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エピローグ/プロローグ |
……私っていつもこんなことばかり。
最後の最後にこんな失態をしてしまうなんて。
あの女の子はお母さんのところへ辿り着いたでしょうか。
他に逃げ遅れた人がいなければいいのだけど。後はもう、そんなことを祈るばかりでした。
その間にもあの蟲の大きな鎌がすぐ近くまで迫っていました。
震えが止まらない自分が情けなくて。これまでの冒険でもう少し、勇気ある女性になれたと思っていたのに。
先生――Dr.メーディック。不甲斐ない弟子でごめんなさい。なんてことを考えていたと思います。
「助けて」
思わず口から出たのはそんな言葉。
今にして思えば、本当はこの時こそ私は祈らなければならなかったのです。
その時、私の視界に何かが映りました。
本当に美しくて鮮やかな、金色。
「今の声は、アンタか?」
「……え?」
「助けてと、たしかに聞こえたんだが」
瞬きの後、私の目の前には金髪の男の子が立っていました。
座り込んでしまった私を真っ直ぐ見下ろして尋ねてきたので、思わず頷いてしまって。
直後に息を呑みました。一目でわかる程の酷い火傷。切り傷もたくさん。
でも、私よりよっぽど危ない状態であるはずの彼は、私が答えるとひらりと向き直り
赤い閃光と共に、あの恐ろしい魔獣の装甲をいとも簡単に切り裂いてしまったんです。
呆気にとられてしまいましたが、すぐに我に返って彼に話しかけました。
「ありがとう……ございます。お名前は。本当に、なんてお礼をしたら」
「あー……」
「俺の名前はセンだ。ただのセン」
「ただの?それってどういう意味――」
その質問には答えてもらえませんでした。
今に至るまで聞いていません。
何故なら閃くんは傷だらけの顔で笑って答えた後、電源が切れたようにその場で倒れ込んでしまったんです。
その後はもう大変でした。薬は尽きていたのでアイオライトの家宝を一つ潰してなんとか蘇生を施して――
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『金色童子』閃 (こんじきどうじ セン/“Konjiki-douji” Sen)
プロフィール |
名前 |
閃(セン) |
種族 |
混血 |
性別 |
男性 |
年齢 |
16歳 |
身長 |
166cm |
体重 |
49kg |
表の顔 |
役者志望 |
マナカラー |
赤赤赤 |
マナコード |
■おしゃべり ■武術 ■ばか |
プレイヤー名 |
lion |
クラス構成 |
メイン |
異能者 |
サブ |
学徒 |
エクストラ |
怪盗 |
追加サブ |
戦士 |
追加サブ2 |
- |
上級 |
大番長(予定) |
キャラクターシート |
義 |
イメージ |
イメージアイコン |
獅子王 (刀剣乱舞) |
イメージCV |
松岡禎丞 |
『金色童子』テーマソング |
【世余威ノ宵】 / 歌詞 |
「閃」テーマソング |
【Phantom Joke】 / 歌詞 |
「鬼ごっこもこれで仕舞だ。勘違いしてんなら教えてやるが、追われてんのは手前の方さ」
「さァて――逃げられると思うなよ」
容姿
「へへ、似合ってるだろ」
明るい金の髪が特徴の、いつも楽しそうな笑顔の人懐っこい少年。
普段纏めている金髪は腰まで届くほど長く、整った顔の左半分を隠すように前髪は大きく下ろしている。
体つきは華奢で年齢より幼く見えるが、体格差のある相手とも渡り合える身体能力を持つ。
人柄
「うわ、すっげー!俺こんなの初めてだ!」
遊ぶことが好きで、いつも本気で遊んでいると公言している。ガイアや様々な次元で出会う新しいものに興味津々。
神出鬼没の金髪の少年として知られており、誰にでも気さくに接しすぐに仲良くなってしまう。
来歴や素性は謎なものの、そういった性格も知られているため旅団スタッフや街での人気は高い。
愉快なことも厄介なことも引き連れてくるため、彼の回りはいつも賑やかである。
パーソナリティ
出身世界 |
秘密 |
住居 |
ガイア |
特徴技能 |
経験<義賊>(秘密指定)、二つ名『金色童子』(秘密指定) |
テーマ |
【義】【金色】 |
好き |
遊ぶこと、高いところ、初めて出会うもの、故郷 |
嫌い |
裏切ること、管理されること |
得意 |
体を動かすこと、新しいものを覚えること |
苦手 |
偉そうなやつ |
行動範囲 |
どこでも |
関係キャラクター
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ヘイゼル・レジーナ=アイオライト |
ヘイゼル・レジーナ=アイオライト
次元移動により現れた閃と最初に遭遇した人物。
ピンチを閃に助けられ、逆に大怪我を負っていた閃の救命を施し、PTであることを知ると旅団での保護まで掛け合った。
彼女の家宝の一つである宝石の触媒を消費しなければ危なかったほどの重傷だったらしい。
閃は恩義を感じてヘイゼルを助けるために旅団に所属したのだが、彼女の方は閃の自由奔放ぶりに頭を悩ませていたりする。
治療の際背中に残っていた鬼の焼印の痕を見たため、彼の違法使いという経歴はほぼ把握している。
閃の義眼については詳細を調べたがっている。
出会いのシーン(SS)
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レイリー・コバルト |
レイリー・コバルト
時城市に住む少年。不良地区で絡まれてボロボロになったところで閃と出会った。
髪を染めて不良を演じているが、実際は魔族街の端に家のある貧乏貴族の子供である。
家宝の刀が賭け試合の賞品になっていると知って出場しようとするが叶わず、代わりに閃が優勝し取り返した。
その後も家とはあまり上手くいってないようで、閃に懐いて時城市での行動を共にすることが多くなったようだ。
登場シーン
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能力
「俺が見たくなるような、面白い 未 来 を見せてくれ」
本人曰く『魂の籠もった』愛用の刀、京刀『暁』を用いた近接型。
恵まれた身体能力を生かしアクロバティックに敵の攻撃を躱したり反撃したりする戦闘スタイルを好む。
そうして殺陣のように派手に立ち回りながら視線を奪うが、斬る瞬間は誰の目にも留まらぬ一瞬で驚くほど正確に敵の急所を穿つ。
【髪で隠された赤く光る魔眼を通して無数の未来を見、その一瞬で最良の結果を盗み取る一種の現実改変能力を有している】
ただし、干渉できるのは刀が届く範囲まで。
「何でもできる」と自称しているが、ガイアでの常識に疎いものの一度覚えれば本当に大抵のことを一定水準でこなしてしまう。
闘技場で遊ぶことはよくあるが、命の掛かった本気の戦いは行わない。
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データ的には |
下級の間は偏重斧で極みと疾風伝説を使いながら、華麗なる生活と苦学を敏捷に振って挑発+回避壁。
上級に行ったら能力値を筋力or精神に振って、メインウェポンを計画変更+メンチビームに切り替える予定。
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京刀『暁』 |
閃が元の次元から持ち込んだ太刀。
重くて取り回しが難しいが、閃が扱うと抜群の切れ味と操作性を誇る。
何より、閃の左目の魔眼と連動して魔力を発揮し、未来視による現実改変の魔法の起点にもなっている。
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来歴
「俺はいつだって、『切り捨てられる側』の味方だ」
半年ほど前に、身一つでキングダムに次元移動してきた少年。
トーチホールに頼らない移動が運良く成功したものの、爆発に巻き込まれたかのように体中に切り傷や火傷だらけの状態で現れた。
その際、危機的状況にあったヘイゼルを助けて名前を聞かれると「俺の名前はセン。ただのセンだ」と伝えて意識を失う。
以後、ヘイゼルの口添えもあり、命の恩人である彼女を助けるという形で旅団に所属する。
それまでの来歴や素性はあまり話さないが、聞かれると元役者であり、
自分の身体能力や殺陣の技術は小さい頃からの稽古のおかげだと説明している。
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ディスターリーへの『借り』――神殺しの過去 |
ディスターリーには借りがあるらしく、『檳榔子(びんろうじ)』という人物の名を知っているか尋ねている。
ある日、枢機卿 ダインスレイヴから左目の義眼を見咎められ、檳榔子の仇と目されて戦いを挑まれた。
『檳榔子』とはディスターリーの枢機卿たる彼の友人であり、閃がいた次元の神が零落した存在であり、守り神として親しまれた存在だった。
ダインスレイヴの影響により長い時間をかけて存在が歪んでいき、次元を巻き込んだとある計画を実行に移す前に、閃と若生国の人間によって討たれたという。
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過去
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秘密:二つ名『金色童子』 |
「“知らざあ言って聞かせやしょう”――」
「音に聞こえし若生国、その名が轟く大どろぼう」
「義に従って刀を揮うは、みやこを荒らす鬼」
「“快刀乱魔”の『金色童子』たあ俺のことだ!」
快刀であり怪盗。
背中で見せる生き様こそがその在り方。
彼の正体はとある次元でその名を轟かせた大どろぼうだ。
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秘密:身体的特徴<美> |
「それで、な。その要石っていうのが、5色のマナカラーを持つ魂を取り込み、貯めることが出来る逸品で」
「俺達の世界では金玻璃、または龍瞳の金水晶と呼んでいた。あいつの生み出した傑作の内の一つだよ」
「ガイア風に言えば、ミュオスの結晶石というんだったか。俺の本業の最大戦果だな」
普段は髪で隠れている、閃の左目。
そこに収まっているのは金色の水晶。
それこそが、彼がひとつの国と次元を救った証である。
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秘密:経験<義賊> |
「俺がいた村は、魔法が使えるところじゃなかった。だから貧しい」
「決まってるんだよ。魔法を使っていい連中と、そうじゃない奴らは」
「才能の差じゃない、身分と……生まれの差だ」
彼は常に一番弱い者、最初に切り捨てられる者の側に立つ。
かつては、彼こそがそういう人間だったからだ。
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秘密:犯罪歴 |
とある次元に存在する、刀と共に生きる国『若生国』。
様々な戦いの末に平和が訪れたその国の都には、ひっそりと小さな霊廟が祀られており、
そこには半年以上前に壮絶な火炙りの刑に処されたとされる『金色童子』の名が刻まれている。
若生国と、世界全体の敵として。
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最終更新:2020年01月18日 19:39