朽葉国


国主


「この世は麻の如く乱れ落ちているわ。私は、戦をする事を求める者達の寄り辺でありましょう」

        ───『月夜語り』の久々利  イメージアイコン:蓬来山輝夜(東方Project)


国是


「我らは与えない。欲しいのならば奪い取れば良い」


概要


関東北部に広がる薄暮と夕暮れを繰り返す領域に存在する主要国家。
国家としては新興に属し、久々利は2代目である
主義としては拡大主義ではなく「攻撃」主義。天下統一とは即ち属さぬ者達を全て無に帰す事であると定義した膨張主義の国家
その膨張主義を支えるのが、久々利姫が直轄する『黄昏衆』と呼ばれる軍事集団である
無数の犯罪組織や裏組織、そして旧小国の残党が集まる混沌の国であるこの朽葉を国として成立させているのは、ひとえにこの『黄昏衆』の力による
また、この朽葉の地域は元々複数の小国が乱立していた為、統一こそされたが未だ傷跡は深く、治安は悪い。
そういった中で育った犯罪組織は、朽葉国だけでなく各地へと進出している事もあると言う



『黄昏衆』


朽葉の国主直轄の奴隷将達による軍団。
戦い方は苛烈の一言であり、降伏を認めないとまで言われている
これは国として強要されたものではなく、どちらかと言えばこの黄昏衆達の暴走による事が大きい
なぜなら、このジパングにおいては珍しく、『黄昏衆』は朽葉の中では差別される事は無い。また、戦で得た戦利品を全て得る事が出来る為、略奪が横行する事が原因である
他の国へ行った所で差別されるなら、と、黄昏衆の中に残る異世界人もまた多く、他国から『黄昏衆』へと参加する者達も存在している
もっとも、この苛烈な環境に耐えられず、戦の度に逃亡兵や脱走兵も頻発している
去る者は追わない。それが朽葉のスタンスだ。補充なんて、いくらでも効くのだから……
全体的に☆が低い傾向にあり、最大の☆は☆3の『魔銃騎士』である
しかし、北関東一体最大勢力までのし上がった『黄昏衆』を弱者と侮る者達は少ない。
事実として、彼らはその武威で主要国まで成り上がった集団なのだ

召喚の傾向


1『中津陽国より流出した強制召喚による無制限な召喚』
2『召喚した者に対しての特権付与。主に戦による無制限の略奪を朽葉国主から保障』
3『特徴的な制約として、『奴隷将に対しての自主的な叛乱時の死の誓約』を強制的に付与

強烈な誓約を付与する事により、奴隷将の叛乱を防いでいる。ただし、強烈する誓約を貸す事へのデメリットが存在する
 簡単に言ってしまえば『これは叛乱じゃねぇ!寝返りだ!』や『脱走したからお前の部下じゃねぇ!』といった役割をロールする事で、この誓約から逃げ出す事が出来る。ただし、それが可能なのは朽葉の領域外のみ。一旦脱走、逃亡することができれば、叛乱時の死の誓約は無効となる

また、『黄昏衆』は朽葉国における特権階級であり、差別を受ける事は無い。しかし、統一時や外征時の苛烈な程の略奪などの結果、国内でも恐怖の対象である


主要国家への交友度


※注意事項:あくまで一方的な好感度に過ぎない事を注意する事
国家名 友好度 コメント 解説
縁樹国 5%:奴らと同じ天を戴く事は無い 『不死者があるべき姿を忘れた者らに鉄槌を!っす』 黄昏衆の一人、エイルリンクが討伐を主張している
地国 25%:そもそも交流が薄い 『情報が足りないっすね』 遊び相手としては面倒な相手だ、という認識にとどまっている。もちろん、故あれば襲いかかるだろう
紫苑国 40%:色々奪えそうな相手だ 『機械というものは便利だが、使い手次第では無いかね?』 高い技術力に対して脅威を覚えてはいる。同時に、効率が良い略奪相手とも認識している
辰波之国 60%:戦う相手に不足は無い 『霧の傭兵集団ってんは、戦う相手として悪くねェ』 縁談を受けている関係で後回しにするのが基本方針である。少なくても、今は
桔梗国 65%:民の依り所としての価値はある 『宗教というのは厄介なものだ。魔法ある場所でも変わらぬようだね』 戦争するには多少遠いので取り敢えず後回し。矢銭を出せ
柾良国 85%:方針を歓迎している 『で、何時戦争(殺い合い)しましょう?黄昏衆は用意できていますよ』 召喚者に対する扱いにおいての方向に、久々利個人は好意的である。で、いつ戦争しましょうか?
中津陽国 85%:古い名家に対して敬意を持っている 『で、何時戦争(殺い合い)しましょう?黄昏衆は用意できていますよ』 で、いつ戦争しましょうか?



『メルヒェン』信仰


夕闇の領域である朽葉にて特に信仰されている信仰に『メルヒェン』信仰があります
新天文化の発祥した660年代から記録に現れる信仰については、実の所よく分っていません
なぜなら各地の集落や街によって、細部が異なっているからです
しかし研究者達の研究により、幾つかの共通点がある事は分かっています
  • 強い力を持つ
  • 多くの知識を持っている
  • 主に恐ろしい怪物や魔獣として現れるが、気まぐれに人を守る事もある

以上の事と、発祥の年代から、中津陽国の分裂時に召喚された奴隷将達の戦乱の記憶が信仰となったのでは?とも言われています

何にせよ、『メルヒェンを知らない朽葉人』が「偽物、潜入者」といった意味で使われる事もある程、メルヒェン信仰は朽葉に根付いています。朽葉人にとってはメルヒェン信仰は宗教と言うよりも生活の一部に近いでしょう

とある召喚された武将が言った事によれば
「何ていうか信仰っていう程じゃなくて神社には神様がいるとかお天道様がみてるとか、お山に天狗がいるぞ~、とかそんなレベル。ぶっちゃけ他の神様とかの方がちゃんと組織されて信仰されてる」
との事である


各GM・PC達へ:作成者からのコメント


『他国から柾良国へ逃げてきたPC』を作成する、召喚された元国家としてのデザインをされています
この国に召喚された場合、☆は基本的に低い傾向にあります。ただし、それは☆5を否定するものではありません
久々利姫が☆の数よりも奴隷将達のモチベーションを重視している為、脱走する事が容易であり、追いかける事も殆ど行わないからです。それは☆5であっても☆1であっても変わりません
ただし逆に『朽葉から逃亡する武将の保護』を目的とした卓を立てる事も可能です。エイルリンクの気分次第での脱走兵の討伐を行う事もありますし、何かしら重要情報を持っているキャラクターを追いかける事もあるでしょう。そういった卓を立てる事も可能となっています

また、国内の治安も悪く、無数の犯罪結社や軍閥が国内に乱立しています。そういった犯罪組織や犯罪結社は、朽葉上層部と敵対したり、あるいは取り入ったりしている事でしょう
そのような『戦国卓に置ける違法使い組織の本拠地』の一つとして使用する事も可能です

他の主要国家とは異なり、特定のクラスや種族が主要であるという事はありません。『黄昏衆』以外にも、各地の軍閥や犯罪組織は武将を抱えています。その意味で、あまりこの国の特色といえるエネミーはいないといえるかもしれません

全方面に喧嘩を吹っかける国家ですので、多数対多数の、いわゆる「戦争」を行う場合の敵対勢力として使いやすいようにデザインされています。朽葉の勢力が他国を攻撃するのは、コーラを飲んだらゲップするくらい当然の事です

貴方が考える軍閥が朽葉にはいます。貴方が考える違法使い(犯罪者)組織が朽葉にはあります
お好きなようにお使いください

関連NPC

八葉久々利
「私は私の都合で貴方を呼んだ。だから、その責任だけは果たすわ」
「私は戦を求める皆の寄り辺になりましょう。この世が乱れ続ける限りね」
本名:八葉久々利
通称:『月夜語り』
立場:『朽葉国国主・八葉城城主』
年齢:24
紹介:新興国家『朽葉』を滑る女大名にして、『月夜語り』と呼ばれる女性
   薄暮と夜の国柱領域で勢力を拡大した父の後を継いで、主要国家『朽葉』を完成させた
   奴隷将達に対しては他の領域と比べても先進的で、ある意味で最も偏見なく保護を与える国主でもある
   ただし、父から受け継いだ強制召喚を止める事なく、自らの直轄軍である『黄昏衆』を拡大している
   良くも悪くも役割に殉じるプレイライト人であり、その役割は『苛烈な革新者』
   事実、政策自体はこの劇場において先進的である。戦場のルールを無視しかねないという事を含めて
   その直轄軍『黄昏衆』の略奪や虐殺を止める事なく、多くの悲劇を生み出している



『魔銃騎士』のレゾナ
「戦場で御託語ってんじゃねぇよ、カスどもが!」
本名:新四川レゾナ
通称:『魔銃騎士』
立場:『黄昏衆』
年齢:18
画像:ゼスト・グレアム(シャイニング・レゾナンス)
レア:☆3
紹介:二丁の銃剣付き拳銃を操る『黄昏衆』の筆頭。この若さで幾つもの小国を屈服させた恐怖の象徴
   かなり好戦的で、大きな戦の際には先陣を切って敵陣へ特攻する
   一方で略奪には興味を示さず、彼個人が略奪をするのは強敵を屠った時にその相手の持ち物を奪う時以外に発見された事は無いと言う
   まぁ、部下が略奪しても興味を示さないので一人が略奪しようがしなかろうが関係無いのだが



『不滅光』のエイルリンク
「私の手で守れる場所って決まってるっすから」
「この世界で生きて輝いている人達を、私は守りたい。この世界で輝く事は戦う事っすから」
本名:ユーフォリア・K=A
通称:『不滅光』
立場:『黄昏衆』
年齢:23(自称)
画像:暁美ほむら(魔法少女まどか☆マギカ)
レア:☆2
紹介:『黄昏衆』に属する不死の一人。『不滅光』の異名の通り、あらゆる戦場で多くの場合死亡が確認されているのだが、毎回ちゃっかりと帰還する
   軍勢を率いると言うよりも、狙撃手、遊撃手としてゲリラ戦、潜入工作を行う裏仕事のキャラクター
   脱走者に対する追跡も任務のウチの一つなのだが、ぶっちゃけあまりやる気が無く、殆ど真面目に追跡を行わない。ただし、その事について久々利から咎められる事も無いようだ
   国外に出ている事も多く、その時に関わった事件で他国の武将達と協力する事も多い為、個人的な交友関係は広い。ただし、戦場とそれ以外での公私を分ける事は徹底しており、寧ろ戦場では友誼を結んだ相手に程卑劣な手段を使う
   北方の大国『緑樹国』に対する敵意の高さは有名。


『諸王の王』ハイレディン
「死しても蘇るというのは、なかなか無い感覚だな。魔法というのも新鮮だ」
「だが、構わんよ。争いはどの場所でもなくならんからな」
本名:ハイレディン
通称:『諸王の王』
立場:『黄昏衆』
年齢:40
画像:サラザール朝の王ユースフ(pixivFANTASIA:RD)
レア:☆2
紹介:三白眼で頭に王冠を巻き込んだようなターバンを巻いている、中東風の服装の男性。
   うっすらとあご髭が生えている。
   かつて『諸王の王』となった事がある、と語る中年の男である
   事実、召喚されて数年だが、魔法が無い時代、あるいは魔法が無い世界から呼ばれたらしく、魔法という概念に対して未だ違和感を覚えているようだ
   だが、その戦争センスは絶大。『黄昏衆』における総指揮官を務める
   強制召喚の為、保有するレア度は低いが、逆に魔力を扱うセンス上限と一致したのか、レア度が低い割に強い。
   そもそも呼ばれた時に「なんだ。戦する為に呼んだのか。それなら二つ返事だったものを」と答える程度には戦好きである


追加NPC欄


ここには任意のNPCを追加する事を許可します
その際、記入許可は必要ありません

テンプレート
『NPCネーム』
「○○○○○○○○」  NPCの台詞入力場所
本名:PCの本名
通称:もしも二つ名などがあるならばこちらに記入
立場:任意の立場を記入
年齢:NPCの年齢を記入
画像:アイコン立ち絵に指定があるならばその出典を記載
レア:任意のレア度を記載
作成者名:作成者名を記載
死亡許可:作成者以外が任意にこのNPCを死亡させて良いかどうか。良いならば○。ダメならば×を記載
紹介:NPCの紹介


絶海のトゥバラン
「尾無しの猿共より、奪うのみ」
本名:絶海のトゥバラン
通称:特に無し
立場:『黄昏衆』
年齢:29
画像:スペルビ・スクアーロ(家庭教師ヒットマンREBORN!)
レア:☆2
作成者名:そま
死亡許可:○
紹介:ガイア人の姿に偽装したレプタイル人。古いレプタイル人らしく口数は少ない。
特殊な水の魔法剣を扱う他、居合に提起と隙の無い戦い方をする。
強制召喚された奴隷将ではあるが、元より奪う生活には慣れていた。
奪った戦利品を集める癖があり、お気に入りの物は隠し場所として池の中に沈める。

『死にぞこない』 後藤
「戦いの最中だけは…何も考えずに済むんだ…」
本名:後藤正男
通称:『死にぞこない』
立場:『黄昏衆』
年齢:31
画像:大悪司『長崎旗男』
レア:☆2(☆1から覚醒)
作成者名:桑畑
死亡許可:〇
紹介:かなり前に強制召喚された奴隷将の一人。人間の男。
戦死者の遺品をつぎはぎした装備をしており、弾切れの銃剣を武器にしているため
外見は旧日本軍の兵士にも見える。
戦場では派手な武功には縁がないが、冷静で堅実な戦いぶりと生存能力に定評がある。
もともとまじめで気の弱い性格であり、召喚された後もやむを得ず戦いに参加していたが、
終わりのない戦争を続けるうちに人格が磨滅し、もはや元の世界のことはあまり覚えていない。
酒にも女にも金にも幸せを見いだせず、耐えがたい空虚感を埋めるためにただ戦場を求めている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2019年06月08日 00:06