諏訪湖

すわこ

長野県岡谷市諏訪市・諏訪郡下諏訪町にまたがる湖。
面積12.81k㎡、周長15.9km、最大水深7.2m、平均水深4.7m、水面標高759m。

所在地 長野県岡谷市諏訪市・諏訪郡下諏訪町
地図

概要

諏訪盆地の中央に位置する。
150万年前の断層によって生じた構造湖。
流入河川は31あるが、流出河川は天竜川のみ。釜口水門によって流出水量が調整されている。

かつては水質が良かったが、高度経済成長期に農地の化学肥料や生活排水により悪化。
近年は、下水道の整備などにより改善されている。

冬季は氷結し、かつては厚い氷が全面氷結し、アイススケートやワカサギの穴釣りが行われていたが、近年は全面氷結の頻度が減少している。

全面氷結して厚さが一定に達すると、気温の上昇と下降により、氷が大音響とともにせりあがる現象が起こる。
これを諏訪大社…の上社の男神が下社の女神のもとへ訪れに行った跡だとして、御神渡り(おみわたり)と呼ぶ。
御神渡りの記録は、1443年以降毎年記録され続けており、一部欠損している年もあるが、500年以上のほぼ連続した気象記録であり、世界的に貴重な資料となっている。

漁業

1960年代頃にはスジエビ、テナガエビ、貝類(主に琵琶湖由来のセタシジミ)、エビ、フナ、コイ、ワカサギを中心としていた。
1970年頃までに行われたヒシ除去のための沿岸域の浚渫と護岸工事により貝類は激減しフナの漁獲も大きく減少し、コイの漁獲が増加した。

ワカサギが有名だが、1915年(大正4年)に霞ヶ浦から移入されたもので、その後の諏訪湖の漁業の中心となった。漁獲量のピークは1976年(昭和51年)で、425tだったが、2005年(平成17年)には42.3tにまで減少している。
減少の理由は、外来魚による捕食、魚食性鳥類カワアイサによる捕食、水質浄化による生物相の変化など様々な見解がある。
漁獲量(生産額)も減少しているが、消費者の淡水魚離れ、魚価の低廉化に伴う漁業者の漁獲意欲減退、漁業者の高齢化など数々の要因が指摘されている。

花火

  • 諏訪湖祭湖上花火大会
毎年8月15日開催。打上げ数約4万発で全国有数の規模。

  • 全国新作花火競技大会
毎年9月第一土曜日開催。若手花火師による花火大会。打上げ数約1.8万発。

  • 諏訪湖サマーナイト花火
年によって変動があるが、7月下旬から8月下旬にかけて毎日打上げられる。
20時半から約15分間、800発。


2018-08-06





諏訪湖サマーナイト花火

2018-08-07


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関連項目












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最終更新:2018年09月04日 01:21