猿橋
さるはし
刎橋
岸の岩盤に穴を開け、刎ね木を差し込んで斜め上空に突き出させる。
その上に少しずつ長い刎ね木を突き出させていき、これを足場に上部を組み上げる。
歴史
鎌倉時代にはすでに存在していたらしいが、その起源ははっきりしない。刎橋となった時期も不明。
1676年(延宝4年)以降は、橋の架け替えの記録が残っている。
少なくとも1756年(宝暦6年)からは類似した形式の刎橋である。
刎橋は当時他にもあったが、猿橋が最も有名で、日本三奇橋の一つとされた。
甲州街道に架かる重要な橋で、宿場に近く多くの往来があった。
1932年(昭和7年)に国の名勝に指定された。
1934年に上流に新猿橋が造られ、交通の主な役割を譲った。
現在の猿橋は、1984年(昭和59年)に架け替えられたもの。
1851年(嘉永4年)の橋を復元したものであるが、部材はH鋼に変更されている。
関連項目
最終更新:2011年05月28日 17:00