氏族「クリスタ」


概要


異能者の[運命改竄]など、アカシックレコードへ接続・干渉する能力保持者は一定数存在する。

「クリスタ」とは魔族の氏族名であり、その家系は代々占士や宮廷魔術士を生業としていた。
異能者ではないがアカシックレコードに接続する血筋的体質を持っており、
またその情報の精度・物量に優れているため、多くの権力者が彼らの力を求めた。

1946年の大移住後、彼らは日本社会に溶けるように姿を消す。
本家筋であるクリスタ家(XXXXX Crysta = Crysta)の行方は誰も知らず、各地にぽつぽつと残された氏族名を引き継いだ分家があるだけだ。

こうして氏族クリスタの存在は、魔族社会と人間社会の融合に飲まれて歴史からその名を消した。
だが、各地で起きている事件で活躍する魔導士の名前に、この氏族名を見つけることがあるかもしれない。


氏族「クリスタ」キャラクターの追加に関して

+ 2019/09/03 記
PC・NPCにおける、氏族「クリスタ」のキャラクターの作成を歓迎しております。
しかし、この設定が氏族名であるという特性上、「クリスタ」キャラクターは以下の特徴を持っております。

(1)
 「クリスタ」は魔族の氏族名です。
 そのため、「クリスタ」キャラクターの種族は、必然的に「魔族」「混血」となります。

(2)
 クラス「聖職者」を取得しており(メイン、サブ、追加サブ、追加サブ2は問いません)、
 スキル[神託]を取得、または取得予定であることが必要です。
 この[神託]が血筋的体質として扱われます。




クリスタの神託


クリスタ氏族が重宝された最大の理由が、彼らの持つ神託「クリスタの神託」だ。
「神託」とその力の実状と誤った呼称が広がってしまっているが、
力の本質としては、神から宣告を授かるのではなく、能力によってアカシックレコードから“情報”を獲得する。
その能力は訓練可能で、訓練すれば意識的にアカシックレコードへ接続も可能。
当人の体質によっては、無意識的に“情報”を得ることもある。
その様が「神託」と呼ばれるようになった所以と考えられている。



アカシャの大樹


そもそも、アカシックレコードとはなにか。
この世界すべての情報の集知であり、イデア世界や全知と捉えられることもある。

しかし当然ながら、光や音を人の目や耳で知覚できる波長領域が存在するように、人が全知に触れたところで理解可能な範囲と言うのが存在する。
人は理解するときに情報を認識可能な形で知覚し、それはしばしば書籍の形をしていることが多い。
そして、理解の埒外である情報は解読不能な言語によって記されている。
この知覚現象から、全知であるこの存在がアカシックレコード、すなわち「アカシャ年代記」と言われる。

人によって仔細の異なる全知の認識だが、クリスタの系譜は一族によって共通に知覚を得、それを体系的な能力とし、訓練可能とした。
氏族の始まりにどんな大魔術や禁忌があったかは、今となっては誰も知らない。

ただ、彼らが言うには「地平線まで果て無く続く草原と、そんな中ぽつんと一本だけ立っている大樹」の景色が広がるらしい。
その大樹こそが、彼らが知覚するアカシックレコードの体現だ。

大樹のすべてが全知、すなわちこの世の情報の奔流であり、葉や枝などによって情報の深さが違うそうだ。
深い情報はより危険で、情報の知覚には才能や訓練を必要とする。

  • アカシャの葉
 全知の中で表層的なもの。
 正常な人間が知覚して全く問題ないものを、クリスタは「葉」として捉える。
 少なくとも、これらの情報に危険はない。

  • アカシャの枝
 深度の深い情報。
 人によっては危険を伴うかもしれないが、クリスタの系譜であれば問題なく触れることが可能だろう。
 例えば、仏教徒の「悟り」など、人によって許容可不可が別れる情報が、大樹の枝に集まっている。

  • アカシャの幹
 大樹の幹に触れた者は死亡する
 ここに集積しているレコードは、人間が理解できない・してはいけない情報だ。
 そのため、人の言葉(文章)としてそれがどのようなものかここに書き記すことすらも不可能である。
 この宇宙の外のさらに外。法則を作り出す材料、と言えばいいだろうか?


キャラクター一覧


キャラクター名 性別 年齢 作成者 種族 メイン サブ 追加サブ 追加サブ2 エクストラ 上級 出典
トーヤ・ステラ=クリスタ 28 ラウニー 魔族 聖職者 探索者 伝承術士〈ドルイド〉 常夏島
君影ひかり 20 ラウニー 混血 聖職者 魔道博士 探索者 マグス 時使い 大神官 大魔城学園
ニノ・レイニー=クリスタ 18 レン 魔族 魔道士 魔道博士 探索者 聖職者 怪盗 神秘学士 戦国劇場
ldc 28 ラウニー 混血 聖職者 魔道博士 探索者 マグス 時使い 大神官 戦国劇場



トーヤ・ステラ=クリスタ

Toya Stella Crysta

「悩める悩める子羊さん♪ ちょっと君の運命占──待って待っていかないで?」
IIC:マーリン(Fate/GrandOrder)

なんでも知って、要領よく生きていそうな男だが、
彼が占い師と名乗って生きていくようになったのは、一番大切な人を救えなかったことがきっかけだ。

なんでもはできない。できることがほんの一握り。
しかし、小さなきっかけが多くを救うことがある。

彼の本質は善にして混沌
占い師とは、自分のおせっかいさを誤魔化すための隠れ蓑なのだ。



君影ひかり

Kokage Crysta Hikari

「私、今の自分が結構好きなんです。……ね?」
IIC:松坂さとう(ハッピーシュガーライフ)

異界マビノギオンの中心にある「マビノギオン魔法学園」にて、生徒自治組織「寮議会」の最高学年監督生を務める女学生。
誰にでも丁寧に接し、物腰は柔らかい八方美人。実際美人。

その一方で、自分を顧みない面が強く、無理をしたり抱えたりしがちだ。
人の縁に恵まれたのか、そんな彼女の本質を見抜く人物が周りには多く、
ひかりは頼り無いながらも頼りにされつつ、厳しくも優しくフォローされている。

会議室の自分の席に座りながら、たまに小さなコインを眺めている。
──ad astra per aspera.



ニノ・レイニー=クリスタ

Nino Rainy Crysta

「雨の日はやっぱり気分爽快! だから私に任せてねっ!」
IIC:赤ずきん(神獄塔 メアリスケルター)

戦国劇場ジパング、柾良国の国主「淡海清十郎」によってガイアより召喚された星5武将。
──が、その能力は一風変わっており、他者の能力を強化する魔法を主に使う。

魔法使いとして個人では完成しておらず珍しい術者であるが、クリスタの人間としてこれらの魔法との相性はとても良く、理に適った帰結と言えるだろう。
キングメイカーの性質を持つこの血筋は、他者を舞台に立たせることに長けているからだ。

君影ひかりとは同世代だが、クリスタ氏族として本筋に近いのはニノの方である。
しかし、技術の継承は途絶えているようだ。



ldc

Light Douglas Crysta

『お電話ありがとうございまーす♪ ご用件をお聞きかせくださいな!』
IIC:パパ(MOTHER2)

戦国劇場ジパング、歩煙国の国主「弓削上総守保松」によってガイアより召喚された星4武将。……の付き添い
時空間に干渉する能力を持っており、相棒が召喚を求められた際、その術式に「便乗して着いてきた」らしい。
真偽の程は不明。

黒釜旅館の一室を国主から融通してもらっており、相棒と使い魔と共に調査・事件解決を生業としたフリーの仕事をしている。
夢魔である使い魔を利用して、ジパングのいくつかの国に通信装置の魔道具を設置。
クリスタの神託を有効利用し、情報屋として荒稼ぎしている。

呼ばれた相棒は既に召喚時の契約を満了しており、彼らはいつでも元の世界に還れる。
というのだが、観光気分半分おせっかい半分でジパングに残っている。



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最終更新:2019年09月03日 17:47