ムルトゥムのスペルビア
Multum, Superubia
年齢:25 性別:男 種族:レプタイル
メイン:戦士 サブ:グラップラー エクストラ:サイボーグ 追加サブ:拳闘士
イメージIC:ウォーグレイモン/ブラックウォーグレイモン(デジタルモンスター) イメージCV:武内駿輔
参加卓:夜明けの時代5/2019-2020/次元旅団 PL:メイト
【キャラクターシート】
「ディスターリーの連中は好き勝手しやがるぜ」
「テメェらも、テメェの借りを返す準備はできてんだろうな?」
容姿
レプタイルらしい巨躯と、そのらしさとは相反する鋼の装甲を見に纏った男。
顔は完全に鉄面に覆われており、表情は僅かに覗く義眼の動きでのみ窺い知れる。
くつくつという引き笑いは、目の前の相手に安堵よりも大きな不安を抱かせるものだ。
人柄
不遜にして鷹揚。歯に衣着せない言動が目立つが、
それを気にしないのであれば相応に付き合いがいのある人物。
印象に反して粗暴さや喧嘩っ早さはなく、これは力を使うべき場面を弁えているから。
どこまでも自己中心的であり、だからこそ受けた恩や自分に寄与する相手は大切にする。
気に入らないものには不快を露わにし、機を見て容赦なく叩き潰す一方で、
必要に応じて忍耐や礼節を発揮できる柔軟さも十二分に持ち合わせている。
誇りや矜持といった言葉とは無縁で、目的のためにはあらゆる手段を厭わない。
己の力を示す場としての戦いそのものも嫌いではないが、
戦いの先の勝利と相手の無様な敗北にこそ意義を感じるタイプ。
マナコード |
ストリート・ギャンブル・マフィア |
趣味 |
ギャンブル・酒・(特に高額な)買い物 |
好き |
(様々な)力・勝利・金・利用価値のある奴 |
嫌い |
(概念的な)欺瞞・運命論・邪魔者・利他主義者・ディスターリー |
属性 |
混沌・悪・鉄 |
起源 |
逆転 |
+
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行動範囲 |
時城市 |
中心地区 |
次元旅団本部、カジノ・オブ・ヴィルト、時城コンサートホール、時城百貨店 |
商業地区 |
ヴィルト市場 |
研究地区 |
シーカー研究所 |
不良地区 |
酒場通り、バトルクラブ「マグマ」、喧嘩横丁 |
セレスティア |
水上都市部 |
「グァラディア・ファーロ」 |
キングダム |
ノン・キングダム |
『次元旅団』、市場通り、『キューブ』 |
ペンナル大陸 |
竜料理店『ポリドロン』 |
ユートパーク |
クロッシング |
たびびとの鐘 |
フォールフォーク |
ガシャポンいちば |
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能力
強靭な肉体と鋼の装甲、そして手甲に装着された「爪(unguis)」。
これらを用いた至近距離白兵戦闘を得手とする、純粋なる格闘戦士。
卓越した技術と伸縮自在の爪で貫き捕らえる、という戦法を軸に、
ありとあらゆる邪道によって敵を執拗に追い詰めていく。
かつての彼は拳聖であり、目にも留まらぬ乱打による瞬殺が主な戦い方だったが、
1年前に負った怪我によるレベルダウンでその戦い方の再現は不可能となっている。
+
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「黒鉄(ferrum)」 |
「黒鉄(ferrum)」
スペルビアの頭から胴にかけて装着されている特殊装甲。
彼は1年前に負った怪我で顔面は整形が不可能なほどに損傷し、また臓器の大半を失っている。
この装甲は義眼などの感覚器官および人造臓器も内蔵されており、彼の生命維持装置でもある。
平時よりこの装甲にはスペルビア自身の魔力を蓄積する機能が組み込まれており、
戦闘時に起動することで黒い破壊そのものの幻想をその身に宿すことができる。
ただし、それは装甲の防御機能を全て破壊力へと変換する諸刃の剣でもある。
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+
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起源”逆転” |
起源”逆転”
負を正へと転じさせる起源。
その性質上、数ある魔法性質の中でも際立った最大出力を有している反面、
それを意識して発揮することはほとんど不可能であり、総じて扱いづらい。
スペルビアはとりわけ致命的に追い込まれた場合にこの力を表出させる。
どれだけの劣勢であったとしても、諦めない限りは挽回の可能性を創り出せるのだ。
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来歴
レプタイル次元のムルトゥム島出身。
まだ子供の頃に新たな世界(次元)の可能性を求めて
レプタイルからガイアへと密航し、ヴィルト商会と接触。
以後は名を変えて裏社会に身を置き、10年以上をかけてのし上がっていった。
やがて富と力を手に入れたスペルビアは、最後に求めていた自由を手にするために、
様々な筋を通した上でヴィルト商会を辞め、フリーの魔法使いとなった。
そして、1年前。24歳のスペルビアが戻った故郷ムルトゥムにて待ち受けていたのは、
「ディスターリーの呪」が原因となって勃発した【ムルトゥム島の内紛】だった。
瀕死の重傷を負ったスペルビアはそれを切欠にPTとして目覚め、
”暴発”によりガイアの魔法使い事務所「次元旅団」へと次元移動した。
そのまま本部の医務室へと運び込まれた彼は、PTと次元の真実、
そして暗黒教団『ディスターリー』の詳細を知ることとなった。
長期間の手術とリハビリを終えたスペルビアは、
次元旅団とディスターリー、両方への”借り”を返すために次元旅団に所属した。
次元旅団の団員として動くスペルビアは、
少なくとも表向きにおいて本部の意向に反するようなことは行っていない。
また、ヴィルト商会を辞めた今でも伝手で仕事の手伝いを頼まれることもあるという。
+
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”黒拳のウィア” |
”黒拳のウィア”
スペルビアがガイアへと密航したのは2005年、彼がまだ10歳の時だった。
2000年のイデア危機からまだ年浅く各次元間の往来も制限されていた頃であり、
密航者であり、それも目立つレプタイル人である彼が逮捕されないためには、
大きな後ろ盾に己を守ってもらいつつその身をしばらく隠すほかなかった。
ヴィルト商会の一員となった彼は名を捨て、新たに「ウィア」と名乗った。
ウィアはやがて商会随一の武闘派として商会の裏を知る者に広く知られるようになり、
部下がつけられるようになってからも荒事の最前線でその力を振るい続けた。
”黒拳”とは黒い残像しか見えない彼の拳を指して呼ばれていた異名である。
他者から見た”黒拳のウィア”は、
ヴィルト商会を辞めた後に【ムルトゥム島の内紛】に巻き込まれ、
その後行方不明となっている人物であり、死亡説も囁かれている。
また、名前を元のムルトゥムのスペルビアに戻しただけでなく、
サイボーグとなったスペルビアの顔は完全に鉄面で覆われており、
声も人口声帯、戦闘スタイルさえも同じ拳といえど様変わりしているため、
ウィアを噂で耳にしていた程度の者はスペルビアが同一人物だと気づけないだろう。
もっとも、当時からヴィルト商会に所属していた者や
彼の親しい知人が全く見抜けないほど別人という訳でもない。
なお、当のスペルビア本人は自分を取り巻く認識をどこか楽しんでいる節がある。
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【ムルトゥム島の内紛】 |
【ムルトゥム島の内紛】
レプタイル次元の一地方、ムルトゥム島で起きた最期の闘争。
ムルトゥム島はレプタイル次元の中でも戦いと力を誇りとして掲げる民族が住む地だった。
切り立った絶海の孤島でありながら、龍脈の関係で肥沃な土地が広がっていた。
だが、1年前。奇妙な病が流行り始めていたムルトゥム島にて、
突如島と大陸を繋ぐあらゆる橋が島側から破壊されてしまう。
大陸から観たムルトゥム島では、
戦士も、預言者も、子供も、老人も、島内のあらゆる人々が、
殺し合いにも等しい戦いを行っているのが確認できた、という。
やがて内紛が沈静化し、島へ向かうための橋も修復されたが、
島を治めていた新王を含め発見された者全員の死が確認された。
これにより「ムルトゥムの」と名乗るレプタイル人は、
PTに目覚めて九死に一生を得たスペルビアを除き絶滅したとされている。
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運転手 |
佐久間壮介(さくま そうすけ)
年齢:72 性別:男 種族:人間
イメージIC:ギルベルト・F・アルトシュタイン(血界戦線)
マナコード:チェック/筋肉/生物
「御意に。ですが、僭越ながら申し上げても?」
スペルビアのお抱え運転手。実態は執事に近く、様々な雑務も任せている。
スペルビアが外出する際はほとんど壮介が運転する高級車で移動している。
数多の戦場を渡り歩き、”不死者”の異名で恐れらた歴戦の兵士(あくまで種族は人間)。
深手を負ったことで魔法使いを引退した頃にスペルビアと出会い、
以後は主従にも等しい契約を結んでスペルビアに仕え続けている。
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「……隙を見せたな? 待ってたぜ」
「”一手”、ようやく返す時が来たみてえだなァッ!!」
最終更新:2020年02月24日 18:31