メルヴィン・ブレイズ=アジール

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メルヴィン・ブレイズ=アジール - (2013/03/13 (水) 12:20:03) のソース

年齢:18  性別:男性  レベル:5  初期メインクラス:戦士 サブ:探索者 種族:人間
参戦回数:5回 コミュニティ:放送委員 身長:182cm 体重:72kg PL名:ガリ

「俺にはもう、人間として生きることなんてできないよ。
 誰かを殺してしまった者は、人の道を外れたモノになるんだ。
 きっと俺は、人間として死ねないんだ」

&bold(){概要}
 日本生まれ日本育ちだが、両親はアメリカ人。
 その両親を秘密結社“イルミナティ”によって殺された。
 失ったものは重く、大きかった。
 幼い彼の生き方を、容易に変えてしまうほどに。

 復讐のために、殺すためだけの技を身に着けたのは何歳の時だったか。
 彼は世界中を渡り歩きながら、“イルミナティ”に所属する者を消し続けた。
 豚のような命乞いの言葉だけに、安らぎを感じ続けながら。
 過酷な戦いの日々は、彼に何も与えることはなかった。
 神経を擦り減らし、傷は癒えるよりも早く増え続け、気なんぞとっくに触れていた。
 最早ソレは、人と呼ぶのもおこがましい異形。
 復讐者メルヴィンの名は、畏怖と憎悪を以って裏社会で轟いた。

 だがある時、彼は自身と似た境遇の子供を見つけてしまう。
 目撃者として殺すのは、きっと簡単だった。
 しかし彼の中に残っていた、最後の人間らしさがそれを許さない。
 彼は血に塗れていない部分を探すのが難しい手で、子供の手を救い上げた。

 その後も似たような境遇の子供を拾い続け、彼は復讐をやめた。
 諦めたのではない、やめたのだ。
 失ってしまったもののためではなく、得たもののために生きると決めた。
 両親を失って以来、止まっていた彼の時間が動き始めたのだ。

 15歳の頃、彼は神楽坂学園に編入。
 以後は普通の高校生として、家族を助けながら生きている。


&bold(){コネクション・友人関係}
 学園では放送委員として精力的に活動している。
 生徒会長に対しては、ゲリピーと親しげに声をかける仲。
 友人も多いが、どちらかと言えば広く浅い交友関係である。


&bold(){PickUp}
 もう殺すための力を振るわないと決めた彼に、そんな力は必要ない。
 仲間の盾となって守ることが、彼の選んだ新しい生き方である。

 非戦闘時では探索や情報収集もこなすが、専門家には一歩譲る。
 あくまで補助や代理と考えておいた方がいいだろう。


&bold(){現在のサブクラス}
 探索者2レベル
 錬金術士3レベル
 魔法芸術家4レベル
 死霊術士1レベル


&bold(){裏設定}
 秘密結社“イルミナティ”は、“ソロモンの再来”エド・ゲインの信奉者が集まった組織である。
 エド・ゲインに何かあった時のため、彼らはそのコピーを作っておくという計画を立てた。
 そうして生まれたのがメルヴィンであり、遺伝的には完全に同一人物である。
 しかし“イルミナティ”に所属していたある夫婦が、良心の呵責に負け、メルヴィンを連れて脱走。
 この夫婦こそがメルヴィンの両親であり、組織に消された理由である。

 メルヴィンはコピーとして、バックアップとして作られた。
 そのため生まれた時点で、肉体的には12歳ほどであった。
 彼の戸籍における年齢もそこを基準としている。

 両親との生活は、実質的には一年にも満たないものであった。
 だが彼にとっての世界は家族しかなく、両親を奪われた以上、復讐しか道はなかった。

 エド・ゲインのコピーとして、本来は異能者と悪魔使いの適正を持つ。
 レベルにして50前後に到達しているものの、その力は現在では自ら封じている。
 もしもまた家族を失えば、彼は再び復讐のためにその力を開放するだろう。

 現在の能力は、周囲に合わせて段階的に過去の力を開放している。
 ただしカバーリングなど、誰かを守るための技は、新たに覚えたものである。
 いつかは守るための新しい生き方で、過去の自分を超えたいと願っている。