死者還しと死骸漁り

もしもその選択に、間違いがあるとするならば。



+第1話/『死者還し』の竜胆アラタ
四森霊園から多数の死体が盗まれる事件が発生。
折り悪くトワイライトゾーンで騒動が起きた為にランデルから学園へ協力申請が入る。
エイセル魔法学院から派遣された魔法使い・竜胆アラタと共に霊園を訪れた生徒たちは、
死体を乗せたトラックがブランウェン住宅地域へ向かっていることを掴む。

死体盗難の実行犯であるチンピラたちはアラタの魔法により一掃されたが、
直後、彼らの肉体に異変が発生。半アンデッドの怪物に変身する。
更に気づけば周囲を無数のスケルトンに囲まれており、離脱が不可能に。

アラタの魔法によって、半アンデッドの怪物と生徒は外界から隔離され、
怪物たちは生徒が、スケルトンはアラタが担当することに。
どうにか怪物を撃破し、スケルトンの群れは浄化され、ひとまず事件は終息する。

●“死者還し”竜胆アラタ 34歳/人間/大神官
エイセル魔法学院にて教鞭をとる人物。かつてはフリーの魔法使いだった。
主に死霊術士や悪魔使いと戦っていた為、死霊術や悪魔関連の知識が豊富。
現在は有給をとり、マビノギオン内部を調査している様子。
【専門】[不死]

+第2話/『死骸漁り』のジャクリーン
モーターメーカーの社長、レティス・ガラドの依頼を受けた生徒たちは、
彼の父が生前に利用していた別荘に現れるという幽霊の噂の真贋を確かめに行くことに。

別荘の前で出会った竜胆アラタからのアドバイスを受けつつ、生徒たちは屋敷の探索を開始する。
3階へ向かうと、絵画に執着を残し、現世を離れられなくなったレティスの父の亡霊が出現。
既に悪霊と化した彼に会話は通じず、やむを得ず生徒たちは戦闘を開始、これを撃破した。
亡霊の抵抗で屋敷は崩落、生徒たちも生き埋めになるが、謎の女性より瓦礫は取り除かれ、脱出に成功。

しかしこの女性こそ、害のない幽霊であったレティスの父に魔法をかけ、
悪霊と化した張本人、違法使い“死骸漁り”のジャクリーンであった。
消耗も激しく、その場での討伐を諦める生徒たち。ジャクリーンも攻撃を仕掛けることはなくその場を去る。
依頼は達成したものの、黒幕を眼前に見逃すしかない、苦い結末を迎えるのだった。

●“死骸漁り”ジャクリーン 年齢不明/人間
アンデッドに関連した事件を度々引き起こす違法使い。名前は自称であり、恐らく本名ではない。
作成するアンデッドは芸術の域と称され、通常のものよりも一段階脅威度が上昇する。
幾度となく捕縛作戦が試みられるも討伐に至ることなく、逃走に関する魔法を使うと考えられている。
【違法】[不死]

●レティス・ガラド 44歳/人間
有名な自動車メーカー・ガラディーンの現社長。まだ50前だが辣腕で知られる。
才能を認めた先代社長・マクスウェルの養子になった人物で、実子ではない。
自他ともに厳しい人間だが、成果をあげた者に対しては必ず褒賞で報う。
【情報】

+第3話/地下壕の亡霊たち
“死骸漁り”のジャクリーンの目撃情報を受けたランデル機構は、マビノギオン内部の調査を開始。
しかし同じころ、四国で別の違法使いグループの活動が確認され、本部からの増援が望めない事態に。
マビノギ学園を含む各王国関係組織や、フリーの魔法使いがランデルの依頼を受けることになった。

生徒たちが担当するのは、ブランウェン住宅地域の片隅に存在する地下防空壕跡地。
かつて“鎖の拷問吏”と呼ばれた違法使い、チェスター・ドルームが隠れ家として利用していた施設。
ランデル所属の魔法使い、テレサ・フォートワースと共に生徒たちは調査を開始するが、
途中、小規模な落盤が発生。回避には成功するも、テレサと分断されてしまう。

合流を目指して地下壕を進む生徒たちは、かつて違法使いに殺害された犠牲者たちのゴーストと遭遇。
唯一正気を保っていた亡霊、ジェーン・ドゥによればチェスターは死後、魂を地下壕に束縛する魔法を用い、
自身と被害者たちの魂を現世に残し、今に至るまで犠牲者の拷問を続けているのだという。

引き続きテレサとの合流・地下壕の脱出を図る生徒たちの前に、チェスターの亡霊が立ちふさがる。
どうにか撃破すると、意外な証言を聞くことになる。曰く、“死者還し”と名乗る女が、協力を要請しに来た……と。
その後生徒たちはテレサと合流。ランデルへ得た情報を報告した。

●“ランデルのアライグマ”テレサ・フォートワース 25歳/人間/魔弾使い
ランデル機構・マビノギオン巡回部隊に所属する五級魔法使い。
魔法使いとしてはようやく一人前な辺りだが、いつも全力で頑張っている。
その性格から部隊内ではマスコット的な感じになっているようだ。
【筋肉】

●ジェーン・ドゥ 享年14歳/亡霊
“鎖の拷問吏”チェスター・ドルームの手にかかり死亡した少女の霊。
本名は拷問を受けた際に忘却してしまっており、ジェーン・ドゥは仮の名前。
現在はブランウェン住宅地域の地下壕にてひっそりと暮らしている。
【逃亡】

+第4話/『発条仕掛け』のギア
東篠寮監の依頼により、彼の友人が造ったアトラクションの試運転へ向かう生徒たち。
池に落下したり、見事に罠を切り抜けてゴールしたり、鉄の扉に潰されたりしつつも、
アトラクションを終えた生徒たちは依頼主からのお礼を受け取るべく、奥の部屋へ進む。

しかし置かれていた宝箱に違和感を感じ、調べた結果罠が仕掛けられていることが判明。
そこへ戻ってきた依頼人。罠に関して言及しても、その反応は奇妙なもの。
更に問い詰めていくと依頼人の肉体が変形していき、機械の兵士へ変貌。生徒たちに襲い掛かる。

機械兵士の討伐に成功すると、同時に仕込まれていた映像装置により現れたのは、
違法使い“発条仕掛け”のギアの映像。依頼人は既に彼によって機械へ改造されてしまっていたのだ。
生徒たちはマビノギ学園へ違法使いの侵入を報告。マビノギオンに集まる違法使いたち。それは何を意味するのか?

●“発条仕掛け”ギア・トナー=パレイド 年齢不明/魔族/幻想術士
度々事件を起こしている違法使いで、天才的なメカニック。
人間を材料に機械を作り出す技術を持ち、その犠牲者は既に千にのぼる。
本人も機械化済みで、スペアと自我のバックアップが存在する為、完全討伐は困難。
【違法】[機械]

+第5話/不思議の森の悪夢
ランデル機構は“死骸漁り”の潜伏地点を特定することに成功。
しかし戦力の不安から、予備戦力としてマビノギ学園の生徒に協力を申請する。
この依頼を受けた生徒たちは、気づけばどこまでも続く森の中をさまよう羽目になっていた。

奇妙な森の中で、奇妙な住民たちとの交流を進め、やがて森を抜けることに成功した生徒たち。
そこで待ち構えていたのは、“帽子屋”を名乗る謎の男。通じるようで通じていない会話の末、戦闘に発展する。
激しい攻防の末にどうにか撃破するも、男はその場から逃走する。

現実世界へと戻ってくることに成功した生徒たちに、テレサからの連絡が入る。
“死骸漁り”のジャクリーンは、突入時には既に死亡していたというのだ。

●“彷徨う凶夢”夢倉堕楽 享年29歳/元混血/魔女医
かつて多くの人々の精神を破壊し、狂気に導いた元・医者の違法使い。
その悪行がバレた後、違法使いとして王国に追われ、処刑された。
何者かにより蘇り、人々の夢を渡り歩く悪夢として活動している。
【違法】[悪夢]

+第6話/File0-Frankenstein
“死骸漁り”の死亡により、俄かに重要参考人として浮上した竜胆アラタ。
行方不明の彼女の情報を調査すべく、私物のPCにダイブすることとなる。
テレサと共にダイブを実行した生徒たちの前に現れたのは“発条仕掛け”のギア。
彼は“死者還し”に頼まれたと言いながら、無数の罠とウイルスを電脳空間に展開する。
罠は青符の生徒、シアラ・F=メルトにより、ウイルスは生徒たちにより破壊され、突破に成功。

データフォルダへ到着した生徒たちのもとに、超巨大ウイルスが襲い掛かる。
どうにか破壊に成功し、データを確保した面々だったが、更にウイルスが集合。緊急ログアウトを実行する。

脱出した生徒たちはテレサの口から、竜胆アラタの目的を知ることになる。
それは『完全なる人造人間の創造』、すなわち『完全な死者の蘇生』にあるという……

●“ネットワークの散歩者”シアラ・F=メルト 16歳/魔族/電脳術士
魔城学園青符寮に所属する生徒の一人。『ネットワークの散歩者』の二つ名を持つ。
戦闘能力はからきしだが二つ名の通りハッキング能力において右に出るものはおらず、
ありとあらゆるプロテクトを解除することが出来る。
【情報】

+第7話/『彷徨う凶夢』夢倉堕楽
例によって実技演習学の受講の為に談話室に呼び出された生徒たち。
しかし説明役の筈のマーブルが突如として弓を構え、生徒たちに攻撃を仕掛けてくる。
やむなく反撃を行い、マーブルの姿をした“それ”を破壊する生徒たち。
しかし休む間もなく、ルチルの率いる生徒たちに襲撃され、その場を撤退する。

唯一正気を保っていた(?)比良坂のアドバイスを受け、異常な空間から脱出を試みる生徒たち。
しかし彼らの前に、“彷徨う凶夢”夢倉堕楽が現れる。
彼は“死者還し”の要請を受け、生徒たちを夢の中に閉じ込めておくよう頼まれたと称する。
激戦の末に悪夢を撃破し、現実世界へ戻ってきた生徒たち。
彼らのもとに届いた報──それは、マビノギオン全土が死者の軍勢に襲撃されているというものだった。


+第8話/『死者還し』の────
一連の事件の黒幕と目される魔法使い、“死者還し”の竜胆アラタ。
その居場所を掴んだ王国は学園に援軍を要請していた。
しかし寮監は、時を同じくして各領域に出現した死者の軍勢を相手にせねばならなくなり、
生徒たちだけで向かわせる以外に手段は残されていなかった。

眠れる樹海の廃城の中で、アラタと対峙するテレサ・フォートワースを発見した生徒たち。
負傷したテレサに代わり、アラタと謎の黒騎士を相手取ることとなる。
戦闘の結果、アラタは負傷し、膝をつくが、その瞬間彼女の胸を一発の弾丸が貫いた。

弾丸を放った“テレサ”は自らこそ真の“死者還し”、死者を現世へ還す者と称し、自身の皮を剥がす。
“テレサ”の正体は彼女の死体を被り、記憶と能力を奪っていた違法使い・ジャクリーン。
戦闘で負傷していた生徒たちはその場での討伐を諦め、どうにかその場を切り抜け、脱出するのだった。
次こそ、この醜悪な違法使いとの決着をつけると心に決めて。

●“死者還し”ジャクリーン 年齢不明/人間
アンデッドに関連した事件を度々引き起こす違法使い。名前は自称であり、恐らく本名ではない。
作成するアンデッドは芸術の域と称され、通常のものよりも一段階脅威度が上昇する。
死体をスーツのように加工し、自らの上にかぶせることでその記憶と能力を奪うことが出来る。
【違法】[不死]


+最終話/
「私はただ、彼を苦しめただけだった──」