渾星教

渾星教(こんせい-きょう)



■渾星教とは

渾星教は996年、ファナティク大司教により立宗されました。

我々人間は、肉体に魂が宿った霊的な存在であり、心こそがその本質であること。

私たちは、如何なる状況であろうとも、何者にでもなれるように自らの魂を成長させていく可能性の化身である存在であること。

この世には神が実在し、過去も現在も未来も、母のように人類全てを見守り導いているということ。

そして、神を導くのもまた、神の子である我々人類の信仰だということ。

こうした真実を当たり前のこととして広め、人類の更なる霊的水準の向上を目指し日々互いを磨き合うと共に、
神の威光をこのジパングへと導き広めることが、我々渾星教の使命であり目的です。

故に渾星教は、大教祖とティアマト様の巫女達は誰をも拒むことはありません。
大いなる母の愛を以てジパング人、異世界人、貧民、将軍、老若男女、その全てを受け入れます。

その使命の実現のために、渾星教は、敗走兵や脱走兵たちへの兵役の斡旋や貧困層への炊き出しといった啓蒙活動や数々の社会貢献活動、
さらには、医療や教育、身寄りのない子供達の保護にも聖地である七宝村にて精力的に取り組んでいます。



■名前の由来

「かつてガイアでは地母神ティアマトの渾沌の海から我々生命が生じたように、この渾沌とした乱世の中でもお互い波乱に揉まれながらも手を取り合い、波に磨かれ、時にはぶつかり合えば宝玉のごとき星のような輝きを得ることができる」
という理念の象徴を現したものです。

渾は全て、一つになることを表す海の象徴の文字。
全ての星(人間)を等しく庇護する母なる神の教えということになります。


■信仰

ティアマト神のガイアにおける活躍は別紙をご確認ください。

ガイアにて数多くの神々の子を産み出した原初の海、渾沌の女神であるティアマト神の威光と庇護。

怒りと悲劇、そして愛に満ち溢れた彼女の威光は異世界であるこのジパングにすら等しく降り注いでいます。

身体を二分され、世界の礎となられたティアマト神は、あまねく星、流れる川、我々の根差す大地と海、そして心にまで普遍的に誰の傍にも存在しておられます。

渾星教には、日々の生活を必要以上に圧迫する経典や禁忌はございません。

ただ日々の生活の中に於いて彼女の存在を強く感じるように心掛け、巫女と共に行う一時間の祈祷により世界に散らばるティアマト神の断片を手繰り寄せる。
寛大な母へと信仰を伝えるにはそれだけでいいのです。

さすれば、来るときには必ずやそれまでの積み重ねと同じように乱れる国々と人々の心は一つに回帰していきます。


(各国にて定期的に頒布されている瓦版より抜粋)

+ ...
地図に載っていた場所へと足早に向かう。
しかし、そこには酷く焼け焦げた村の痕だけがあった。

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最終更新:2019年06月08日 20:36