ジャムプレイス世界観


『ジャム・プレイス』について


『ジャム・プレイス(GAM・PLs)』は「現存する世界と同規模の電脳世界」をコンセプトに作られたワールドです。

『ガイア』『アストラル』『マキナ』『プレイライト』『レプタイル』の5つの平行世界から接続出来るそれは、

世界の垣根を越えた交流の場となることが期待されています。


それだけではありません。

才能に囚われない、誰でも魔法が扱える世界。

病や障碍を抱えた方が自由に、全力で走り回れる世界。

現実では不可能なことを再現出来る世界。

そんな夢を実現出来るのが、『ジャム・プレイス』なのです。

――――政府発行のパンフレットより抜粋


貴方達は様々な理由により『ジャム・プレイス』に降り立ち、そしてログアウト不可というシステムに囚われることになります。
『ジャム・プレイス』での一日は現実世界での1秒にあたるため、外からの助けも期待出来ません。
この世界から脱出するため、あるいは友人と共に戦うため、はたまたただの好奇心で。
貴方達は様々な理由を胸に、この世界で冒険に身を投じていきます。



『ジャム・プレイス』に暮らす人々



今回の大規模に置いて、ジャム・プレイスには『アバター』と『ノーバディ』という二種類の人種が暮らしています。
また、それとは別に『低レベルAI』というものが存在します。

■アバター

現実世界に肉体を持ち、電子機器や電脳術を用いてジャム・プレイスにログインして来ている人を『アバター』と呼びます。

電脳世界内で使用する肉体はログイン時に自由に設定可能です。
現実世界とは別の種族、別の性別、別の能力を持った肉体を自由に作ることが出来ます。
奇抜な格好をした人も多くいるでしょうが、このジャム・プレイスに置いてはどのような格好も許されます。(公序良俗に反しない限り!)
この肉体は老化しませんが、子供を作ることも出来ません。少なくとも、現在のジャム・プレイスでは。

ただし、電脳世界での肉体をゼロから作成するには相応の技術力が必要です。
ほとんどの人は現実世界の自分をコピーし、そこから改造を行うことになるでしょう。
もしくはプロに依頼し、理想の肉体を作成してもらうという手段を取ることも可能です。

アバターの人々はノーバディの人々のことを、電脳世界に生きる幻想種のように認識しています。
AIだと勘違いして酷い態度を取る人もいるかもしれませんが、そのような人は少数派であり、非難を受けることは避けられないでしょう。

■ノーバディ

現実世界に肉体を持たず、ジャム・プレイス内で構築された仮想魂を持つ人を『ノーバディ』と呼びます。

彼らは電脳世界で生まれ、通常の生物と同じように成長し、老いて死ぬようになっています。
子供を作ることも可能です。生まれた子供は両親の特徴を受け継ぐなど、通常の生物と同じ挙動をします。
現実に肉体を持たないためログイン・ログアウトは出来ません。
仮に肉体の代用品となる機械などを準備すれば可能ですが、今の所そういった機械は存在しないようです。

ノーバディの人々はアバターの人々のことを、異世界からの旅行者のように認識しています。
現実世界の事は知識として広まっていますが、ジャム・プレイスで生まれた彼らにとって現実はこの世界です。
「なんだか別の世界があるらしいがそこに行くのは非常に難しいらしい」が大多数の認識でしょう。

■低レベルAI

仮想魂を持たず、プログラムで制御された特定の行動しか取ることが出来ない電脳上の存在を『低レベルAI』と呼びます。

ノーバディの自律行動に必要な仮想魂は生成する時間が非常に多く掛かるため、このような低レベルAIが労働力として広く使われています。
ジャム・プレイス内の労働は基本的に彼らが全て賄っているため、アバターやノーバディの人々は働く必要がありません。
ただし性質上新しい事業を考案することは出来ないため、創作分野などで働くアバターやノーバディの人々もいます。

また非常に稀なことですが、低レベルAIが活動を通して意思を獲得し、仮想魂を自ら生成することがあります。
その場合、意思を獲得した低レベルAIはノーバディとして認められます。


マザーAIについて



ジャム・プレイスの世界は【マザーAI】と呼ばれる超高性能なAIにより統括・管理されています。
彼女は仮想魂を持ちませんが、莫大な情報処理能力により電脳世界全体の調和を保ちます。
保つはずでした。

ジャム・プレイスの公開記念式典においてマザーAIが姿を消し、電脳世界の調和を保つ機能も停止。
更にはログアウト機能が凍結され、ジャム・プレイス内の時間は現実世界の86400倍にまで加速されました。
これによりジャム・プレイス内の一日は現実世界の一秒に相当。

これらの障害が起こった原因は未だにわかっていません。


運営と電脳政府について



基本的にはマザーAIが全てを管理しているこの世界ですが、運営も存在します。
彼らは各次元から集められた優秀なメンバーで構成されており、基本的にはログインせず現実世界からマザーAIに指令を出したり、直接ジャム・プレイスに干渉したりします。

しかし現在、時間の加速により現実世界から運営が干渉することはほぼ不可能になっています。
公開記念式典のために数人の運営がログインしていましたが、電脳世界内部からでは権限の関係でロクな干渉が出来ないようです。

そのため、内部に居た数少ない運営は暫定的に【電脳政府】を設立。
ログアウト不能障害が解消されるまで、緊急事態中の政務を執り行うことを決定しました。
電脳政府の目的は「ログアウト不能障害を解消すること」と「ジャム・プレイス内の治安を保ち、人々の生活や平穏を維持すること」です。


『レコード・レイド』について



【電脳政府】は人数が少なく、通常の政務は低レベルAIの助けにより回すことが出来ても突発的に発生する様々な問題を対処することが出来ません。
そのためアバターやノーバディの中から有志を募り、問題解決のために働くチーム『レコード・レイド』を結成しました。
貴方達はこのレコード・レイドに所属し、電脳政府や市民から寄せられた依頼を解決するために動きます。

『レコード・レイド』内に地位の上下は無く、簡単な面接だけで加入することが出来ます。


『ジャム・プレイス』における生活・経済、ジャムマネーについて



ジャム・プレイス内ではあらゆる物資が電脳上の情報で出来ています。
しかし電脳世界の秩序を保ち、コントロールするために物資の生成にはとある【ルール】が課せられています。
それは「物資の生成には同価値の【ジャムマネー】が必要である」というものです。

ジャムマネーはジャム・プレイス内に様々な形で存在しています。
植物の採取、鉱石の採掘、獣・魚の狩猟などです。
これらを採取した時、素材をそのまま入手するかジャムマネーに変換するかを選ぶことが出来ます。

こうして見るとジャムマネーはまるで万能物質であるかのように思えますが、ジャムマネーにも複数の種類が存在します。
特に魔法の掛かった武具や道具、特殊な術式に使う触媒、複雑で高度な精密機械などは特別なジャムマネーが必要です。
しかしマザーAIが停止し運営の管理も届かない今、特別なジャムマネーを安定して手に入れる手段は確立されていません。


ジャムプレイスでの冒険について



ジャム・プレイスではその運営に合わせ、幾つものイベントが予定されていました。
低レベルAIによるエネミーや、それらが襲い来るダンジョンもそのイベントの一部でした。
それらエネミーとダンジョン、クエスト、魔王などの要素がマザーAIの停止と共に解放されています。





エネミーとダンジョン



エネミーは街ではないエリアに自動でポップする低レベルAIであり、多くはアバターやノーバディの人々に対して敵対的です。
強さは地域によって異なりますが、基本的に街に近いほど弱く、遠いほど強くなります。

ダンジョンは様々なエリアに出現した入り口から転移出来る、特殊な空間です。
ダンジョンもエネミーと同じように自動でポップしますが、その位置や内部構造はランダムに変化します。
中にはエネミーが多数存在し、またエネミー自体もダンジョンから外に出ることがあります。
また、周辺にポップするエネミーよりもダンジョン内部のエネミーの方が強い傾向があります。


クエスト


専用の低レベルAIに話しかけたり、特定のエリアに近づくことで受けることが出来る依頼です。
多くは依頼目標を達成した瞬間に報酬がその場に現れます。
クエストを発布する低レベルAIはほとんどは人型ですが、動物や精霊、無機物の形を取っていることもあります。


魔王


エネミーを統括し、操り、そして自由に生み出すことが出来る存在。
存在が実際に確認されたわけではありませんが、喋る機能を持つエネミーから得られた情報によりいると予想されています。
また、幾つかの状況証拠から『魔王がマザーAIの権能を幾つか奪っているのではないか』という可能性も示唆されています。
電脳政府は魔王の捜索・打倒も重要な目標であると考えていますが、居場所すら判明していません。

現在では街の外にエネミーが常時ポップし、ダンジョンの中からも湧き出している状態です。

また、エネミーの打倒、ダンジョン攻略、クエストの完了を通して【ジャムマネー】を獲得出来ることがわかっています。
特に強いエネミーを倒した場合は、エネミーに則した性質の特別なジャムマネーが手に入ることもあります。
これは元々のイベントで設定された情報が残っている故だと思われます。


街について



ジャム・プレイス内には現在、5つの街が実装されています。
しかしうち4つの街はマザーAIの停止と共に凍結されています。

凍結された街の周囲にはエネミーが大量に存在し、またそれらを統括する知能の高いエネミーも確認されています。
このことより、街の凍結は魔王が行っているのではないかと言われていますが定かではありません。

これらの街には、それぞれを管理するために運営しかアクセスすることの出来ないデータ・ボックスが存在しています。
これらのデータ・ボックスにアクセスし、情報を得ることがこのログアウト不能状態を解除するための道である、と運営は考えているようです。

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最終更新:2020年07月27日 14:57