小次元詳細



“騒乱の樹海” フォードロウス

文化 宗教観 食文化 治安 法制度 主要都市
【文明未発達】 【自然信仰】 【採取】 【危険】 【弱肉強食】 ホームキャンプ

■ホームキャンプ
フォードロウスにおける【灯持ち】たちの調査拠点。
この次元に流れ着いた人間の保護や原生生物の素材の取引、装備の整備やクエストの発行など多岐に渡る施設を有している。
現地住民たちに対しては完全に隠蔽が行われており、この次元で行われる冒険では、現地の人間たちと関わりを持つことは少ないだろう。
なお、次元旅団もこの調査拠点については容認しており、フリーの傭兵たちや冒険者たちによって賑わいを見せている。

■住民
フォードロウスにおいて次元旅団が関わりを持つ住民は他次元からフォードロウスを訪れた【灯持ち】たちだ。
彼らはこのフォードロウスで生態の調査や素材の採取、狩猟などを行い生活をしており、様々な取引に応じてくれる。
狭い環境であることもあり、余所者の入り込む余地は案外少ない、安易に利益を得たい次元犯罪者たちはホームキャンプには寄り付かないようだ。

■ホームキャンプの施設
 流れ着いた住民たちの作り出した施設郡、下から1層、2層、3層、4層となっており、上に行くほど狭い。
 鉱山に街が出来るように、多くの資源を手に入れられるこの次元に拠点が作られるのは自然な流れであった。
 拠点が作られてから数世代を経た今では、この次元で生まれたPT能力を持たない者たちも存在し、
 この次元から移動出来ない彼らはホームキャンプにて様々な役割を担っている。

■宿
 住民たちや訪れた訪問者のために、第1層から第4層まで巨大樹の中心に近い場所を陣取る施設。
 第1層は広く、そしてプライバシーの無い雑魚寝エリア、少し多めの対価を払えばふかふかで柔らかい毛布を得られる。
 第2層は数人単位で泊まれる二段ベッドのあるシェアエリア、寮としても利用されている。
 第3層は個室として作られたプライベートエリア、成功者はここに住む。
 第4層は豪勢な個室、VIPエリア。

■鍛冶場
 第2層に存在する施設、フォードロウスの素材郡を加工する場所。
 オヤカタと呼ばれる者を代表とし、より強い装備を作るための試行錯誤が繰り返されているようだ。
 今日も膨大な魔力を秘めた素材を叩く音と、高温の炉が稼働する音が鳴り響いている。

■食事場
 どこの次元の出身なのか、二足歩行の人間のように大きな猫が料理長を務める食事処。
 メニュー表などは存在せず、住民たちは「肉」だとか「魚」だとか、食べたい食材を言うのみだ。
 あとは料理をする者が気まぐれにおいしい食事を作ってくれる、まれにはずれた時には笑って諦めるべきだろう。
 食材の持ち込みは歓迎されており、素晴らしい食材には素晴らしい報酬が待ち受けている。

■生態研究所
 第3層にて学者たちが集まり、膨大な情報を管理しているのがここだ。
 膨大な量の本の山に、調査結果を整理する機械人形、ああだこうだと言い合う学者たちがいつだって見られる。
 それらを観光するのも悪くはないが、冒険者であれば彼らの持つ情報と、彼らから得られる報酬に目を向けるべきだろう。

■集会所
 第4層にある大きな酒場と、その奥の会議室。
 食事ではなく騒ぐために集まるのがここであり、腕相撲対決や飲み比べはいつでも歓迎されている。
 酒場の中心には『殴りどころ』と呼ばれる決闘場所も存在しており、魔法も結界もご法度の決闘とその観覧が楽しまれている。
 また、依頼の掲示が行われており、掲示板には様々な『求められるもの』が張られている。
 素材を求めて依頼をする際は、報酬を受付へと前払いしよう。






“死の都” ダースゴート

文化 宗教観 食文化 治安 法制度 主要都市
【中世】 【一神教】 【魂】 【危険】 【不死社会】 トランスヴァニア


■トランスヴァニア城
ダースゴートにおける最大勢力である吸血鬼の住まう偉大な城。
この城、及び城下町は吸血鬼を頂点とした闇の種族のために存在しており、それ以外の種族は隠れ潜むようにして生きる他ない。
西洋風の城であるその場所はガイア人からすれば悪趣味極まりなく、闇の種族からすれば魅力的な装飾に満ちている。
例えば、人間の骨で作られた扉、血の滴る髑髏の街灯、腐敗した肉がこびりついた処刑器具などだ。
城下町では様々な闇の種族たちが蔓延っており、日々人の血肉や他者の恐怖を喰らって過ごしている。

■住民
トランスヴァニア城内及び城下町に住まう住民たち、その多くは吸血鬼に忠誠を誓っている。
悪魔や吸血鬼、不死、幽霊といった人外の存在が大半だが、一部には人間も混じっている。
もっとも、人間の地位は極めて低く、大半が奴隷か家畜同然の扱いを受けているだろう。
また、これはトランスヴァニアに限らず、この次元全体で見ても傾向はほぼ同じようなものだ。

■悪魔
吸血鬼と対等の関係であると吹聴しながらも、吸血鬼を見下している者たち。
契約と絶望を好み、力なき人間に力を与えて弄び嘲笑する存在。
邪法を人間に吹き込み、その力にもてあそばれ破滅する様を娯楽にしたりしている。

■邪法使い
魔法使いの中でもとびきりに邪悪な者たち。
吸血鬼を頂点として闇の種族を崇めており、そのためであれば何であろうと差し出す狂人。
快楽と自分よりも弱い者の不幸、そして何より力を好む。
死霊術や、悪魔使いといった魔法を納めている事が多く、彼らの使う魔法は代償が重い分、総じて凶悪だ。

■十字教会アジト
トランスヴァニア城から隠れ潜むように、地下に設置された十字教会のアジト。
天の御使いが齎した荘厳な祭壇と、人々を迎え入れる温かい空気が何よりの安息をもたらす。
闇の種族が苦手とする銀製の武器を鍛える鍛冶の場も担っており、熱と光の絶えない場所だ。






“欲望の大渦” アズールディット

文化 宗教観 食文化 治安 法制度 主要都市
【近世】 【多神教】 【海賊料理】 【危険】 【無法地帯】 カリブポート


■巨大港カリブポート
アズールディットにおける最も巨大な港。
かつてこの次元に存在した古代文明の遺跡跡を活用しており、かつてのマジックアイテムの恩恵を受けて、進んだ港となっている。
石作りの街と、潮風が特徴的な町並みで、海賊と山賊が行きかい賑わいを見せている。
ガイアでかつて見られた、カリブの海賊達が今もなおこの地では海の支配者であり、木製の帆船を巧みに操り、略奪や冒険を繰り広げているのだ。
また、山賊はこの次元で滅びることのなかった恐竜を従え、彼らも略奪と冒険を繰り返している。
山賊と海賊の縄張り争いや財宝を巡る争いは絶えないが、このカリブポートのみは非戦地帯として暗黙の了解が成立しており、行われるのは個人的な喧嘩ぐらいである。

■住民
カリブポートに住まう人々は、海賊や山賊相手に逞しく商売を開いている。
彼らが持ち込んだ魚介類や動植物を仕入れ、料理を振る舞ったり、普段はベッドで眠れない彼らに宿を提供したり
或いは風俗という形で彼らを歓待する者などだ。
いずれもそうした利益を提供することで、カリブポートを両者にとっての不可侵地帯としている。

■巨大海洋生物と荒れ狂う海
アズールディットはその次元の実に9割が海という次元だ。
更に、海流と潮流が非常に複雑に入り乱れており、最適な航路はその日その日によって変わることも多い。
渦潮が突如巻き起こり、船が難破したり、先ほどまで静かだった海がいきなり大嵐になる事も珍しくない。
また、クラーケンやサメ海洋生物が超巨大化しており、通りかかった船を気分で海の藻屑に帰る事も日常だ。
そんな荒れに荒れている海だが、海賊たちは彼らを恐れず、むしろ愛してすらいる。
海賊にとって、海と海洋生物たちは友であり、敵であり、神ですらあるからだ。

■陸地と恐竜
アズールディットの陸地は島々が点在している形となっており、大陸に分類される広大な陸地は存在しない。
しかし、そんな島々も安全ではなく、ガイアではすでに滅んで久しい恐竜が無数に生息している。
大きさや種類も様々であり、人間サイズから超巨大なものまでバリエーション豊かだ。
総じて荒っぽく、陸の王者として振る舞っているが、山賊たちはそんな恐竜をも飼いならす技術と魔法を磨き上げた。
山賊たちは太古からの生物に敬意を払い、その脅威を正しく認識すると共に、どのようにすれば自らの物と出来るか深く研究している。

■先史遺産と遺跡群
かつて滅んだ古代文明は、優れたマジックアイテムを無数に作り、それによって世界を支配していた。
遺跡の大部分は海の底に沈んでおり、何らかの地殻変動が起こり、一晩で沈んだと考えられている。
また、稀に沈まず地上部分に残った遺跡が出土する事もあり、この次元全体が財宝に満ちていると言えるだろう。
遺産を探す方法は主に二つで、海底からワイヤーなどを使ってサルベージする方法と、
遺跡を掘り当てその中を探検して手に入れる方法だ。
無論、サルベージは海洋生物の機嫌を損ねると海に沈み、遺跡は先史文明のセキュリティに阻まれることも多く危険な行動だ。






“演算の牢獄” テクノブラウ

文化 宗教観 食文化 治安 法制度 主要都市
【未来】 【無し】 【サプリメント】 【安全】 【AIの独裁】 ニューロンコード

■オリジンAIの思考ルーチン
オリジンAIの判断基準は明確だ。AIはテクノブラウという次元への発展と利益を全てにおいて最優先する。
この際の発展と利益は全て数字化可能な基準を元に判断され、数字化できない個人の感情や趣味嗜好は一切考慮されない。
また、将来的に齎される利益と発展が、その過程で生じる犠牲や損害を上回る場合は、犠牲や損害を許容する。
総じて、利益と効率を数字で評価する事に特化した思考ルーチンの下、テクノブラウは運営されているのだ。

■個人識別チップ
ここで生まれた人間は生まれの貴賤に関係なく、誰であれ平等に脊髄へと個人識別チップを埋め込まれます。
チップには個人のための様々な情報や資産を記録されることとなり、大昔にあったという物質的通貨は博物館で展示されるだけのものとなりました。
あなたがどんな人物で、どれだけの資産を持ち、どこに移動したか、何に興味があるか、あらゆることをマザーAIは知ることが出来ます。
チップによって分析された情報は市民の生活を豊かにし、より効率的で豊かな社会の実現へと役立てられています。
それが事故であったとしても個人識別チップの情報改竄や機能の除去は許されていません。
「いいや違う、これは奴隷のためのものだ、市民のためなどではない、奴らはこのチップによって人間の頭を……」
/*アラートが鳴り響き、掃除ボットが丁寧な仕事を行った*/

■住民
テクノブラウに住む住民たちは、オリジンAIの立てた計画の下、それぞれの適正にあった職業を担っている。
最も効率的かつ豊かに次元が発展するように、あらゆる行動を管理されており、その中で日々を過ごしている。
基本的にはこの次元の技術と繁栄を享受している者が大半であり、オリジンAIの判断に従っている者が大多数である。
…内心で賛同しているかはともかくとして、そう過ごすことがこの次元では最も賢い生き方なのだ。
事実、オリジンAIの計画を護れば文化的かつ健康な生活を送る事は問題ないのである。
また、効率的な発展のため、人口や生産調整のための体外受精によるデザインベビーがオリジンAIの判断の下、一部富裕層では盛んとなっている。

■大都市『ニューロンコード』
ここはテクノブラウで最も先進的で、最も優れており、最も効率的な大都市です。
全てのものがオリジンAIの設計の元作られており、そこに暮らす市民は最も適した仕事に従事することが出来ます。
土地面積を効率よく使う高層ビルや市民が効率よく移動するための立体エレベーターは先進的で、あらゆる情報誌から称賛されています。
必要であれば現地へと移動せず、【DiveDoll】と呼ばれるポット型の機械を利用し、現地の機械人形の身体を借りることが出来ます。
あらゆる必要が揃う街、それがこの大都市『ニューロンコード』です。

■超科学技術と魔法
オリジンAIの管理と計画の下、テクノブラウはすさまじい発展を遂げた。
特に科学技術の発展は目覚ましく、ガイアではSFやサイバーパンクといった創作の中でしか見られない技術が普通に存在している次元だ。
一方、魔法に関しては科学技術の発展もあり、電脳術や魔技師、サイボーグといった機械を用いる魔法は非常に高度だが
神への信仰や、自然に基づいた魔法はあまり発展しておらず、こうした魔法技術は物珍しいものとなっている。

■レジスタンス
無論、こうした世界でも枠からはみ出る者は存在する。オリジンAIの支配を否定し、AIの破壊とその支配からの解放をもくろむ者達だ。
レジスタンスとなる理由は様々であり、彼らが掲げる思想も組織や人員によって多岐に渡るが
共通している特徴として「個人識別チップ」を何らかの手段で解除、機能除去を行っている点である。
逆説、本人が望まず、事故で個人識別チップが外れた場合でも、レジスタンスとしての烙印を押され、いやおうなしに追いやられる人も存在している。
とはいえ、目立った成果を上げているかというと難しく、大半はオリジンAIによって効率的かつ計画的に対処されている。

■健康的で効率的な市民の一日
07時00分に今日も健康的に起床し、7時30分に用意される朝食を食べ、出勤時間の7時50分までは音楽を楽しみ、8時30分に仕事場に入って仕事の準備を始めるぞ!
18時00分に就業は終わり、18時15分に用意された帰宅用の立体エレベーターに乗り、18時20分に自宅に到着する。
18時35分に用意されたニュースを、バスルームの準備が終わる19時00分まで楽しく読むことが出来る。
19時30分に用意される夕食は最高に効率の良いサプリメントはその日の運動量や使った栄養素などを細かく計算して用意されるから食事に悩む必要もない、オリジンAIバンザイ!

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最終更新:2019年12月23日 20:44