▼ムー大陸 - ＧＵＲＰＳヴァンパイアハンター@「クルースニク秋葉原支部」

▼ムー大陸
　太平洋に存在したされる大陸、および文明です。しばしばイースター島との関連が指摘されますが、真偽のほどは定かではありません。――ムー人の生まれ変わりに尋ねても、恐らく首を捻るだけでしょう。
　ムー大陸はアトランティス大陸とは対照的に、魔法の力で大いに発展した文明です。当然のことながら、人々は力を合わせてその文明を維持していました。
　人類を滅ぼそうとする《大原罪》の魔の手は、ムー大陸にも迫ります。ムー大陸の人々は強大な儀式魔法を使用して《大原罪》に対抗します。しかし力及ばずムー大陸は《大原罪》の強大な「力」によって海に沈んだのです。
　《大原罪》エレヌコラーイエはこれまで力任せにエネルギーを放出するだけでしたが、この戦いによってある程度体系だった「魔法」を学習します。とはいえエレヌコラーイエは魔法の呪文を有用だとは考えていましたが、積極的な関心は持ちませんでした。
　エレヌコラーイエの関心は、ムー大陸の人々が育んでいた音楽や絵画、演劇などの芸術文化に寄せられます。エレヌコラーイエは強大な魔術師を眷属にはしませんでした。彼らは決して彼女の前に屈しなかったからです。
　しかし力のない芸術家たちは別です。彼らは根本的な求道者であり、永遠の命が与えられるのであれば各々にとっての「美」を追求したいと考える者が少なくなかったのです。
　激戦の末、《大原罪》とムー人と魔法が衝突し、とてつもない暴走を引き起こします。その時何があったのかは、現世に生まれ変わったムー人の中にも把握しているものはあまりいないようですが、『悪魔』が現れたのだ、と口にするムー人もいるようです。