような刃の表紙の間に綴じ込まれている。読者はこの本を開くとき、表紙で指を切らないように注意しなければならない。本のページに飛び散った血は、中の湿った薄い羊皮紙が吸血鬼のような渇きを持っているかのように、すぐに消えてしまう。DC 12の反応セーヴに成功すると、キャラクターがこの本を開いたときに切ってしまうのを避けることができる。セーヴに失敗すると、超常的な痛みを伴う切り傷が2ポイントの【耐久力】ダメージを与える。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの章は、アビスの領域とその支配者のカタログとして機能する——しかし、アビスの支配者が栄枯盛衰するのと同じように、この本の内容も移り変わり、闇の秘密が明らかになる。ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの章に接触した善属性のクリーチャーは、1レベルの負のレベルを得る。このレベルは、キャラクターが本のこの章から10フィート以上離れて24時間経過するまで回復できない。混沌にして悪ではない本のこの章を読もうとするクリーチャーは、DC15の意志セーヴに成功するか永続的に属性が混沌にして悪方向に1段階進まなければならない。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこれらのページは奈落語で書かれている。少なくとも 30 日間(連続している必要はない)読んだ読者は、一定の利益を得ることができる。この本には[悪]の補足説明を持つ全ての呪文のコピーと
クリエイト・ドラッグ、
サクリファイス、
ウォーター・オヴ・ラマシュトゥを含んでいる(183、185、186ページ参照)。この部分を源として使用すると
〈知識:次元界〉に+4のボーナスを得(疑問に対して少なくとも1時間相談した場合)、またアビスについての説明は非常に正確であるため、アビスへのまたアビス内での瞬間移動は必ず目的の場所に到達する(精通度のロールは必要ない)。
ブック・オヴ・ザ・ダムドの・ダイモニックの部分は、永続的な
アンハロウ効果と混沌にして悪のクリーチャーを引き付けるように同調した
シンパシーの焦点具として機能する。本の所有者が所持している限り、2レベル高い術者であるかのようにすべての[悪]の呪文を発動し、混沌にして悪のクリーチャーと対話するときの【魅力】に基づく技能と判定に+2のボーナスを得る(これらのボーナスは不浄ボーナスであり、他の部分の
ブック・オヴ・ザ・ダムドによって与えられる同様のボーナスとは累積しない)。1日3回この本を使用して以下の呪文の1つを発動することができる:
ブラスフェミイ、
ディセクレイト、
グレーター・プレイナー・バインディング、
インサニティ、
リフト・オヴ・ルイン、
サモン・モンスターVII、
アンホーリィ・ブライト。標準なクションとして1日1回、この本を使用することでデーモン・ロードが与える恩恵の1つを得ることができ、これは所有者が本を所持している限り、または所有者が新しい恩恵を選択するまで持続する。これには恭順の必要はない。
破壊方法
ブック・オヴ・ザ・ダムド・デモニックは秩序または善の来訪者にページを食べさせることで破壊できる(ただしそうすると、その来訪者は死ぬか、恩寵から堕落するのが普通である)。ブック・オヴ・ザ・ダムドの他の3章の部分も24時間以内に破壊されない限り、この章は多元宇宙のランダムで不明瞭な地点に無傷で再び現れる。
ブック・オヴ・ザ・ダムド・ディアボリック
(
Book of the Damned(Diabolic)/不浄の書(デヴィルの書))
出典 Book of the Damned 198ページ、Book of the Damned - Volume 1: Princes of Darkness 48ページ
オーラ 圧倒的・全系統[悪、秩序];
術者レベル 25レベル
装備部位 なし;
市価 —;
重量 12ポンド
この生身綴じのフォリオには、地獄とその地獄の住人に関連した
ブック・オヴ・ザ・ダムドのページが含まれている。乾いた黄ばんだ羊皮紙の葉には、冒涜的なシンボルや図表、アークデヴィルへの祈り、ヘルとその苦しみの説明、汚らわしい儀式の説明、異端とあらゆる神への冒涜、無数の神格に対する罵倒、極悪非道な人生の探索、そして大昔に世界から追放されたとされる邪悪な魔法のページが記されている。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの章に接触した善属性のクリーチャーは、1レベルの負のレベルを得る。このレベルは、キャラクターが本のこの章から10フィート以上離れて24時間経過するまで回復できない。秩序にして悪ではない本のこの章を読もうとするクリーチャーは、DC15の意志セーヴに成功するか永続的に属性が秩序にして悪方向に1段階進まなければならない。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの章を読む勇気のある者は、そこに冒涜的な知識が豊富に隠されていることに気づく。地獄語を読むことができ、合計30日間(連続している必要はない)本書の学習に費やしたキャラクターは、数多くの忌まわしい啓示を明らかにし、多くの利益を得ることができる;読者は、この本が[悪]の補足説明を持つ全ての呪文のコピーと
クリエイト・ドラッグ、
サクリファイスがわかる(183、185ページを参照)。この章の大部分には、複雑な比喩と暗号の中に隠されたフィーンドの真名のリストが含まれており、
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの部分のみにアクセスできる者は、
マニフェスト・マニフェステーションの心霊儀式(193ページ参照)を行うことができるが、これらのリストは不完全な性質を持っているため、関連する技能判定に-4のペナルティを受ける。本書内のヘルの描写は非常に詳細であるため、ヘルへまたはヘル内で瞬間移動しようとする魔法の試み(
プレイン・シフトや
テレポートの使用など)は、精通度のロールを必要とせず、正確に意図した目的地へと到達する。
ブック・オヴ・ザ・ダムドのこの部分は、その内容を超えて、この章自体が強力な不浄の魔法のアイテムである。最も基本的なレベルでは、この書は永続的な
アンハロウ効果の焦点となり、秩序にして悪のクリーチャーを引き寄せるように調整された共感効果を持つ。また、
スクライングや類似の呪文を使用するグレーター・デヴィルは所有者に発見される危険なく、
ブック・オヴ・ザ・ダムドとその読者を見ることができる。
また、このページを所持しているものは、いくつかの利益を得る。所持者は悪の呪文をな呪文を、2レベル高い術者レベルであるかのようにすべての[悪]の呪文を発動し、秩序にして悪のクリーチャーと対話するときの【魅力】に基づく技能と判定に+2のボーナスを得る(これらのボーナスは不浄ボーナスであり、他の部分の
ブック・オヴ・ザ・ダムドによって与えられる同様のボーナスとは累積しない)。1日3回この本を使用して以下の呪文の1つを発動することができる:
ディセクレイト、
ディクタム、
ゲート(ヘルへのヘルマウス/hellmouthを招来するためのみ)、
グレーター・プレイナー・バインディング、
ヘルファイアー・レイ、
サモン・モンスターVII、
アンホーリィ・ブライト。1日1回、所持者はフォリオにヘル、秩序にして悪のクリーチャー、または不浄な話題に関する質問をすることが出来る;書を開いてランダムなページを開き
ヴィジョンを発動したかのように答えを見つける。
アーティファクトの日毎呪文や
ヴィジョンの力を使用するたび、強力なデヴィルがこのアーティファクトの持ち主に注目し、不浄な陰謀に利用しようとしたり、単に魂をヘルへと捧げようとする累積する確率が1%増加する。
破壊方法
ブック・オヴ・ザ・ダムド・ディアボリックは、各ページをメールシュトロームから採取した水で洗ってからプロティアンに食べさせることで破壊できる(通常、強力な秩序のアーティファクトを消費する過程で破壊される)。ブック・オヴ・ザ・ダムドの他の3章の部分も24時間以内に破壊されない限り、この章は多元宇宙のランダムで不明瞭な地点に無傷で再び現れる。
イヒスティアー
(
Ihystear/イヒスの涙)
出典 Book of the Damned 198ページ
オーラ 圧倒的・全系統[悪、秩序];
術者レベル 20レベル
装備部位 なし;
市価 —;
重量 2ポンド
ヘヴンとヘルの最もカルト的な伝承にのみ記されているこの1フィートほどの輝きの細片は、アスモデウスが弟イヒス/Ihysを殺すために使用した槍の最後の部分であると言われている。太陽の破片のように輝くこの奇妙な武器は、あらゆる
ダメージ減少を克服する
+5アクシオマティック・ブリリアント・エナジー・ダガーとして機能する。
イヒスティアーによって負傷した神格レベルかそれに近い力を持つクリーチャー(アークデヴィル、デーモン・ロード、至高天の王、四騎士、それに近い存在)はDC 35の頑健セーヴに成功するか1ラウンドの間
朦朧状態とならなければならない。
武器としての使用以外に、この破片にはイヒスの最後の叫びが込められている——最初の殺人と最初に殺害された神の叫び声が。全ラウンド・アクションとして、DC30の【筋力】判定に成功した
イヒスティアーを持つクリーチャーは、武器を半分に折ることができる。そうすると、この悲鳴の残響が開放される;恐ろしい、耳をつんざくような金切り声が世界を突き抜け、数十マイル先まで聞こえることとなる。
破損状態の
イヒスティアーから100フィート以内にいる全てのクリーチャー——所持者を含む——はDC30の意志セーヴに成功するか、即座に殺害されなければならない。セーヴに成功した者はは聴覚障害と精神異常となる(
ブラインドネス/デフネスおよび
インサニティ呪文として)。この叫び声は、魔法の
サイレンスさえも貫通する。これは[精神作用、音波]効果である。この時間の終了時、
イヒスティアーは自然に直り、数条の状態へと戻る。ただし、
破損状態となるたび50%の確率で別の次元界へとランダムに移動する。
何世紀もの間、アスモデウスはネッソスの奥深くにあるカタファルクの中にイヒスティアーを隠し持っていたが、近年、ゴラリオンでこの武器が目撃されたという噂が流れている。この噂が真実なのかどうか、そしてなぜ暗黒の皇子が数千年の時を経てその戦利品を解放したのか、その理由は謎のままである。
破壊方法
イヒスティアーは、暗黒の皇子がイヒスに使用したのと同じ種類の致命的な打撃をアスモデウスに与えるために使用しなければならない——しかし、アスモデウス以外の生きている者は誰も、これがどのような致命的な打撃だったのかを正確に知らない。これはアスモデウスを殺すわけではないが、イヒスティアーの存在を9年9か月9日間の間消滅させる。この後、アスモデウスがまだ生きている場合、イヒスティアーはカタファルクの中に再び現れる。
最終更新:2023年07月27日 23:18