ラブ★コン

2006年8月映画館にて



 キュン死にしまくりました。めっちゃ面白かった。退屈することのない時間を過ごせました。
 主人公は高校生の背の高い女の子、リサ。そして同じクラスの背の低い大谷君。趣味も呼吸(ボケツッコミ)もぴったりの二人で、回りはお似合いだと言いますが、それぞれ自分の身長にコンプレックスを持っている二人は、お互い恋愛対象としてはハナから除外しています。ところが学生生活を送るうちに、リサは大谷に惚れてしまい、身長差コンプレックスを乗り越えようとしますが超鈍感男の大谷、なかなかリサの気持ちに気付きません。想いは通じるのか、それとも…。というラブコメ。
 なんといっても、大谷(小池徹平)が可愛い。どの顔も本当に可愛い。笑っても怒っても何しても可愛い。とにかく可愛い。やんちゃ坊主そのもので、お姉さんやられまくりでした。とは言っても俳優が可愛いだけで面白かったなんて言いませんよ。ええ勿論。「それだけでも観た甲斐があったぜ!」ってだけですよ。他にもいーっぱいいいところありました。小池徹平のバイザーのかぶり方が可愛いとか、バスケのユニフォームがちょっとぶかぶかなんだけど、それがまた可愛いとかね。
 と冗談は抜きにして、いえ思ったことは本当ですが、いいところですよね、いいところ。時間の流れが速いですが、テンポがよくて観やすいです。普通の恋愛話なのに飽きないんです。これって割とすごいと思う。三角関係やら交通事故やら不治の病とか一切なしで、普通の学校生活です。でも個性的な登場人物の小ネタが効いていて面白いんですよ。学校の先生のカツラとか、海坊主ってラッパーの歌とか。「よろしゅうござんすか」が頭から離れません。直接ストーリーには絡まないというか、そこまで掘り下げなくてもいいんですけど、そういうネタが適度に間に挟まれていて、良いスパイスになっていたと思います。
 それからキャラのハマリ具合。リサ役の子は決して美形ではないと私は思っているのですが、これがまた表情豊か。すごいぶっさいくな顔とかころころ変わるんですけど、恋する乙女になりきっているのか、どんどん可愛く見えてくるから不思議。泣くシーンが多く、その泣きっぷりにはついついこっちも釣られてしまいます。コンプレックスがありながらも、素直に大谷への想いをぶちまけちゃー泣いてるところが、いじらしくて結構貰い泣きしてしまいました。私にもこんな可愛い時があったなぁ。
 映画館は98%位女性、それも中高生位の女の子ばかりで、下手したら一回り違う私はちょーっと居辛かったです。隣に座っていたのも中学生っぽくて、貰い泣きしそうになりながらも、何となくその子達の横で泣くのは恥ずかしくて結構我慢しました。一人ならもっと泣いてた。私にも純情気分は残っているのだ。学生で片思い中だった時ならもっと泣いてたやろうなぁ。
 他の登場人物もキャラが立っていて、無駄な所がないというか観ていて気持ちよかったです。クラス替えも席替えも無しとか、そのへんもいさぎよくて好き。
 主な出演者は関西弁を喋るんですが、その関西弁が嘘くさくなかったのもよかったです。変な関西弁喋られるとそこで冷めてしまうんですが、ちゃんとネイティブな人を選んだみたいですね。関東弁の人は関東弁でしたし、言葉に違和感がなかったのは私には良いポイントでした。そんでね、小池徹平の関西弁がまた可愛いの。もうええって?
 そんな感じで超お勧めです。下妻物語が好きな人はきっと面白いと感じるんじゃないかな。ネタバレは無しー!


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最終更新:2007年04月03日 00:13
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