デジレイン・フロードウェル (Dazzilain=Floadwell)
年齢:24才→25才 職業:
駄菓子屋魔道具店店主 性別:女 レベル:5 メイン:
聖職者 サブ:
魔道博士 エクストラ:
魔弾使い 追加サブ:- 種族:混血
身長:169cm 体重:60kg PL名:九六丸
アイコン:ウィズ(この素晴らしい世界に祝福を!)/フィオ・ジェルミ(メタルスラッグシリーズ)
「忙しくは、なりますけど
気の遠くなるようなものでは、なくなりましたねぇ……」
外見
長く伸びた柔らかなブラウンの長髪。作業、或いは任務の際には後ろで結ぶ。
垂れ気味の細めた目が目立つが、原因は視力であり眼鏡をかけるとぱっちり開く。
ゆったりとしたローブを好み普段から似たようなものを装いとしている。
依頼中は重ねて動きやすいインナーと収納の為のジャケットにショートパンツ。
基本的には救護用の装備を揃えて持ち歩いている。
……のが、装いも含めての常だったが、今では一応に銃を背負うのみで普段通りのローブ姿が多い。
弾丸は特に入れておいていないが、持っていないと落ち着かなくなったようだ。
人格
まったり。穏やか。ぽややん。
見る人が見れば胡乱。概ね総合すれば頭軽そう。
印象ほど軽い頭ではない、が安請け合いしがちなのが主な要因。
思考自体は利発なのだが、些か態度が柔らかすぎる。
トボけ気味な性格に重ねて、目利きは基本的に腐っている……のを元来魔法で補っていた。
鑑識眼こそ相応のものであれど、如何せん趣味嗜好がズレているようだ。
元々の育ちに由来して、揺らぐこと少なく、慌てることあれど迷走すること少なく。
不測の事態に直面すればするほど、彼女の利発さが見て取れるが、しばらく見れることは少ないだろう。
来歴
もともと土着の御用聞きめいた聖職者であり、魔法使いであるのは元から。
荒事向きの性質ではなく主に小物、それこそ細やかな生活用品ほかを工房で作るのが主。
目立つ名前も無い雑貨屋を新新田市の片隅で営んでいる。
元々閉める予定だったという、小規模な店舗を間借りしており、細やかな魔道具品が主な取扱い。
自主的に制作したものが主であり、ところにより集積した雑貨が積み上がっており売り物を兼ねている。
こちらを住処ともしており、店舗として開かれた裏には工房と住居がある。和室。
正直駄菓子屋みたいなもの。というか元の店舗は駄菓子屋。
最近アイスケースとアイスが稼働したが曰く「死蔵するのも勿体無いので……」とのこと。
中身は手作り品。
劇場展開に辺り率先して避難に協力した人員の一人でもあり、招集に当っては一も二もなく駆けつけ正式に登録。
本業を副業に入れ替えつつ、現在は現地協力者として訓練、もとい戦線に参加している。
射撃能力は正直未熟者。"NewGame"以前から銃については特にド素人らしく、難航中。
戦争の終わった今、特に力を入れて扱う理由も無くなりはした。
けれど、これもまた自分の行いの証として、携えた銃はそのままに。
青空に届くような魔法の為、と彼女は今日も嘯いて、ゆったりと魔道具屋を営んでいる。
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『Floadwell』 |
"魔弾"の扱いに長ける、言うなれば職業魔法使いの家系。
意味するところは曰く『溢れる井戸』と『湿気った火薬』。
技術伝承はあるようだが、デジレイン自身は後継ではない。
その教えの内の「平静維持」、「理性的判断」諸々は習熟しているものの。
銃の扱いそのものは得手としないのは、そうした後継ではないこと、に終止するらしい。
二人の兄がおり、片方が跡継ぎとなったそうだが、もう一人の行方は杳として知れない。
すでに平行世界との戦争の渦中への参加者であり、彼女の与り知る部分でもないようだ。
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利用していた持ち歩く銃 |
元々荒事に携わらない彼女にらしくなく、ライフルには使い込まれた年季がある。
古びたそのままの使える部品と。
老朽化に伴い修理に取り替えられた新品の部品は、些かちぐはぐさを感じさせるだろう。
「元々は祖父の使用していた魔弾用のライフル」である。
銃床の位置に刻まれた『Muzzle=Floadwell』の刻印がそれを示している。
一線を退いた祖父から、ある時にデジレインに送られた物が倉庫に眠っていたもの。
現在では使用のし易いように、ある程度調整を兼ねた改造が行われてはいるが。
元より反動や軽量化の為、弾丸の勢いそのものは落ちやすい改造が行われるのが前提にされている。
……つまり、非力なものが、アタラクシアを扱うことを前提にした長銃であり。
「威力」を求めるのではなく、汎用性に振った、一種の「道具」である。
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PickUp
基本的には後方支援だけの魔法使い。
ちょっとの知恵と判断力。
一発限りの弾丸を携えて、今日も彼女は井戸の潤いと共にある。
同じ景色は過ぎていくけれど、それで十分だ。
キャラクター情報
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古ぼけた手紙 |
『お前が家を出て、もう何年になるか。
教えが願わくば役に立たないことを祈るが、必要とあればお前の手には銃があるべきだ。
……古びたもので悪いが、お前には向いたものだろう。
私に取って銃とは「手段」だった。戦乱の世でなければ、お前を後継に選ぶこともあったろう。
だからこそ、同じ道を進むと願い、デジレイン。
お前に、私の銃を託す。
"静穏なる"、"平穏へ至る"弾丸の為の長銃だ。
お前は何時も銃に目を輝かせることはなかった。
憧れではなく最初に覚えていたのは忌避だったはずだ。
それでいい。恐れろ。
銃とは恐ろしいものだと思え、力とは残虐なものだと思え。
だが、お前の願いは恐れるな。
お前がどれだけ口酸っぱい私の言葉を覚えているかは定かではないが。
もしもそれらに忌避がないのならどうか思い返してくれ。
『人は火薬だ。弾丸ではない』
『放つものであり、放たれるものではない』
『平時など火薬は湿気っていればいい』
『或るべき時に乾き、火と撃鉄を起こすのだ』
……そして、ついぞ教えられなかった、お前にこの魔弾の本懐を伝えたい。
"防げない"のは殺戮の為ではない。
弾丸は本来その為に放たれるものであるのは事実。
しかし、私が銃手であるのはその為ではない。
『激情に突き動かされる弾丸にならぬように』
『心に水を留めよ、火薬ではなく、燃え盛る炎を沈める為に』
『銃に使われることなく、銃手であり続けるように』
『如何なる願いであれ、届かず放たれない意思は、銃持たぬ弾丸にすら劣る』
『之なるは平穏至る祈りの一弾に過ぎず
斯くして放つ為のものは銃ではなく意思也』
『これは、平和の為にならずとも、平和に届くまでの"貫通"の弾丸であり』
『"人の手"にありて、空を射抜くものである』
だからこそ……。
これは、何れお前を守る時が来るだろう。
その時が来るまで、大事にしまっておいて欲しい
マズル・フロードウェル
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最終更新:2018年01月17日 22:38