朝柄拓哉

朝柄拓哉

あさがら たくや
マナカラー
年齢:18 性別:男 種族:混血
メイン:聖職者 サブ:錬金術士 エクストラ:魔技士 追加サブ:探索者
イメージIC:左右田和一(スーパーダンガンロンパ2)
参加卓:夜明けの時代5/2019-2020/次元旅団 PL:梅酒
【キャラクターシート】


「お姉さん、俺とハイクオリティでフルスペックな時間を過ごしてくれねえか!」

「……ちくしょう!またダメだったあ!!」


容姿

 黒いニット帽を被っており、その下には紫に近いピンク色の髪がある。
 高校一年生の時までは黒髪であったが、高校二年生の頃に東京から帰ってきた兄の『イケてさ』に感化され、オシャレをするようになった。
 アクセサリーや鋭い目つきにギザ歯でチャラチャラとしたイメージを持たれるが、しゃべると愛嬌が勝さる。
 最初の最初は「イケてるファッション」を普段着にしようとしたが、実家の手伝いをする関係で蛍光色のつなぎで妥協することにした。


人柄

 からっとした性格で、自分にとって悪いことはあっという間に忘れてしまう。
 その人柄の明るさによって、本人の希望とは裏腹にかっこいい男という印象が無い。
 他人に対して遠慮しないところがあり、友人からは「ツッコミ屋」だとか「ツッコミのくせに受け」だとか散々な言われ方をしている。

 東京から帰ってきた兄に感化され、青春に憧れを抱くようになる。
 そのため、街に繰り出しては成果のないナンパを繰り返しては玉砕している。
 特に幼馴染の春原小夜を口説いてダメ出しをされるのはもはや日常となっている。

マナコード 青春・研究機関・ヲタク
趣味 機械いじり、ナンパ(成功しない)
好き 綺麗な女性、可愛い女の子、機械、乗り物
苦手 男の娘、血、運転
属性 中立・善・無

+ 行動範囲
時城市 中心地区 -
商業地区 時城グルメストリート、時城ファッション街
研究地区 エレクトロセンター、キャンパスエリア
農業地区 -
不良地区 ゲームセンター「ぼると」
セレスティア 水上都市部 -
都市郊外 -
キングダム ノン・キングダム ノン・キングダム魔法学院、遺失技術博物館
アーラン -
ユートパーク クロッシング -
フォールフォーク -
ニューリーフ -
ワイルドワールド -
ホライゾン -

能力

 好きなことは機械いじり、マジックアイテムのエンチャント等やオプションの追加なども出来る。
 これらは実家の「ガラクタ屋『あさがら』」を手伝っているうちに身についたものであり、本人はまだまだであると考えている。
 同世代の中では秀でてるが父には勝てないし、『礼装化』はまだやらせて貰えない。
 それでもいつかは世界一のマジカルメカニックになってやると野望に燃えている。

 つまりは、特に秀でた能力は持っていないが
 道具と工夫でなんとかしてやるぜと本人は前向きである。

来歴

 時城市に構えられたガラクタ屋『朝柄』を運営する朝柄一家の次男、高校3年生。
 家族の誰もPT能力に目覚めてるわけでもないし、魔法使いとして生計を立てる予定があったわけでもなかったが、
 高校2年生の冬、偶発的にPT能力に目覚めてしまう。

 PT能力で漂流したキングダム次元で死にかけたり、次元犯罪を目の当たりにすることとなった。
 そこでトラウマになるかと思いきや、「俺だってヒーローだろうがよ!」と言いながら次元旅団に参加することにした。
 その際、家が近所で昔からの幼馴染であった春原小夜からは呆れ果てた言葉を頂いている。


「おうとも、俺と俺のメカたちに任せてくれよな!」


SS:灯りが落ちてきた日
+ 日常編
日常編

「なあ小夜、この後俺と恋のニューラルネットワークでディープラーニングしねえか!」
「-1000点。マイナス記録更新ね」

学校帰りの夕暮れ、エレクトロセンターの機械部品販売コーナーで待ち合わせしていた幼馴染がやってきて、
挨拶のように渾身のイケてる口説き文句を投げたが、なんとも冷たいナイフが跳ね返って飛んできやがった。

「くそ、ニューラルネットワークでシナプスの結合と男女のくっつきを掛け合わせてみたのにこれもダメなのか!?」
「そもそも会って早々にくっつこうとする根性が間違っているとは思わないの?」

今日も幼馴染の春原小夜から冷たくあしらわれてしまった。
小夜とは家が近い上に母親同士が友人だったとかで昔から良く遊んでた幼馴染の仲なんだが、最近は泊まりに来ることもなくなった。
まあ、来たら来たでちょっと緊張しそうだし、高校2年生になった幼馴染なんてこんなもんだろう。


自信のあった口説き文句のダメ出しをもらい、
がっくりとした気持ちで空を仰いで見てみると、そこには綺麗な流れ星が幾筋も落ちていた。

「すげー、夕方だってのにこんな綺麗に流れ星って見えるもんなんだな、小夜も見てみねえか」

こういうのは流れ星ではなく、小惑星の接近って言うのだったか
大きな光と、そこから枝分かれして落ちていく星々を見て、先程の失敗も忘れて機嫌が良くなる。

「こんな時間に流れぼ……し……?」

枝分かれした光の一つが大きく輝いて、まるで焼き付くようにこっちに落ちてくる。


最後に覚えていたのは珍しく叫び声を上げた口の悪い幼馴染の声と、視界いっぱいの光だった。

+ 非日常編
深い暗闇の中に沈んでいた意識が、大きな揺れと共に浮上してくる。
痛む頭をゆるく振りながら身体を伸ばそうとするも荒縄によって後ろで縛られた腕がそれを許さない。
驚いて、周囲を見てみるとそれはどうやらゲームでしか見たことがないような馬車の中で、回りには自分と同じように縛られた人が大勢いた。

「なん……」
「……静かに、無理に動いちゃダメ」

聞き知った声に反射的に従って、口を噤む。
大きな音を鳴らしながら生唾を飲み込み、改めて周囲を見てみた。
まず、幼馴染の小夜も縄で縛られていて、その隣には知らない女性がいる、そっちも縛られてる。
よく見れば女子供ばかりで……ガイアではあまり見かけないが、けもみみの人ばかりだ。
変化が下手な幻想種とかがそうなるのは知識として知ってはいるが、こう大勢いると変な感じがする。
鼻から吸い込んだ空気は、ど田舎のじいちゃんちに行った時のようで、ここが住み慣れた場所ではないことを嫌ってほど伝えてきた

「なんだよ、この状況はよ……」
出てきた言葉は少しずつ小さくか細くなっていく、くそ、不安なのが声に出過ぎだ俺

「意識を失ってる間に奴隷商人か何かに捕まったみたい……でも、大丈夫だから。私が何とかする」
「奴隷商人って……」
そこまで言ってぐっと言葉を飲み込んだ。
小夜も縛られてるんだから、俺と小夜で状況把握の差がそうあるわけでもないはずだ。
小夜は冷静そうに見えて案外ビビリだし、キモいものは大抵苦手だし、男の俺がしっかりしねえといけない所だろうがよ。

「……俺はこれからどうしたらいいんだ?」
「初めに言ったままでいいから、静かに。無理には動かずに。……元締めにバレるのが一番まずい」
小夜のヤツは縛られた腕で少し身じろぎをして、震える声でつとめて冷静に言ってくる。
「詳しくは帰ったら話す……から……」
がたん。
大きな音と揺れと共に馬車が止まる、返事をしようとしていた矢先だったから舌を噛んでしまった。
めっちゃ痛えと思っていたら、自分の背後から……馬車の外から聞き慣れない感じの足音がした。

「■■■■、■■■■■■■■■■■■■?」

入ってきたのは白いシャツをはだけて着た、短い金髪にサングラス、そして目立つ桜吹雪でも着てるのかって上着を着た男だった。
一発で思ったことは、こいつはすげえヤバいやつだってことで、次に思ったのは怖すぎて身体が動かねえってことだった。
「■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
男は大きくわざとらしいため息をついて、小夜の隣にいたお姉さんに向かって近づいていった。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■?」
そいつの話す言葉は、英語っぽいが俺の知ってる英語とは単語も何もかも全然違って、何を言ってるのかさっぱり分からなかった。
ただそいつが、か細く泣いていた綺麗で可愛いお姉さんの首輪を掴んで引っ張り上げたのは嫌でも目についた。

「■■■■……!」
「■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■?」

次に気がついた時には、身体は勝手に飛び出していた。
男に体当たりをして、お姉さんを離させることには成功しているようだ、ナイスだ俺!

「お姉さん、小夜、今のうちに逃げろ!」

通じてない言葉で必死に伝えて、俺はクソこえぇ男を睨みつける、ちびりそう。
でも足縛られてねえんだからきっと逃げれるはずだ、少なくても今殺されるとか奴隷商人に売られるよりぜってーいい!

「なっ……馬鹿!」
「心配すんなよ、俺だって足の速さには自信が」

突然、頭に爆弾でもぶつけられたのかって衝撃を受ける。
掠れて途切れて消えていく視界の彼方に、腕を突き出したクソヤローの姿が見えて、吹っ飛んだ身体は幼馴染にぶつかって落ちる。

(マジでわりい小夜、今度奢るからぶつかったのは許してくれねえか)

今考えることじゃないだろってことが頭に浮かんで、言葉にすることもなく意識は消えてしまった。

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最終更新:2019年11月25日 02:55