ジニー・ルフ


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ジニー・ルフ ■■■□□□□□□□□□□□□   
「長い夜になりそうね」▽


+ 「長き眠りより、夜の王が目覚めた」
悠久とも思えるような虚無を越え、古き寝床が開いた。
棺より溢れ出た魔力が世界を変容させ、わずかに残されていた石造りの城壁が崩れ落ちる。
まるで絡みつく蛇のような蔦が、最後の抵抗のように崩れる石を掴み、千切れた。
夜の王はゆっくりと眼を開き、周囲を見渡す。

「えっここどこ?」

夜の王は偉大である、彼女は現状の異常さにすぐに気づくことが出来た。
かつてこの地は彼女を崇め、尊敬する者たちで溢れていたはずなのだ。
だと言うのに、今この地にあるのは朽ちた城跡と豊かな自然ばかりである。

「ダメよ、落ち着きなさいジニー、またミファに嘆かれてしまうわ」

夜の王は偉大である、故にすぐに自らの頬を思い切りつねり、痛みを堪えて頬を撫でながら落ち着きを取り戻すことが出来た。
なお、ミファというのは彼女の従兄弟のあだ名である、彼女をよく慕っていたが、今この場にはいない。

「というか、なんで全裸なの私!?」

夜の王は偉大だが全裸は恥ずかしかった。
彼女が寝ていた棺の中には、恐れ多くも彼女に纏われていたであろう豪華絢爛な衣服だったものが見つかる。
夜の王であれば悠久の時に耐えることは出来るが、彼女の纏っていた服は夜の王ではない。
全裸であるが故、彼女はここから動くことが出来そうになかった、夜の王も威厳が大事なのである。

「ど、どうしよう、どうしたらいいの、こんな時にウィズがいれば……うぃず……うぃずどこぉ」

ウィズというのはウィザードという名前の使い魔の略称である。
夜の王の帰還を、悠久の時の中ずっと待ち続けていた忠臣であり、こうして壁に擬態して夜の王を見つめている私のことである。
だが我が主よ、泣くのを我慢しなければ夜の王の威厳が保てないと思われる。
頑張っていただきたい。

「うぃずぅ……」

我が主は可愛いなあ。



                  _. -―‐ .    \ ヽ
                .  ´       \   ヽ
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         r┴::.( ハ  ヽ ,ヘ   _ ヽ
         ]::::::__ノ::::::ヽ ('′ ヾ´  _rへ    ]  つ
         [__(__:::ヾ:::', ]  /:   ヾ.  l ∨_  っ
     ___ _ノ  \ `ゝ、::] ,′l i   ハ  l ノ 〉
  _ : '´: : : /:\ア´ .ヘ、 `/  l___!、____ ! l´ _)′
 '⌒丶: : / : : : ] /イ   ゝ′ !、___,ゝ,_,′ !´]: :`ヽ
      ]:/: : : : :!: : : [   [ !  ノ"__"ノ[  ノ]リ: : : : :\
     ´ ̄ ̄ヽ'r三、`ー^ゝ彡-く[、iハノ[ヽ`¨ソi:, '´ ̄`ヾ
        / / ̄フ/ /  ハY⌒ヽ ヽ`´
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        /    V  ノ /  /vヘミハ   V]   :,
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     rヘ    /`ヾ. /ー /      ハ__! 〈 ノ、
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       / ̄   ―= `气込,__  ̄{>、-ヽx__ ....::: /二{     ,ィノ _ = ´ ̄ ̄ ̄/⌒
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      _,z┬┬── _   |三三ニ=‐ァ…≦レ' ̄`ヽ/ /ニニ/
     /_/_,/三三三ニ辷冖z――‐=ニ三:::八     ∨ニニ{
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        .{ニ| |三三}コ: : /: : : に):::::::::/   ___::  ‘:,     \三三三ニ| />/\
「私こそが夜の王、ジニー・ルフよ
 偉大なる美食家にして天上の美を持つ者、
 私のことは好きなように崇敬することを許すわ」

ジニー・ルフ[Jini Ruff]
年齢:1000以上 職業:アイドル 性別:女 種族:不死 身長:148cm
クラス:聖職者/魔法芸術家/異能者/悪魔使い
PL:梅酒 アイコン:レミリア・スカーレット(東方Project)


テーマ曲:『亡き王女の為のセプテット/東方紅魔郷』


彼女はまるで悪魔のように美しい

「契約でも結んであげましょうか
 その対価として、あなたは私を好きになってしまうでしょうけれど」
青みがかった銀のセミロング、ルビーのように美しい真紅の瞳を持つ少女。
成長すれば全てを飲み込む迫力を秘めているが、まだ幼き姿の彼女は陽向のように可愛らしい。
食に困ってもアイドル事務所のスカウトに誘われる天運すらあった、夜の王は今やアイドルである。


小悪魔のように愛しき暴君

「少し得意なだけで私を満足させられると思わないことね
 ガイアの調味料が豊富だからと言って、それだけが全てではなくてよ」
いかなる時も気位高く、いっそ傲慢な態度を取り続けている。
かつて王と呼ばれていた時と変わらぬその姿こそ、彼女が彼女たる所以なのだ。
ただし、今はそのわがままはほとんどが美食に向いている、ガイアの料理は美味しすぎた。


その歌声は世界を変えた

「人にはそれぞれ、心の中に世界があるのよ
 それが暗闇ばかりの世界であっても、私の歌は太陽の光のように届くと確信しているの」
災禍の獣と呼ばれる次元、その古き時代に歌によって平穏と成長をもたらした王がいた。
彼女は自分こそがそうであると言うが、その伝承そのものがほとんど失われてしまっている。
夜の王であることを認めてくれる仲間たちは、もういない。






PickUp

「私に挑むというのね?
 なら教えてあげる、実は練習していたのよ……命乞いをね!」
かつての夜の王も今では幼い少女、血の魔剣は得意だけど体力と引き換えなので倒れやすい。
聖職者としての技能はあるけどアタッカーとしてはいまいち、聖職者としての能力もいまいち、
アタッカー系の聖職者として、デス・ブリンガーの高性能さだけで生きていくつもりである。
既にお気づきかと思うがLPが少ないのですぐに死ぬ、敵に囲まれたら命乞いをする準備はいつでも出来てる。

+ 使い魔

ウィザード[Wizard]
年齢:不明 職業:使い魔、または服 姿:コウモリを好む

唯一人残った使い魔にして観測者。
本来の姿は粘性の液体、つまりはスライムのようなものであるが擬態によってあらゆるものに変化する。

普段は彼女の身に付ける者に擬態しており、勝手に飛び出したりすることはない。
最近、服に擬態しているということはいつでも主を裸に出来るということだと気づいた。

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最終更新:2019年11月06日 00:01