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「わたしを利用した愚か者がどうなったか、身を持って知りたいというわけかい?」
「子犬…羽虫…いやもっと矮小な…ん? ああ、何、君の呼び名を決めようとね」
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人物紹介
巨大な三角帽と、幾つもの魔具で飾り付けられたローブを身に纏う魔術師(メイガス)。
各地に出没し、自由気ままに行動する。時には敵として相対することもあるだろう。
《爆ぜ痕》の名が表す通り、強力な広範囲魔法を使用して数多の敵を粉微塵に変えると言われている。
誰に対しても冷徹な態度を取り、それは主人公に対しても全く変わらない。
かつてパーティを組んだことがある者は、彼女への嫌悪感を露わにするに違いない。
噂では数少ない存在には気を許し、特別な態度を取ると言われているが……。
キャラ性能
高性能な魔法使いキャラクター。扱いは難しいが、育てれば一線級のキャラクターになる。
物理系スキルを除く攻撃・防御・支援すべての成長に対して適正があるため何役にもできるが、
このキャラ固有アビリティの《爆ぜ痕》にしかない効果である『連鎖破壊』を考慮すると
どちらかと言えば攻撃役に育てたい。敵死亡時に発動するこの効果は、トドメに撃った魔法を
更に強化して死亡キャラの周囲を対象に発動するというものだ。
上手く発動できれば、その二つ名の通り辺り一帯を《爆ぜ痕》にできる。
強いて難点を上げれば、ボス相手に対して強いアビリティではないこと、
そして他仲間キャラとの相性値※1が一部キャラクターを除いて非常に低いこと。
パーティメンバーを増やせば増やすほど、デメリットは無視できないものとなるだろう。
仲間にする場合、相性値補正アイテムを優先して使用することを推奨する。
備考
彼女も信頼度を上げることで呼び名や態度が変わるキャラクターの一人だ。
最初はランダムな呼び名(おい,羽虫,野良犬,のろま)』でしか呼ばれないが、
根気よく信頼度を上げ続けると名字で呼んでくることは確認できている。
更に上げれば名前、果てはあだ名で呼ばれるようになるかも……?
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「…○○。ふむ、そうか、そういえばそう名乗っていたか?
口にしてみれば呼びやすい、君には勿体ない名字だな、○○」
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さて、ここに一人の男がいた。 |
さて、ここに一人の男がいた。とあるアパートの一室、電灯を点けていない昼間だが薄暗い部屋にだ。
男は猫背で、ボサボサの髪で、少しくたびれたTシャツと薄汚れたジーンズを身に着けていた。
だがそんな些細な特徴よりも、男の状況を端的に示せるものがそこにあった。
頭部につけた大型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、両手両足についている電極のような機械。
いわゆるVR機器――多少型落ちのそれを男は身につけていた。
目が隠れ、皺もヒゲもない口元をにやけ笑いに歪ませているその姿は有り体に言ってキモかった。
「――さーて、どういう名前で呼んでもらうか」
男がこれから遊ぼうとしているゲームには、シャーリィという女NPCがいる。
性能はいいが扱いづらいNPCなのだが、一部に熱狂的なファンがいるタイプの仲間候補キャラだ。
つい最近までは、信頼度管理が面倒なので今までシャーリィと積極的に関わらず、
仲間が増えてPCが成長した今では相性値の兼ね合いで手を出しづらいキャラという認識しかなかった。
わざわざ別キャラを作ってまで仲間にしてみる意味も薄い――そう、思っていたのだが。
SNSにとびきりえっちなファンアートが流れているのを見てティンと来たためこの度コミュを取りたき所存となったのだ。
一度大きく伸びをして、ゲームを起動。バイト代を費やした良い椅子に深く座りながら、
既に手順を覚えているキャラクター作成を手際よく進めていく。
「没入感とシチュを考えれば本名なんだけどなぁ、どうせ誰にも見せないわけだし。でもなぁー」
本名プレイは魅力的なアイディアだが、そこで一線を超えると後戻りできなくなりそうで怖い。
大学生活をVRに捧げて大変なことになった猛者達の話は、そこまで真面目でもない男を震え上がらせている。
さりとて普通の名前を呼ばせるのもつまらない。となればアイディアは自然と珍名の方へ向かっていく。
「好感度が高くなるほど呼び名がよくなる……逆に悪化するって方向性もありだな……。
親しくなったら急に罵倒してくる、いや、むしろめちゃくちゃ急にイチャイチャするのもなんか即落ち感あって面白そうか」
誰にともなく呟く。一人暮らしが長くなると、人はこうした悲しい習性を身につける。
呟きながら指を小刻みに動かし留まることなくキャラメイクを進め笑うHMD怪人の姿は、
人間の環境適応能力をしみじみ実感させてくる。一人暮らしでなければ死んでいた。
「相性値の問題で二人旅、とりあえずソロに必要なもん取れるように汎用性重視、と。
シャーリィ仲間にするまでソロでこなせるだろこんなもんで。最悪1人くらいは追加で――」
兎にも角にも。
このようにして男は、これから自分の身に待つ数奇な事態を予測することなく、
人生で最も愚かな選択を薄笑いで華麗に遂行した。
「……――っ!? あっ、は、あっ!? 視界が、おい、壊れ、おい!?」
男にとってのジャムプレイスが、この時始まった――。
下呂豚 旦那様
年齢:青年 性別:男 種族:転生体 メインクラス:マグス サブクラス:魔女医 追加サブ:魔道博士 エクストラクラス:竜装術士
来歴:アバター:巻き込まれ 身長:なんも分からん 体重:わっかんね
マナカラー: ビジネスヲタクばか PL:ポポカ 外見イメージ:ドラクエのローブの魔法使いみたいなやつ
キャラクターシート
_ / ヽ _ / \ /__ヽ _ / l⌒ー-一⌒i ヽ ヽ二ノ \\∩ __{ ヽ⊂・X・⊃/ }___| | ⊂二 l i´ 人_ `ー- ―´_ノ | |`i ⊂ -, 二l⌒l⌒| Т  ̄ | ,-| |―-、 ι´ | | ` / /, ( ̄ } | ←こいつ | | 、 / / i_( } | | | \__/ / |(__}、 | | ヽ / / || | | .| \ -― ´ / |.| |/ | \ / / | | / >――- _/ (_| |´ / | |、 < ___ ____ |_| >  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人物紹介
ふっつーの腐れ大学生。勿論モテない。パソコンチョトデキル。
気安い男だが、人と仲良くなるのはそこまで得意じゃない。女なら尚更。
安めの機材にパーツを増設したりして電脳ゲームを楽しんでいた。
スペックが足りない分、自キャラのクオリティを落としてカバーしたらこんなことになる。
キャラ性能
元のゲームの種族は『ドラゴニック』、職業は『召喚術師』。
『ドラゴニック』は攻撃防御バフデバフと数多の固有能力を取得できる上全般的にステが高い種族。
イベントをクリアすると使える周回要素だが、設定的に世界に嫌われるためLUKは低い。
『召喚術師』はオブジェクトやモンスターを召喚する職業。バフ以外に適正を持つ後衛職。
モンスター召喚系は強いが環境次第で負荷がかかりやすい。処理落ち対策はしておこう。
オブジェクト召喚系は敵次第で通用しないが一部エネミーには便利。基本は火力で薙ぎ払う方が早い。
現状、ジャムプレイスでもそのままアビリティが使えている。
様々な要素を総合して言えば回避面が弱い器用貧乏。
オブジェクト召喚による妨害はまあまあ希少価値が高い。
備考
本人は自分の名前を『下呂』『トン』『ダンナ』『サマー』などの短縮形で呼ぶことを推奨している。推奨はしていない。苦肉の策。
わざわざフルネームで呼んだり何らかのアレンジを加えられるとコラッ!と言う。コラッ!とは言わない。
勿論、呼びやすいオリジナルあだ名でも一向に構わないと豪語する。豪語はしない。それとなく言う。
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最終更新:2020年07月04日 01:28