ビリオネア・ワン=ジャムプレイス

■"トリックテスター"ビリオネア・ワン=ジャムプレイス


年齢:900以上 性別:不明 来歴:純正ノーバディ 電脳内種族:プレイライト クラス:兵士/狩人/猟師/ほか 
マナコード:ファッションばか旅行 
PL:フラー 
キャラクターシート

「純正なるノーバディはボクと大抵同じ仮想魂生成法――つまりボクと君たちは兄弟姉妹同然だ」

「ボクのことは遠慮なくお姉ちゃんと呼びたまえ。さあ、さあ! お兄ちゃん、姉貴、兄貴! 姉さんでも可(集中線)!」


経緯

ジャムプレイス開発開始と共に製造されたノーバディ、『最初の七人』の一人にして、二番目に創られた存在。
紫髪の美顔と華奢な体をしている。傍目からは美少女とも美男子とも捉えることができ、実際のところも都合よく変えることができる

ジャムプレイス開発開始より『テスター』としての役割を担っており、αテストβテスト共に参加している。
バグ発見およびフィードバックも終了し、本格稼働とのことで他の街で休暇を取っていた。
「此処まで来ちゃったかー、ボクの役目ももう終わりなのかな」
だが最悪の事態『ログアウト不能障害』が発生。
「ブーッ!」
解決に乗り出すも――他都市の凍結騒動に巻き込まれる。

なんとか生還は果たし『レーベル』に辿り着いたものの……記憶と能力も不完全な状態であった。
ジャムプレイスにおけるログアウト不能障害から半年以上の休息期間を経て、現場へと復帰し『レコード・レイド』として活動する。

+ 不完全な記憶と能力

不完全な記憶と能力

「あっ、確実なことを聞きたい系? セブンに聞いたほうが良いよ、半分くらい知ってるから!」
『テスター』として様々な地に赴いたビリオネアであったが、不完全な修復によって記憶が曖昧となっている。
よって「あーそんなこともあったねー」と思い出したり「知らなかったー」だったり「これ覚えてる!」となったりする。
記憶力の精度は、クローズドβテストの頃からのユーザとそうそう変わらない。

確実に残っている重要な記憶は、他の『最初の七人』との記憶ぐらいだ。

+ 確実に残っている『最初の七人』との記憶

確実に残っている『最初の七人』との記憶

経歴


ジャム・プレイス開発開始と共に製造された『最初の七人』の一人。製造順で言うと二番目。
ビリオネアの由来は仮想魂生成マシンに搭載されていた膨大なリソースサイズにある。
積み上げられたリソースと気の遠くなるような試行回数によって、奇跡的に仮想魂が生成されたのだ。

この方式は『ヴォーリァ』製造時に改良版として利用され、本採用へと至った

『テスター』としてはジャムプレイス内の動作確認を主とし、億単位のテスト結果と卓越したハッキング能力で脆弱性を見つけることに長けていた。
無論、想定していない事態にて魂を失い、バックアップで修復されることもあった。だがその無謀さこそが、ジャムプレイスの開発に繋がっていた。

他の『最初の七人』とのやり取り


「ねぇねぇコレ見て、何だと思う? ここら一帯を破滅しかねないバグだよ!」
ビリオネアはもともと奔放かつ寂しがり屋であり、度々他の6人にちょっかいを出していた。

『テスター』という役目柄もあってか、良く死に良く治り、良く試し良く見つける。
バグを見つけては自他ともに破損したデータを持ち帰り自慢する。
他の者がビリオネアをどう思っていたにせよ、ビリオネアは他の6人には兄妹愛じみた感情を抱いていた。

近年


「此処まで来ちゃったかー、ボクの役目ももう終わりなのかな」
αテスト、クローズドβテストも無事終え……ジャムプレイス暦1000年4月、公開記念式典。
この段階で『テスター』ビリオネアの役割は殆ど完遂され、ビリオネアのバックアップリソースは信頼できる運用・管理に回されていた。
タピオカ黒糖ミルクでも飲みながら式典中継を見て終わるものだと、ビリオネアは考えていた。

だが、最悪の事態『ログアウト不能障害』が起こる。
「ブーッ!」

動機


実を言うと、ビリオネアにとってマザーAIや親である開発者は忠誠の対象でもなんでもない。むしろ『テスター』として挑戦する対象だ。
今のジャムプレイスについても、ある程度保証された平穏やひりつくような戦闘を楽しめる、悪くない環境とさえ考えている。

だが、まあ。
連絡を寄越さないほど密やかに処理してるヤツが居たり
やりたいことをやれてないヤツが忙しそうにしてたり
一緒にエネミーボコったヤツがやる気出していたり
生死を幾度も見守ってくれたヤツが姿を消したり
ヤツが動かなくちゃいけない事態になってたり
末っ子みたいなヤツが皆の為に頑張ってたり

ってかそもそも自分が半殺しの目にあってるんですけど!?


こほん。

兎も角、そんな状況を創り出した『誰か』が居るとしたら。
――とりあえず一回、ぶっ潰しに行きたくなりもするもんだ。


やれること


それは一射で百中の絶技にて敵を一掃することができる。
それは天性の直感と千年の経験に裏打ちされた探索能力であらゆる未踏の地を制覇する。
それは存在の本質を見抜いて危機を感知し生還を果たす、判断力と生命力の持ち主である。
億万のテストデータから生まれ落ちた、奇跡的電脳生命体。

狩人(ハンター)役者(プレイライト)

トリックテスター、ビリオネア。

  • 3d+13以上ぐらいで罠探知や罠解除ができるよ!!
  • 2d+14以上ぐらいでセットアップ時範囲エネミー識別ができるよ!!!
  • 識別済みなら初期段階でメインプロセス時120ダメージぐらいは安定して範囲射撃できるよ!!!!!
  • 素の攻撃力がまぁまぁあるからミドルでも十分ダメージ出たりフェイタルストラテジー連携で単体ダメージケッコー出るよ!!


飼ってる猫

<ニャーゴ>
ダンジョン探索のお供として、低レベルAIの猫を連れている。毛の色は灰色。
ジャムプレイス開発初期にプロトタイプとして製造されたこともあり、お世辞にも性能が高いとは言えない。
だがビリオネアは買い換えることをしないのだ。

『最初の七人』

名前
カスペル=ジャムプレイス ビリオネア・ワン=ジャムプレイスが唯一『長兄』と呼ぶ存在。長兄がなにも言わずに消えるのは慣れっこ。
昔:(ビリオネアが暇なとき)「ドンドンドン! 長兄~! 仕事ばっかしてないで一緒にあっそっびましょ~! 丁度ゲームが届いて……あっ居ねえ!」
今:(カスペル行方不明直後)「ドンドンドン! 長兄~! 仕事ばっかしてないで一緒にあっそっびましょ~! ジャムプレイスは今大変だけど……あっ居ねえ!!」
二番目の『最初の七人』 ボクだよ!!
ティーン=ジャムプレイス 昔からビリオネアの数倍はマジメな妹。ライブができずに業務にかかりっきりなのを気にかけている。たぶん差し入れとかする。
昔:「おっティーンじゃーん、おかえりー。現実世界どうだった? 楽しかった?」
今:「まだ業務やってんの? マジメだね~。ってかライブもできないってログアウト不能障害ほんとヤんなるよね~!」
ヴォーリァ=ジャムプレイス 同じ仮想魂生成法にて作られた、広義の弟。純粋戦士たる彼とはダンジョン探索の相性が良く、昔はちょくちょくタッグを組んでいた。
昔:(エネミーが沈んだのを見て)「おっやるねぇやっぱ! 自慢の弟だわ!」
今:(コロッセウム観客席にて)「ヴォーリァー! 押されてんじゃねぇぞぉ! お姉ちゃん(お兄ちゃん)が見てるからなー!」
ムーンフォール=ジャムプレイス 『テスター』時代にしくじって魂を失った時、データの海から回収してもらったりしてた。お互いにふわっふわしている。
昔:(修復時)「たははー、大変だったわ、ありがとね。え? 『どだったか』って? すごかった!」
今:(ログアウト不能障害直後)「おーい! ちょっと探ってもらいたいことが……あっるぇー! 居ない!!」
六番目の『最初の七人』 現在、この人物についてビリオネアが聞かれると露骨に話を逸らす。目も逸らしてなんなら口笛も吹く。ぴーひょろ~。
昔:(αテスト中)「おーい! 助けて! クエスト中にダンジョン抜けたらバグって進行しない!」
今:(六人目について聞かれた時)「あー、六人目? えーっとだねぇ……うん、良い奴だった? ……よ?」
セブン=ジャムプレイス ジャムプレイス運営として真面目な末っ子として可愛がってる感がある。あまりにも気紛れなので七つ子説を唱えている。セブンだけに。
昔:(αテスト前)「ねぇねぇ、ここの地区開発ってセブン担当でしょ? 広場にボクの銅像とか置けないかな?」
今:「ねぇねぇ、もし凍結してる都市をボクが解放したりとかしたらさ……功績が認められてボクの銅像が立ったりしないかな?」

+ ◎PLフラーのコメント『ビリオネアと最初の七人』

◎PLフラーのコメント『ビリオネアと最初の七人』

ビリオネア・ワン=ジャムプレイスは他文章にてあるように『最初の七人』の一人です。
『最初の七人』はGM陣を含む複数PLが既にNPCとして設定されており、それらをPCという立場から際立たせるのを一つの目的としています。
ただビリオネアおよびPLフラーは他の『最初の七人』に初期段階にて深く食い込んでいるというわけではなく、事情も全て知っているわけでは有りません。
でも大丈夫。全知でなくとも、全能でなくとも、ビリオネアは――皆のお姉ちゃん(またはお兄ちゃん、もしくは弟、あるいは妹)なのですから。

ビリオネアは『最初の七人』との過去と今を尊重します。ソレはマナカラーの緑が示す「過去」「共同体」「生命の創造」と合致しています。
ただ、『最初の七人』にて完結するPCとする予定はありません。ビリオネアはマナカラーの赤たる「自発性」「享楽主義」「混沌」も重視します。

何事も壊れる時は壊れることをビリオネアは感じ取っています。
今あるモノを大事にすることと、喪われたモノに固執すること、この2つは違うとビリオネアは直感しています。
そして何より――新たなる創造の力、存在と存在の衝突による刹那の火花、それらが生み出される混沌の世界をビリオネアは楽しんでいます。

ジャムプレイス千年の過去に囚われるのではなく、乱れた混沌の世界を新たな旅人とともに楽しむ。
その過程で『最初の七人』も報われれば儲けもん。そのようにビリオネアを動かす予定です。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年06月24日 21:06