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代表的なコマンドの節の編集は
こちら(
簡易版
)からお願いします。
コマンド(command)とは、コンピューターに対し特定の操作手順で与える命令の事。
格闘ゲームでは、
必殺技を出す為に入力するレバーやボタンの特定の操作を指す。
通常技や特殊技を出す操作もコマンドと言えるが、通常「コマンド」といえば必殺技を出す際に入力する操作のみを言う。
ちなみに
あの人や
この人、
その人は
"commando"だが、コマンドーとは司令官の事を指し、
ゲームのコマンドもキャラクターに与える命令なので、原義的には実は同じである。
初出は初代
ストリートファイターで、以降今日に至るまでほぼ全ての格闘ゲームにおいて取り入れられている。
単に必殺技の出し方だけに留まらず、その作品やキャラクターの個性を表すとも言え、
対戦格闘ゲーム最盛期においては色々な作品で様々な特徴あるコマンドが開発されていった。
しかし、それは次第にコマンドの複雑化にも繋がり、初心者離れを呼んだ一因とも言われる。
そのため、対戦格闘ツールとしてのバランスを考え、簡略化あるいは共通化されている作品が増えた。
作品によってはコマンド受付がシビアなもの(
KOF'96)や
暴発しやすいもの(KOF'97)もあり、操作性とも直結している。
その他、ボタン連打や押しっぱなし等、作品のコマンド受付の仕様をついた必殺技を出しやすくするテクニックから、
省略コマンドや簡略コマンド、タメ分割や優先順位といったコマンド入力における上級テクニックまで存在する。
ちなみに
AIにとってはコマンドの入力は必要ないので、どんな複雑なコマンドであろうがミスなく瞬時に出す事ができる。
それどころか
「タメずにタメ技」の様な、そもそも人間では絶対に不可能な動作も関係なく行う事が出来る。
一番有名なのは「歩いて寄ってきたと思ったら、目の前でいきなり
サマーソルトキック」と言われた、
ガイルのCPU限定行動「
イカサマー(立ちサマー・歩きサマー)」だろう。
超反応と並び、AIが強い一因とされている。
MUGENではコマンドを自由に変える事ができる為、元がどんな難しいコマンドな技でも出す事は可能。
だが「原作重視」や「変えたら負けのような気がする」との理由で変えない人も。ご利用は計画的に。
後、MUGEN用オリジナルキャラや対戦格闘ゲームではないキャラをMUGEN化する際に、
技のコマンドをどうするかは制作者の判断とセンスによるものだが、
やはり「その性能に見合ったコマンド」にする事が理想的だろう。
ウケ狙いや威力相当で複雑にしたいというのも有りだが、やはりコマンドは入力できてこそである。
無闇やたらにコマンド入力をややこしくしたり条件を厳しくしたりするのは、
操作する面でマイナス要素となってしまうので、キャラ製作の時には注意しよう。
コマンドの読み方
1P側(キャラクターが右向き)時の操作が基本で、2P側(左向き)時には操作が左右逆になる。
「↓↘→+P」など「レバー+ボタン」となっている物が多く、この「+」とは「レバー入力と同時押し」という意味である。
但し、実際にレバーとボタンを全く同時に入力するとボタン技の受付が先に行われてしまい、意図した技が出ない場合がある。
なので厳密には「レバー入力を完成させた一瞬後にボタンを押す」とするのが正しいかもしれない。
また「、」や「・」などでボタンが区切られている場合は「ボタンを順番に押していく」という意味に(順押しコマンド)、
「PPP」や「KKK」といった表記は「同系統のボタン同時押し」という意味になる(先述に倣って「P+P+P」などと記したりはしない)。
インターネット上では、「236+P」などレバー方向の代わりに数字(テンキー)が書かれている事が多い。
これは日本語入力のコンピュータは「↙ ↘」などの斜めの矢印が入力しづらい為、
矢印の代わりにテンキーの数字を用いているからである。
「236」ならば「↓↘→」という様に8方向をテンキーの数字の場所に見立ている。また斜め表示に「/」「\」を用いている場合もある。
テンキーの見方 |
7(↖) |
8(↑) |
9(↗) |
4(←) |
5(N) |
6(→) |
1(↙) |
2(↓) |
3(↘) |
※「N」はニュートラル(レバー入力要素なし)。『鉄拳』シリーズなど一部作品では「☆」と表記している。
なお、実際にキーボードで操作する際は↑↓←→のキーしか設定出来ない為、斜め方向への入力は二方向同時押しという形になる。
つまり、記述通りに236と入力しても斜めが入っていない事になるので注意が必要。
この場合、正確なコマンドは2・26・6となる。
尤も、内部コマンド自体が斜め方向を省略している場合が多いのでそこまで気にする必要もない。
でも
昇龍コマンドなどは斜め必須な為必要な物、必要ないものを覚える必要はある。
ちなみに携帯電話では数字の配列がテンキーとは上下真逆な為、
ケータイからコマンドを調べようとする場合は「数字が逆」という事を意識しないと混乱する可能性がある。
また、
- 上=U (up)
- 下=D (down)
- 右=F (forward)
- 左=B (back)
といった表記が使われる事もある。
代表的なコマンド
様々な作品において頻出の
コマンドで、格闘ゲームにおいて基本的なコマンドと言える。
初出の
必殺技名が
通称に使われる事が多く、他作品であってもコマンドの説明に使われている。
必殺技系
- ↓↘→+ボタン
- 初出は『ストリートファイター』のリュウとケンの「波動拳」。通称「波動」。
- 海外では"Quarter Circle Forward" / "QCF"と呼ばれる。
- 最もメジャーなコマンドであり、飛び道具や突進技を中心に様々な技に割り振られている。
- 格ゲー以外でもアクションゲームでもパロディされており、有名なものは『ロックマンX』のほとんど一撃必殺の波動拳や昇龍拳だろうか。
- カプコン以外なら『星のカービィ』シリーズでも『Wii』から「そっこうメガはどうショット」という技のコマンドとして採用されている。
- ↓↙←+ボタン
- 同じくリュウとケンの「竜巻旋風脚」が初出。通称「竜巻」。波動コマンドを左右逆にしたものなので「逆波動」とも。
- 海外では"Quarter Circle Back" / "QCB"と呼ばれる。
- 「↓↘→」と同じく、突進技や飛び道具を中心に多種多様な技に使用されている。
- →↓↘+ボタン
- これも同じく「昇竜拳(現:昇龍拳)」が初出。通称「昇竜」または「昇龍」。CAPCOM公式によると「昇竜」の方が多いとの事。
- 海外では『I』での海外名から取って"Dragon Punch" / "DP"と呼ばれる。
- 対空技(対空投げを含む)に使われる事が多い。たまに移動技に割り振られる事も。
- 入力方向が連続していないため、格闘ゲーム初心者がつまずきやすいポイントでもある。
- 合言葉は「歩きながら波動拳」、もしくは「Z」コマンド(インストカードでのレバー入力がZ字のため)。
- コマンドが簡略化されたゲームでは、このコマンドそのものが存在しない事も多く、
- この場合は全て(または一部を除いた)の必殺技のコマンドが「↓↘→」と「↓↙←」(+「↓↓」)で統一されている事が多い。
- ←↓↙+ボタン
- 初出は『ストリートファイターII' TURBO』のダルシムの「ヨガテレポート(後方)」。「→↓↘」の逆入力版で、通称「逆昇竜」または「逆昇龍」。
- 海外では"Reverse Dragon Punch" / "RDP"と呼ばれる。
- 「→↓↘」に比べ、ガードから入力しやすいのが特徴。
- 用途としては移動技や当身技を中心に、変則的な突進技、対空技、飛び道具と多岐に亘る。
- ←↙↓↘→+ボタン
- 初出は『ストII』のダルシムの「ヨガフレイム」。通称「ヨガ」。
- 海外では"Half Circle Forward" / "HCF"と呼ばれる。
- 「↓↘→」や「↓↙←」と同様の用途に加え、コマンド投げに当てられる事が多い。
- →↘↓↙←+ボタン
- 初出は恐らくSFC版『餓狼伝説』のホア・ジャイの「ドラゴンバックブリーカー」。「←↙↓↘→」の逆入力版で、通称「逆ヨガ」。
- 海外では"Half Circle Back" / "HCB"と呼ばれる。
- 『ZERO2』以降ではヨガフレイムのコマンドが「逆ヨガ」コマンドに変わっているが、
コマンドとしての「ヨガ」の意味は変わっていないという、ややこしい事態になっている。
- ↓↓+ボタン
- 初出は恐らく『あすか120%』。他には『ストリートファイターIII』(1st・2nd)での「リープアタック」が挙げられる。
- 主に21世紀に入ってから多用されているコマンド。
- ベルトスクロールアクションでのテクニックなどで使われている事が多い事もあり、格闘ゲームの経験が無い人にも出しやすい。
- またPCを媒体とするゲームの場合、キーボードでは斜め入力がしにくいという事情から採用されているケースが多い。
- 業務用ゲームにおいても採用されている作品が多く見られる。
- 移動技や自己強化技に多く、『東方萃夢想』の「霊撃」のようにゲーム中で共通する行動に割り振られるケースも少なくない。
- ←タメ→+ボタン
- 初出は『ストII』の「スーパー頭突き」「ローリングアタック」「ソニックブーム」。
- 所謂「タメ技」。海外でも単に"Charge"と呼ばれる。
- 「タメ」とは、一定時間レバーを入れっぱなしにするという事である。
- タメ技はそのコマンド上、連発は出来ないものの、その分隙が少なく性能の良いものがそれなりに多い。
- タメ系の必殺技を多く持つキャラは「タメキャラ」と呼ばれ、特にガイルはその代表格。
- 初出の『ストII』シリーズではその割合が高く、最終的に17人中8人がタメ技を所持していたが、
- その後はタメ不要のコマンドが主流になっていき、現在では全く採用されないタイトルも珍しくない。
- ↓タメ↑+ボタン
- 同じく『ストII』の「サマーソルトキック」と「スピニングバードキック」が初出。
- こちらは対空技に使われやすいが、ジャンプをキャンセルして出す形になるため、作品によっては非常に出しにくい場合もある。
- ↙方向にタメると「←タメ→」などと兼用できる事が多いが、技や作品によってはきちんとその方向にタメないと駄目な事も。
- レバー1回転+ボタン
- これも『ストII』のザンギエフの「スクリューパイルドライバー」が初出。通称「1回転」。
- 海外では"360"と呼ばれる。"Spinning Piledriver"を略して"SPD"と呼ばれる事も。
- 基本的にCAPCOM系のゲームで強力なコマンド投げにのみ使われている事が多い。
- 「回転方向は不問」「どの方向から入力開始するかも不問」というのが特徴。後述の「→←↓↑」のように「入力順も不問」という作品もある。
- コマンドの関係上、入力中に必ずジャンプしてしまうと思われていたが、
- 実際は360度(例:↑→↓←↑)ではなく270度(例:→↓←↑)で出る事が発見され、立ちスクリューと呼ばれるテクニックが生まれた。
- 作品によっては「→↓←↖」のように、上方向を斜めに変えても出す事が可能。
- 斜めまたは直角どちらかの1方向を飛ばすと失敗する判定である事も多いため、
- レバーでは出しやすいが十字キーやキーボードでは出しにくいコマンドの一つ。
- ボタン連打
- これまた『ストII』の「百裂張り手」「エレクトリックサンダー」「百裂キック」が初出。
- 操作の通り、パンチや蹴りを連発する技が多い。
- 連打というコマンドの都合上暴発しやすく、オンライン対戦では入力遅延による暴発の可能性も付きまとうなど、
- 制御しづらい技系統として扱われ、後年のタイトルでは採用されないケースが少なくない。
- 遂には元祖である『ストリートファイター』シリーズでも『6』で消滅してしまった。辛うじて『KOF』では残っているが…。
- ボタン同時押し
- またしても『ストII』のザンギエフの「ダブルラリアット」が初出。「PPP」や「KKK」のように表記される。
- 共通システムとして、通常投げや吹き飛ばし攻撃等の特殊技に割り振られているケースが多い。
- その他に「↓↘→+PP」というふうに通常のコマンドとの併用で強化必殺技や超必殺技などが出る作品もある。
- なお、『アカツキ電光戦記』の最終特別攻撃(3ゲージ超必殺技)は、一部を除いて全キャラ共通でこの形式(A+B+C)である。
- 比較的暴発が起きにくいコマンドだが、コントローラーの種類やボタン配置によっては出しにくくなってしまう事もしばしば。
- また、PCのキーボード(特に安物)は文字キーの同時押しを2つまでしか認識しない事も多く、その場合はボタン3つ以上を押す技は出せないため、
- PCゲーム(MUGEN含む)をプレイする際は注意しよう。ジョイスティックやゲームパッドを使用する場合は特に問題無い。
超必殺技系
「スーパーコンボ」を始めとした
超必殺技は、通常の必殺技よりも強力な分、コマンドも複雑になっている事が多い。
多くは前述の必殺技の組み合わせで呼ばれる(逆ヨガ×2など)。
- ↓↘→↓↘→+ボタン
- 初出は「ワールドヒーローズ』の「ダブル烈光斬」と「ダブル烈風斬」(厳密に言えば「↓→↓→」)だが、
- メジャーになったのは『スーパーストリートファイターIIX』の「真空波動拳」と「烈火真拳」から。
- 通称も「真空波動」。単に「真空」と呼ぶ場合もこちらを指す。
- ↓↙←↓↙←+ボタン
- 初出は『ストリートファイターZERO』の「真空竜巻旋風脚」「タイガーレイド」「ジャガーリボルバー」「オーラソウルスパーク」「必勝無頼拳」。
- 竜巻コマンド2回なので、通称も「真空竜巻」。
- →←↙↓↘→+ボタン
- 初出は『龍虎の拳』のリョウとロバート、そしてMr.カラテの「覇王翔吼拳」。
- 超必殺技コマンドの元祖である。
- →↘↓↙←→+ボタン
- 初出は恐らく『ワールドヒーローズ2』の出雲良子の「空中巴二段投げ」。
- 上の「→←↙↓↘→」のレバー入力順をそのまま逆にしたもの。
- 『GUILTY GEAR』シリーズでは覚醒必殺技によく見られる他、
- 『風雲スーパータッグバトル』では全キャラ共通の逆転技コマンドとして採用されている。
- 一方、他のSNK系のゲームでは超必殺技ではなく、必殺技のコマンド投げに使われるケースが多い(先述の回転コマンドの代用か?)。
- ↓↙←↙↓↘→+ボタン、↓↘→↘↓↙←+ボタン
- 初出は『龍虎の拳2』の「龍虎乱舞」と「斬鉄波」(コマンドはどちらも後者)。
- 後述の「↓↙←↙→」と似ているが、出しやすさ・分かりやすさから、現在はこちらの方が様々な作品で定着している。
- ←↙↓↘→←↙↓↘→+ボタン、→↘↓↙←→↘↓↙←+ボタン
- 初出は『スパIIX』のダルシムの「ヨガインフェルノ」(当時のコマンドは前者)。
- KOFでは2回転コマンドの代用なのか、主に投げ超必殺技のものに多く見られる。
- ←タメ→←→+ボタン
- 同じく『スパIIX』の「鬼無双」「グランドシェイブローリング」「千裂脚」
- 「ソバットカーニバル」「クレイジーバッファロー」「ニープレスナイトメア」が初出。
- 超必殺技コマンドにタメを要するものはCAPCOM系ぐらいだが、タメ系の突進型超必殺技コマンドとしては一番メジャー。
- ↙タメ↘↙↗+ボタン
- これも『スパIIX』の「ダブルサマーソルトキック」と「ローリングイズナドロップ」が初出。
- 最後の↗は↖か↑に変えても構わない。三角形を描くように入力する事から「三角タメ」とも呼ばれる。
- 下要素から始め、最後に上要素に持っていく事から察する通り、こちらは対空系に多い。
- 斜め入力ばかりという、十字キーやキーボードでの入力が難しいコマンドの筆頭格。
- なお、『スト6』ではキャラクターごとに複数のスーパーアーツ(超必殺技)が実装されているが、
- このコマンドは「ボタン連打」と同様に採用されていない。
後述の「2回転」は残っているのに
- レバー2回転+ボタン
- これまた『スパIIX』の「ファイナルアトミックバスター」と「ダブルタイフーン」が初出。
- 上方向を2回入力するという、実践上で直接出すのがまず無理なコマンドの筆頭格で、こちらもほぼ投げ技系にのみ使われている。
- 順押し系(例:弱P・弱P・→・弱K・強P)
- 初出は『ヴァンパイア』のモリガンの「ダークネスイリュージョン」とアナカリスの「ファラオマジック」。
- 『ストZERO』の豪鬼の「瞬獄殺」で知名度を上げた。
- 『ヴァンパイア』シリーズには他にも多くの順押しコマンドがあるが、
- やはりと言うかダークネスイリュージョンと瞬獄殺の「弱P・弱P・→・弱K・強P」が最もメジャー。
- なお、順押し系はレバー入れっぱなしでは成立せず、レバーを入れた後一度ニュートラルにしなければならない事が多い。
- 目押し系(例:→↘↓↙←→+A・A・B・C・C・C・B・C・↓↙←+C)
- 初出は『リアルバウト餓狼伝説』のギースの「デッドリーレイブ」。
- コマンド入力から技の成立後の展開として、ボタン(レバー)を順に目押ししていくというもの。目押しに失敗すると技はそこで止まる。
- 必殺技の他、システムとして取り入れられた作品もある。詳しくはデッドリーレイブの項目を参照。
その他のコマンド
代表的とまでは言えないが、複数の作品で見かけるコマンド。
- ボタンホールド後に離す
- 初出は『ストII'』のM・バイソンの「ターンパンチ」。「ボタンタメ」とも呼ばれる。
- 特定のボタンを押しっぱなしにし、離した時に出る技。
- 必要な長押し時間はまちまちで、溜めなくてもすぐに出せるものと一定時間溜めないと出せないものがある。
- たまに誤解されるが、ボタン押しっぱなしの間自由行動出来るものを指し、コマンド入力後に溜めを行うものとは異なる。
- 押しっぱなしにしているためその間はタメるボタンを使う行動が制限されるが、タメに応じて威力や性能が上がるものがほとんど。
- また、「↓↘→+ボタンホールド後に離す」といった「レバー入力後にボタンを押しっぱなしにして放す」コマンドの必殺技も存在する。
- 奇異な例として、『バトルクロード』では全ての必殺技のコマンドがこれに相当する。
- →←→+ボタン
- 初出は『龍虎の拳』の「暫烈拳」と「幻影脚」。
- あまり一般的ではないが、特徴的なせいか複雑なコマンドの説明に使われたりする事も(「波動+暫烈」など)。
- ↓↙←↙→+ボタン
- 初出は『餓狼伝説2』の「パワーゲイザー」と「鳳凰脚」。作品によっては「↓↙←→」や「↓←→」などの省略コマンドで出る事も。
- 「後ろ方向から一気に前」というレバーの動きと技の性質が合致したコマンドとして人気がある。
- 現在は類似コマンドの「↓↙←↙↓↘→」に取って代わられたり簡易入力になったりで正式にはあまり見られなくなったが、こちらの方が歴史は長い。
- ↙→↘↓↙←↘+ボタン
- 初出は『餓狼伝説SPECIAL』のギースの「レイジングストーム」。
- 見ての通り難易度は高いが人気も高く、数は多くないもののロマン溢れるコマンドである。
- 「実用性はあるが面倒臭い。かといって代用コマンドにされるとそれはそれで寂しい」とよく言われる。
- 「レイジングストーム」に倣ってか、対空系の超必殺技に使われるケースが多い。
- ↓↘→↓↘+ボタン
- 初出は『スパIIX』の「昇龍裂破」「スピンドライブスマッシャー」「タイガージェノサイド」。
- 「↓↘→↓↘→」とほぼ同じだが若干短い。恐らく最後に「↘」で止める事を模したものと思われる。
- 現在ではCAPCOM系でも全く見られなくなり、「↓↘→↓↘→」の簡易入力として面影を残しているくらい。
- ちなみに「X-MEN」での豪鬼の「滅殺豪波動」と「滅殺豪昇龍」は最後の「→」があるかないかで暴発する事が非常に多かった。
- →←↓↑+ボタン
- 初出は『餓狼SP』のビッグ・ベアの「ベアボンバー」。妖怪腐れ外道の「外道の烙印押し」もこのコマンド。
- 1回転コマンドの発展形に相当し、1回転を認識するためのレバー入力を必要最小限で取り出したもの。
- SNK作品以外では、『ドラゴンボールZ超武闘伝2』の「メテオスマッシュ」の大半がこのコマンドになっている。
- ↑↗→+ボタン
- 初出は『ヴァンパイア』の「空中ソウルフィスト」「空中ビーストラッシュ」「骸封じ」。
- 波動コマンドを上下逆にしたコマンドで、ジャンプから即座に出しやすいという特徴がある。
- 『ヴァンパイア』シリーズや『MARVEL SUPER HEROES』および『VS.』シリーズの空中必殺技にいくつか見られるぐらいで、
- 他のゲームには殆ど普及していない。
- 『セイヴァー』では廃止され、通常の波動コマンドに差し替えられてしまった。
- ←↙↓+ボタン
- 初出は『ファイターズヒストリー』の溝口誠の「虎流砕」。有名所ではナコルルの「アンヌムツベ」などが該当。
- 先述の半回転コマンドの短縮形と思われるが、勢い余って波動コマンドに化けやすいという罠もある。
- コマンドの関係上、『ストリートファイターZERO』の「ZEROカウンター」などガードキャンセル系の行動に割り振られる事が多い。
- シリーズごとに見ると、『Eternal Fighter Zero』には比較的多く見られる。
- ↓→↘+ボタン
- 初出は『ワールドヒーローズ』のブロッケンの「ハリケーンアーム」。
- 昇龍コマンドを90度反転させたものに相当するが、普及の度合いは雲泥の差。
- 有名なものとしては、デミトリのロマン技であり、世の紳士達の喝采を浴びた「ミッドナイトブリス」が挙げられる。
記憶に残るヤベーイ!コマンド集
格闘対戦ゲームのコマンドは、言うなれば開発者達からプレイヤーへの「挑戦」みたいな面も持っている。
開発者達は広範囲・高火力である技が故にその出し方を複雑に設定する。
プレイヤー達はそれを実戦に組み込む為に出し方を工夫する。
そんな挑戦の中で生まれた「
ヤベーイ!コマンド」の例を挙げてみよう。
後述のコマンド群に比べると多少地味な感はぬぐえないが、出しにくいコマンドの初出ならば、多分これになるだろう。
一見、普通の↓タメコマンドにしか見えないが、このコマンドの恐ろしいところは真下にタメなければタメが成立しないところにある。
しゃがみガード方向(↙)にタメてても意味が無いのである。初出の時はタメ時間もそれなりに長く、実践では使いにくい事この上ないコマンドだった。
初期の超必殺技探しで最も見つけるのに苦労し、見つけた後も本などで確認するまでは
「まさか真下タメが本当だったとは思えなかった」とまで言われた、初期を飾る難解コマンドの一つである。
・ギース・ハワード(MD版初代餓狼)の「当て身投げ」『Nタメ←+C』
超有名技にもあった珍コマンド時代…入力そのものは決して難しいわけではないのだが、技の性質そのものを決めたコマンド。
Nタメとは何ぞ?と思った方も多いだろうが「レバーを倒さない状態」のことで、この状態で少し置いた後に←+Cを入れると触れている相手をつかんで投げる。
流石に飛び道具は投げれないが、攻撃せずにすかしジャンプで接触した相手も投げれてしまうところを見ると現在の「
当て身投げ」の概念より、
「判定が異様に強いコマ投げ」の方が近いのだが、この「タメコマンド且つタメ中の移動が不可能」「触れていないと投げれない」性質より、
コマ投げでネオジオ版当て身投げの返し技要素を再現しようとしていたメガドライブ版スタッフの発想が面白い。
ただゲームバランスの都合か、その後のギースの当て身投げは専用の当身処理を行うように成り、コマンドも全く違うものに成って行ったのは皆さん知っての通り。
・ローレンス・ブラッド(餓狼SP)の「ブラッディフラッシュ」『↘←↙↓↘→↙→+BD』
「出しにくいコマンド」と言えばまず誰もが思い浮かべるであろうコマンド。
これ以外にも『餓狼SP』では難しいコマンドが多かったが、ローレンスの性能も含め、その中でも一番出しにくいコマンドであった。
簡単に言うと「逆レイジングストーム+最後に→」あるいは「しゃがみ歩きからヨガ+斬影拳」である。
ちっとも簡単じゃない。
「
レバー3回転」「
半回転×3」などと言われていた事も。
その後『RBS』では最後の「→」が省略され、PS版の『RBDM』では普通の真空コマンドに変更されている。
・ダック・キング(餓狼SP~RBS/RBDM、餓狼WA、KOFXI)の「ブレイクスパイラル」『←↙↓↘→↗↓+BC(KOFXIではK)』
ダック・キングを代表する超必殺技投げ。
実のところ餓狼シリーズは、初代餓狼から餓狼SPまで、頑なに
「昇龍拳コマンド」を使わず、
「↓↘→↗+P」の様にジャンプモーションの
キャンセルを利用した対空コマンドを使用していた。
このブレイクスパイラルはまさにその発展系みたいな物で、
斜め上まで上げたレバーを真下に入れるという荒技であり、
しかも3~4Fでジャンプしてしまう間に下に入れて完成させるという相当無茶な仕様で、普通に入力すると絶対にジャンプしてしまう。
当時から
すかしジャンプから入れたり、スライディングや立ち大Kの間に入力する方法など、根性で様々な組み込みが研究された。
その結果、現在では立ったままブレイクスパイラルを決める「立ちスパイラル」は物理的に可能とまで言われている。
コマンドの難解さに負けず、プレイヤーが研鑽を続けた代表的な技である。
ブラッディフラッシュと並び、誰もが思い浮かべるであろう難コマンドその2。構成も少し似ている。
この技はTVアニメ「サムライスピリッツ~破天降魔の章~」でコマンドが公開されたという凄い経歴を持ち、
しかもその公開のされ方が、劇中のクライマックスに香取慎吾ボイスの
覇王丸が放った、
天覇封神斬の剣閃の方向と形状がコマンドという前代未聞の公開方法だった。
+
|
... |
(てん ぱふうじんざんっ!)
上記コマンドの剣閃が画面に表示されていたのは 実質1秒少々で、
「コマンドが作中で公開される」という情報は出回っていた為、ビデオ録画する人は意外と多かったのだが、
それでも上のシーンでコマンドを公開していた事に普通に気付かないレベルだった。
(中には普通に気付いて実戦投入する猛者もいたらしいが…)
本来は孤月斬を連発する技なのだが、劇中で実際に繰り出された技は何故か 飛び道具で、
そもそも孤月斬も飛び道具だったり、他にも飛び道具の旋風烈斬を逆に対空技っぽく使ったり、
シャルロットがヒロインだったり、なにかと首をかしげるアニメだった。
|
その後『斬』ではマシにはなったものの、「→↓↘→↓↘+AB」という変則的なコマンドだった。
コマンドの複雑化が最高潮を迎えた時期の作品の、その中でも象徴的な技と言える。
・緋雨閑丸(天サム以降)の「緋刀流 真・雨流れ狂落斬」『ボタンを100F以上ホールドした後に離す』
閑丸の最大の切り札にして代名詞的な存在。
特定のボタン(『天』『零』ではD、『零SP』『剣』ではどれでも、2019年版では斬り)を押しつづけた長さで技の強さが5段階に変化し、
最大まで溜めたときは
発生から長い無敵があり、1発で体力の6割以上を奪う大技。
「ボタン押すだけのこのコマンドのどこが記憶に残るの?」と思う人もいるだろう。事実トレーニングモードでは誰でも簡単に出せる。
そんなこの技が記憶に残る訳。それはその狂ってるとしか思えないほどに長い溜め時間である。
2段階目が3秒、3段階目が6秒なのに対し、無敵が付く4段階目になると
20秒に跳ね上がる…のはまだ序の口。
突進中無敵の最大溜めに到達するまでの時間は、なんと
80秒である。
つまり正確に書くと「最大溜め狂落斬」のコマンドは「ボタンを80秒間押しっぱなしにして離す」…
って長げーよ!!!
ちなみに1ラウンドは通常60カウント設定なので、1カウント=1秒の『天』~『零SP』では、
1ラウンド目は互いが怒り爆発を使わない限りどうあがいても出せない(『剣』以降では1カウント=1.5秒なので一応出せる)。
しかも特殊な方法を除いて、一瞬でもボタンを放すと溜めがリセットされるので、
『天』の特徴的なシステムである「連斬」はおろか、当て身や一部の通常技まで使えなくなる。
『零SP』以降ではホールドしているボタンを離さずに、ほかのボタンで溜め始めると溜めカウントが継続される。
ボタン変更が出来るので溜めながら特殊行動や投げが出来る様になった。最大溜めを決めたときの威力、爽快感は素晴らしいもの。
……怒り爆発で抜けられるけど(零サムは完全ロック技なので抜けれない)。
一見簡単そうに見えるがいざ使うとなると、とんでもないコマンドである。
余談ではあるが『零SP』では、A~Dのいずれかで溜めているときに、ボタンを離さずにスタートボタンを押すと狂落斬を発動できるバグがあった。
しかもスタートで発動すると
ミスっても溜めカウントがリセットされない(命中すると0になるが)。
このバグを利用して、3ラウンド目は
ヒットするまで最大溜め狂落斬が飛んでくるという
世紀末な展開がゲーセンで見られた。
長い無敵に当たれば6割の突進技とか勘弁してください。
・マーストリウス(FHD)の「ドリルパワースラム」、嘉納亮子(FHD/溝口危機一髪!!)の「肩車」『→↗↑↖←+P』
ある意味これも逆ヨガではあるが…。ちなみにドリルパワースラムは高速突進技で、肩車は純粋な投げ技。
これに限らず『ファイターズヒストリーダイナマイト』には一風変わったコマンドが非常に多い。
ちなみに『FHD』の仕様としてヨガ・逆ヨガのコマンドは「左右逆でも認識される」
「斜め方向は実は不要」という特徴があるが、この上半回転コマンドもそこは同様。
1回転コマンドは実は「下半回転+↑要素+P」で出る為、地上でいきなり出すテクニック「
立ちスクリュー」が
ザンギエフ使いの間には浸透したが、桁違いに入力困難なこの「
上半回転」はそうはならなかった。
上方向入力後に実際に空中判定になるまでが遅めなマーストリウスならギリギリ出るが、素早い亮子ではほぼ不可能。
事実上、ジャンプや通常技からキャンセルして入力を完成させるしかない技である。
一応どちらも連続技中に入力すると出やすく繋がるが、ドリルパワースラムは
普通にダブルジャーマンの方が威力が高いし簡単確実。
肩車にいたっては
ダメージゼロ。空中に放り上げた相手に追撃は決まり、
起き攻めにも移行できるが扱いやタイミングは相当に厳しい。
とはいえ、亮子はこの技からの追撃が重要なダメージ源になっているので、これが使えるかどうかで亮子の強さが激変するほどである。
ちなみにドリルパワースラムがもしも普通のコマンドであったなら、ガードされると隙は大きいものの、
飛び道具への対抗手段が皆無に近いマーストリウスにとって、対抗手段の一つになっていただろう。
こんな変なコマンド、他に使われるはずも…と思ったら、
花諷院骸羅の「円心殺」もそうだった。
しかもあちらは
『天サム』までは普通のコマンドだったのに、『零サム』から「←↖↑↗→+C」に変更されたのである。
こちらはリターンが非常に大きいので、零サム以降の骸羅は「これを匂わせつつ各種技を駆使して戦う」というスタイルになっている。
・ジャン・ピエール(FHD)の「ロンダート」『→タメ↓↙←+K』
まさかの
前タメ技。前タメ技はSFCの
デッドダンスという作品が初出なのだが、やはりこちらの方が有名。
前タメの間は当然無防備になる為、↘+Kでスライディングを出しつつ前タメを完成させて出す…という使い方が考案されたが
どう当てても反撃確定なので全く使えない。一応出だしに軽い無敵と
中段判定もあるが、せいぜいとどめに使うのが関の山。
せっかくの隠し必殺技なのに…。
普通に使える技な奴らが恨めしい。
ちなみに
堕落天使の
結蘭が使う飛びつき回転首折りも「↘タメ←→+強P」と前タメでしかも
超必投げ技というのもある。
要は投げ間合いで、相手に向かってレバーを入れ続けるという凄い条件である。
一応、結蘭は堕落天使のキャラで唯一しゃがみ移動が可能であり、しゃがみ移動を絡めた攻撃の牽制から使えるので、
実のところロンダートよりも使い道がある。ただしゃがみ移動している=超必投げ狙いである事を示しているので、
ロマン技の域ではあるが。
そしてこちらは
上タメ技である。しかも
地上時限定。格ゲーでもこんな技はたぶんこれだけ。
普通に出そうとすれば確実にジャンプするが、
コンボゲーなのが幸いし、
コンボ中にタメを完成させて出すというやり方でコンボにも組み込まれている。
研究の成果もあり、
めくりオルナなども完成。妙なコマンドの割に普通に戦略に組み込まれている数少ない例である。
ちなみにタメを省いた「↑↓+K」は
ザジィ・ムハバ(FHD)のデシカカトが相当し、こちらは立ち回りでそれなりに活躍する。
そして冴姫は先述の通り、後に前タメコマンド技も習得し、
前後上下全ての地上タメ技を習得した唯一のキャラとなった。
・ホンフゥ(餓狼3)の「カデンツァの嵐(潜在能力版)」『挑発出来る間合いまで離れてタイム奇数時に→↓↘←+CD』
おそらく2D格闘ゲーム史上最も出すのが難しい必殺技。
コマンド自体も地味に難しいのに、前提条件がそれに輪をかけて厳しすぎる。
「タイム奇数時」という条件のせいで、タイムを無制限設定にしてしまうと出せなくなる。
これ以外にも『餓狼3』の潜在能力は「挑発中C押しっぱなしで~」とか「顔面のけぞりダメージ中に~」とか前提条件が異様に厳しい物が多い。
(それ以前に潜在能力を使うにはラウンド開始前に隠しコマンドを入力する必要があるわけで…)
そもそも、『餓狼3』における潜在能力とは「1024分の1の確率で超必殺技が潜在能力版に変化する」という文字通りの潜在能力である。
潜在能力版を自由に出すという行為自体が、本来想定されたシステムから外れた裏技に該当する行為であるということは頭に入れておいた方が良いだろう。
・ソル=バッドガイ(GGXX AC)の「ドラゴンインストールセカンド」『↓↙←↓↙←↓↙←↓↙←(N)+P+HS』
GGXXACのソルの隠し技兼
ロマン技。
レバー入力だけで12方向、そして
最後に一旦ニュートラルに持っていく必要があるので13方向、とも言える。
(全ゲージ消費の技なので、ゲージを消費してしまうフォルトレスディフェンスを出さない様にする為)
ちなみに
庵の「豺華」も12方向(「八稚女ヒット中に↓↘→×4+AC」)だが、こちらは八稚女の追加技であるので出すのは難しくない。
・ヴォルフガング・クラウザー(KOF'98UM)の「ギガティックサイクロン」『接近して→↘↓↙←×3+AorC』
レバー○回転系の技を除くと、格闘ゲーム史上最長のコマンドがこれ。
レバー入力だけで15方向というとんでもない長さを誇る。しかも投げ技である為、入力中に相手に悟られて飛ばれるなんてのもザラ。
しかし投げ間合いは(餓狼のものと比べると)それほど広くなく、威力も通常版はパワーMAX状態のリフトアップブローと殆ど変わらない。
しかしコマンド入力が必要ないCPUは『'98UM』特有の
超反応も相俟って、この技で遠慮なく投げてくる。
・大道寺きら(アルカナハート2以降)の「ラストアルマゲドンドロップ」『レバー3回転+AB』
前代未聞のレバー3回転。コマンドの長さ自体も格ゲー史上類を見ないレベルの長さ。
この手のコマンドの例に漏れず、普通にやろうとすればジャンプしてしまうのでプレイヤーの間で入力方法が研究され
「理論上は」立ちから出せる事が判明したものの、その猶予Fはコマンドの長さに比べて理不尽なまでに短い(12F)ので
実戦投入は実質不可能とすら言われる始末。ただし出れば相手の体力を8割がた吹き飛ばせるので
全国2千万人(推定)のきら様の下僕たちは今日も実戦投入を夢見ているとか。
+
|
ちなみに… |
この『アルカナハート2』より先に3回転コマンドを採用しようとした作品が存在する。
3D格闘ゲーム『カプコンファイティングオールスターズ』において アレックスが
「ドラマティックフィニッシュ」の「ファイナル・エアー・スラッシャー」で使用するはずだった。
この「ドラマティックフィニッシュ」とは断末奥義や FATALITYと同じ様な勝利後のおまけ演出技に属するもので、
失敗しても勝敗に影響がない為か全キャラに複雑なコマンドが採用されていた。
しかし、カプコンファイティングオールスターズが開発中止となりこの技はゲームともどもお蔵入りとなってしまった。
それにしても『タツカプ』でのポジションといいシャド研のコメントといい、
アレックスは本当の意味で投げキャラ扱いされてしまったのだろうか。
仮にも 主人公なのに…
|
ちなみに『RBS』の
ホンフゥの「爆発ジロー」はさらに上を行く4回転だが、
あちらは「爆発ゴロー」からの派生技なのでジャンプする心配もなく出すのは意外と簡単。
本来はゲームスタート時や
挑発にしか使わないはずの
スタートボタンを(超)必殺技のコマンドに使用した希有な例。
必殺技のコマンドでスタートボタンを使用する技はこれ以外だと
アーデルハイドの「G・プリンツェッシィン」や
ダンの「挑発伝説」といった挑発の上位互換的な必殺技で一部見られるくらいで、普通の必殺技に使われているのはこれくらい。
ちなみにこの技は隠し技であり、隠しコマンドにスタートボタンを使用するという事で、
ドルアーガの塔を思い出したオールドゲーマーもいた…かもしれない。
・陳念(闘婚以降)の「練鬼降臨」、ポチ(闘婚以降)の「突撃シーザー」『A押し続けB押し続けC押す』
こちらはボタン押しっぱなし系列の変り種。
Aを押したまま0.3秒くらい後にBを押し、その後ABを押したまま0.3秒くらい後にCを押すと技が出る。
両者とも技自体の使い勝手は良いものの、ゲーム自体の仕様で空振りをキャンセルして技が出せない為に、
普通に入力すると立Aが出て終わってしまう。技のキャンセルから出すか
硬直から解けた時にしか撃てないという非情の必殺技。
しかし『先祖供養』では空振りキャンセルで出せる様になっており、
上記の行程で出せるのは変わっていないので、咄嗟の対応も出来て非常に強力な技に変化している。
・水瀬名雪(寝)(EFZ)の「超級だおー電影弾」『強+↓↘→↓↘→』
『EFZ』の珍妙コマンドの一つ。上のコマンドは「↓↘→↓↘→+強」の間違いではない。
通常のコマンド入力はレバー>ボタンの流れが常識なのだが、ボタンを先に押したあとにレバーを入れないと出ない謎のコマンド。
当然先に強攻撃が出かかる為、入力待ち時間は非常に短い。
ちなみに技自体の使い勝手のほうは無敵時間あり、ダメージ大、追撃可能(RFゲージがあれば即死コンボが組めてしまう)とかなり高い。
なおこの手の入力法は2D格闘ではお目にかからないが、3D格闘などでは割と使われている。
また2Dでもアメリカの恐竜格ゲーである
プライマルレイジでは全キャラのコマンドがこの系統だったりする。
・美坂栞(EFZ)の「石入り雪球トルネード投法」(『BME』まで)および
「完全冷凍竜巻ストライク」(『MEMORIAL』以降)『↓↘→↓↘→+中>強スライド押し』
同じく『EFZ』の珍妙コマンドの一つ。
一見するとボタン2つ押しの真空波動拳だが、『EFZ』の仕様で
同時押しだとコマンドが成り立たない。
その代わりの措置なのか、中ボタンを入力してボタンを放したら間髪入れずに強を押さなければならない。
コマンドの関係上
他の技に化けやすいうえに中>強のタイミングが非常にシビアである。
+
|
似たようなコマンド |
このコマンドに似たものに、KOF2002の リョウ・サカザキのMAX版龍虎乱舞(↓↘→+C・A)がある。
このコマンドは同時押しではなくCを押した後Aを押すのだが、コマンド被りで強虎煌拳(↓↘→+C)に暴発することが非常に多かった。
その為、硬直を駆使するなどして発動させるなど工夫して入力しなければならなかった。
|
スライド入力自体は3D格闘ではよくあるコマンドであるが、使いこなすには慣れが必要である。
・美坂香里(EFZ)の「サイレントポーズ」『→・→・→・特殊』
またまた『EFZ』の珍妙コマンドの一つ。
一見ただの順押しコマンドだが
「→を3回連続」という、何をトチ狂ったのかといわんばかりのコマンド。
当然の事ながら、普通に出せば
ダッシュが出る。ここまではいいとしても、この技自体は
当身技。
よって実際に使うとなると、ダッシュが出ない様にしないといけない為
暗転返しやリコイルガードから出す事になる。
「高性能な技であってもコマンド次第ではほとんど使えなくなる」といういい例。
だがMUGENだと
AIにはそんなのは関係なく、
超反応で即これを決めてくる事もあり、非常に強力な技になっている。
それにしても、姉妹そろって妙なコマンド持ちって
なんなんだアンタら。
FATALITY系統。
トッシーToasty!で有名な、口から火を吐いて相手を焼き尽くす技。
まず、『モーコン』シリーズでは
BLKボタンを押してる間はジャンプしないので↑入力系の技を出すのは実は簡単であり、
このコマンドに限らず「↑↑↑+攻撃ボタン」等の↑連続入力系コマンドが普通に存在する
(この仕様を使わずともジャンプからのキャンセルや「ガード中はジャンプしない」仕様で出す事は出来るが難しい)。
しかし、「中距離で」というのは文字通り
近すぎても離れすぎてもダメという意味である。
『II』以降でも「中距離で」という制限は平然と使われているのだが、初代の時点ではスコーピオンのみであった。
一見単純に見えてかなり出しにくいコマンドである。レバー入力のみなのが救いか…
『II』以降でも度々使用している技だが、
このうち『II』『9』『X』では「↑」2連続に加えてボタンまで要求してくる。
汚いなさすが忍者きたない。
・スコーピオン(モータルコンバットII)の「魔焼突死波」『↓↓↑↑+HP』
またもスコーピオン。同じく
FATALITY系統。
上記の仕様を使用せずに入力するのが唯一無理なコマンド。
前作のものは一応ジャンプからのキャンセルでギリギリ出せるが、コレは絶対に無理。
ほとんどの状態で↓↓↑と入力した時点で必ずジャンプしてしまうからである。
つまり、
通常のやり方では理論上ですら入力が不可能というとんでもないコマンド。
しかしこの忍者、続編に「↑」2連続コマンドを2つも仕込んでくるとは…
汚いなさすが(ry
・K9999(KOF2002)の「これは、まるで…!!」『空中で→←→←→←→←』
非常に珍しいコマンドを使用したMAX2。
レバー入力だけ見ても相当なものだが、このコマンドの特徴はそれだけで完成する事。つまり
ボタンを押さないコマンドである。
初代モータルコンバットや
大江戸ファイトが先にレバーだけのコマンドを採用してはいるのだが、KOFシリーズでは異色、しかも長い。
他にもMAX2は半分ネタなのか、実戦投入できない変わった物が多いが、特徴という意味ではこれが頭抜けている。
当然ながらジャンプしてから着地するまでにこのコマンドを入力しないといけない為にかなり面倒だが、
実は地上でレバーを前後にガチャガチャやっていればバックステップ(空中判定)が暴発し、その間に出るので出す事自体は簡単。
というより
「出ちゃった」という困った事も。
しかしMAX2はゲージMAX発動中にしか出せず、MAX発動中はどこでもキャンセルを利用するのが基本なので、まず見る事は無い。
まぁ
全画面判定なので離れていれば削りとして使える事は使える。
これより後に出たボタンを押さない技は、現在のところ
陳念の「煩悩頭打」と
ポチの「キャワォーン!」の「→←→←→←→←→」、
最も気高き刃のイグニスの「隠しリーブアタック」の「→←→←→」がある。
陳念の場合「怒り爆発」のわずかな瞬間でないと発動できず、
最も気高き刃のイグニスだと、地上技の為大急ぎで入力しないと前か後ろのステップが出てしまう…
というか、そもそも3ゲージ技なのでまず出すチャンスが無いという非情の技である。
番外編
3D格闘ゲームのコマンド
・結城晶(バーチャファイター2以降)の「独歩頂膝」「提膝弾腿」『K+G・1F後にG離す』
3D格闘ゲームの名作『バーチャファイター』シリーズの主人公、アキラの固有技の一つ。
おそらく
3D格闘ゲーム史上最も出すのが難しい固有技。
アキラの持つ固有技は「崩撃雲身双虎掌」(P+K+G・←↘P+K・↓←P)を始めとして、コマンドの成功難易度が高い物が多いのだが、
この「独歩頂膝(提膝弾腿)」はその中でも極め付きの難易度を誇るコマンドだろう。
内容は上記のコマンドの通り。まさかの
「1F要求」である。
格ゲーの歴史の中でコンボならともかく、ただの固有技で
フレーム単位の操作を要求されるコマンドはこいつぐらいだろう。
技自体はなんてことのないVF共通の
ただの飛び膝蹴り(『4』以降は専用のモーションになり片膝で相手を蹴り上げる技に)なのだが、
コンボ始動用の相手を浮かせるタイプの技や性能の高い技が意外と少ないアキラの技の中では比較的優秀な部類に入り、
コレが使いこなせるとコンボの幅が広がるため、中々に馬鹿に出来ない技なのである。
一応、この技は初代から存在していたのだが、実は初代では
バグで発生した物だったという経歴を持つ。
初代ではプログラムのチェックが甘かったため、一部キャラの存在予定のなかった技がバグとして存在しており、
この独歩頂膝、つまりアキラの膝蹴りも本来は
存在しなかった技なのである。
しかも、その証拠に初代ではコマンドが「投げ間合いで→→K+G・G離す」というものであり、この「G離す」も猶予1Fではなかった。
この時の「K+G・G離す」という珍妙なコマンドが後に『2』で採用され、今の独歩頂膝となったのである。
なんで猶予が1Fなったのかはワシにもわからん…
後年の『
DOA5』や『電撃FC』へのゲスト出演においても登場しており、
前者ではメーカーが変わっても相変わらず1F入力を要求していた。
後者にてアキラのインパクトスキルとして登場した際、さすがにコマンドは↓+ABと簡単になっているが、
入力した直後に1FでAのみ離すと、アキラの体が光って素早く動ける仕様となっている。
・三島家(鉄拳シリーズ)の「風神拳」『→☆↓↘RP』
バンダイナムコの看板3D格闘ゲーム『鉄拳』シリーズに登場する
三島一八、
三島平八、
風間仁(『4』以降無くなり、『5』以降はデビル仁)が持つ固有技。
一瞬の速さで強く踏み込むと共に右アッパーを繰り出す浮かせ技。
コマンドは昇龍拳に似ているが、入力の際に
「☆(レバー中央=ニュートラル)」を経由する必要がある。
コマンド入力が難しめな分判定もダメージも大きい。
ただし、上段判定なのでしゃがんでかわされる弱点も抱えている(昔はしゃがみガード不可の中段だった)。
…と、これだけでも充分に強い性能なのだが、
コマンドの「↘」と「RP」を
1Fの誤差も無く同時入力すると右腕に稲妻の
エフェクトが付いた
「最速風神拳」となる(『3』の仁に初実装)。
これが成立すると威力が上がり、発生速度が速くなり、硬直も短くなる。
また、本来ならガードされると反確のはずの浮かせ技なのに、硬直が短くなる事でガードされても有利という鬼のような性能と化す。
当然ながら入力難度が高く、初登場の当初は「出せるだけでステータス」と評されていたが、
後に最風を使ったテクニックが次々と確立され、現在は「三島家使いなら出せて当然」と言われるほど重要な技になっている。
練習すれば必ず出せる技であり、これが使えるかどうかで強さが激変するので、三島家を使うならマスターすべき技である。
余談だが、三島仁八の場合は「↘RP」と簡略化されている上に『5DR』では最風と同じ性能という壊れ技だった。
幸いCPU専用の
ラスボスだった為、ゲーセンが
核の炎に包まれる事は無かったが……
プレイアブル化した『TT2』では他のキャラと同じ普通の浮かせ技になっていた。
ラース・アレクサンダーソンも三島の血を引いているが、そもそも
格闘スタイルが違うので使用せず、代わりに高性能な中段の浮かせ技を多数持つ。
また、三島平八のみがこれに加えて雷神拳(→☆↘LP)の最速入力「最速雷神拳」という特殊技も持っている。
最風よりもコマンドの受け付けが厳しいが、同様に威力が上がるので狙ってみるのもいい。
その他、『
ウルトラストリートファイターIV』の
ダンが、オメガエディションの性能時に晃龍拳のコマンドを入力する際、
「↘」と「RP」を同時入力する事で最風のパロディ技「サイキョー流裏技・奮迅拳」を使うようになっている。
3D格闘のライバル、『バーチャファイター』シリーズでもウルフのジャイアントスイング(←↓→G+P)を5F入力
(コマンド上は3方向で認識するので最速3Fだが、コマンド表ではヨガフレコマンドなので5F)すると威力が上がるなど、
3D格ゲーではジャストフレームにこだわりでも有るのだろうか。
・ジャックシリーズ(鉄拳シリーズ)の「ギガトンパンチ」『レバーn回転+LP』
ジャックシリーズが伝統的に保持しているネタ技で、コマンドだけで現すと、恐らく全格ゲーの中でも最長クラスの一品。
レバーの回転数に応じてジャックが腕をぶん回し(P.ジャックの場合は『TT2』では
上半身を回転させ)、
左パンチボタンを入力した段階までの回転数が威力に反映される。1回転目は中段、2回転目からガード不能判定になるのが特徴。
4回転目まではあまり威力が伸びないのだが、5回目で威力が
3倍跳ね上がり、
最大溜め時の破壊力は
体力マックスから相手を一撃KOできるほど。
ただし、溜めが長すぎるため、実戦で狙う機会はそうそうない。
地味に『TTT』からは回っている腕にも判定が追加されたが、やはりネタの範疇は出ていない。
とはいえ、鉄拳シリーズではほぼ全キャラに「恐ろしく発生の遅い高威力ガード不能技」が搭載されているので、
別にジャックだけネタ技が与えられているわけではない(これとは別にもう一つ威力の高いガード不能技も搭載されている)。
ちなみに「腕を回した回数に応じて威力が上がる技」は『
HUNTER×HUNTER』に登場するキャラ、「フィンクス」の「廻天」というのもある。
尚、烈海王のグルグルパンチは逆に弱体化する
・デク(ファイターズメガミックス)の「デク・ザ・ダーティ」『↓←→(人間には入力不可能)』
セガが'96年に発売したVFと『ファイティングバイパーズ』(VFと同じくセガの有名3D格ゲー)の
コラボ作品『ファイターズメガミックス』に出てくる隠しキャラの一体に「
デク」というキャラがいるのだが、
(ただこのキャラは隠しキャラと銘打ってはいるがトレーニングモードで文字通り
サンドバッグとして出てきたりする)
このキャラが持つこの技のコマンドが巷では最も出せないコマンドとして有名である。
それが上記のコマンド。「
(人間には入力不可能)」も含めて記載されたオフィシャルガイドの
原文ママである。
ボタンを一切使わないコマンドなのに「人間には入力不可能」とは、一体どういうことなのかというと、
この技の入力猶予はなんとたった
4Fしかなく、レバー一方向をそれぞれ1Fずつ入れないと出ないというまさに機械専用の技なのだ。
(それぞれの方向に1Fずつで最低3F。猶予4Fなのはおそらく↓・←の際の斜め方向も1Fとして含んでいるからだと思われる)
そのため、どんな性能云々よりもまずどんな技なのかすら分からず、未だに謎に包まれた技なのである。
(先のオフィシャルガイドもこの技についてはコマンド以外全く触れていない)
・灌頂玄信、六道玄真(サイキックフォースシリーズ)の「呪縛殺」『↑・↙・→・←・↘・↑・弱強・弱G・弱強G』
『サイキックフォース』および続編の『サイキックフォース2012』、PS版『サイキックフォース2』の追加コマンド。
このゲームは必殺技の入力が非常に簡単で、これ以外の技の入力コマンドはどんなに難しくても「←→→弱強」、
長くても「一回転強」ぐらいしかなく(それゆえ暴発も多いが)
この技自体も発動だけなら「←→→強」で済む。しかし、追加入力をしないと大量のゲージを使うのにダメージは小パン以下のカス当たりになってしまう。
五芒星を描くという非常に難解なコマンド、さらに入力にディレイがあってタイミングをミスると失敗する。
とは言えコマンドさえ覚えれば後は臨・兵・闘・者~のボイスに合わせてコマンドを入力すればいいので比較的楽である。
ただし、この技の問題点は入力パターンが逆方向と二通りある事。
これは相手が同じ入力をしてくるとダメージを跳ね返される為であるが、前述したとおり覚えてさえいれば入力が楽なのは相手も一緒。
事実上50%でダメージを跳ね返されるという諸刃の技になってしまっているのである。
一応、生粋の玄信・玄真使いでなければとっさに逆順コマンドの入力をする事は難しい為逆順コマンドのほうが跳ね返されにくくはあるのだが。
格闘ゲーム以外のコマンド
・クレス・アルベイン(SFC版テイルズオブファンタジア)の「時空蒼破斬」『→↘↓↙←→↓↑→↘↓↙←→↑↓+B』
SFC版「
テイルズオブファンタジア」における
コンボコマンド装備時のもの。
「近距離から奥義連発すれば最強だぜ!」というプレイヤーの希望を粉々に打ち砕いた伝説のコマンド。
確かに技自体はチート臭い性能を持っているのだが、こんなコマンドを死ぬ思いで入力するくらいならば
遠くから
ワンボタンで魔神剣をチクチク撃ってる方が遥かにマシであろう。
なお、リメイク版では「↓↘→↓↘→+□」と大幅に簡略化されている。
・リュー・イーグル(ニンジャコマンドー)の「爆烈究極拳」『↑↙↘↖↗↓+攻撃ボタン』
ADKの縦スクロール忍者シューティングゲーム『ニンジャコマンドー』で
フウマの子孫が使う技。
六芒星を描くという非常に複雑なコマンドながら、この技を出せればクリアはほぼ確実と言われるくらい、ぶっ飛んだ高性能技。
どれくらい高性能かと言うと、
前方三方向に全てを貫通する爆炎を放ち、通常必殺技の為制限無しに撃ち放題なうえ、STGなのを考慮して硬直は0。
(全てを貫通=地形を貫通+ガード不能(本作はボスのみガードが使える)。尤も本作では(紅蓮分身を除いた)全ての必殺技がそうだが)
しかもボスの体力が500前後なのに爆炎一つで50ダメージなうえ、図体の大きいボスには三つとも当たって150ダメージ。
さらにはコマンド受付時間中ならボタン連打で
連発できるので、ボスが攻撃を始める前に蒸発してたりする。
「ばばばばばばばくれつきゅうきょくけん!!」
実は複雑と思われていたコマンドも正確に入力する必要は無く、
「上から反時計回りに1回転して左上でストップ、そこから時計回りで下まで持っていく」で良い事が判明。
この入力方法が発見されてから、2Pプレイで2人のリューが爆烈究極拳を垂れ流しながら前進するという悪夢の様な光景が広まった。
ちなみにフウマが使うのは「風魔忍法奥義 爆
裂究極拳」。ワーヒー2でその存在を匂わせ、2JETでついに実装され、
あの風魔忍法奥義が使える!と思ったら普通の性能とコマンドで、ガッカリした人は少なくない。
(フウマは5代目、リューは32代目なので「歴代風魔小太郎が改良していったのだろう」と言うのがファンの意見。
ぶっちゃけ格闘ゲームだと
ボス以外には使わせる訳には行かない性能なのが理由だろうが)
こんなコマンドが格闘ゲームで出来るわけがないので存在してないと思われてるかもしれないが実はある。
同製作社であるADKの「ガンガン行進曲」のボビーの技「ボビー・ダンス」がこのコマンド。
もっともこのゲーム、格闘ゲームとしては特殊で手前や奥に自在に移動できる(ジャンプはボタン)という仕様で、
さらに相手を掴んでから入力する技なので、こんな珍妙なコマンドでも問題ないのだ。
ちなみに似た様なコマンドで
紅丸のMAX2の雷塵纏(→↙↘←→+ボタン)や
アルカナハートの
安栖頼子の「古のタリズマン」(通称・儀式。↑↙↗↖↘↑(他3通りあり)で五芒星を描く)の追加入力も同系統である。
こちらは正確に入力する必要がある上に入力の受付が若干特殊な為非常に入力しづらい。
余談だが、MUGENで相撲キャラが活躍した際の「SUMOUパワーにはまいったな」と言うコメントは
リューの仲間であるジョー・タイガーの台詞「スモウパワーにはまいったな」が元ネタである。
・プラズマカービィ、プラズマウィスプ(星のカービィシリーズ)の「プラズマはどうだん」『めちゃためてY』
スーパーファミコン版『星のカービィ スーパーデラックス』とそのリメイク版で登場したコマンド。
「めちゃためる」と思いっきりアバウトな表記だが、具体的に表記すると
「ラストアルマゲドンドロップ」以上の長い入力になる。
この能力の「ためる」は格闘ゲームの
タメ技と違い「十字キーをいずれかの方向を押すごとにエネルギーが溜まっていく」というもので、
十字キー1周分で大体1段階溜まり、この技は第4段階目で使える様になるというもの。
つまり、この技を通常のコマンド表記にすると
「十字キー4回転+Y」というものになってしまう…
ありえん(笑)
(リメイク版では斜め方向の入力では溜められなくなったため、
さらに時間がかかる)
実際には適当にガチャガチャやっても溜まる事と、
アクションゲームなのでジャンプによる中断もない上ガードしながら溜めることも可能で、入力自体はそんなに難しくはない。
・ハンマーカービィ、デデデ大王(星のカービィシリーズ)の「ばくれつハンマーなげ」『ダッシュ+X』
スーパーファミコン版『星のカービィ スーパーデラックス』とそのリメイク版で登場したコマンド。
一見普通のコマンドに見えるが、他のコピー能力のコマンドでも類を見ないおかしなものである。
本来Xボタンというのはコピー能力を捨てるためのものであり、Xを使うのはハンマーのみである。
この技を使用するとハンマーの能力は消える。
当然ヘルパーのボンカースは使用できないが、
『Wii』『トリプルデラックス』『スターアライズ』のデデデ大王はこの技をハンマーをなくさずに何度でも使用できる。
・サムス(スマブラDX)の「ロンググラップリングビーム(仮称)」『グラップリングビーム中に↑↓↑A』
スマブラシリーズ随一の裏技らしい裏技で、謎技。それでいて(成功さえすれば)そこそこ有用な技。
グラップリングビームとは、要するにサムスの掴み動作のことで、他のキャラの一般的な掴み動作とは異なり、
サムスはワイヤー状のビームを出すのだがそれが最大まで伸びきる前にコマンド入力をすると成立する。最後のAは十字キーと同時ではなく順押し。
だがコマンドは3Dスティックではなく小さくて押しづらい十字ボタンでやらなくてはいけず、おまけに入力受付時間が短く、
こする様にカチャカチャ入力しないと出ないというスマブラでは異例の高難易度のもの。
そもそもスマブラシリーズにおいて十字ボタンとはアピール(挑発)操作に使うものである(DXでは上のみ)。
じゃあこれで何が出来るかというとグラップリングビームの性能が変化する。どう変化するかというとグラップリングビームのリーチが2倍になる。
さらにLボタンを押しっぱなしにするとグラップリングビームが一番近くの相手を自動追尾するというとんでもない性能となる。
ただし、この状態になると相手を自動で掴むことができず、グラップリングビームの先端が相手に当たった時にAボタンを押さないと掴むことができない。
技中のモーション動作の長さや隙は通常時のそれと同じで、自動で相手を掴まないことさえ留意すれば純粋な強化なのだが、
いかんせんコマンド入力が激ムズなので、試合中に狙うのは至難の業。おまけに一度撃墜されると元の性能に戻ってしまう。
バグの類ではなく意図的に仕込まれているのは明らかなのだが、公式で言及されたことは一度も無く、
開発者・プログラマーのお遊びなのか、テストで仕込んだ性能がそのまんまになってしまったのかも謎という変態チックな技である。
・ネス(スマブラシリーズ)の「PKサンダー体当たり」『↑B+任意の方向に操作して自分に当てる』
自由に方向を操れる飛び道具「PKサンダー」を操作して自分に当てるという、変則的なコマンド。
当てた方向にネスが吹っ飛んでいくが、この体当たりがとても威力が高く復帰にも活用できる。
しかし、PKサンダーの起動制御は難しく外れれば当然技は発動せず、当たっても体当たりが敵に当たらない事があるなど、
シリーズを通して操作が難しい技になっている。
・ロックマン.EXE(ロックマンエグゼ2以降)の「バリアブルソード」『←B→B(ソニックブーム)』『BB←↓→(エレメントソニック)』
ロックマンエグゼシリーズに登場するバトルチップの一つ。『2』以来皆勤賞。
普通に使うと、通常チップの「ソード」と同じく目の前1マスを斬るだけの平凡なチップである(威力は高めなので弱くはないが)。
しかし、このチップの真骨頂は、発動時Aボタンを押しながら特定のコマンドを入力することで、
技が派生すること。
簡易的なコマンドで出せるロングソードやワイドソードを使い分けられるだけでもそれなりに強いが、
本来ならプログラムアドバンスでないと出せないドリームソード(の低威力版)をチップ一枚で繰り出せるなど、使いこなせるととんでもない強さを発揮する。
ただし、強い技ほどコマンド入力も難しく、さらに受付時間も短い。
なにより
どのコマンドがどの技に対応しているかは誰も教えてくれないため、
攻略情報なしでは手探りでコマンドを探さなければならず、真価を発揮するのは難しい玄人向けチップ。
作品によってはバランスブレイカー級の技も搭載されている。例に挙げた『2』の
ソニックブーム、『3』のエレメントソニックがそれである。
ソニックブームは連続で3発、横幅一杯の衝撃波を放つ技。単体ではそこまで強くはないが、
『2』のバランスブレイカー「プリズム」と組み合わせることですさまじいダメージを叩きだしてしまう。
エレメントソニックはまさかのソニックブーム強化版。4属性それぞれに対応した160ダメージの衝撃波を4発飛ばす。
無敵時間がないため、ボスにも確実に640ダメージ保証。
さらに相手に何かしら属性があれば、うち一発が弱点を突いて2倍ダメージとなり、
スタンダードチップ一枚としては破格の
800ダメージを与えてしまう。
……その代償として、どちらもコマンドは激ムズ。それを差し引いても強すぎる感はあるが。
・カンタムロボ(クレヨンしんちゃん)の「アクションビームガン」『ABBAAB→→←』
映画『
クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』で登場したコマンドで、
映画冒頭でしんのすけがプレイしていたアクション仮面のキャラゲーにおける
アクションビームの発射コマンドという設定。終盤の決戦で大きな意味を持つ事になる。
上記のコマンドに比べるとゲーム経験者なら多少は簡単だが…
この他にも「ABAB←→」や「BBAB↑↓」といったコマンドがあるが
このコマンドからどんな技が繰り出されるかは、ぜひ自分の目で確かめていただきたい。
歴代映画作品をモチーフにした『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶシネマランドの大冒険!』では
一定時間以内に上記3つのコマンドを入力するミニゲームとして再現されている。
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ある意味究極のコマンド |
・アニタ(MSH)の(?)「最終闇技・超裂砕雷滅拳 竜獄殺」『→↘↓↙←↖←↗→←→↓↘↖↗↙↓→+PPPKKK』
『MARVEL SUPER HEROES』におけるアニタの 勝利メッセージで出てくる技とコマンド。
しかしアニタの勝利メッセージはネタ臭が強く、これもその例に洩れずネタなので 実在しない。
「 敵をハメ殺せ!」というからには実在すれば凶悪な性能であろう事は想像に難くない。
しかしハメ殺せとは複数回やれと言ってる様なもの。無茶苦茶な割に一発では倒せない様だ…
ちなみにこの勝利画面で写っているキャラは本作のラスボス「 サノス」であるが、
これは元々アニタには勝利画面専用の一枚絵イラストが用意されていないため、
代わりにサノスの勝利画面にアニタの勝利メッセージが出るものとなっている。
技として実在はしていないのだが、ネタとしてこんなコピペも作られ一時期拡散されていた。
コマンド入力が成功すると、画面暗転後、
豪鬼が瞬獄殺>リンリンが出てきて鉄球が画面一杯に落ちる>
ドノヴァンが刀で切り刻む(VHのコマンド投げ)>
相手が空中に持ち上がる>ファラオマジック(燃える>凍る>痺れる)>
サノスのガントレットリアリティー(サノスは出ない)>
ブラックハートのアーマゲドン(ブラックハートは出ない)>
アニタが近づいて超必殺技(人形の奴)>
最後にキルシュレッドが画面上を覆いつくす様に無数に飛びまくる(マジでキルシュで画面が埋まる)>
アニタの声で「ジ・エンド」と叫んで終わり。
ちなみに、MUGENではMen'sClub氏のキャラがAI起動コマンドとして採用していたりするが、
入力猶予は0Fなので人間が入力に成功することはできない。
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必殺技以外のコマンド |
必殺技以外のコマンド
一番最初に書いた様に、格闘ゲームにおけるコマンドとは「必殺技を出す為の特定の操作」の事を指すが、
実は他にも指すものがある。それは 「隠しキャラクター使用(出現)コマンド」である。
格闘ゲームでは、コマンド入力する事によって「ボスキャラクター」や「 性能の違うキャラクター」といった
「 デフォルトでは選択できないキャラクター」が使用可能になる作品が多い。
このシステムが最初に取り入れられた作品はSFCの ドラゴンボールZ 超武闘伝で、
アーケードではスーパーストリートファイターⅡXの 豪鬼使用コマンドが初出である。
その他、餓狼3の潜在能力や 月華の剣士第二幕の 剣質「極」などの隠しシステムが使用できるコマンドも存在する。
対戦格闘としてバランスを重視するアーケードより、家庭用移植作品に多い。
「キャラクター選択画面でコマンド入力」という形式が最も一般的で、
格闘ゲーム最盛期では複雑なコマンド入力やシビアなタイミングが要求される物が多く、出すのも一苦労だったが
後期になると、必殺技と同様に複雑なものは消え、ボタン一つで出せるなど非常に簡単になったり
そもそもコマンドではなく、隠しキャラはタイムリリースで出現する作品が多くなった。
以下、最も代表的な物や特徴的なもののみ挙げる。
キャラ選択画面でカーソルを リュウに合わせ1秒以上待つ→ ガイル>T・ホーク> キャミィの順に合わせながらそれぞれ1秒以上止める→リュウにカーソルをあわせ1秒以上待ち、スタートボタンを押した直後(0.3秒以内)にP3つ同時押し
最も有名で、最も使用されたと思われる隠しキャラ使用コマンド。
失敗すると茶色カラーのリュウになる為、茶色リュウは「豪鬼失敗カラー」として認知されてしまった。
実際は最後にカーソルを合わせるのは誰でも良い為、持ちキャラに合わせておくのが無難。
またも豪鬼。これは1P側のコマンドで、2P側と基盤のバージョンでまた変わってくる。
最後のボタン同時押しが非常にシビアで、同時押しが少しでもずれると失敗してしまう。シッパイサムラーイ!!
あまりに失敗する為にシルバーサムライが持ちキャラとなってしまった人がたくさんいた。
これを受けて『ゲーメスト』のシルバーサムライ攻略記事が「豪鬼を失敗しても」という題になったりした。
オープニングデモ中に「↑、X、↓、B、L、Y、R、A」と入力
もしかしたら一番有名なのはこちらの方かもしれない。
ゲームを開始して悟空の「おめえの出番だ、 悟飯!」という台詞が聞こえてからタイトルが出るまでに入力し、
成功するとブロリーの 「カカロットォ…」という台詞が聞こえ、キャラ選択画面で二人が選べる様になる。
コマンドが成功するたびに聞こえるので、デモが終わるまでに何回言わせられるか、という関係ないところで盛り上がった。
「カカロッカカロカカカカカロットカカカカロットォ…」
リリス風 モリガン:カーソルを ザンギエフに合わせてから
←←↓↓→→↑↑↓↓↓↓←←↑↑↑↑→←↓↓↓↓→→↑↑↑↑←←↓↓↓↓→↓で決定
シャドウレディ:カーソルをモリガンに合わせてから
↑→→↓↓↓↓←←↑↑↑↑→→←←↓↓→→↓↓←←↑↑→→↑↑←←↓↓↓↓↓で決定
長い。とにかく長い。なんと 38方向である。隠しキャラ使用コマンドで最長はおそらくこれ。
この他、 ハイパーアーマーウォーマシンで37方向、 MSH性能ハルクが32方向、 ハイスピードベノムが27方向、一番短い ロールで16方向である。
なぜこんなに長いのかというと、カーソルの軌道が数字を描いている(例えばシャドウレディなら「7、8」を描く)からで、
入力方向じゃなく軌道で憶えた方が優しいが、それでもここまで来ると何も見ないで入力するのは相当難しいだろう。
タイトル画面で音が鳴るまでXボタンを連打
一見アクションゲームによくある隠しコマンドのようだが、人力で出すのは至難の業。
基本的に別売りの連射パッドを使用することが前提である。
一応人力で出せないこともないが、どうしても指が疲れてしまう。
・サムス(スマブラX)の「パワードスーツを脱ぐ(仮称)」『十字ボタン↑↓↑』
前述した『DX』の裏技が『X』にもちゃっかり採用されている。
だが成立時の性能は全く異なり、条件も少しゆるくなったが難しいことには代わりはない。
効能は重量級でもっさりしたサムスがパワードスーツを外し、機動性の高いゼロスーツサムスに変身する(技も変化)というもので、
本来はこちらで変身するのが正規の手段である最後の切りふだ「ゼロレーザー」と違い、攻撃判定はない。
(ただし、どちらも変身後に脱げたパワードスーツを掴んで投擲武器に使う事は可能)
「最後の切りふだが使えない、『アイテム無し』ルール時にゼロスーツサムスを使用するために仕込んだのでは?」とされるが、
そんなことしなくても、キャラ選択時にサムスを選択した状態でAボタンを押しっぱなしにしてスタートすればいいだけの話である。
ちなみに同作のサムスは、タイマン・乱闘共に最低クラスの性能で、逆にゼロスーツサムスは上位クラスの性能であることから、
「サムスを使って窮地に陥った時に、強キャラにチェンジする」という逃げの手段として使えないことはない。
実際非公式大会では 「ゼロスーツサムス時に最後の切りふだ使ってサムスになっちゃったから、ゼロスーツに戻す」ために、
このコマンドを成功させたプレイヤーも居るんだとか。まるでパワードスーツが拘束具みたいな扱いである。
ともあれ、2作連続で隠しコマンドを仕込まれているとは、サムスは開発陣に愛されているのかもしれない。
性能的には『X』『for』の2作連続で下位クラスで逆に愛されていない?聞こえんなぁ~
|
MUGENにおけるコマンド
キャラのファイル内にあるcmdファイルで調整する。
対応は以下の通り。
CMDでのコマンド
レバー入力 |
CMDでの文字 |
↑ |
U |
↓ |
D |
← |
B |
→ |
F |
↖ |
UB |
↗ |
UF |
↙ |
DB |
↘ |
DF |
注意:斜め入力をCMDで追加するときは順番を間違えない事(左に上下(D,U)、右に左右の入力(F,B)とする事)。
特殊
コマンド |
CMDでの文字 |
例・備考 |
キーを離す |
~ |
|
タメ |
数字 |
30D(30F真下タメ) |
そのキー要素を含む |
$ |
$UならU,UB,UFが有効 |
同時押し |
+ |
|
間の入力を問わない |
> |
|
使用例
コマンド |
CMDでの文字 |
備考 |
波動拳 |
D, DF, F, ○(○にはボタン) |
|
昇龍拳 |
F, D, DF, ○(○にはボタン) |
|
サマーソルト |
~$20D, U, ○(○にはボタン) |
下、または斜め下の20Fタメ |
付録:コピペで使えるコマンド表示用矢印一覧
← ↖ ↑ ↗ → ↙ ↓ ↘
コマンド表示で使いたい時にコピペして使ってみよう。
また、技表を作るときに便利なコマンド素材も用意しておいた。
MUGENのキャラを作るときなどに活用してほしい。
キー入力の表示について
MUGEN自体に入力したコマンドを表示する機能はないが、
有志によりタッグで用いるサポートキャラやキャラクターに組み込むシステムなどで
入力しているキーを記録して表示していくというものは公開されている。
製作者 |
名称 |
導入・起動・表示 |
nekohoshi氏製 |
stick |
サポートキャラ・タッグ起動タイプ 導入:操作キャラに記述を追加しタッグパートナーで起動 現在入力しているキーを表示する(ログ無し) ※fvarを使うためキャラによって使えないことも |
MUGENの便覧氏製 |
KeyDisplay |
サポートキャラ・タッグ起動タイプ 導入:操作キャラのタッグパートナーで起動するだけ。 入力したキーのログを表示する(フレーム数ログ付き) ログは「入力時間 入力キー(同時最大7個)」の行を並べて表示。 ログは最大30行まで表示(初期14行)。キーを押し続けた時間なども測定する。 |
HIDE.MF氏製 |
keyinput表示 |
追加用システム・画像+記述追加タイプ 導入:操作キャラへ記述・ファイルを追加。MUGENのfightfxへ画像を追加 入力したキーのログを表示する。 ログは画面下側へ帯の中に入力キーを一回ずつを表示。(ログは13回) 表示がシンプル |
ADI氏製 |
ADI式 PushKeyOutput |
追加用システム・画像+記述追加タイプ 導入:操作キャラへ記述を追加。MUGENのfightfxへ画像を追加 入力したキーのログを表示する(フレーム数ログ付き) ログは画面下側へ帯の中に入力キーを一回ずつ表示。(最大50回・初期40回) フレーム数は入力毎の他、入力開始から終了までの時間を表示可能。 |
タッグ起動タイプの場合は画像の別途登録が不要で「KeyDisplay」では操作キャラへの記述追加も不要と非常に手軽。
ただしタッグでなければならないためトレーニングモードなどでの使用はできず、使用する際の選択が少々面倒。
記述+画像追加タイプの場合は画像登録の必要があり、操作キャラ毎に記述も追記する必要はあるが、
画像はfightfx(MUGENの汎用エフェクト)へ一度登録すれば、新たな操作キャラには記述を追加するだけで良い。
また操作キャラ自体で表示するためタッグ起動タイプと異なりトレーニングモードなどでの使用が可能。