「なにか困ってることはない? できる限り手助けするよっ!」
わたし、シンデレラ。実は魔法の国からやってきた魔法少女なんです!
魔法使いは溢れてる世の中だけど、わたしが信じてる魔法少女は、愛と勇気を信じて、みんなに夢を与えて――
そして、とっても素敵なの!
今日も困っている人がいたら即参上、いつでも駆けつけて助けてあげるよ!
魔法少女は天職! そんなわたしだけど、このたび魔法の国からの言いつけで担当する街が変わりました!
今度の赴任先は……空飛ぶ島!?
新番組! 『シンデレラになんでもお任せ!』
第一話「差し伸べられた君の右手」
きっと大丈夫、信じて頑張ろう!
「こんばんは。あなたを始末しにきた魔法少女です」
魔法少女、ローズマリーは魔法の国から派遣された魔法少女である。
彼女にはいくつもの秘密がある。
例えばその魔法の秘密、そして……いや、あとは秘密だ。魔法少女だから。魔法少女は、ちょっと秘密めいているくらいがふさわしい。
彼女は魔法の国からの指令で悪人を狩る。悪人じゃなくても狩る。魔法少女は天職だ。愛と勇気は信じていないけれど。
今度の指令は、空へと浮かぶ島へと行くこと。そこで彼女は空島を切り拓くのだ。
彼女の秘密は、けっして知られてはいけない。
次回『ローズマリー・エグゼキュート・ミュージック』
第■■■話「人類の欠点は 見えもしないくせに 愛とか絆とか信じられること」
魔法の音楽はいかがですか? レクイエムにお聞かせしますよ。
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オマケ |
「よう、久しぶり」
面倒ごとには慣れたつもりだけど、今度は子供のお守りか。
『二重人格の魔法少女』なんて、妙なモノ押しつけやがって。
おまけにロゴス? 世も末だ。
やれやれ。こんなのを抱えて空島の調査依頼なんて、本当にできるのかよ?
次回『■■■■■の捨てたもんじゃない世界』
特別篇「空島調査録」
※この人物は本編ブルーレイディスクには付属しません。
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オマケのオマケ |
■■■育成計画
検体名『シンデレラ』
異能者の技能からテレパスや共感、人間観察を主な機能として教育した検体。
戦闘能力については未調整であるため、今後の教育が必要。
人格的にはロマンチストの傾向が強く見られる。
『魔法少女』に強い憧れを持っているらしく、外から持ち込まれた書籍やビデオの類によく目を輝かせている。
検体間ではジャンヌやネムノキと趣味の話をしている姿がよく見られる。
検体名『ローズマリー』
異能者の技能、魔法芸術家の技能を習得した検体。音楽に深い造形を持つ。
戦闘能力は高い。むしろ好戦的な傾向あり。回収時の状況に関係するものと思われる。
音楽と戦闘以外のアイデンティティを持たず、精神は不安定。
検体間でも友好関係を築いている少女は存在しない。
現在は研究責任者のサブに任命し精神医療の経過観察中。
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事件報告書 |
■■年■■月■■日
施設からの定期連絡が途絶える。
調査チームを結成し派遣、責任者は■■■■■・■■■■■=■■。
■■年■■月■■日
事件が発覚。
調査チームからの連絡により、施設内で"殺し合い"が行われていたと報告される。
生存者3名を保護し事情を聴取。一名は意識不明であり、同時に特殊な状態にあるため移送。
■■年■■月■■日
スタッフは全員死亡?←主任研究員一名の死体のみ発見できず
記録装置に残されていた断片的な事件ログを調査中。
■■年■■月■■日
調査チーム団長は事件は主任研究員による「最終実験」の結果であると推定。
魔法犯罪として主任研究員・■■を違法使いとして手配。
生存者である魔法少女については、■■■はおそらく事件中は自衛と反撃に終始していたと考えられるため正当防衛として問題無しと判断。
■■■■は原因不明の意識不明、ただしデバイスとしては今も起動中。
■■■■■は精神錯乱状態にあり、また行動の大部分のログが残されておらず経過観察及び重度の監視。
また、■■■■■は死亡が確認されておらず、また調査チームの進入時に研究所内に居なかったことが判明。
主任研究員・■■とともに行動していると考えられる。
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最終更新:2017年02月04日 18:22