2010年12月25日(土)
朝ごはん。
厚焼き玉子にはアーサが入るのが定番のようだ。
雨はぱらついたりやんだりしているみたい。
冬季は営業してないから、とロビーの脇のバーに置かせてくれた。
沖縄県道79号を走る。名蔵湾に向かって下る途中で本格的に雨が降り出したのでレインウェア完全着用。
晴れてたら気持ちよかっただろうなあ。
石垣島を周遊する道路はアップダウンばかりだが、名蔵湾沿いのみまっ平らだった。
名蔵アンパル。名蔵川入り江の干潟。
雨があがって、海の向こうに虹が見えた。
市街地に向かって丘を越える。
うっそうとした森や、鳥の鳴き声がジャングルのよう。
青空がのぞき始めた。
これで雨は終わりか?
石垣港近くのお店をのぞく。
西表島行きの航路は二つあって、今日泊まる宿近くの上原航路は欠航。
冬季は風の影響で欠航することが多いらしい。昨日、一昨日と運行していたから期待してたんだけど。
もう一つの大原航路で、
西表島を40km弱走ることに。
今回は船内に積まれた。
バスや電車みたいな船内。
港を出たらすんごい揺れる。
揺れるたびに船内ではちょっとした悲鳴が。
真っ平らな竹富島を通過。
港近くで買った、「くんぺん」。
ピーナッツバターとすり胡麻のペーストが入ったクッキーのようなお菓子。
これおいしい!濃厚で、なんだかアメリカンな味がする。
伝統的なお菓子で、冠婚葬祭のとき食べるらしいけど。
西表島の大原港に到着。
天気予報曇りなのに、雨降っていやがる。
グラスは泡盛の銘柄入り。沖縄っぽい。
最近、酒や
ビールの会社名の入ったこういうグラスをあまり見なくなった気がする。
しかし、待てども待てども料理が出てこない。注文してから30分くらい待った。
イノシシちゃんぷるー。
冬の間猟が解禁になる
リュウキュウイノシシ。
名物だから頼んでみたが、思った以上においしい。
まったく獣臭くない。脂っこくなくてあっさりしていて、ほどよい弾力と歯ごたえがある。
豚よりも牛に近い感じ。
ソーキそば。
上に乗ってる、八重山かまぼこがふにゃふにゃした食感でおいしい。
仲間川を越える。
いきなりアップダウン。しかも向かい風。
追い討ちをかける道路工事。
どろどろ。
雨のクロカンレースを思い出す。
ヘコむーー。
前良川。
サキシマスオウノキの群落があるところだが、雨が本格的になってきて止まる気にならず通過。
後良川。
マングローブがきれいだが、雨なので止まって見る気は起こらない。
上って下って、
由布島が見えた。
由布島は、水牛車で渡れる小島。
海の中に電線。不思議な光景。
水牛は、おじさんが人に話しかけるように「よし行こうか」とか声をかけると動き出す。すごい。
浅瀬をシャバシャバと進む。
水牛は暑がりなので、冬のこれぐらいの天候がちょうどいいらしい。
夏はバテて言うこと聞かないと言っていた。
由布島に到着。
水牛がたくさん。水浴びしてるのがいる。
昔のサトウキビ搾り機。
昔の水牛車。
島は熱帯植物園になっている。
昔は多くの人が由布島に住んでいたが、昭和44年の台風で壊滅。
ほとんどの人が引っ越してしまったが、西表正治おじい夫婦だけは残った。
南国の楽園を夢見てヤシや花を植え、現在のようになったという。
西表島産グァバ100%のジュース。
濃厚でおいしい!
水牛の家系図があった。
俺には見分けが付かないけど、それぞれ名前がついてる。
行きに引いてくれたのはムサシくん(4歳半)。
帰りに引いてくれたのは、由美ちゃん18歳。1/1で19歳になるの。
水牛車を引くのは20歳くらいで引退するらしいから、人間で言えば還暦間近ということになるのかな。
島の北側に来た。海から吹きつける北風が強い。
動物注意の標識がイリオモテヤマネコ。
島に100匹ほどしかいない上に定住しないから、見ることはほぼ不可能らしい。
ひたすら続くアップダウン、雨、強風で心が折れそう。
遠くにまっすぐに落ちる滝が見えた。
沖縄県一の落差54mのピナイサーラの滝。
夕ごはん。沖縄料理たっぷり。
イノシシちゃんぷるーと
八重山そばって昼と一緒だ。でもおいしいから関係ない。
じゅーしーとそばをおかわり。
隣では、宿の親戚の方が集まってクリスマスパーティーをしていた。
アットホームな宿だ。
声をかけてくれたので、途中から合流させてもらっちゃって、飲んでしゃべって楽しい夜をすごした。
天気と道がちょっとつらい一日だったが、最後にすくわれた。
最終更新:2011年04月24日 11:30