富士五湖

ふじごこ


富士山の北側、山梨県内にある5つの湖の総称。

本栖湖 もとすこ(富士河口湖町身延町
精進湖 しょうじこ(富士河口湖町
西湖 さいこ(富士河口湖町
河口湖 かわぐちこ(富士河口湖町
山中湖 やまなかこ(山中湖村

いずれも富士山の噴火による堰止湖。
富士箱根伊豆国立公園に指定されている。
富士五湖の名称で国指定名勝となっている。
富士山-信仰の対象と芸術の源泉の構成資産として富士五湖の全てが世界遺産に登録されている。


名称の由来

江戸時代の富士山への民衆信仰である富士講の巡礼地に、現在の「富士五湖」に四尾連湖、明日見湖、泉津湖もしくは須戸湖を加えた「富士八海」の呼称はあったが、「富士五湖」の呼称は見られない。

富士五湖は、富士急の創始者である堀内良平が命名したもの。
日本新八景選定の際、当初は各湖に票が分散したため、票をまとめて効果を上げるための方法として堀内良平が考案した。
新聞社に富士五湖の新名称で投票することの了解を得て、自社株主に一株一枚の投票を呼びかけ、湖沼部門で最も多い360万票を集めた。
審査の結果、日本新八景には選定されなかったが、日本二十五勝日本百景)に選定され、以降富士五湖の名称が定着した。




関連項目




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山梨県 湖沼 自然 見所







最終更新:2024年08月23日 02:26