辰浪之国


国是


「売るなら高い方。買うなら安い方」


概要


霞ヶ浦内海地域に勢力を築く都市群あるいは商業同盟。
『霧帆』あるいは『霞船衆』と呼ばれていた水上輸送を生計とする勢力を中心にいつの間にか国となっていた。
商材を直接取り扱うでのはなく、船上での護衛ないし渡し守や船頭として東ジパングにおける水運のほとんどに絡んでいる。
その分敵も多いが、それ以上に商売相手が多く婚姻外交も手広く行っている。。
古くから傭兵業も取り扱っており、銭を吸いだす先は船のみならず戦にも多い。
晴れているのに川が霧に包まれたら、辰浪の艘飛びが近くにいるやもしれぬ。
霞を纏いて飛び移り、首だけ残して赤く染まった川を帰っていく。


『辰浪渡し』


辰浪というのは蜃気楼の波浪に船を渡す者どもから呼ばれるようになった名だ。
凪の湖や急流で霧を帆に受けて自在に船を回して進んでいく。
その仕掛けは『霧帆』と呼ばれる秘術であり、辰浪の船渡しはこれを修めている。
まことの風には及ばぬが、櫂を漕ぐよりも軽く速い。
旗印を掲げずとも、霧を一杯に孕んだ帆船は辰浪の証。


『艘飛び』


船と荷はたらふく持っているが、辰浪は畑も田もほとんど持たぬ国だ。
霞ヶ浦内海はあまりにも水が多すぎるので、開墾してもすぐ浸かってしまう。
船に乗っているのだって、畑がないから荷運びしかできなかったようなもの。
なので彼らは船を護る。唯一の財産であるから、襲われもしたし襲いもした。
霞を纏い宙に浮いて船から船へと飛び、刃を振るう術を彼らは伝えている。
八艘とは行かないが、一尋(約1.8m)程度であれば容易く跳ぶ。
それは陸でも変わらず、艘飛びは傭兵働きも良くする。


『霧帆さま』


辰浪が仰ぐ主は二人いる。
一人は銭。もう一人が『霧帆さま』だ。

『霧帆さま』は尊き血の御子である。
蜃と契りを交わし、霞を纏う秘術を民へと授けてくれる。
辰浪の家は『霧帆さま』に不要な政をさせないために存在している。
霧帆の国ではなく、辰浪の国と言われるのはそのためだ。
辰浪衆はこの御子を慕い、霧帆さまは彼らに飯を食わせてくれる。
之を護るためならば、娘を他国に差し出す程度は気に病みもしない。


召喚の傾向


辰浪は攻める必要のない国だ。
肉も米も、買えばいい。それだけの財を成しているし伝手もある。
故に護ることと攻め込ませないことを重視している。
少数の陸上拠点を守る★の多い将と、★は少ないが小舟を率いて傭兵に回る多くの将に分かれている。
呼び出した霧帆さまも、すべての将の名を知らぬ。銭で従えている将は多く払うならば早々裏切らぬ。


客将


辰浪の将軍は血縁と契約に二分される。
そして血縁で結ばれる将軍は稀だ。
水運は兎に角人手がいるので、子を成す為である。
故に多くの将軍は、契約に基づいて辰浪に就いている。
霧帆さまに呼ばれた者もいれば、金子で引き抜かれた者。
出自は様々だが、ケチらずが支払う限りは裏切らぬ
『辰浪』がどこかの国に飲まれた時、どうするかは知れぬ。


死なず
立場:元・客将
年齢:100年ほど居た
画像:バージル(DMC5)
レア:★★★★★
紹介:以前、辰浪に身を寄せていた凄腕の武将。
   斬られても死なず、かといって不死でもない。
   契約を全うして、元の世界へと帰ったらしい。


ライカ
立場:客将
年齢:30代らしい
画像:加賀(アズールレーン)
レア:★★★
紹介:霧帆さまに呼ばれた瘴気使い。
   船上から毒の鬼火を使役する術を乞われている。
   五年ほど在籍している。

”朱色”
立場:元客将
年齢:16?
イメージ:マイ=ナツメ(ブレイブルー)
レア:★★★★
紹介:
「私は”可能性の光”。面倒だけど助けてあげるわ」
別の世界から召喚されたプレイライト人。
長い蒼髪のポニーテールに、黄色い特徴的なリボンをつけた、発育の良い少女。
露出度の高い服を着ているのは「その方が動きやすいから」。

辰浪に召喚された傭兵。記憶を取り戻し、現在は客将の立場を離れ、柾良に居候中。
他人に対して冷たい言葉を言うが協力的。『面倒』が口癖。

星4つの武将。水場では小舟を操り敵陣へ突撃する、切り込み隊長。
目にも止まらぬ速さで近づき、神速の槍を振るう。
朱色に染まった槍は魔装であり、鎧を易々と引き裂く。
”可能性の光”という役割を持ち、”他者に願われるほど力を増す”特徴がある。

異世界のプレイライト、”東雲志々目”の身体に契約していた悪魔の魂、”朱色の悪魔”が入った姿。
相棒の願いを叶えるため、彼女は生きる。

漆原望
立場:客将
年齢:23歳
画像:東風谷早苗(東方Project)
レア:★★
紹介:
「信仰とは祈りではなく金額です!」
別世界より霧帆さまに呼ばれた巫女。
金銭を媒介とした防御術を得意とするが、どちらかと言えば商売人。
前線に立つよりももっぱら商売に精を出しており、
辰浪国の皆さんは働きものなので大変気に入っているらしい。
帰還の際には記憶と稼いだ財産の半分を持ち帰る約束で契約した。
本人が言うことには莫大な現金を消費すれば国をも吹き飛ばす砲撃も防ぎきれるとのこと。

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最終更新:2019年09月21日 06:02