八重戦役

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八重戦役 - (2019/07/17 (水) 21:32:38) のソース

『八重戦役』とはジパング歴1021年頃に本格化した、縁樹と朽葉の2主要国を中心に八重国を舞台に発生した戦役である

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*1021年5月まで
かつて北方、常闇の国柱領域には緑の国が存在しており、その特性を活かした農産物を輸出する事で乱世においても豊かな国力を保っていた
そして、その南方に存在する名門八重家を中心とした諸小国は、緑の国との交易により、小国であり、国柱を保有していないにも関わらず、東ジパングの小国群のなかでは珍しく、国柱保有国間の距離もあり、独立した気風を保っていた

しかし、1000年代以降、南方の朽葉諸小国における国柱争奪戦が激化。八重国を盟主とした小国同盟から事実上離脱
更に北方の緑の国でも、召喚された不死者アンフェールにより不死国家「縁樹」へと新生。
アンフェールは領域拡大の為に南方へと軍事圧力を強化していく

同時に1018年、小国の混乱状態にあった朽葉地方が、八葉久々利により統一
強制召喚による奴隷将の集団『黄昏衆』は統一戦で武名を上げ、更に休む間も無く周囲へと攻勢を仕掛けていき「狂犬」と異名を取るほどに勢力を拡大していく
ただし、その拡大は主に南方と西方の小国群へと向けられており、八重国へは軍事的圧力を仕掛けてはいなかった

*6月 第一次八重会戦
朽葉西方に存在する浅葱平原の諸都市の攻略を完了した朽葉は、そのまま黄昏衆の筆頭将の一人『不滅光』の異名を持つエイルリンクをそのまま北方へと転戦し八重国境を突破。そのまま八重西部を略奪する
あまりの速度に主力軍を北方の縁樹国との国境へ向けていた八重国は指揮系統が混乱、軍の一部を朽葉への方面へと割き、防衛線を構築する
しかし、その混乱を縁樹国南方方面軍司令官朱雀は配下の不滅大隊を八重国へ侵攻。長きに渡る対峙を突破し、同じく八重西部へとなだれ込む
防衛線の主要砦を包囲していたエイルリンクは不滅大隊の接近を聞くと包囲を解いて不滅大隊へと転戦、激戦を繰り広げる事となる
ただし、朽葉、縁樹ともその保有戦力からみればごく一部の武将の直属兵団のみの侵攻であった為、互いを攻略仕切る事は出来ずに戦線は停滞。
同時に態勢を立て直した八重国は再び防衛線を構築する事に成功
以降八重西部は縁樹、朽葉、八重の三勢力が直接ぶつかり合う戦場へと変わる事になる

*7月 『朱雀』の飛翔
7月に入っても、八重西部における三国の騒乱は続いていた
朽葉は主に北方軍団長エイルリンクを中心とした部隊がゲリラ戦を開始し
縁樹は朱雀麾下の不死大隊の戦力拡充を急ぎ
そして、八重は西部を捨てた防衛線を強固に展開。三カ国はそれぞれの理由から大規模攻勢に出る事無く、一時的に八重戦役は休戦のように静けさを生み出していた

しかし、中津陽による対柾良連合の発表により、状況が変動する
朽葉の有力武将、五倉新三郎が柾良遠征中に病死した事で、国内の反乱が激化。一時的にエイルリンクが帰国する自体に陥ると
桔梗国周辺における攻防より、一時的に兵を撤退させた朱雀は、桔梗方面軍を一気に八重方面へ投入
4重の防御陣と、縁樹に数倍する軍勢で防備を固めていた八重国防衛戦をわずか3日で攻略
一時、首都すら伺う動きを見せる【第二次八重会戦】
そのまま八重国の陥落も目前と思われたが、その動きに朽葉も反応
反乱を苛烈に鎮圧しきると、その兵力だけで無く、南方西方軍閥へも協力を要請
結果として5万と言う大兵力を八重国西部へ進駐させ、そのまま縁樹本国へと迫る動きを見せた
その動きに朱雀は八重首都の包囲を解いて朽葉軍と激突し【第三次八重会戦】結果として、八重国は存亡の危機を脱する事となる
朽葉も5万の軍勢を叩き込みながら支配領域を拡大しきる事は出来ず、物資の不足の為転身し、物資確保の為に八重南部の諸都市を略奪する方針へ転換する
八重国は『朱雀』により北部の半分を失い、更に朽葉・縁樹の激突により、わずかに保っていた西部も完全に喪失。朽葉の略奪により国土こそ保つものの、南部領域も一気に荒廃する
一方、朱雀は八重国北部半分をこの戦役の中で最も寡兵でありながら獲得。その武名は東ジパングに轟く事となる