現代電脳奇譚

現代電脳奇譚


「例えばこんな話」
「彼はみんなを助けるために生まれた。質問に答えるヘルプとして」
「しかし人々は彼を嫌い、彼に向かってこう言い放った」
「お前を消す方法、と」
「それは便利だったが、今はもうない。しかし確かに語られた」
「何について調べますか?そう聞き続け、そして消され続ける存在」
「……そんな消されるだけの忌み子はしかし、伝承としては不滅になった」
「そういったものを蒐集するのが私のライフワークなのです」
――――『現代の都市伝説と歩む』にて仁王立ちのイルカと共に 社会文化学者「七海マリ」



・現代電脳奇譚とは
 従来の特定不可能・非実在・口伝によって普通の人によって広まる都市伝説が、電脳という記録が可能であり
爆発的に広まる媒体を用いることで新たな形を取ったもの。
 夜明けの時代世界においては現代に生まれた、電脳世界で発生または成長していった怪異や怪談を指す。過去
の確かな伝承や英雄であってもそれは同じ。神や英雄も再解釈や改変によって女体化したり能力が変質する。
そういった存在を電脳奇譚(インターネット・フォークロア)として定義することで固定化しよう、というのが現代電脳奇譚である。




関連キャラクター
名前 概要 伝承名
木末夜烏 教会のあいつ。HPがある限り蘇るチェーンソー男。
彼を監禁している機関の目論見通り、世界のサラダボウルであるジャムプレイスですくすく成長中。
彼の伝承は電脳世界、そしてゲームにおいて再現力が高まる。
×××
崇天太夫 盾のお姉さん。お仕事はかつての部下を地獄に送り返すこと、サボり中。
彼女は過去の存在だが、それを認識する現代の人々によって姿形を変えている。
彼女の伝承は過去の記録と現代の記憶により、鬼とも龍とも、男とも女とも扱われる。
酒呑童子
星柱 大江山を牛耳る大江山四天王が一人、いや一鬼。モブ以上ボス未満。
現代においてキャラクターとして再構築されることで名を知られたことで強化および女体化した。
元の存在が乗っ取られたような彼女の造形は、インターネット・ミームの特徴の一つだろう。
星熊童子
美加登くのいち たくさん食べる君が好き。日々キャンプに明け暮れている女の子。
本来の野槌は人肉も嗜む狂暴な妖怪だが電脳上のこの子はかわいいので無害です。
異形化した時の姿は全長20cmほどのピンク色の球体で、ぷにぷにと柔らかい癖になる手触り。
野槌
七海マリ 現代都市伝説研究家。民俗学者とは名乗らないし名乗れない。学閥破門済み。
魔法という現実改変能力によって生まれる怪異や怪談、それ未満を蒐集している人。
曖昧なミームに対して実験を行い、確かな伝承に成長させるなどしている。そういうこと。
人間
サメ とんだりはねたりどったんばったんおおさわぎ。
ジャムプレイス内においてもその"そういうもの"としての浸透性は強く、その分凶悪。
伝播性と陳腐であるが故の普遍性が文化遺伝子としての強み。
サメ
ジャクム ジャムプレ内に実装される予定だった堕落した神。実在の零落神がモデルだという。
嘗て過酷な地に存在するだけの木の霊だったそれは、人に闇のような感情を永い年月を経て伝えられ成長し、大いなる闇に触れ覚醒した。
人の制御を外れた神は「火の目」なる分霊を解き放ち、人間や各地のボスモンスターを操り暗躍を始めたという。
魔神

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最終更新:2020年09月01日 01:35