中津陽国


概要


遥か昔に一度ジパングを統一しかけた国。
昔は屈指の大国だったが、今ではその威光に縋るだけの国。
しかしその威光は無力ではなく、有している歴史の価値は大きい。


召喚の傾向


過去の栄光により肥大化したプライドは異世界人と召喚の交渉をすることを許さなかった。
故に中津陽は召喚術式を改造し、「対象の同意を取らずに強制的に召喚する」技法を編み出した。
しかしその代償に召喚者の能力は★★★以下へと限定され、魔法使いとしての能力も低下してしまう結果となってしまう。
それにより中津陽はじわじわと国力を失っていくこととなる。



国主


"中津陽帝" 霞宮承保院中津陽守繁成("なかつひのみかど" かすみのみや じょうほういん なかつひのかみ しげなり)


年齢:47 性別:男 制作者:GM
種族:ジパング人(プレイライト)

「黙らっしゃい! 余を誰だと思うとる!」

「ジパング一千年! その誕生より存在し、唯一ジパングを制覇した中津陽の国が現当主!」

「霞宮承保院中津陽守繁成であるぞ~~~~~!!!」


霞宮は父親、即ち中津陽前国主より譲り受けた名字。
承保院は繁成が生まれ育った、かつて天下統一した記念として建立された由緒正しき寺院。
中津陽守は名の通り中津陽国を守護する役を担う者が受け継いできた名。

かつての大国である中津陽の血筋は確かに受け継いでおり、召喚能力は長けている。
だが己と地位、そして中津陽の威光を重んじるがあまり、他人の功績や他国、何よりを奴隷将を決して認めることはない。
この男の代で中津陽は斜陽になりつつある。
総じて、恵まれた環境と力を持ちながらも卑小なサガが枷をつけている典型と言えるだろう。



武将


"二物"霞丘順慶


年齢:67 性別:男 制作者:GM
種族:ジパング人
星:★★★★★

「『力ある者が天下を握る』には過ちが混じっている。ソレならば天下が一度しか握られなかった理屈が付かぬ」

「『意志強き者が天下を手にする』は偽りである。ならば何故桔梗はのうのうと一国に留まっている?」

「『流れ』だ。五感では捉えられぬ『流れ』が、国を崩壊へも強大にも導いていく」

「――ソノ流れは別に、儂らが創っても構わんのだろう?」


熟達した才と武を以て中津陽武将の頂点に立っている、中津陽の宰相。
政務の調整と軍務の指示、更には現当主の愚痴聞きを取り仕切る裏の統治者としても知られる。
元は貧民の出であったが、前々当主に才を見出され"霞"の一文字を拝領し出世した叩き上げでもある。

少年期の貧困と過酷な政治闘争を勝ち抜いてきた彼にとって、『大義』とは道具に過ぎない。
桔梗の平穏は地の利による恩恵であり、柾良の奴隷将への扱いは強兵が為の戯言として捉えている。
老境に差し掛かった彼ではあるが、瞳は天下を握らんとしてギラついている。


秘宝・紅陽の剣


中津陽当主に代々伝わる、禍々しい紅色をした剣。
古代の剣豪・紅蘭の持っていた剣とされ、紅色をしているのは幾千の妖怪の血を吸ったためと云われている。

ある時紅蘭は当時の中津陽当主に謁見し、一つの剣を差し出したという。

「妖怪の地にて禍々しき紅玉を目にし『これぞ妖怪を生み出す悪玉よ』と斬り捨てた。
 さすれば剣が魔を吸いて禍々しく光りけり。

 それからというもの剣は私に近づく者全てを斬り捨てんとし、気味悪く地に捨てたらば腰にあり。
 街に居ることままならず、我が手に余る呪いの宝物と化した。どうか我が功に免じて封じていただきたい」

中津陽当主はコレを受け入れ『紅陽の剣』と名付け、中津陽当主の血を継ぐ者にしか扱えぬよう封じた。
曰く、力と金を求めて幾多もの盗賊が『紅陽の剣』を狙うも触れた瞬間に魔を吸い取られ狂死したという。

一説では剣は意志を持ち、所持せんとする者を魔と精神双方で苦しめることで、己を持つに相応しい強者足り得るかを試しているのだという。