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ネシア・ヴェント=イレーズ - (2015/12/11 (金) 21:58:46) の編集履歴(バックアップ)
ネシア・ヴェント=イレーズ(ネシア・ヴェント=イレーズ/Nesia Wenth Erase)
年齢:16 学年/職業:高校1年 性別:男
レベル:2 メイン:聖職者 サブ:魔法芸術家 エクストラ:死霊術士 追加サブ:- 種族:魔族
参戦回数:1回 コミュニティ/部活動:なし 来歴:在校 身長:164 体重:51
イメージアイコン:山姥切国広(刀剣乱舞) イメージCV:水島大宙 PL名:ゼットン
「――私だけ、消えて無くなる事が出来るなら。どれだけよかったか。」
外見
青緑の瞳、金色の髪。
平均的よりも少し身長は低く、また体重も軽い。
痩せ気味なのはベジタリアンのため肉を滅多に口にしようとしないから。
本来の瞳は赤色だったが、幼少期を境に現在の色となっている。
首の後ろに大きな傷跡があり、一枚の白い布を普段は頭にかけて隠している。
人格
優しく、穏やかで人当りはいいが過度な謙遜が少々自虐的に見える事も。
他人の言葉には疑いつつも、まずは人を信じるように心がけている。
他者との接触については、自然と距離を置きつつ関わる事があるが、無自覚に踏み込む事もしばしば。
言葉、行動など自分が出来る範囲で最大限表現しようと努めている。
一人称は「私」。相手を呼ぶ時は最初は「貴方」、名前を聞いてからは「~さん」「~様」と呼ぶ。
年上、年下関係なく、礼儀を持って接する。
目の前にいる相手、話し相手が「以前逢った事がある」、「自分に親しい者」、「家族」かどうかも分からない。
その為、相手に失礼のないように、常に自分を下に置き、忘れた事をまず最初に伝え、断りを入れてから、気丈に対応している。
口癖は「はじめまして」、「すみません」、「大丈夫です」。
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…… |
忘れてしまう自分が。覚えていない自分が。どうしようもなく怖い。
怖くて、消えたくて、それでも嫌とは言えなくて。周りの優しさが余計に苦しくなる。
『忘れない』と言われても。私が覚えていたいのに忘れてしまう。
『忘れないで』と言われると。私は覚えている事が出来ない。
『おはよう』と言われても。最後には消えてしまう一日が始まる事が怖くなり。
『おやすみ』と言われると。今日一日が消えていく足音が聞こえてきてさらに怖くなる。
『はじめまして』と言われても。本当に初めてなのだろうか。気を使われているかも、騙されているかもしれない。
『さようなら』と言われると。そのまま二度と逢えない気がして。
写真を撮っても、自分以外に誰が映っているのか忘れてしまう。
撮った写真を見直しても、誰なのか分からない。大切な人かどうかも思い出せなくて。
日記を書いても、その日に何があったか忘れてしまう。
書いた日記を読み直しても、何があったか思い出せない。他人事にしか見えなくて。
記録に留めれば留めるほど、残せば残すほど。何も分からない自分ばかりが視えて惨めで、辛くて、嫌になる。
そもそも、周りの人は本当に私を知っているのだろうか? 話したことがあるのだろうか?
もし、全く知らない人で。この障害の事を知ってただ都合がいいように利用されて。
もしかしたら本当に私を知っているのかもしれない。
そうだとしたら、とても無礼で、失礼で、申し訳がなく。
知らないうちに傷をつけていないだろうか。それすらも思い出せない、分からない。
もしそうだとしたら、どれだけ赦しを請うても、赦される事はなく。
疑い出すとキリがなく。誰の顔も、言葉も、視線も、仕草も、全て嘘にしか見えなくなってくる。
何も信じられなくなる前に、全てを信じ。この身を、魂を捧ぐ事で贖いを。
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来歴
元は海外で暮らしていたが、ある日記憶障害を患った、らしい。
何時なのか、原因は何なのかなど不明な点が多く、また家族とも死別したとの事だが詳細は不明。
常盤緑市に住む親せきの叔父、叔母の元へ身元を預けられ、卯ノ花高等学校・附属中学校へ入学と同時に移り住む。
この無事高等学部へ進学、障害や病気を持つ者への専門学級もあったため、中学の3年間、記憶障害の中でもなんとかやっていけていた。
家は市の北寄りにある為、北極星が頼りだとか。
……が、学園戦争の影響により魔法の力に目覚める。
突如使える事になった魔法に戸惑いつつも、自分に出来る事があれば、と学徒隊へ志願。
両親の反対を押し切り、参加する事になった。
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『記憶』に触れて |
幼い頃。暗い、深い森の中で誰かが倒れているのを見た。
自分より小さい子供と、自分より大きい男女の姿。
血に染まり、肉は欠け。どうやら何かに喰われたみたいだ。
小学生の頃。何度も移り住む姿を見た。
違う人達が口を揃えて『困った子だ、遺産さえなければ。』とだけ。
数えようとしたけど両手の指じゃ足りなかった。
中学生になって半年ほど。今の住まいで3人だけになっていた。
その家のおばあちゃんが亡くなったらしい。
その時の自分は、まるで他人事を見るように落ち着いていて。
『何故泣いているんですか?』と傍にいる人に尋ねたら『自分の叔父さんや叔母さんになんて事を言うんだ』と、周りの人に怒られた。
高校生になり。学徒隊へと志願をしていた。
様々な人に出逢い、時に力を借り、時に言い合いをしていた。
でも、誰なんだろう。名前を呼んでいるけど、知らない人の声と顔ばかり。
この事もまた、忘れてしまうんだろう。思い出せないんだろう。迷惑をかけてしまうんだろう。
忘れてしまうぐらいなら――どこか、遠くへ行きたい。誰にも迷惑をかけず。一人で。静かに。
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記憶障害について |
祖父母や担当医師曰く、断片的な記憶障害との事だが詳細、経緯は不明。
現時点で確認出来ている障害内容は以下の通り。
- 忘れるのは「人」についてで、本人曰く「透明になったかのように部分的に綺麗に消えてしまう」との事。
学徒隊での活動の中で、徐々に「黒く蝕まれていくように消えていく」との事になった。
- ただしどの程度までかは曖昧で、歴史上の出来事や歌などは「誰」がかは分からないがうっすらと覚えている。
逆に「家族」や「友人」、「クラスメート」などについてはその殆どを忘れてしまう模様。
恐らく本人と近しい関係であればあるほど記憶障害が強いが、最近は微かながら反応するようになった。
特に午前2~3時頃に強烈な睡魔が襲い掛かるらしく、魔法にかかったかのように眠りにつくらしい。
また死霊術の負担が増大したらしく、過度に力を酷使すると眠りにつきやすくなる。
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参加セッション |
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第1回 -山羊の行進- |
局地防衛線、との事で編入された瀬多さんを筆頭に、統乃さん、七海さん、ウスイロさんと防衛に成功しました。
戦争、なんですよね……本当に。覚悟が必要、そう思い知らされます。
それでも、私に出来る事があれば――皆さんを護る為にも。
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PickUp
「私が皆さんを護ります――例えこの身が土に還ろうとも。」
他者を護り、癒し、傷を受け持つ力。
死霊術と組み合わせ、死者の力を借りて力を強めている。
芸術として秀でた才能があるわけではないが、独自の感性はあるらしい。
何処となく虚ろで、強い声で周囲に影響を及ぼす。
初期は躊躇っていたが、覚悟を決めてからは積極的に駆使するようになった。
ただし死霊を使役するのではなく、敬い、時には自らの魂を差し出して力を受け賜る。
例えそれが、悪霊とされる飢えた鬼に対してでも。
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