赤沢宿
あかざわじゅく
山梨県早川町にある、歴史的な町並みが残る地区。
日蓮宗の総本山である身延山久遠寺と、霊場である七面山への参拝者の宿場として栄えた。
重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
身延山久遠寺と、七面山を結ぶ参道にある。
久遠寺奥の院から赤沢に降りて一泊し、翌日七面山に登るのが一般的だった。
江戸時代中期に講が盛んになったこと等から講中宿として整った。
明治初期には参詣客を案内する強力、駕籠人足、荷背負い業も増え、9軒の旅籠屋が営まれた。
大正から昭和期にかけて、身延線の開通と共に参詣客が急増し、赤沢宿も隆盛をきわめた。
その後、迂回道路の整備や交通の便が良くなるに従い、昭和30年代頃から宿を利用する者は激減した。
建造物
歴史
地理
伝統的建造物群保存地区
名称 |
早川町赤沢 |
所在地 |
山梨県南巨摩郡早川町赤沢 |
面積 |
25.6ha |
条例設定年月日 |
早川町歴史文化財保存地区保存条例 平成2年10月1日 |
都市計画決定年月日 |
平成3年7月24日 |
保存計画決定年月日 |
平成3年7月24日、平成3年11月20日改訂 |
選定年月日 |
1993年(平成5年)7月14日 |
選定理由 |
(三)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示しているもの |
物件数 |
建築物84(主屋27、主屋旅館5、旅館1、附属屋12、土蔵7)、工作物39(石塔6、石碑12、石祠6、墓石群11、門2)、環境物件118 |
関連・参考サイト
関連項目
最終更新:2022年09月24日 12:15