”アクマちゃん”
来歴:フォーリナー
年齢:不明(0) 性別:女 種族:
幻想種(零落神)
マナコード:
グルメ/
死/
ファッション
イメージIC:ポロモン(デジタルモンスター)/絵画の女の子(まつろぱれっと) 作成者:メイト
「あんたたちが何と言おうと、私は私のしたいことしかしないわ♪」
・概要
塔崎充希が所持している、悪戯好きだが無害な
ナビ・アニマル。
彼女のことを
「お姉ちゃん」と呼びよくからかっている。仲は概ね良好。
気が向いた時にある少女の姿を立体映像として投影し、それを使って会話することもある。
その実態は、ノーバディのナビアニマル……のフリをしている、
ジャム・プレイスの外より来たりし零落神であり、かつての敵性存在。
死に瀕していたところをジャム内の電子生命として再定義されたことにより、
かつてフォーリナーの頃に持っていた力のほとんどを失っている。
真名は【Mynoghra-62】。
未だ一般には知られていない並行世界・エデン由来の邪神とも呼べしもの。
彼女はマイノグーラ本体ではなくその分神であり、62はその製造番号である。
6年前、まだエデンとガイア間のパスが弱かった頃、
ガイアにて一人の少女、デヴィ・ヴァーノン=リリエンタールが、
自身の命を代償に召喚儀式を行い、マイノグーラとの接続に成功した。
だが、その儀式は準備と代償の両面において不十分であり、召喚はままならなかった。
デヴィの魂はマイノグーラへと容赦なく取り込まれ、そこで物語は終わるはずだった。
その最中、デヴィの魂に残っていた意識がマイノグーラに語りかける。
彼女のあまりもの純真無垢な振る舞いと願いに、マイノグーラはデヴィを気に入ってしまう。
その後、いつしかマイノグーラの目的はエデンの邪神による多世界への侵攻準備ではなく、
生前の彼女の願いを叶えることへとすり替わっていったのだった。
”アクマちゃん”とは、デヴィがマイノグーラを指して呼んだあだ名である。
・コネクション
【捜査】[探索]の判定に+1Dされる。
異界の展開を能力として有していた彼女は、周辺の魔法反応にも敏感だ。
デヴィ・ヴァーノン=リリエンタール
Dewi Vernon-Lilienthal
享年:9 性別:女 種族:魔族
イメージIC:絵画の女の子(まつろぱれっと)
マナコード:宗教/読書/グルメ/おしゃべり
──ありがと、”アクマちゃん”! すっごくすっごく、楽しかった!
・概要
現実世界にて既に亡くなっている少女。
塔崎充希の妹。
デヴィの友人だった
テランス・パームの証言に基づけば、
彼女は
外なる世界の神を招来するために己の命を代償に儀式を行おうとしたが、
結果としてその
儀式は失敗。
彼女の死という結果だけが残されたのだという。
現在もまだ公にはされていないが、当時のヴァーノン=リリエンタール家は
並行世界の邪神を喚び出すための儀式魔法に傾倒し、じわじわと狂気に蝕まれつつあった。
それをほぼ知らなかったのは一家の中で充希のみであり、デヴィもまた例外ではなかった。
だが、デヴィは己が信仰する邪神・マイノグーラに魅入られつつも、
それに家族全てを捧げさせるわけにはいかない、という理性を残していた。
そしてデヴィが実行に移したのが、自身の命のみを代償としたマイノグーラの召喚儀式だった。
準備を重ねる過程でさらに精神を蝕まれたデヴィは、友人の前で見せつけるようにそれを実行に移した。
結果としてデヴィは死に、その魂はマイノグーラへと取り込まれた。
そして、彼女の死は結果的にヴァーノン=リリエンタール家の離散という形で
両親を邪悪なる儀式から一時的に遠ざけ、姉の命を守ることになったものの、
一方で、
テランス・パームや不死川無記を始めとした様々な人々の人生と、
ひいては契約対象たるマイノグーラ自身をも大きく狂わせることになった。
狂気に脅かされるよりも前は、ミステリを読むのが好きな明るく溌剌とした少女だった。
彼女が手記にしたためたミステリの構想を”アクマちゃん”が歪んだ形で実現させたのが、
ジャム・プレイス内で起きていた一連の【闇】の異界の正体である。
最終更新:2020年10月24日 16:50