電脳術士
●クラス解説
情報の海で、電子と仮想現実を魔法的に扱う者。それが電脳術士だ。
まだまだ新しい分野であり、このクラスを名乗る者は少ない。
スキルデータ
■構成阻害
SL上限:3
タイミング:判定の直後
コスト:3
判定:自動成功
対象:単体
射程:0~2
効果:対象の魔法判定の直後に使用する。
その達成値に-[SL+1]する。
構成式に無意味な数式を送り込み、動作を阻害する魔法。
■電子妖精
SL上限:2
タイミング:パッシブ
コスト:なし
判定:なし
対象:自身
射程:なし
効果:あなたはプリプレイで[SL×2]体の「電子妖精」を入手する。
これはネットワーク上で活動する人工知能である。
「電子妖精」を必要とするスキルは、インターネット接続できる環境下でのみ使用できる。
「電子妖精」はプリプレイごとに[SL×2]体になる。
■並列演算
SL上限:1
タイミング:判定の直前
コスト:2
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:あなたが行うリアクション以外の判定の直前に使用する。
[電子妖精]を1体消費するごとに、達成値に+3する。
戦闘中以外なら、さらに+2する。
電子妖精による補助を受けて、行動の最適解を導くスキル。
■理想投影
SL上限:1
タイミング:セットアップ
コスト:8
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:[電子妖精]を1体消費し、任意の【能力値】ひとつに+3する。
あなたが[虚像投影]を取得している場合、任意の【能力値】をもうひとつ選択できる。
この効果は1シーンの間、持続する。
仮想現実に作られた自身の理想像を、相似の法則によって投影させる魔法。
■虚像投影
SL上限:1
タイミング:メジャー/プリプレイ
コスト:効果参照
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:[電子妖精]を1体消費し、仮想現実に作られた[虚像]を現出させる。
[虚像]はあなたと同じように行動させることができ、スキルの使用なども行える。
【HP】などのリソースは、あなた自身と共有する。
[虚像]が現出している間、あなた自身は一切の行動を行うことができない。
[虚像]は[戦闘不能]になった時、消滅する。
あなたはシーンに登場する際、[虚像]だけをシーンに登場させてもよい。
この効果は1シナリオの間、持続する。
プリプレイでこのスキルを使用する場合、コストは消費しない。
インターネットを地脈の代替とし、一種の式神として虚像を操作する魔法。
■ループキャスト
SL上限:3
タイミング:メジャー
コスト:6
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:使用時に自身が取得している[タイミング:メジャー]のスキルをひとつ指定する。
そのスキルの対象選択が必要な場合、この時に対象も指定しておくこと。
あなたはクリンナッププロセスで、指定されたスキルをその対象に使用することができる。
この効果は[SL+1]ラウンドの間、持続する。
コストの不足、対象の不在など、指定したスキルを使用できなかった場合、この効果は解除される。
魔法の構成式をループさせ、自身を用いて自動的に繰り返させるスキル。
■併用スクリプト
SL上限:1
タイミング:ムーブ
コスト:4
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:あなたはマイナーアクションで、[タイミング:マイナー]のスキルを2つ使用できる。
ただし、その内のひとつは[電脳術士]のスキルでなければならない。
複数の構成式を組み合わせ、同時に運用するスキル。
■確率の雲
SL上限:5
タイミング:マイナー
コスト:4
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:そのメインプロセスで行う白兵攻撃の命中判定に+[SL]Dする。
その攻撃で与えるダメージに-[SL×3]する。
不確定性原理により、存在が確率化した武器の確率密度に干渉する魔法。
確率保存による総和を引き上げることで、収束するまで確率を同時に存在させる。
■ダイブ
SL上限:1
タイミング:メジャー
コスト:10
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:精神を肉体から切り離し、インターネット上に送り込む。
そこでは言葉がコードになり、動作は解釈によってプログラムとして実行される。
早い話、バグとかウィルスとかを撲殺可能。
ダイブを用いて情報収集を行う場合、その達成値に+2Dする。
描写とかはGM任せにすると外道なので、使用者は事前に描写を考えておこう。
■立体映像
SL上限:1
タイミング:メジャー
コスト:2
判定:自動成功
対象:効果参照
射程:0
効果:周囲にイメージや文字列を立体映像として投影する魔法。
それだけで特に効果はないが、クール。
■ファイアウォール
SL上限:3
タイミング:セットアップ
コスト:6
判定:魔法判定
対象:効果参照
射程:0~1
効果:[SL×2]体までのキャラクターが対象。
対象に一度だけバッドステータスを防ぐ効果を付与する。
■フォーマット
SL上限:1
タイミング:メジャー
コスト:4
判定:自動成功
対象:単体
射程:0
効果:対象の記憶から特定の情報を失わせる。
自身以外に使用する場合、対象はこの効果を拒否しても構わない。
このスキルの効果は他の効果により解除されるまで持続する。
■バグテクスチャ
【エクストラ可】
ランク:下位
分類:魔法
SL上限:3
タイミング:メジャー
コスト:5
判定:魔法判定
クリティカル:ダイス増加
対象:単体
射程:0~4
効果:対象に〈鉄〉属性の魔法攻撃を行い、そのダメージに+[SL]Dする。
対象が[種族:機械]か、機械化している場合、さらに+[SL×2]Dし、
対象の【魔法防御】を0としてダメージを算出する。
機械が壊れるという概念を直接ぶつける攻撃魔法。
■アクセシビリティ・インターフェイス
SL上限:1
タイミング:パッシブ
コスト:なし
判定:なし
対象:自身
射程:なし
効果:このスキルの取得時、あなたは以下のアイテムを入手する。
紛失・破壊された場合は30万円を支払うことで購入することができる。
■L.Net
種別:道具 重量:2
価格:非売品
この道具を所有している場合、常にネットワークに接続しているものとして扱う。
あなたには人工知能のパートナーがいる。
■システム・コンフュージョン
SL上限:1
タイミング:マイナー
コスト:4
判定:自動成功
対象:自身
射程:なし
効果:このメインプロセスで白兵攻撃が命中した場合、対象の行う攻撃の判定に-2する。
[種族:機械]か、機械化している対象にはさらに-2し、ダメージに+[CL×2]する。
この効果は1シーンの間、持続する。
■ワーキングピクシー
SL上限:3
タイミング:プリプレイ
コスト:なし
判定:なし
対象:自身
射程:なし
効果:[電子妖精]を[SL]個消費し、任意の判定を[SL]個まで選択する。
あなたが行う選択した判定の達成値に+2する。
この効果はインターネット接続できる環境下でのみ発揮される。
あなたは電子妖精を特定作業に特化させている。
■プログラムアドバンス
SL上限:1
タイミング:マイナー
コスト:なし
判定:なし
対象:自身
射程:なし
効果:[電子妖精]を1体消費する。
あなたが行う次の判定に+2Dする。
このスキルは戦闘中のみ使用できる。
■シティボーイ
SL上限:1
タイミング:パッシブ
コスト:なし
判定:なし
対象:自身
射程:なし
効果:あなたが都会で行う判定に+2する。
都会とは、最低でもコンクリートビルが立ち並んでいる場所を示す。
このスキルは戦闘中には効果を発揮しない。
■コンバットプログラム
【エクストラ可】
SL上限:5
タイミング:メジャー
コスト:6
判定:命中判定
対象:単体
射程:1
効果:対象に白兵攻撃を行い、そのダメージに+[SL]Dする。
[理想投影]の効果中なら、ダメージに+[SL]Dする。
このスキルの使用時に、追加で[電子妖精]を任意の数消費できる。
消費した[電子妖精]1体につき、ダメージに+5Dする。
攻撃動作をプログラム化し、投影体によって効率よく運用するスキル。
■デフラグ
SL上限:3
タイミング:セットアップ
コスト:10
判定:自動成功
対象:範囲(選択)
射程:0~1
効果:対象の【行動値】に+[SL×3]する。
対象が次に行う判定に+[SL]する。
この効果は1ラウンドの間、持続する。
ファイルの断片化を最適化するように、思考を最適化する魔法。
■コードキャスト
SL上限:3
タイミング:パッシブ
コスト:なし
判定:なし
対象:自身
射程:なし
効果:取得時にあなたが取得している[判定:自動成功・なし]以外のスキルをひとつ指定する。
指定したスキルで行う判定に+[SL×2]する。
特定のスキルに最適化した準備をしておくスキル。
最終更新:2020年06月07日 23:23