出典 Bestiary 6 159ページ
ホースマン・オヴ・ジ・アポカリプス(または単にザ・フォーとも)として知られる最も偉大なダイモンは
アバドンの荒廃した次元界を支配している。この怪物的に強力な悪の半神の各々は黙示録を思わせる出来事の4つの概念――疫病、戦争、飢饉、死――の1つを物理的に象徴している。
常に4体のホースマンしか存在できず、それが他の兄弟姉妹の同意によって認められているのか、出身地であるアバドンの次元界によって認められるのか、または神格の力を持つと噂されている5番目の先祖であるホースマンによって認められるのかは謎のままである。その数は閉鎖的なままであるが、ホースマンは復讐に燃える神々に、
デーモン・ロードに、自身の法廷内からのダイモン・ハービンジャーに、あるいは――滅多にないが――ザ・フォーの兄弟によって、殺されて死に、交代させられる可能性はあり、そうした過去もある。ホースマンのうち、“ホースマン・オヴ・デス” カロンだけが最初から地位を維持している。「ホースマン」の称号は性中立的である――女性、男性、性別のないホースマン・オヴ・ジ・アポカリプス、そして複数の性別を持つ者もいる。
ホースマンそれぞれはかつては定命の者であり、その魂は死後のある時点でダイモンへと変化した。この遺産は彼らの種の中心にあり、自分たちの人生は今の自分たちが根絶しようとしているまさにその対象として始まったのだと理解しているので、彼らの誇りと正気を刻々と蝕んでいる。同様に不自然なのは、ホースマンがそれぞれの定命の者の教団を積極的に育成し、自身の名前を誓った
クレリックに呪文を与えることさえあることである。ホースマンはそのような教団の信者がザ・フォーの大量殺戮の意志を実行するために提供する援助にもかかわらず、死の際に忘却を宣告される有能な愚か者として崇拝者を捉えている。
ホースマンは
コミューンを介して意思疎通でき、
ゲート呪文で呼び出すことができるが、後者の呪文で強制的に呼び出されることはない。通常ホースマンはそのような招待を受け入れる前に、莫大な価値のある供物か途方も無い量の血を、自分の名の下に流すことを要求する。
黙示録の領界 Apocalyptic Realms
フォー・ホースマンは母国のアバドンの次元界の広大な領界を支配し、彼らの領界を自分達の間で分割している。アバドンのそれぞれの黙示録の領界内で、各ホースマンは神のような力を持ち、周囲の風景やその悪夢のような住人を積極的にも無意識のうちにも制御し、しばしばアバドンで彼らの主張している部分と自身との境界線を曖昧にする。しかし、彼らの恐ろしい力にもかかわらず、ザ・フォーの誰もが全能ではなく、注意深い準備をすれば強力な定命の者は彼らの支配に陥ることなく、その領界内を旅することができる。その領界にいる間、ホースマンは以下の追加能力を得る(以降のページに示された
データには、これらの能力は含まれていない)。
- 神話級/Mythic:ホースマンは神話パワー能力(10/日、活性+1d12)を持つ、10ランクの神話クリーチャーとして扱う。ホースマンは、(神)が付記された擬似呪文能力の神話版を、その能力が神話呪文であるかのように使用するために神話パワーを使用できる。
- 以下の擬似呪文能力を回数無制限で使用できる:ディサーン・ロケーション、ディマンド、ファブリケイト、ポリモーフ・エニィ・オブジェクト(アバドン原住の物体やクリーチャーに使用すると、ポリモーフの持続時間の係数は6増加する)、メジャー・クリエイション。
- 1日1回以下の擬似呪文能力を使用できる:バインディング、ミラクル (領界を操作する物理的な効果、またはホースマンの特定の黙示録の領界の側面に関連する効果に限定される)。
- 感知力向上(変則)/Heightened Awareness: ホースマンはイニチアチブ判定と〈知覚〉判定に+10の洞察ボーナスを得る。
- 乗騎復元(超常)/Restore Mount:標準アクションとして1日1回、ホースマンはトゥルー・リザレクションを介しているかのようにアポカリプス・ホースを生き返らせることができる。
キャンペーンにおけるホースマン Hosemen in a Campaign
ホースマンはそれぞれCR27~30の範囲の能力を持つ、固有のクリーチャーである。ホースマンはほとんどの定命の英雄の手の届かない存在であり、同等の力を持つ存在でさえ、彼らの棲む次元界であるアバドンで直接対抗することを恐れている。そのためザ・フォーは長期的なキャンペーンの最後の敵として、またはプレイヤー・キャラクターが直接対決して倒すことができる悪役を操る黒子の傀儡師として使用するのが最適である。彼らの間でザ・フォーは、ハービンジャー――全ての定命の者の命の根絶に尽くすフィーンドの種族全体――として知られるダイモンらによる法廷を含む、次元界全体の資源を管理する。しかし彼らは非常に長いゲームをプレイしているため、彼らの手法はしばしば些細で複雑なものになり、定命の者の下僕や教団、更には、自らの行動があらゆる定命の者の生命の終焉に尽くしているクリーチャーの目標を促進していることに完全に気がついていないカモすらの利用まで手を広げている。キャンペーンにホースマンを組み込む方法としては、4体のうち1体がキャンペーンの主要な敵であることにパーティが徐々に気がつくまで、PCにホースマンの手下と戦わせることである。PCたちがこの決戦に至ると、彼ら自体が神話級のキャラクターである場合、PCたちは真に神話的な戦いでホースマンと直接対決をすることとなる。そうでない場合、例えばアーティファクトを使用してホースマンをアバドンに追放する前に数ラウンドの間ホースマンと戦う状況に置かれるかもしれない。あるいは、他の場所でのPCの行動によって弱体化したホースマンの弱いバージョンと戦うことがあるかもしれない。いずれにせよ、ホースマンの前にいることでさえ、何年経ってもプレイヤーの記憶に残るような経験になるはずである。
この筋肉質の人物は、骸骨のような雄羊の頭を持ち、蝿の雲が口から噴き出している。
アポリュオン CR29
防御
AC 47、接触35、立ちすくみ38(+12不浄、+1回避、+12外皮、+4反発、+8【敏】)
HP 717(35d10+525);再生30(神性または神話)
頑健 +38、
反応 +23、
意志 +34
防御的能力 黙示録の蘇生、
フリーダム・オヴ・ムーヴメント;
ダメージ減少 20/エピック、善、および銀;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、(魅惑)効果、(強制)効果、[即死]効果、[病気]、生命力吸収、石化、[毒];
抵抗 [氷雪]30、[雷撃]30、[火炎]30;
呪文抵抗 40
攻撃
移動速度 50フィート、飛行30フィート(良好)
近接 アシャー・オヴ・ザ・ブラック・レイン (サイズ)=+56/+51/+46/+41(2d4+29/19~20/×4)、噛みつき=+46(6d6+8、加えて“生命力吸収”、および“病気”)、突き刺し=+46(4d6+8)
遠隔 アシャー・オヴ・ザ・ブラック・レイン (ロングボウ)=+48/+43/+38/+33(1d8+21/×3)
特殊攻撃 蝿のブレス、病気、生命力吸収(1d4レベル、DC38)、疫病の父
擬似呪文能力 (術者レベル29;精神集中+40)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(破滅界アバドン)
編成 単体、または騎乗(アポリュオン、およびザ・ホワイト・ホース)
宝物 ×3(アシャー・オヴ・ザ・ブラック・レイン、その他の宝物)
特殊能力
疫病の陰(超常)/Plague Shadow アポリュオンは足元で地面から泡立つ疫病に覆われた蟲のカーペットに囲まれている。アポリュオンの半径10フィート以内のクリーチャーはこのスウォームによるダメージを受ける。アポリュオンのターン終了時に疫病の陰が占めている範囲内のクリーチャーは5d6ポイントの群がりダメージを受け、DC38の頑健セーヴを行わねなばならず、失敗すると1ラウンドの間
吐き気がする状態となる。セーヴDCは【魅力】に基づく。
疫病の父(擬呪)/Father of Plagues 即行アクションとして(ただし目標毎に1日1回のみ)、アポリュオンは60フィート以内の1体のクリーチャーにこれまでに受けた病気を与えることができる。目標はDC38の頑健セーヴを試みることができる。潜伏期間は即座であり、この能力はクリーチャーが半神かそれを超えた偉業を持つものでない限り、病気に完全耐性を持つクリーチャーにも影響を与えるが、病気に完全耐性を持つクリーチャーはセーヴィング・スローに+4のボーナスを得る。セーヴDCは【魅力】に基づく。
蝿のブレス(超常)/Breath of Flies 1d4ラウンド毎に移動アクションとして、アポリュオンは60フィート円錐形の範囲に蝿の雲を吐き出すことができる。この範囲に巻き込まれた者は蝿の噛みつきにより18d6ポイントの刺突ダメージを受け、1d4ラウンドの間
吐き気がする状態となる。DC42の反応セーヴに成功したクリーチャーは半分のダメージを受け、
吐き気がする状態になる効果を無効化する。蝿からダメージを受けたクリーチャーは1分間の間、自動的に
不調状態となる。蝿は1d4+1ラウンドの間継続し、アポリュオンの次のターン開始時に集まって円錐の発生の起点を中心とする音を立てる20フィート四方の雲となる。この雲の中でターンを終了するクリーチャーはDC42の反応セーヴを行わねばならず、失敗すると9d6ポイントの刺突ダメージを受け1分間の間
不調状態となる。この蝿の雲はダメージを与えたり、疾風以上の風を作り出す範囲効果によって四散させることができる。すべてのダイモンと
アポカリプス・ホースは蝿のブレスの効果に完全耐性を持つ。セーヴDCは【耐久力】に基づく。
病気(変則)/Disease アポリュオンに噛みつかれた者は、魂の疫病に感染する危険性がある。これは、肉が腐って滴り落ちる致命的な苦痛であり、患者を圧倒的な絶望と吐き気で満たす。魂の疫病によって死んだクリーチャーの魂はアバドンに放棄され、犠牲者の実際の属性や宗教に関係なくその領界で狩られた者の一人となる。魂の疫病は魔法で治癒することができるが、通常の休息では治すことはできない。
魂の疫病/Soul Plague:噛みつき―致傷型;
セーヴ 頑健・DC42;
潜伏期間 即座;
頻度 1回/日;
効果 1d8【耐】吸収、および
吐き気がする状態24時間。このセーヴDCは【耐久力】に基づく。
アポリュオンは王位を掌握し、死んだと思われる前任者の失踪後にライバルになりうる者を皆殺しにして、以後長い間支配してきた。疫病の王子/Prince of Plaguesとしても知られているこのホースマン・オヴ・ペスティレンスは、沼地、氾濫した森、浅い酸性の海が広がる広大な領界であるプレイグメア/Plaguemereの領界を支配している。彼の城塞である蠅の玉座/Throne of Fliesは、巨大な脊柱と肋骨を彫ったもので、これは治癒の神の死骸か、ザ・フォーに虐殺されアバドンに引きずり込まれて食われたプロティアン・ロードではないかと噂されている。
他のホースマンが物質界の定命の者に対してより露骨な残虐行為に従事するのに対し、アポリュオンとその下僕は創造のかけ離れた形態に焦点を当てている:このダイモンの御業を実行し、悪性の世界的流行を物質界全体に広められる新しい病気や疫病の作成だ。あまり知られていないのは、この創造の行いは、受け手を堕落させることを目的としたアーティファクトや
魔法のアイテム、さらには、死の女神のシステム内で機能して魂を汚し、審判の後にその魂をアバドンへと墜とすより偉大な形而上学的な伝染病にまで及んでいるという事実である。
アポリュオンは頻繁に手先を物質界に送り込み、そこでの彼らの行動は彼らが殺されたり追放された後も長い間伝染病を残す。これまで以上に恐ろしく毒性のある疫病を広める時、このホースマンは病気の媒介者としてあるいは生きている孵化器として使用することと引き換えに、定命の者の教団の信者に一時的な免疫を与えることも厭わないが、この保護は一時的なものである――最終的には彼らも倒れ、死体の蝿の雲の中で魂はアバドンへと運ばれる。
アポリュオンは中立にして悪の
ドルイド、復讐に燃える隔離された病人、ワーラットなどの、病気のキャリア、病気に罹っている、病気を使う者に崇拝されている。アポリュオンはまたダイモンを崇拝する
アーデファンの種族の大部分の忠誠を指揮している。この疫病の王子/Prince of Plaguesは助祭の従者の種族だけでなく
アストラダイモン、病気のアンデッド、巨大なラット、
ナックラヴィー、
アティアグ、
ピスコダイモン、そしてあらゆる種類の蟲に仕えられている。邪印は黄色いサイズであり、サイズが好む武器である。
悪、
風、
破壊、
闇の領域と
災害、
損失、
ダイモン、
夜の副領域への使用権を与える。
オーラ 圧倒的・全て;術者レベル 29
装備部位 なし;市価 ―;重量 12ポンド
区分 上級アーティファクト
アポリュオンの武器は
アシャー・オヴ・ザ・ブラック・レインである。移動アクションとしてこの武器をサイズからコンポジット・ロングボウ(【筋力】+16)に変化させることができるが、どの形態でも
+5 アンホーリィ・ウーンディング武器である。ロングボウとして発射する際、矢弾は自動的に作成される。現在病気に罹っている敵に対して、アシャー・オヴ・ザ・ブラック・レインは命中するたびに追加で6ポイントの不浄ダメージを与える。
破壊方法
アポリュオンの外套(その魂が弓に力を与えているエンジェルたちの肉から縫われたもの)がニルヴァーナへと運ばれ、そこできれいに洗浄され、死んだエンジェルたちの長い間忘れ去られていた名前それぞれを唱えながら埋めると、アシャー・オヴ・ザ・ブラック・レインは灰燼に帰する。
この古代の人物は黒い服を着ており、その目は悪意のある狡猾さで輝くくぼみになっている。
カロン CR30 Charon
防御
AC 48、接触38、立ちすくみ40(+16不浄、+10外皮、+4反発、+8【敏】)
HP 774(36d10+576);再生20(神性または神話)
頑健 +32、
反応 +32、
意志 +35
防御的能力 黙示録の蘇生、
フリーダム・オヴ・ムーヴメント、負のエネルギーへの親和性、ステュクスの絆;
ダメージ減少 20/ エピック、善、および銀;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、[即死]効果、[病気]、生命力吸収、[精神作用]効果、石化、[毒];
抵抗 [氷雪]30、[雷撃]30、[火炎]30;
呪文抵抗 41
攻撃
移動速度 50フィート、水泳30フィート;
エア・ウォーク、
ウォーター・ウォーク
近接 +5スペルスティーリング・アンホーリィ・クオータースタッフ=+52/+47/+42/+37(1d6+20/19~20、加えて“呪い of ages”)、
+5スペルティーリング・アンホーリィ・クオータースタッフ=+52/+47/+42(1d6+20/19~20、加えて“加齢の呪い”)、または接触=+51(“加齢の呪い”)
遠隔 ステュクスの矢(×4)=+44(10d6、加えて“記憶喪失”)
接敵面 5フィート、
間合い 5フィート
特殊攻撃 加齢の呪い、記憶喪失、ステュクスの矢
擬似呪文能力 (術者レベル30;精神集中+42)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(破滅界アバドン)
編成 単体、または騎乗(カロン、およびザ・ペイル・ホース)
宝物 ×3(
+5スペルスティーリング・アンホーリィ・クオータースタッフ、その他の宝物)
特殊能力
アイテム作成 カロンは魔法のアイテムまたは人造を作成する目的において、
Pathfinder RPG Core Rulebookに記載されている全てのアイテム作成特技に加えて
《人造クリーチャー作成》を使用できるものとして扱われる。
加齢の呪い(超常)/Curse of Ages 目標の【耐久力】、【敏捷力】、【筋力】は6減少するが、精神的能力は増加しない。カロンが古希の目標(もともと古希のクリーチャー、またはこの効果や類似の魔法の効果を受けて古希になったクリーチャー)に接触したり攻撃したりすると、そのクリーチャーは記憶喪失(下記参照)の対象となる。加齢の呪いは加齢、[呪い]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づく。
記憶喪失(超常)/Memory Loss カロンがステュクスの矢でクリーチャーを攻撃したり、古希の目標に接触したり攻撃したりすると、記憶喪失をそのクリーチャーに与えることができる。記憶喪失の影響を受けたクリーチャーはDC40の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると記憶が一掃されたことで永続的な負のレベル2を得る。これらの負のレベルは[精神作用]効果であるが、負のエネルギーによる効果ではない。これらの負のレベルによって、目標の負のレベルの総数がヒット・ダイス以上となる場合、ステュクスの矢による負のレベルの総数が自身のヒット・ダイス以上である間、目標は死ぬ代わりに
強硬症となる。セーヴDCは【魅力】に基づく。
乗騎変化(超常)/Transform Mount 即行アクションとして、カロンは自身の乗騎である
ザ・ペイル・ホースを、最大4体の乗客と自身を運ぶことができる平底船へと変えることができる。また即行アクションとして、この平底船を
ザ・ペイル・ホースに戻すことができる。その場合、自動的に
ザ・ペイル・ホースに騎乗し、平底船内の乗客や荷物は隣接するマスに投げ捨てられる。
ステュクスの絆(変則)/Stygian Bond カロンの再生は、ステュクス川と物理的に接触している時、またはステュクス川にいて平底船に乗っているときは決して克服することはできない。
ステュクスの間合い(超常)/Reach of the Styx 標準アクションとして1時間に1回、カロンは自身と自身に隣接するクリーチャー――平底船の乗客など――が現在ステュクス川が流れている次元界にいない場合でも、
プレイン・シフト呪文を介して、ステュクス川が接する任意の場所に移動することができる。
ステュクスの矢(超常)/Stygian Bolt 標準アクションとして、カロンはステュクスの水を口から4発吐き出すことができる。このステュクスの矢はそれぞれ異なるクリーチャーを目標にすることができる。これらの攻撃は射程単位が100フィートの遠隔攻撃として扱われる。命中すると、ステュクスの矢は10d6ポイントの殴打ダメージと記憶喪失を与える。
“ホースマン・オヴ・デス/the Horseman of Death”、“ステュクス川の船頭/Boatman of the Styx”であるカロンは同種のホースマンと比較して古くから存在している。ザ・フォーの中で彼だけが最初の――そして唯一の――ロード・オヴ・デスで、オリジナルのホースマンである。それでも、カロンの称号は、彼の本当の狙いを不明瞭にしている――彼は全てのダイモンの狙いの内にある全体としての単なる死ではなく、特に老衰による死を狙っている。最も精力的な定命の者でさえ、最終的にはその迫りくる幻影に屈しなければならず、この意味では、ステュクス川の船頭がザ・フォーの中で最も強力な存在であり続けているのは驚くに値しない。定命の者の必然的な終焉のように、カロンの忍耐は伝説となっている。
カロンは
ターナダイモンに似ており、ほとんどのものは、彼が自分自身を手本にして彼らを象ったのだろうと推測している。しかし、カロンは人型生物の生命体が誕生するよりも遥かに前から存在していた程古いため、現在の彼の姿は恐らく、捨てられて久しい原型を伴う、現代風の装いに過ぎないのだろう。
カロンに仕えているダイモンはアバドン全域の広範囲に及び、しばしばステュクスに乗って宇宙の他の広がりへと行き、彼の名の下に魂を狩る。他のホースマンの下僕とは異なり、カロンの下僕は控えめで密やかな方法で行動するが、他のホースマンの下僕と同じくらいの数の魂を収穫する。旅人が単独で近づいてくると、カロンは単に客人を連れ去って食べてしまうこともある。しかし他の場合には、合法的な取引をするが、彼の取引は何百年も何千年もの歳月をかけて終焉に向かって働く。カロンの取引は他の方法でも彼に貢献し、ザ・フォーの仲間でさえ、彼の権威に静かに従うことがある。カロンは死にかけて絶望した神性、アークフィーンド、
至高天の王、さらには全世界中の人々とさえ取引しており、やり取りの間中ずっと交渉相手は何も惜しめない事を知りながら魂の支払いと引き換えに援助を提供している。
カロンの領界は、ザ・フォーの者の中で最大である。それはステュクス川が他の領界、未開の荒野、次元界の向こう側にまで至り隣接している事実を考慮すれば違和感はない。ステュクス川の全ての分岐は最終的にカロンの城塞である溺死法定/Drowning Courtにまで遡ることができ、その法定は巨大な中央の渦の周囲を渦巻く何百もの移動する島、船、浮かぶ城で構成されている。
カロンは、渡し守、盗掘者、葬儀人、アンデッド、そして非常に多くの運の尽きた地獄に落ちるべき不滅志望者によって崇拝されている。ホースマン・オヴ・デスには、その助祭の従者の種族である
ターナダイモンとともに、フィーンディッシュ・クラーケン、
グリム・リーパー、ハグ、
ハイドロダイモン、河川のモンスター、そして様々な種類のアンデッドが仕えている。カロンの邪印は、眼窩にコインがかかった頭蓋骨であり、好む武器はクオータースタッフである。
悪、
アンデッド、
死、
知識、
水の領域と
氷、
記憶、
ダイモンの副領域への使用権を与える。
この金髪の女性の真っ黒な目は血の涙を流し、肩からは巨大な一対のカラスの翼が広がっている。
ザリエル CR28
防御
AC 46、接触35、立ちすくみ37(+12不浄、+11外皮、+4反発、+9【敏】)
HP 676(33d10+495);再生20(神性または神話)
頑健 +30、
反応 +31、
意志 +32
防御的能力 黙示録の蘇生、
ファイアー・シールド(ウォーム・シールド)、
フリーダム・オヴ・ムーヴメント;
ダメージ減少 20/エピック、善、および銀;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、(魅惑)効果、(強制)効果、[即死]効果、[病気]、生命力吸収、石化、[毒];
抵抗 [氷雪]30、[雷撃]30、[火炎]30;
呪文抵抗 39
攻撃
移動速度 40フィート、飛行60フィート(良好)
近接 ラメンテーション・オヴ・ザ・フェイスレス=+58/+58/+53/+48/+43(2d6+36/17~20)、翼(×2)=+46(1d6+9、加えて“生命力吸収”)
特殊攻撃 生命力吸収(1レベル、DC36)、噴火到来、見捨てられし者の怒り
擬似呪文能力 (術者レベル28;精神集中+38)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(破滅界アバドン)
編成 単体、または騎乗(ザリエル、およびザ・レッド・ホース)
宝物 ×3(ラメンテーション・オヴ・ザ・フェイスレス、その他の宝物)
特殊能力
汚れた炎(超常)/Corrupted Flames 彼女の領界内で焼き尽くされた人々の怒りと悲しみを放出することで、ザリエルの接触は火の本質そのものを破壊する。ザリエルが通常[火炎]ダメージを与える擬似呪文能力や超常効果は、そのダメージそのものの半分を[火炎]ダメージとして与え、残りの半分をエネルギー抵抗や[火炎]に対する完全耐性の対象とならない不浄ダメージとして与える。
戦争屋(変則)/Warmonger ザリエルは全ての武器に習熟し、前提条件として最低レベルのファイター・レベルを必要とする特技の前提条件を満たす目的において20レベル・ファイターとして扱われる。
噴火到来(超常)/Eruptive Arrival ザリエルが(瞬間移動)効果を使用した際、到着時に即行アクションとして火砕爆発を引き起こすことができる。これにより半径30フィート以内の全てのクリーチャーに20d6ポイントの[火炎]ダメージを与える、火の爆発を発生させる。ザリエルはクリーチャーを選択してこの効果から除外することができるが、(滅多にしないものの)自分の味方の殺戮と死でさえ楽しんでいる。セーヴDCは【耐久力】に基づく。
見捨てられし者の怒り(超常)/Fury of the Forsaken 1日1回、標準アクションとして、ザリエルは自身の半径60フィート以内にいる全てのダイモンでないものに対して、心を捻じ曲げる激怒と血への欲望を植え付ける。影響を受けたクリーチャーは【筋力】と【耐久力】に+4の士気ボーナス、ACに-2のペナルティを得、以前の敵味方に関係なく、最も近いクリーチャーを攻撃することを強制される。クリーチャーはDC36の意志セーヴに成功すると、この効果に抵抗できる。そうでない場合、ザリエルが視界内にいる限り持続する。効果が終了すると、影響を受けたクリーチャーは
疲労状態となる。これは[精神作用](強制)効果であり、バーバリアンの
激怒、
レイジ呪文、その他類似の効果とは累積しない。セーヴDCは【魅力】に基づく。
一見すると、ザリエルは意気揚々とした天使のような姿をしている。象牙のような肌、流れるような金色の髪、汚れのない絹の巻物を纏った完璧で力強い体、そしてカラスのような青黒の翼を持つ彼女は、高みからの栄光――真の戦争の女神――の擬人化のように見える。しかし間近で見るとこの印象はすぐに消え去るだろう。光を反射しオニキスのように黒いザリエルの目は、深紅の小川のごとく絶えず流血しており、頬を伝って地面に流れ落ちている。彼女が畏れ多くも微笑む時、彼女は人型生物よりもサメや竜のものに相応しいギザギザで剃刀のように鋭い牙のある口を露わにする。ザリエルのグレートソード、ラメンテーション・オヴ・ザ・フェイスレスは初代に遡るまでの全てのホースマン・オヴ・ウォーが用いており、古代の忘れられた至高天の王の堕落した刃であると言われている。
ホースマン・オヴ・ウォーは、かつては堕落した定命の者の
パラディンであった。その罪のために破門された後、征服の将軍となり、ついに支配的な女帝となった後、かつての信仰の信者を虐殺した。彼女自身の死は戦場ではなく、暗殺者の刃によってもたらされたが、これは単に彼女をアバドンへと導き、やがてホースマン・オヴ・ウォーとしての役割を果たすことによって、彼女の征服の最大の章を開いたに過ぎない。
ザリエルは全ての
エンジェルを公然と嘲笑し、定命の者との歪んだ破壊的な会話の中でエンジェルたちの主題となる要素で欺し、騙された者と彼女の本性を完全に認識している者の両方を畏怖させる。彼女の教団はしばしば、彼女を破壊、征服、大量虐殺の象徴としてではなく、犯した恐ろしい罪にもかかわらず楽園に至った倒れた兵士の魂を伴う、約束された正義の勝利であると描写する。
ザリエルの軍隊はアバドンで最大かつ最も厳密に組織化された力であるが、いつでもこのホースマンの軍隊の半分はその次元界全域に散らばっており、様々なアビサル・ロード、アークデヴィル、およびその他の軍隊が彼らの助力に対価を払う。ザリエルは生きている定命の者か、魂か、戦場で倒れた者を食らう権利かを要求するため、ほとんどの場合その代償は高額である。定命の者の次元界へと行軍する時、彼女の軍隊は組織的に大量虐殺に従事するまでの間、彼らの「味方」が満足するのに十分な期間の間約束を尊重する。
ザリエルは戦争に至るまでのすべてのことを含む、戦争のあらゆる側面に関連する人々によって崇拝されている。武器商人、略奪者、傭兵、兵士、軍閥は“荒廃の天使”を崇拝している。ザリエルはまた、ダイモンを崇拝し、ダイモンが生み出した
アーデファン種族のかなりの数の忠誠心を持っている。“破壊の熾天使”には
プロダイモンとともに助祭の従者の種族だけでなく、キャリオン・イーター、
オブシシダイモン、アンデッドの兵士、ウォー・ビースト、
ウォースウォーンB4などが仕えている。ザリエルの邪印は青白い手と黒い剣であり、好む武器はグレートソードである。
悪、
戦、
力、
火の領域と
凶暴、
戦術、
ダイモン、
血の副領域を与える。
ラメンテーション・オヴ・ザ・フェイスレス
Lamentation of the Faithless/無貌の哀歌
オーラ 圧倒的・全て;術者レベル 28
装備部位 なし;市価 ―;重量 8ポンド
区分 上級アーティファクト
ザリエルの武器は、
ラメンテーション・オヴ・ザ・フェイスレスという黒い刃の
+5 スピード・アンホーリィ・グレートソードである。攻撃のためにこの刃を用いるとき、ザリエルは攻撃が成功するたびヒット・ポイントを1d6回復する。ザリエルが自身の剣を標準アクションとして掲げる場合、それを見た60フィート以内のすべてのクリーチャーはDC30の意志セーヴに成功しない限り、1d4+1ラウンドの間
盲目状態となり、
クラッシング・ディスペアの影響を受ける。(善)の副種別を持つクリーチャーまたは信仰呪文の術者はこのセーヴに-4のペナルティを受ける。標準アクションとして、ザリエルは次元界の境界を超えることを含む、あらゆる距離から手に剣を呼ぶことができる。
破壊方法
ヘヴンの山頂にある壁に囲まれた空の庭に、復活した悔い改めたフィーンドによって置かれた場合、剣は粉々になり昇華する。
この飢えた細身の男は、ギザギザな結晶の歯を持つジャッカルの3つの頭がある。彼の脂ぎった黒い肉は不穏に波打っている。
トレルマリクシアン
防御
AC 45、接触35、立ちすくみ36(+12不浄、+10外皮、+4反発、+9【敏】)
HP 656(32d10+480);再生20(神性または神話)
頑健 +29、
反応 +31、
意志 +33
防御的能力 不定形、黙示録の蘇生、
フリーダム・オヴ・ムーヴメント;
ダメージ減少 20/エピック、善、および銀;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、(魅惑)効果、(強制)効果、[即死]効果、[病気]、生命力吸収、石化、[毒];
抵抗 [氷雪]30、[雷撃]30、[火炎]30;
呪文抵抗 38
攻撃
移動速度 30フィート、飛行30フィート(標準)
近接 噛みつき(×3)=+46(4d6+21/19~20、加えて“生命力吸収”)、爪(×2)=+46(3d8+14/19~20、加えて“
つかみ”)
特殊攻撃 生命力吸収(1レベル、DC36)、
高速飲み込み、前任者の激怒、貪欲なる大食らい、飲み込み(10d6[強酸]ダメージ、および1d6【判断力】吸収、AC15、HP65)、喰われし者の嘆き
擬似呪文能力 (術者レベル27;精神集中+37)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(破滅界アバドン)
編成 単体、または騎乗(トレルマリクシアン、およびザ・ブラック・ホース)
宝物 ×3
特殊能力
喰われし者の嘆き(超常)/Wail of the Consumed トレルマリクシアンは1d4ラウンドに1回標準アクションとして、喰われた無数の魂のボロボロの断片を呼び出し、驚異的な嘆きを放つことができる。これは60フィートの拡散内のすべてのクリーチャーに影響を与える。影響を受けたクリーチャーは1d10ポイントの【判断力】吸収を受け、1ラウンドの間
朦朧状態となる。DC36の意志セーヴに成功したクリーチャーは代わりに1d4ポイントの【判断力】ダメージと1ラウンドの間
よろめき状態となる。これは[音波、精神作用]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づく。
前任者の激怒(超常)/Predecessor's Rage トレルマリクシアンは前任のホースマン・オヴ・ファミンを取り込んだ。その前任のホースマンの要素の一部はまだトレルマリクシアンの腹の中に存在し、甘く精神的な喉飴のようにゆっくりと消化されている。前任のホースマン自体は寄生存在であり、割り込みアクションとして1時間に1回トレルマリクシアンは前任者の激怒に対する抵抗を弱め、内面からの憤怒をその身に吹き込むことができる。そうするなら、トレルマリクシアンは
ライチャス・マイトの効果を得、再生は4ラウンドの間30に増加する。この効果が終了すると、トレルマリクシアンはDC35の頑健セーヴを行い、失敗すると1d4+1ラウンドの間
よろめき状態となり、成功した場合は1ラウンドの間
よろめき状態となる。
貪欲なる大食らい(変則)/Ravenous Devourer トレルマリクシアンの噛みつき攻撃には常にダメージに【筋力】修正値の1.5倍を適用する。
飲み込み(超常)/Swallow Whole トレルマリクシアンの飲み込み能力は、トレルマリクシアンが中型であるという事実にもかかわらず、超大型またはそれより小さいクリーチャーに影響を与えることができる超常能力である。彼の胃は他次元界の空間と同様に機能し、いくつものクリーチャーを収容できる。トレルマリクシアンが他次元界の空間を含む物体(
バッグ・オヴ・ホールディングや
ポータブル・ホールなど)を飲み込んだ場合、その物体はホースマン・オヴ・ファミンの腹の中にある間は開くことはできないが、それ以外、破壊の目的で胃と作用することはない。
ザ・フォーの中で最も若いが、おそらく最も野心的であるトレルマリクシアン・ザ・ブラックは魂の嚥下に執着し、残忍で非道徳的な科学と準宗教的な狂信の境界線上に立っている。常に貪欲で姿を変え続ける恐怖であるトレルマリクシアンは3つの頭を持つ人型生物の姿をしている――しかし、ただただ彼の体は絶えず震え、動き回り、胆汁、血液、粘液の原形質の泥漿に陥りそうになっている。トレルマリクシアンはかつて
メラダイモンであり、彼の下僕である
メラダイモンは常にやせ衰えた獣のようであるが、彼の支配下にある間は姿は更に犬のようになる。いわゆる“寄生の王子/Lysogenic Prince”が権力を握るようになった時、前任者を倒して消化したが、寄生的な激怒の定期的な発作を煽るために、腹の中に前任者の断片を維持している。
トレルマリクシアンは飢餓だけでなく物理的または形而上学的な消耗のより広義の概念を、特に癌、寄生虫、そして精神的な衰退による、継続する破滅を、体現している。彼が体現するウィルスによる苦しみと同様、ホースマン・オヴ・フェミンはある具体的な手法において選択した概念のように振る舞っており、彼のしもべの多くに物理的な形で自身の断片を密かに挿入している。これによって彼は本当に狂うような規模の感覚的情報に襲われるため、トレルマリクシアンの断片化された心は狂気と前任者のものを含む多数の声で溢れそうになっている。彼は今でも自分なりのやり方で前任者を崇拝しており、女性であるその前任者は彼に話しかけてきて定期的に助言したり、攻撃的で自意識過剰な良心のように彼の欠点を嘲笑っている。彼は意志の力でこの声を黙らせることができるが、他のどの声よりも悩ませている前任者の声を払い除けることは容易ではない。ほとんどのダイモンは定命の者の人生の壊れた断片化された記憶しか保持していない。一方でトレルマリクシアンは彼の人生の最後の数分間を除いてすべてを覚えている。ダイモンの血を引く定命の
ティーフリングであるトレルマリクシアンは深遠な魔術の御業で自分の世界のあらゆる生命体を絶滅させたが、そうすることで餓死を運命づけられた。苦悶の死の瞬間、彼に話かけ、質問し、「死後に彼を待っているものと比較して彼の成功は小さい」と嘲笑う誰かを彼は思い出した。これまでの人生で知っていたすべての者を破壊したにもかかわらず、誰がそこにいたのか、その人物の顔や最後の言葉は思い出せていない。
誰の血が彼の魂を運んだのか、つまり彼の未知なる所有権を未だ持っているかも知れない者は誰か、例えば死して久しいホースマン・オヴ・フェミンなのか等で、トレルマリクシアンの記憶は依然として彼を悩ませている。彼は同様に、自分は彼の先祖の帰還のための道標になるために生まれてきたという――あるウィルス(祖先)が別のウィルス(自分)の中にあり、自己表現してトレルマリクシアンがその前任者にしたように彼を追い出す日を待ちながら潜伏しているという――考えに悩まされている。
トレルマリクシアンの領界である枯死法廷/Withered Courtは、生物学的および形而上学的な恐怖の領界であり、骨と肉から紡がれた塔であり、悲鳴を上げる生きたレンガのように定命の者の魂が使われており、それぞれが絶え間ない飢餓の中で悲痛に泣き叫んでいる。この恐怖の領界で、彼の下僕たちは彼らが作ると同じくらい多くの魂を貪り食らい悪夢のような不可思議へと歪ませる一方で、その主人は何マイルもの高さのある嘆きの塔/Weeping Towerという城塞内で虚無的な仕事を続けている。
トレルマリクシアンは悪のドルイド、
グリフ、飢えたゴースト、飢餓の犠牲者を含む、飢饉とより広義の消耗の概念に触れた人々に崇拝されている。トレルマリクシアンは、ダイモンを崇拝し、ダイモンに作成された
アーデファン種族のかなりの数の忠誠心を持っている。“寄生の王子”は
アストラダイモン、
ダルゴダイモン、フィーンディッシュ・ジャッカル、ジャッカル・モンスター、
グール、スカベンジャー、
ヴァンパイア、蟲、
ウェンディゴだけでなく、飢餓によって狂気やカニバリズムに追い込まれた者たちにも奉仕されている。
トレルマリクシアンの邪印は日食を顎でつかんでいるところを横から見たジャッカルの頭蓋骨であり、好む武器はスパイクト・ガントレットである。
悪、
狂気、
地、
天候の領域と
季節、
錯乱、
ダイモン、
腐敗の副領域を与える。
最終更新:2023年08月27日 19:28