近江八幡
おうみはちまん
滋賀県近江八幡市にある歴史的町並みが残る地区。
琵琶湖の東岸中央に位置し北国街道と
中山道が交差する交通の要衝に発達した町。
近江商人の根拠地として繁栄した時代の瀟洒な主屋、土蔵群が多数現存している。
碁盤目状の整然とした町割りに町屋が建ち並び、八幡掘りに接して土蔵群が並ぶ。
美しい日本の歴史的風土100選に選ばれている。
歴史
1585年(天正13年)に豊臣秀次により
城下町として建設されたことに始まる。
琵琶湖と湖東平野一望できる八幡山に城を築き、その南に城下町を開いた。
山麓に武家地、開削した八幡掘を境に南北12筋・東西4筋の町人地を配した。
1595年(文禄4年)に秀次の失脚により、城は破却されたが、その後も蚊帳や畳表などの特産品の行商により、近世まで在郷町として発展した。
町屋の特徴
古くは板葺きで卯建を上げ、表構えは摺り揚戸を多用した開放的な店構えだった。
近代に入りその多くが格子に変わった。
関連項目
最終更新:2011年09月24日 12:47