絡繰られしもの - ＧＵＲＰＳヴァンパイアハンター@「クルースニク秋葉原支部」

★絡繰られしもの
　文明の利器――人間が作った機械や道具の集合体です。人型を真似ていることもあるでしょうし、それ以外の怪物の姿を模していることもあるでしょう。彼らは放置された廃棄物の山から生まれた――等と言われていますが実際のところはわかりません。人類に歪んだ愛情を持っているものもいれば、強い憎悪を抱いているものもいます。

▼異なる精神構造
　彼らに自我はありますが、所詮は機械にすぎません。彼らには本当の意味での『心』はないのです――『心』を求めて人を食らい続ける『絡繰られしもの』もいるでしょう。《読心》や〈心理学〉などで彼らの心を読んでも何も読み取れません。精神操作系の呪文はまず通用しないでしょう。逆に〈コンピュータ・ハッキング〉〈コンピュータ・プログラミング〉などの知識があれば彼らの思考を読み取ることができるかもしれません！

▼追加防護点
　無機物で構成された彼らは、他のヴァンパイアよりも高い防護点を持ちます。もっとも、機械には様々な回路や複雑な機構、導線があります。「切り」「刺し」などのダメージボーナスは有効でしょう。重要器官を見つけだすには知力判定が必要かもしれません！

▼近代兵器の使用
　彼らはあまり呪文を使いませんが、人間が使用してくる銃や爆発物などの近代兵器を当たり前のように使用してきます。これはともすれば呪文よりも大きな脅威です！　《矢よけ》などの呪文で事前に対策が必要かもしれません。あるいは、人類が用いるよりも高度な武装を用いる可能性もあります。これはゲームバランスを大きく損なう可能性があります。妖術や呪文などで再現するのが無難でしょう。

▼マナの濃い環境を好まない
　一般的にヴァンパイアの『隠れ里』はマナが『濃密』または『密』の場合が大半です。しかし『絡繰られしもの』に限っては呪文の使用をしない場合が多いためか、魔法との親和性が低いためか、マナが『疎』の場合があります。

▼外見『異様』
　異様な物体の集積体です。恐怖判定に－８のペナルティです。

▼外見『凶悪』
　凶悪な見た目をしています。恐怖判定に－１０のペナルティです。

▼外見『名状しがたい』
　なんとも形用しがたい機械の集合体です。恐怖判定に－１５のペナルティです。