探索占術 - ＧＵＲＰＳヴァンパイアハンター@「クルースニク秋葉原支部」

［探索占術］
　《生命感知》や《〇〇探知》など情報呪文に特化した魔術流派です。洋の東西を問わず。古く占星術師や陰陽師などから脈々と受け継がれてきた魔術理論の一つで、近年になって一つの流派に統合されました。

【探索範囲拡大】（難）　前提：魔法理論　技能なし値：魔法理論－５　上限：魔法理論
　この動作は宣言するだけで効果を発揮します。技能判定は必要ありません。「情報・範囲」の呪文および《見張り森》《見張り》《番犬》《魔法のきり》を使用する際、効果範囲がこの動作のレベルの２分の１（端数切捨）まで拡大させることができます。またエネルギーを余分に消費することで同じだけ範囲を拡大することが可能です。
　この魔術動作を使用するには「水晶球」を所持している必要があります。

【探索精度強化】（難）　前提：魔法理論　技能なし値：魔法理論－５　上限：魔法理論
　この動作は《方向探知》など長距離の修正を適用する呪文にのみ効果があります。習得していればそれだけでも効果を発揮します。この動作のレベルの３分の１（端数切捨）だけ、長距離による判定をペナルティを打ち消します。さらに呪文による探索に失敗しても、この魔術動作の判定に成功すれば、どの程度のペナルティを受けていたのかがわかります。
　また《鉱物探知》《水探知》などの呪文を使用する際、「知っている特定の物品」を除外する際のペナルティが、この魔術動作のレベルの２分の１（端数切捨）まで軽減されます。
　さらに【探索精度強化】－５の判定に成功すれば、《鉱物探知》《水探知》《動物探知》などで「知っている特定の動物・物品」を探すことができるようになります。

【個別探索強化】（難）　前提：魔法理論　技能なし値：魔法理論－５　上限：魔法理論
　この動作は一つの物体もしくは生物にかける情報呪文にのみ影響します。「情報・範囲」の呪文や長距離の修正を用いる呪文には影響しません。この動作は宣言すれば効果を発揮します。判定は必要ありません。準備時間を二倍にする代わりに、情報呪文の判定にこの動作のレベルの４分の１（端数切捨）のボーナスを獲得します。

【千里眼】（難）　前提：〈魔法理論〉《魔法の目》　上限：《魔法理論》　技能なし値：魔法理論－１０
　《魔法の目》《透明な目》《魔法の耳》《透明な耳》《他者知覚》《肉体支配》《憑依》《完全憑依》《肉体交換》《動物知覚》《動物支配》《植物知覚》を通して呪文をかけることが可能になります。この魔術動作のレベルが１６以上あれば、《魔法の目》等を動かす際に集中が不要になります。また、これらの呪文を通して呪文をかける場合も、長距離のペナルティを受けなくなります。（透明の耳なら「見えない」ことによるペナルティ、《魔法の目》からの距離ペナルティは受けます）。
　ただし《見えない手》の呪文や【精霊の手】などの魔術動作を併用しない限り、射撃呪文や噴射呪文を扱うことはできないでしょう。《腕萎え》や《死の手》に関してはまったく効果を発揮しません！
　この魔術動作を習得していると、これらの呪文の維持にかかるペナルティが【千里眼】の５分の１（端数切捨）軽減されます。
　この魔術動作を使用するには「水晶球」を所持している必要があります。

【占術の御業】（難）　前提：〈魔法理論〉　技能なし値：魔法理論－１０　上限：魔法理論
　この魔術動作は習得しているだけで効果を発揮します。
　この魔術動作を習得していると以下の効果があります。
　・《方向探知》《追跡》《道案内》の１日（一週間）あたりの使用回数をこの【探知強化】のレベルの６分の１（端数切捨）だけ増加します。《方向探知》なら馴染みの品物や会ったことがなくても、《道案内》なら行ったことがない場所（特定の人物の家や住所が「場所」として扱わない点は変わりません）、この魔術動作のレベルの５分の１（端数切捨）ペナルティが軽減されます。
　・以下の呪文の発動および維持にかかるエネルギーと維持ペナルティをこの魔術動作レベルの５分の１（端数切捨）だけ軽減します。
　《念動》《錠前師》《鍵開け》《見えない手》《壁歩き》《忍び足》《魔法の耳》《透明な耳》《遠耳》《超音波視覚》《魔法の目》《透明な目》《読心》《精神探査》《思考転送》《精神感応》《植物知覚》《霊媒》《視覚強化》《聴覚強化》《嗅覚強化》《注意力強化》《背中の目》《地中視覚》《水中視覚》《氷中視覚》《隠匿看破》《魔法の目》《透明な目》《魔力視覚》《魔力感知》《透明壁》《動物会話》《動物知覚》《動物支配》《赤外線視覚》《暗視》《闇視》《鷹目》《透明看破》《植物知覚》《見張り森》《獣道》《番犬》《見張り》《天体観測》《天眼》《幻覚感知》

【神託強化】（難）　前提：魔法理論　技能なし値：魔法理論－５　上限：魔法理論
　この動作は《神託》および《未来予測》の呪文を強化・補助する動作です。占いを専門とする魔術師は大抵この動作を習得しています。この魔術動作は習得しているだけで効果を発揮します。《神託》および《未来予測》の呪文の消費エネルギーをこの魔術動作の４分の１（端数切捨）軽減し、魔術動作のレベルが１６以上なら準備時間を半分にします。加えて、判定値をこの魔術動作のレベルの５分の１追加します。

【先見の明】（難）　前提：魔法理論　技能なし値：魔法理論－５　上限：魔法理論
　この魔術動作は習得しているだけで効果があります。この魔術動作を習得していると、行動順を決める移動力にこの魔術動作のレベルの５分の１（端数切捨）だけ上昇または減少させることが可能です。また〈戦術〉による行動順への補正も＋１から－１（〈戦術〉技能レベル２０以上なら＋２から－２の範囲）で変更することが可能になります。この効果は支配下においている「使い魔」「精霊」「アンデッド」「ゴーレム」などの魔法生物に対しても適用されます。