Pico Pico Adventure

■Pico Pico Adventure


 あるはずの記憶がないスケルトン
 来ていないはずの兄を探す少年
 存在するはずのないゴーストを探す青年

 『ジャムプレイス』を舞台に異なるはずだった運命は交錯し、レコード・レイドをも巻き込んで
 秘密のダンジョン『アピラディア』とそこに眠る謎の財宝を巡る冒険譚が幕を開ける。

本ページの情報は、下記の内容についてはレコードレイドに所属のPC・NPCは自由に知っていて構いません。

・本キャンペーンのセッションの内容
・本ページの用語集の内容
・関連NPCの情報について
・3話後に判明した、ワイヤードゴーストの正体([[若槻万里]])について(詳細は『日向海斗+[[スハイル]] 好意ドラマシーン(二回目)』を参照)

各項目で特別に記載のない場合は、自由にこれらの知識を持っているものとしてRPしていただいて構いません。

その他PCの個人的な事柄など(秘密にしていること等)を知りたい場合などは質問・提案をお願いいたします。

目次


卓概要

 このキャンペーンは全六話構成の予定であり、全編に渡ってニャルPCである日向海斗とLionPCであるスハイルの関連卓です。
 特に第5・6話は前後編かつPC卓と言えるほど関連性の大きな内容になると思います。
 しかし、それ以外の各話は基本的に単話完結かつニャル・LionPCや前後話との関連性も小さくし、
 過去ログなどを読まれずとも1セッションとして気軽に参加出来るものを目指していく予定です。
 キャンペーンテーマは【冒険】【繋がり】。各タイトルに『Mr.Asyu』の楽曲を題し、
 それらをイメージテーマに各セッションはお送りします。


各話あらすじ


『Pico Pico Adventure』

+ あらすじ
 凍結から解放されて間もない都市『山葉』で、低レベルのスケルトンのエネミーが大量発生する事件が発生する。
 現場に駆けつけたレコード・レイドは元凶と間違えられていた陽気な骸骨『ジャック』と出会う。
 彼は海斗が兄から読み聞かせてもらった絵本の登場人物にそっくりだったが、そんな話は知らないと答えた。
 やがて大量発生の元凶を協力して倒した彼らは、ジャックの故郷のダンジョン『アピラディア』を開く鍵の一つ、『春風の鍵』を手に入れるのだった。

『Summer』

+ あらすじ
 ブルーコードの観光地の一つ『レインボーマリンパーク』で『虹の精』という彫像の一つが消失した。
 同時にブルーコードの街では窃盗や器物損壊など様々な被害が報告され……。
 現場に招集されたレコード・レイドは街中を飛び回る『虹の精』の一人、『ミント』を発見する。
 謎のバグによって自我を得たミントは気の向くままに駆け回り、あらゆるものを取り込みながら逃走を続ける。
 ステッキを奪われ困っていたジャックや、先行調査をしていたスハイルと協力しながら
 レコード・レイドはミントの異変の原因であるバグを取り除き『夏空の鍵』を手に入れる。
 望まぬまま暴走を続けていたミントは最後に自分を取り戻し、「楽しかった」と言って元の彫像に戻っていくのだった。

『Star Gazer』

+ あらすじ
 テンセント近くの山で異界が発生する。そこでは亡霊を呼ぶという「指輪」の伝説が語り継がれていた。
 事態の収束を目指すレコードレイドは幼馴染を探すノーバディの青年、アルタイルに出会う。
 指輪の持ち主の子孫であるという彼は、100年前に起きたとあるαテスターと彼の先祖・アルデバランの友情について話し始め…。

 同じ頃、その異界にαテスト中に亡くなった恋人・星河の指輪を見た水瀬晶は、
 都市伝説の「ワイヤードゴースト」の可能性を求め異界に向かう。
 しかし、スハイルはワイヤードゴーストは理性のない怪物であり、偶発的に生み出されるものではないため、本人の可能性はないと首を捻る。

 異界の発生原因は、100年前にアルデバランが消えた友人・星河の想いを留めるために遺していた婚約指輪だった。
 星河の死亡によって彼のアバターが消失したことが、巡り巡って亡霊伝説として語られてしまっていたのだ。
 鍵のバグによって実態を得ていた星河の幻影はレコード・レイドに止められ、その指輪は時を超えて水瀬の元に届けられたのだった。


『Haunted Dance』

+ あらすじ
 正しき自警団の過激派による蜂起が起こった日、メロディヤでは『アピラディア』の鍵が発見されたとの報告が入る。
 『ワイヤード・ゴースト』由来のバグによる騒動が鍵の周りで起こっていたこともあり、レコード・レイドは隊員を派遣。
 しかし、それは『アピラディア』とその中にいると思われる『ワイヤード・ゴースト』を狙うマーシャルの罠だった。
 既にメロディヤの鍵を抑えていた彼は「醒めたくない夢」の中に閉じ込めた隊員達を人質に最後の鍵を持つジャックを脅迫する。
 溺れたくなる夢を振り払い、現実に帰還したレコード・レイドは、足止めをしていたジャックと入れ替わるようにマーシャルと対峙。
 劣勢のマーシャルは「若槻万里が成し遂げられなかったことを成す」と自らバグを取り込み、
 『完全な』ワイヤード・ゴーストと成ることを目論むが最後はレコード・レイドに敗れ自壊する。
 そして、最後の鍵を海斗に託したジャック不在のまま、謎に満ちたダンジョン『アピラディア』に繋がる扉が開かれた。

『Frozen Kingdom』

+ あらすじ
 原因不明に安定した『アピラディア』のゲートに潜入にした先に広がっていたのは、つぎはぎの雪原だった。
 困惑する面々の前に現れたジャックは、現在このダンジョンには『ワイヤード・ゴースト』と、「醒めたくない夢」の罠の二つの異物が紛れ込んでいると語る。
 記憶を取り戻し自身を案内人と称するジャックに導かれ、『約束の騎士』の絵本の世界を巡った先に待っていたのは、
 レコード・レイドの隊員であるスハイルが若槻万里の息子である若槻帆高であったことと
 その彼が師であるシースに裏切られ、『ワイヤード・ゴースト』のバグを取り込まされていたという二つの事実だった。
 自身を犠牲にしてでも一人で止めるという帆高に対し、レコード・レイドは彼の弟である海斗に導かれる形で彼と対峙する。

 想いとエゴのぶつかり合いの果てに、帆高を侵食していたバグは打ち払われたが、
 それと時を同じくして、異界自体が鳴動し、全ての黒幕であったシースの企みの完成を告げようとしていた。
 事態の解決を図るため、レコード・レイドはジャムプレイスへと溢れ出そうとするバグの足止めを行う人員と
 再び現れたジャックにより『アピラディア』内部の王国を目指す人員の二手に分かれることを決める。
 そして、兄弟の記憶にあった絵本を辿り、最後の希望が繋がれた。

『Last Knight』

+ あらすじ
 アピラディア内部の反応の変化を調査しに向かった先遣隊が帰還する前に、内部の魔力が急速に高まっているとの報告が入り、レコード・レイドの別の班が対応に急行する。
 そこで彼らの前に立ちはだかったのは、先遣隊が探しに行ったスハイルでもなければ、元凶とされる若槻万里でもなく、ついに黒幕としてその正体を露わにしたマーカサイト・シースであった。
 彼は不意打ちからスハイルの身をバグで侵食し、対レコードレイドへの時間稼ぎとして使うと共に、自身の計画に必要な最後のピースを彼より奪取。それを基に自身を『完全な』ワイヤード・ゴーストへ昇華させ、それをジャムプレイス全土へと拡散しようとしたが
 兄弟の記憶にあった絵本を辿り繋がれた最後の希望を持ち続けたレコード・レイドの奮戦により、その妄執は阻まれた。

 その後、自身の正体を明かしたジャックこと若槻万里により、全ての真相が語られる。
 全ての真相を明かし、自身の息子たちと短いながらも再会の時間を果たした彼は、最初に交わした”契約”に基づき
 自身の肉体を構成していた『最後の騎士』へと意識を返却、本来のダンジョンのボスたる『最後の騎士』の撃破をレコード・レイドへと託して消滅した。

 激闘の末見事『最後の騎士』を討ち果たしたレコード・レイドに、『最後の騎士』は己がエネミーとしての
 本懐をようやく果たし終えることが出来ることへの感謝を告げて消滅し、全ての物語は完結したのだった。

登場人物


『ジャック』


来歴:ノーバディ?
年齢:不明 性別:不明 
マナコード:研究おしゃべり学習 
アイコン:おシャレコウベ(ぷよぷよ)

「あたしはジャック。流離のスケルトンよ」
「人生楽しんでなんぼよね! あたしはじめから死んでるけど!」

 ステッキを片手にジャム・プレイスを旅するスケルトン。 
 口を開けばボーンジョークが飛び出す陽気なガイコツ。
 過去の記憶が曖昧らしく、『アピラディア』という自分の故郷のダンジョンを探している。

 その正体はシースの謀略によりワイヤード・ゴーストと化した若槻万里と彼がジャム・プレイスに
 取り込まれたときに落ちたダンジョンにいた”エネミー”『最後の騎士』とがお互いの果たすべき『約束』を遂げるために融合し、
 自身の記憶を失ったうえで来たるべき時のために動いていた存在であり、この事件の犯人
 奇妙な縁の末に生み出された彼は、その基となった二人の『約束』が果たされたことにより、その役割を果たし姿を消した。

+ 関連ログ

日向海斗


来歴:アバター/ログイン
年齢:12 性別:男 種族:混血 身長:160cm 体重:48kg
クラス:魔道士/結界士/契約者 マナコード:おしゃべりアウトドア
イメージIC:ソラ(キングダムハーツシリーズ) イメージCV:東内マリコ

「俺、まだまだ知らないことが沢山あるんだ」
「見たことない景色ってさ、何だかすっごくワクワクするじゃん!」

 レコード・レイドに所属する少年。
 屈託のない笑みと好奇心旺盛に輝く瞳に毒気を抜かれる人間も多い。
 幼い頃から呼吸器の病気のため入退院を繰り返している。両親はおらず、祖母と兄と暮らしている。
 兄に読んでもらった絵本に出てくる『騎士』にそっくりなジャックに出会い、数々の数奇な運命と
 電脳世界の大冒険の末に兄と出会い、初めて出会った父と短い時間の再会を果たした。

+ 関連ログ

スハイル


来歴:アバター/巻き込まれ
電脳内年齢:10代後半(本来は20代) 性別:男 種族:忍者 身長:174cm 体重:62kg
クラス:魔道士/魔道博士/悪魔使い マナコード:マジメ/正義/読書
イメージIC:シェゾ・ウィグィィ(ぷよぷよ) イメージCV:鈴木崚汰

「どうだっていい、そんなことは」
「余計なことに首を突っ込んで、後悔しても遅いぞ」

 レコード・レイドに所属する青年。
 真面目で慎重な性格で、お世辞にも愛想が良いとは言えない。
 ログアウト不能障害に巻き込まれる前からシースと共にワイヤード・ゴーストと化した若槻万里を追っており、
 彼が自分と一緒に巻き込まれた可能性を考えその後もジャム・プレイスで調査を続けていた。
 正体は海斗の兄・帆高。現実ではPeachで働いていた経験があり、その頃にVR機器をプレゼントした。
 師であるシースに裏切られ、一時は窮地に陥るものの、最後には弟と共に父と短い時間の再会を果たした。

+ 関連ログ

マーカサイト・シース

来歴:アバター/ログイン
年齢:50代 性別:男 出身:ガイア
マナコード:研究情報 
アイコン:狩魔豪(逆転裁判)

「ジャム・プレイスはこれからの世界の未来そのものだ。」
「このまま壊させはしないとも」

 「五並行世界ネットワーク超大型電脳世界」の開発に携わった技術者の一人。
 その後は大手通信会社の「Peach」に引き抜かれ現在も民間の立場から異世界交流に携わっている。

 現在の研究テーマは、異世界に虚像投影を送り込むことで安全に並行世界を移動する技術の確立。
 また、かつては若槻万里マーシャルの友人であり、今はスハイルと共にワイヤード・ゴーストと化した彼を探している。

 ついに開かれた『アピラディア』を前に、スハイルの正体が帆高であることを知ってことから、ひた隠しにしていた妄執と共に自身の計画を開始。
 その正体は、若槻万里をワイヤード・ゴーストへと謀殺した本人であり、裏でかつての友マーシャルと手を組んで状況を静観していた全ての黒幕。
 不意打ちからスハイルの身をバグで侵食し、対レコードレイドへの時間稼ぎとして使うと共に、自身の計画に必要な最後のピースを彼より奪取。それを基に自身を『完全な』ワイヤード・ゴーストへ昇華させ、それをジャムプレイス全土へと拡散しようとしたが
 最後まで希望を持ち続けたレコード・レイドの奮戦により、その妄執は阻まれた。

+ 関連ログ

水瀬晶

来歴:アバター/ログイン
年齢:28歳 性別:女 出身:ガイア
マナコード:ビジネス工作ファイト 
アイコン:レミ・アルタワ(レイトンシリーズ)

「現実を見ないためじゃなくて、夢を見続けるために頑張るわ」
「これからも私の人生は続いていくんだもの」

 「Peach」のジャムプレイス支店の支店長を任されている女性。
 明るく聡明なキャリアウーマンで、大仕事にやる気を見せている。

 ログイン中に亡くなったαテスターの恋人がおり、アピラディアの鍵とバグによって
 彼の幻影が現れた際には大きく取り乱したが、彼が遺した婚約指輪を受け取った。

+ 関連ログ

マーシャル

来歴:アバター/ログイン
年齢:50代 性別:男 出身:ガイア
マナコード:マネー /アウトロー /ファイト 
アイコン:マーシャル・D・ティーチ(ONE PIECE)

「ガハハハ、俺は全てを手に入れてみせる!存在しえない亡霊さえも!」
「諦めなければ夢は必ず叶う。なぁそうだろう? 野郎共」


 各地で金目のものの略奪を行っている恐らく窃盗団の首魁。
 構成員である『ダムー』たちは首魁である彼を絶対視しているが、何処か色々緩いため
 略奪を試みた回数に比べて実害は少ない。
 しかし、『マーシャル』本人が出てきた際の成功率は格段に高くの存在を無視することは容易ではない。
 何故か「ワイヤード・ゴースト」について詳しく、『マーシャル傭兵団』を名乗りそれを追っているようだが詳細は不明。

 その正体は現実世界の『発明家』であり、若槻万里とシースのかつての友人。
 正しき自警団の蜂起に合わせ、レコードレイドへ最後の攻勢を仕掛けるが、
 最後には自らの欲(夢)に飲み込まれ自滅した。

+ 関連ログ

若槻万里

来歴:――
年齢:50代 性別:男 出身:ガイア
マナコード:研究おしゃべり学習 
アイコン:遠坂時臣(Fateシリーズ)

「電脳術はこれからの世界の未来そのものだ。」
「私達が未だ知り得ぬ先を見る……何だかワクワクしないかい?」

 1996年に異世界の観測に成功したガイアの研究チームに所属していた電脳術研究者。
 電脳世界の開発に携わっていた翌年、突如学会に『ワイヤードゴースト現象』についての論文を発表した。
 当時はその学説は受け入れられず、彼はその後行方不明に。

 実はスハイルとシースが追っている「ワイヤード・ゴースト」の正体。
 本来なら存在しない、電脳世界を巣食う亡霊と成り果てた彼を追っていたスハイルは
 ある場所で彼にたどり着いた瞬間、ジャムプレイスのログアウト不能障害に巻き込まれてしまった。
 ワイヤードゴースト特有のバグによる事件が後述の鍵の発見と連動して起きていることから、
 まだ見ぬ隠しダンジョン『アピラディア』と万里に何らかの関連があると思われる。

 シースの謀略によりワイヤード・ゴーストと化した彼は、ワイヤード・ゴースト化が進行しないように自身を凍結処理していた。
 しかし、シースの手により自身を探しに来た帆高によって解凍されると同時に、ログアウト不能障害が発生し、ジャム・プレイスへと巻き込まれる。
 そして、ジャム・プレイスに取り込まれたときに落ちたダンジョンにいた”エネミー”『最後の騎士』とお互いの果たすべき『約束』を遂げるために融合し、
 自身の記憶を失ったうえで来たるべき時のために動く存在である『ジャック』となって流離っていた。
 かつての友人の狂気を止め、息子たちと短いながらも再会を果たし、『約束』と『夢』のどちらもを叶えた彼は、
 レコード・レイドへと感謝の言葉と共に、自身の体を『最後の騎士』へと明け渡し消滅した。

+ 関連ログ

関連用語


ワイヤード・ゴースト

 「ワイヤード・ゴースト現象」とは、電脳世界に精神ごとダイブした状態で肉体が死亡した際、
 電脳空間から消えるはずのアバターが、そのまま世界に焼き付いた影のように独立して残ってしまう現象のこと。
 この現象を提唱した若槻博士の論文によって、以下の三点の危険性が示されていた。
 一つ目に、死亡時のショックによって大きな負荷がかかって記憶や人格に障害が発生する可能性が高いこと。
 二つ目に、一度生まれたゴーストをどう消滅させるのか、完全に消えたと証明する方法すら不明であること。
 三つ目に、電脳世界に存在し続けるためのリソースを周囲から奪うことで成り立つため、既にそこにあるデータを壊してしまう、バグの発生源となる可能性があること。

 しかし、上記の内容は意図的に環境をつくらないと起こり得ず、仮に発生したとしても、マザーAIの管理する世界においては即座に発見・処理されるものであるため
 現在ワイヤード・ゴーストは都市伝説やオカルトのように語られている。

約束の騎士

約束の騎士の物語
 幼い頃兄に読んでもらった絵本に出てくるキャラクター。海斗が冒険譚に興味を持つきっかけになった絵本でもあり
 オリジナルなものであるため、彼ら以外に知る者はいない。
上記のSSの内容は日向海斗から聞いた及びそれを聞いた人から又聞きしたという形でのみ知っていて良いものとします。

アピラディア

 『ジャック』の故郷であり、彼が帰ろうとしている場所。全ての”鍵”が揃ったときに開き、中には”お宝”が眠ってると言われている。
 現在のジャムプレイスにそのような地名及びダンジョンは存在しないため存在自体が疑問視されていたが、
 各地での事態で見つかった”鍵”の存在や電脳政府の調査の結果から開発初期に凍結されたプロジェクトに類似したものが存在することが判明した。
 しかし、調査の結果判明したダンジョン名と実際のダンジョン名がズレていたり、”鍵”をドロップする時に、
 必ず”ワイヤード・ゴースト”に関連したバグが発生しているなど内部と実態には未だに謎が多く、
 『約束の鍵』により所在地は判明したものの、その内部は吹雪に包まれ仔細な解析を要している。

 その正体は、開発初期に凍結されたキャンペーンクエスト『Pico Pico Adventure』に使用されるはずだったダンジョンに
 ログアウト不能障害時にジャム・プレイスへと巻き込まれた若槻万里が落下したことで生成されたもの。
 『最後の騎士』が討ち果たされ、キャンペーンクエストとして完結した後、『約束の鍵』を残して消滅した。

 ダンジョン『アピラディア』を開くことが出来ると言われている一連のマジックアイテム群。
 各地で発生した特徴的なバグを取り込んだエネミーを倒すことでドロップしており、後に”ワイヤード・ゴースト”由来のバグであることが調査によって判明した。
 山葉・ブルーコード・騰訊・メロディヤでそれぞれ確認され、『ジャック』が所持していたものを含め合計五本が揃ったとき
 真に『アピラディア』を開く鍵として『約束の鍵』が出現した。

+ 『春風の鍵』
 ■春風の鍵
 種別:鍵   重量:1
 価格:非売品
 春の訪れを思わせる生命力に満ちた鍵。 アピラディアの入り口を開く時に使用する。

 ■所持者:『がしゃどくろ』(『Pico pico Adventure』)
 『暴食の輩』このエネミーの行う武器攻撃によって与えたダメージの半分、対象の最大HPを減らし、このエネミーのHPを回復する。
       また、ラウンド始めに周囲の魔力リソースを取り込み、『がいこつ』を5体複製する。

+ 『夏空の鍵』
 ■夏空の鍵
 種別:鍵   重量:1
 価格:非売品
 夏の青空を思わせる開放感に溢れた鍵。 アピラディアの入り口を開く時に使用する。

 ■所持者:『ミント』(『Summer』)
 『暴食のキセキ』このエネミーの行う武器攻撃によって与えたダメージの半分、対象の最大HPを減らし、このエネミーのHPを回復する。
         また、ラウンド始めに周囲の魔力リソースを取り込み、『ミント』と定義する。

+ 『秋雲の鍵』
 ■秋雲の鍵
 種別:鍵   重量:1
 価格:非売品
 秋の夕雲を思わせる寂寥感が漂う鍵。アピラディアの入り口を開く時に使用する。

 ■所持者:『幻影』(『Star Gazer』)
 『暴食の星』このエネミーの行う武器攻撃によって与えたダメージの半分、対象の最大HPを減らし、このエネミーのHPを回復する。
        また、ラウンド終わりに周囲の魔力リソースを取り込み、【現在HP】を500点、回復する。

+ 『冬天の鍵』
 ■冬天の鍵
 種別:鍵   重量:1
 価格:非売品
 冬の星空を思わせる透明感に溢れた鍵。アピラディアの入り口を開く時に使用する。

 ■所持者:『メロディヤ内の施設』→『マーシャル』(『Haunted Dance』)
 『暴食の巨躯』このエネミーの行う武器攻撃によって与えたダメージの半分、対象の最大HPを減らし、このエネミーのHPを回復する。
        また、ラウンド終わりに周囲の魔力リソースを取り込み、現在HPを2倍、全判定に+1Dする。

+ 『騎士の鍵』
 ■騎士の鍵
 種別:鍵   重量:1
 価格:非売品
 騎士の固い決意を思わせる正義感が満ちた鍵。アピラディアの入り口を開く時に使用する。

 ■所持者:『ジャック』(『Haunted Dance』)

+ 『約束の鍵』
 ■約束の鍵
 種別:鍵   重量:1
 価格:非売品
 冒険の始まりを思わせるワクワクを約束する鍵。使用するとアピラディアへの入り口が開く。

 ■所持者:レコードレイド(『Haunted Dance』)



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最終更新:2020年10月11日 08:49