劇場版の敵(ポケモン)

登録日:2022/04/17 Sun 18:51:47
更新日:2025/04/22 Tue 16:48:04
所要時間:約 27 分で読めます




ここでは、劇場版ポケットモンスターシリーズにおける敵役たちを紹介する。


【概要】


劇場版ポケモンでは、伝説のポケモン幻のポケモンも関わるなど普段の冒険よりもスケールの大きい出来事が起きる。
よって、敵役も目的・行動ともにスケールが大きい場合が多い。
劇場版ポケモンの悪役として最も多いパターンは、映画の主役となる伝説/幻のポケモンの力を悪用しようとする人間である。ロケット団のようなコミカルさは無く、ポケモンを道具としてしか見ないような、原作ゲームの悪役達にも引けを取らない悪役が多い。
他には、伝説/幻のポケモン自体が敵役になるケースもある。この場合は暴れている理由がある等、単純な悪役とは言えないケースが多い。
なお、劇場版ポケモンシリーズの全作品に出演していることでおなじみ山ちゃんこと山寺宏一だが、彼が悪役の声優を務めることも多い。
逆に、初登場以降同じく全作品に登場しているしょこたんこと中川翔子が声優を務めた悪役は『氷空の花束』のインフィと『破壊の繭』のミリスのみで、どちらもメインの悪役ではない。


【歴代敵役】


ミュウツーの逆襲/ミュウツーの逆襲EVOLUTION

ミュウツー

CV:市村正親
目的:人類への逆襲
結末:サトシ達から一連の事件の記憶を消し、移住

最強のポケモンを作ることを目指す科学者達が作り出した、ミュウのクローン。
人工的に造り出された自身の存在意義に疑問を抱き、自問自答を繰り返した末、身勝手な都合で自分を生み出した人類への逆襲を画策。
最強のポケモントレーナーからの招待状としてジムバッジを8個所持するトレーナー達を拠点の島に集め、彼らのポケモン達を奪ってその強化コピー軍団を生み出した。

有する超能力は非常に強力で、人間の身体どころか巨大なポケモンすら容易く浮遊させたり、吹き飛ばしたりできる他、人間洗脳して忠実な部下にしたり、小島程度の規模であれば天候を変えたり、自分の思うように変化させたりすることも可能。
コピーポケモンを製造する装置や、他人のポケモンをモンスターボールごと無理矢理ゲットする黒いボールを開発するなど知能も高い。

最後はサトシとポケモン達との絆に心打たれ、自ら憎しみを断ち切る。
その後、その場にいた人々から自分達に関する記憶を消し、コピーポケモン達と共に新天地を求めて旅立った。その後テレビ本編の特別編『我ハココニ在リ』や新無印編の46話でサトシ達と再会する。

コピーポケモン達

目的:本物への勝利
結末:移住

ミュウツーが自身を生み出した装置を改良しその装置で作ったポケモンのクローン達。最初からいたフシギバナリザードンカメックスの三体は体に奇妙な模様が入っている。他のポケモン達はサトシ達や島を訪れたトレーナーのポケモンの遺伝子から作られている。
わざは本物より洗練されていて高威力だが、肉体スペックには差はなく、ミュウの提案でコピーと本物がわざを使わずに争い始めたときには互角だった。コピーニャースは流石に言語能力までは模倣されていなかったが、性格は似たらしく唯一戦いを放棄していた。

オリジナルとの和解には至らなかったものの、ミュウツーと同様に戦意を失い、彼に連れられて新天地へと旅立つ。
『我ハココニ在リ』で偶然サトシ達が新天地を訪れたことによりサトシ達、およびロケット団と再会する。

なおなぜミュウツーがコピーポケモン達を作り出したかについてだが、サカキは『我ココ』にて「ミュウツーも独りの寂しさには耐えられない」と推測している。

幻のポケモン ルギア爆誕

ジラルダン

CV:鹿賀丈史
目的:ルギアの捕獲
結末:逃亡

世界中の珍しいものを集めるコレクター。
他の悪役と違って世界の破壊や混乱、支配等は意図しておらず、誤って捕獲してしまったサトシ達を解放するなど根っからの悪党というわけではない。
一方で、欲しい物はどんな手を使ってでも手に入れようとし、その過程で深刻な被害が出ても気にとめない自己中心的な人物。
ポケモン世界の悪役にもかかわらずポケモンバトルは行わず、自身の飛行船である「飛行宮」の装備で目当てのポケモンを捕獲する。
サトシにポケモンバトルの話を持ち出された際も「自分はトレーナーではなくコレクター」と自称して戦うことを拒否した。

と呼ばれるルギア捕獲を目論み、アーシア島に伝わる、伝説の鳥ポケモン達が争った際にルギアが現れるという伝承を元に三鳥を捕獲してルギアをおびき出すことを計画。
ファイヤーサンダーの捕獲に成功し、それにより世界の気象のバランスが崩れて大変なことになるが、気にせずフリーザー、そしてルギアを捕獲しようとする。
しかしサトシ達の活躍によりファイヤーとサンダーを解放され、2匹の攻撃で飛行宮が撃墜される。それでも諦めずに現れたルギアを捕獲しようとするが、ルギアの反撃で飛行宮が崩壊した。
しかし自身は生存しており、拾い上げたカードに描かれていたミュウを次のターゲットに定めた模様。
目的こそ阻止されたものの特に罰が与えられたわけではなく、改心もしないという後味の悪い結末を迎えた。

結晶塔の帝王 ENTEI

ミー・スノードン

CV:矢島晶子
目的: ハナコを自分の母親にすること
結末:改心・和解

オーキド博士ハナコの知人であるシュリー博士の娘。
が家を出ており、父も行方不明になったことで寂しさが募り、その心に共鳴した石版の力でアンノーンを呼び寄せる。
アンノーンの力によってグリーンフィールドを結晶で覆い、結晶塔を作り上げた。

実年齢は5歳だが、アンノーンの力により外見年齢を自在に変えられる。さらに「ポケモンバトルがしたい」という願いもアンノーンの力で叶えており、その力で具現化したポケモン達を使用。ミーの嗜好を反映したのかファンシーなポケモンが多いが、アンノーンの力で生み出されたためめちゃくちゃ強い。

アンノーンが生み出したエンテイを、声や雰囲気が似ていたことから自分の父親と思い込む。
そして、自分の母親とするためにハナコを攫うが、ハナコには拒絶され、エンテイが自分の空想から生まれた存在だと教えられ心を閉ざしてしまう。
しかしハナコとサトシの説得で外の世界の素晴らしさを知り、自ら願いを止めた。EDでは帰ってきた両親と再会している。

エンテイ

CV:竹中直人
目的:ハナコをミーの母親にすること
結末:改心・消滅

ミーの願いに応えたアンノーンによって生み出された、伝説のポケモン・エンテイの紛い物。
ミーからは父親だと思われており、自身も自分がミーの父親だと思っている。
ミーのためにハナコを攫い、ハナコを奪還しに来たサトシ達を妨害するが、ミーがの世界と決別することを決めたため、暴走するアンノーンを鎮め、ミーに別れを告げて消滅した。

アンノーン

目的:特になし
結末:元の世界へ帰還

人の意思や願いを読み取り、それを具現化する能力を持ったポケモン。
シュリー博士が発見し、博士の助手であるジョンが持ち帰った石版からミーの願いに応えて出現し、今回の事態を引き起こした。
ミーの強すぎる思いによって暴走し最後までサトシ達と敵対するが、あくまで自分達の本能に従っていただけであり、特に悪意などが有ったわけではない。
最後はエンテイの攻撃で鎮まり、元の世界に帰還。それに伴い、アンノーンの世界に転移させられていたシュリー博士が元の世界に帰ってきた。

セレビィ 時を超えた遭遇(であい)

ハンター

CV:山ちゃん
目的:セレビィの捕獲
結末:アジトを破壊され、ポケモンを奪われる

40年前にセレビィを追っていた男。
所持ポケモンはヘルガーストライク
現代ではビシャスに捕まり、セレビィを見つけた場所を教えるよう要求される。
頑なに口を割らなかったため、捕らえていたバンギラスをダークボールで奪われ、アジトを破壊される。
バンギラスのあまりの変貌ぶりに恐れ慄いた彼はビシャスに森の場所を教えるのだった。
山ちゃん枠では初の悪役だが、出番は序盤のみ。

ビシャス

CV:佐野史郎
目的:世界征服
結末:森の住民やポケモン達に捕まる

ロケット団の最高幹部で、サカキに次ぐ№2。
その実力はロケット団史上最強と呼ばれ、常に仮面をかぶっていることから「仮面のビシャス」と呼ばれる。
自身の開発した「ダークボール」*1で捕まえたポケモン達を操る。
セレビィをダークボールで捕獲し、その力でロケット団に成り代わり世界を支配しようとしたが、サトシ達の活躍でセレビィを奪還され*2、自身のポケモンも全て失う*3
復活したセレビィがサトシ達に元に向かった際に湖から現れてセレビィを捕らえ、ジェットパックで逃走しようとするが、サトシにしがみつかれてピカチュウの「10まんボルト」を喰らい、墜落。
最後は森の住民やポケモン達に追い詰められ、それまでの悪役振りがのように情けなく命乞いしていた。

水の都の護神 ラティアスとラティオス

ザンナー&リオン

CV:神田うの(ザンナー)/釈由美子(リオン)
目的:こころのしずくを手に入れる
結末:逮捕

名の知れた怪盗姉妹。アルトマーレの秘宝である「こころのしずく」を狙う。
ただし狙う理由は姉妹で異なっており、姉のザンナーが単純にこころのしずくを美術品として狙っているのに対し、妹のリオンはそれに秘められた力が目当て。
所持ポケモンはザンナーはエーフィ、リオンはアリアドス
秘密の庭にてこころのしずくを見つけ出し、さらにこころのしずくの力を引き出す鍵そのものであるラティオスを捕らえて、アルトマーレの防衛を司る古代装置の掌握に成功する。
しかし、絶大な力を得たリオンは次第に世界征服の野心に取りつかれ、それが原因で装置は暴走。
サトシたちの活躍も空しく、ついにこころのしずくが壊れ制御不能に陥った装置により、大規模な津波が発生。
ラティアスとラティオスにより津波は止められ、エンディングでは二人とも逮捕されていた。

しかし、全く反省はしておらず本を二人で広げながら次のターゲットを検討するという、ジラルダンと同様の後味の悪いラストを迎える(ちなみにそのジラルダンを次のターゲットに定めた模様)。
助け出されたラティオスも結局、津波を阻止した後、新たなこころのしずくを生み出すための犠牲になったことを考えるとなおさらである
その直後の夜のシーンでは刑務所の外観が遠くから描かれて、刑務所内のサーチライトが幾つも激しく向きを変えては各所を照らしており、彼女達が脱獄に踏み切ったことが示唆されている。
再度捕まる前に逃げ仰せたのかどうかまでは不明。まあ彼女達のことだから成功しているだろうと思うが。

七夜の願い星 ジラーチ

バトラー

CV:山ちゃん/野島健児(幼少期)
目的:グラードンの復活
結末:改心

ポケモン遊園地で大人気のマジシャン。しかしその正体はマグマ団の元科学者で、グラードン復活させることを目論んでいた。
かつて化石からグラードンを復元しようとしたが、自作の装置のエネルギーが足りず失敗。団員達に嘲笑され、追放された。
千年彗星のエネルギーを利用してグラードンを復活させ、自分の理論の正しさを証明してマグマ団に復讐しようと目論む。
山ちゃん枠では初の本格的な敵役。

ジラーチを捕らえ、その能力で千年彗星のエネルギーを集めることに成功するが、理論自体も間違っていたためメタ・グラードンという失敗作を生み出してしまう。
しかし恋人のダイアンが身を挺して自分をかばった際に自分の間違いを悟り、サトシ達と和解・協力して装置を逆稼働させる作戦に打って出る。
結果、メタ・グラードンを弱体化させることに成功するが、自身はメタ・グラードンに取り込まれてしまった。

メタ・グラードンが倒されたことで解放され、ダイアンと共に荒れ果てたファウンスの自然を元に戻すべくファウンスに留まった。

メタ・グラードン

CV:小西克幸
目的:エネルギーの吸収
結末:消滅

バトラーが生み出してしまった、グラードンの失敗作。
本物の十倍以上の体躯を誇り、大量のスライム状の触手を生やしている。
その触手等で他の生物のエネルギーを吸い取る能力を持っており、手当たり次第に襲う姿はまさに怪物。

まずファウンスの森から生命力を吸い取り、木や花を枯らし尽くしていった。自身に攻撃を仕掛けてきたアブソルを皮切りに逃げ惑うファウンスの野生ポケモン達を取り込んでいった。更に人間ですら取り込みの対象であり、気球に乗っていたロケット団も捕らえたり、生みの親であるバトラーを触手で狙うがそれを庇ったダイアンを取り込む、その後サトシ達に襲い掛かりハルカとタケシを捕らえ取り込む等暴虐の限りを尽くしていった。
しかしサトシ達とバトラーの活躍で装置を逆稼働させられ、エネルギーが逆流して弱体化。
最後はジラーチの「はめつのねがい」を受け消滅した。

裂空の訪問者デオキシス

デオキシス

CV:千葉進歩
目的:仲間の捜索
結末:仲間と再会し、帰還

四年前に宇宙から飛来したポケモン。
突如ラルースシティに現れ、バリアで街を隔離。分身体であるデオキシス・シャドーを大量に放って人間やポケモンを攫い、破壊活動を行う。

実は地球へと飛来してきたデオキシスは2匹おり、暴れていたほうのデオキシスはもう一方のデオキシスを探してラルースシティに出現した、というのが事件の真相。
そして、ロンド博士に回収され彼の研究所で研究されていた卵型の物体こそが、いまだ休眠状態にあったもう一方のデオキシスであった。
バリアを張ったのはレックウザに邪魔されないようにするため、人やポケモンを攫い、街の機械を破壊していたのは生物や機械の発する電磁波が自分の視界を遮ってしまうためである。

サトシ達とトオイの活躍により、仲間が休眠状態から復活したことで共に街から去って行った。

レックウザ

CV:小西克幸
目的:デオキシスの撃破
結末:デオキシスと和解

オゾン層に生息する伝説のポケモン。
四年前に縄張りに侵入したデオキシスを攻撃し、二体のデオキシスを休眠状態に陥らせた。
執念深い性格で、四年経った現在でも怒りが収まっておらず、デオキシスを追ってラルースシティに襲来。デオキシスと激闘を繰り広げた。

戦闘の余波でラルースシティの防衛システムが暴走し、それによって窮地に陥るが、デオキシスによって助けられる。それによってデオキシスと和解し、事態収束後は飛び去っていった。

デオキシスが騒動を引き起こした遠因だったり、デオキシスを執拗に攻撃したせいで事態を悪化させるなど本作の大体の元凶。
とはいえ、レックウザ自身は縄張りに侵入したデオキシスに怒っていただけであり、悪意が有ったわけではないという野生の生物らしい原理。

ミュウと波導の勇者 ルカリオ

レジロックレジアイスレジスチル

CV:宮下栄治(レジロック)/河本邦弘(レジアイス)/梯篤司(レジスチル)
目的:世界のはじまりの樹への侵入者の排除
結末:和解・撤退

「世界のはじまりの樹」を守る三匹。
作中で人間達を吸収した葉血球も同様で、はじまりの樹の防衛システム。

ミュウにはじまりの樹へ連れて行かれてしまったピカチュウ達を奪還すべく樹に侵入したサトシ達を敵とみなして攻撃するが、ミュウにサトシ達が敵ではないと伝えられ、撤退した。

サトシ達と敵対はしたが、あくまではじまりの樹を防衛するためであり悪意はなく、他作品の敵役と異なり 悪役ではない

葉血球

目的:侵入者の駆除
結末:人間を解放
ある意味真の敵役 。みんなのトラウマ。
始まりの樹の自己防衛システム。免疫みたいなもので外敵≒ポケモン以外のあらゆるもの・言ってしまえば人間を取り込む恐ろしいやつ。
ポケモンには無害な存在であり、不意打ちを受けたムサシ以外の人間が取り込まれる寸前でポケモンをボールから出したシーンは有名。

こちらもミュウの説得により人間を解放した。
また、こいつもレジ3兄弟と同様に悪役ではない。恐ろしさだけなら全作中でも随一だが。

ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ

ファントム・トループ

CV:藤岡弘、
目的:「海の王冠」を手に入れる
結末:逮捕

悪名高いヒゲオヤジ海賊。伝説の秘宝「海の王冠」を手に入れることで海賊王となることを目論む。
そのために王冠のある海中神殿アクーシャに唯一たどり着けるマナフィを、マナフィがまだタマゴのときから狙っていた。

岩を軽々と持ち上げるすさまじいパワーを誇り、部下達には尊敬されている。また見かけによらず博識で、アクーシャに刻まれていた古代文字も難なく解読した。

最後は海の王冠に認められその力を発揮したサトシに退治され、逮捕された。
なお怪力はパワードスーツによるものであり、そのことがバレて部下達に失望された。

AG編にもファントムを名乗るポケモントレーナーが登場するが、別人。

ディアルガVSパルキアVSダークライ

パルキア

目的:ディアルガの撃破
結末:帰還

空間を司る神のポケモン。
ディアルガとの戦いで負傷しアラモスタウンに隠れていた。
ダークライの仕業と思われていた、街から出られない、ポケモンの夢が現実となるといった現象の本当の原因。

ディアルガから隠れるために街を隔離し傷を癒やしていたが、ディアルガに見つかってしまい戦闘に。
その影響でアラモスタウンのあちこちが消滅していった。

最後はオラシオンの音色によって鎮まり、サトシから「パルキアのバカヤロー!この町を元に戻せよ!」、ヒカリから「パルキア、お願い!」と言われてしまったので街を元の状態に戻して帰って行った。
パルキアが馬鹿呼ばわりされるようになった原因はだいたいこれだったりする。

ディアルガ

目的:パルキアの撃破
結末:帰還

時間を司る神のポケモン。アルセウスが目覚めかけた影響でパルキアと出会ってしまい、激突。
負傷し逃亡したパルキアを追い、アラモスタウンでパルキアと激闘を繰り広げる。

こちらもオラシオンの音色によって鎮まり、帰って行った。

ギラティナと氷空の花束 シェイミ

ゼロ

CV:中村獅童
目的:反転世界の支配
結末:逮捕・改心

反転世界の支配を目論むマッドサイエンティスト。
元々は本作のゲストキャラクターであるムゲンの助手だったが、ギラティナの力をコピーするという当初の計画ではギラティナに危険が及ぶことが判明し、ムゲンが計画を中止したことに反発。
ムゲンと袂を分かち、独自に計画を進めていた。

反転世界を「美しい」として気に入っているため、現実世界の影響を受けて反転世界が汚されることを嫌っており、ギラティナのことも自身の目的を果たすためなら死んでも構わないと考えている(そもそも反転世界はギラティナの住む世界なので盗人猛々しい)。

ギラティナの力を99%コピーしたメカギラティナで本物のギラティナと戦うが、シェイミのシードフレアで開いたフレアホールから現実世界に放り出され、氷河の上に墜落したあげくポケモン達のれいとうビームで凍り付けになり、ギラティナのデータも失って計画は失敗。最後はムゲンに助け出され、改心した模様。

インフィ

CV:しょこたん
目的:ゼロのサポート
結末:機能停止

ゼロのサポートを行うメイド型AI。複数体存在している。
アンドロイドなので感情はなく、淡々とゼロの命に従う。

最後はメカギラティナが凍り付いたことで機能停止。『超克の時空へ』ではムゲンによって修復されており、ムゲンと共にゼロと面会していた。

しょこたん枠では初の悪役だが、そもそも人工知能なので悪意はない。

アルセウス 超克の時空へ

ギシン

CV:山ちゃん
目的:アルセウスの排除
結末:強制労働(社会奉仕活動?)

かつてアルセウスを裏切り、アルセウスに「命の宝玉」を返さず攻撃したとされるミチーナの長・ダモスに仕えていた男。
しかし実は、ダモスの裏切りは彼がドータクンの「さいみんじゅつ」を用いてダモスを操り、行わせたものだった。
なお、そのことでアルセウスが人間に対して怒りを抱き、現代で目覚めかけたことがディアルガとパルキアが接触してしまった原因となり、それが反転世界を汚しギラティナを怒らせる要因となった。
つまり、間接的とはいえ今作はもちろん、前作や前々作の事件の元凶

ポケモンのことは人間の奴隷のように思っているのか、「魔獣装具」という道具で無理矢理操っている。
アニポケではあたかも一般ポケモンのように扱われているヒードランも例外ではなく操られている。
一方でミチーナのことは大切に思っており、アルセウスを倒そうとしたのも命の宝玉を返すことによってミチーナが再び荒れ果てることを恐れたためである。

ダモスを止めようと未来から来たシーナを騙して未来の情報を聞き出し、「銀の水」が使われなかったためにアルセウスを倒せなかったと判断。銀の水を使うことに決めた。

最終的にアルセウスを倒すことは失敗し、宝玉はサトシ達によってアルセウスに返される。
あくまで動機がミチーナを思ってのことだったためか重い罰は下されず、EDではミチーナを復興するための労働に従事させられている。
古代ミチーナの刑罰には社会奉仕活動が存在するのだろうか?
もっとも、ミチーナを守りたい気持ちは本物なので普通に自主的に働いているのかもしれない。

幻影の覇者 ゾロアーク

グリングス・コーダイ

CV:陣内孝則
目的:「時の波紋」の確保
結末:逮捕

「ポケモンバッカー」に出場するためにクラウンシティを訪れた実業家。
まるで未来を知っているかのように次々と事業を成功させ、一代で巨大企業「コーダイネットワーク」を作り上げ、メディアさえも牛耳る怪物。
しかしその真相は、セレビィが「ときわたり」した際に生じるエネルギー「時の波紋」を取り込み、未来予知能力を得ていた、というもの。
20年の時が経ったことで、予知能力が衰えてきており、再び能力を手に入れるために時の波紋を探している。

20年前にセレビィがクラウンシティに現れた際に時の波紋を手に入れており、その反動でクラウンシティの植物が全て枯れ果ててしまったのだが、それをまるで意に介さない冷酷な男。
今回も、時の波紋に触れれば再びクラウンシティの植物が枯れ果てると予想されているにもかかわらず、時の波紋を手に入れようとしている。
しかも、そのために平和に暮らしていたゾロアとゾロアークを拉致しゾロアークを暴れさせる、それによってクラウンシティの住民を恐怖に陥れる、時の波紋のエネルギーがなければセレビィが回復しないということも気にとめない、とやろうとしたことのスケールこそ今までの敵役に比べれば小さいものの、非道さにかけてはトップクラス。
一方で秘書のリオカの正体に途中まで気付かない、パスワードの管理が非常に雑である等、お茶目?間の抜けた一面もある。

最後は見下し利用していたゾロア・ゾロアークにしてやられる形で失敗、おまけに調子に乗って自分の犯行をべらべら喋ったところをコーダイの秘密を追っていた記者のクルトに撮影されており、それを公表されたことで今までの罪が暴かれ逮捕された。使用ポケモンは、カゲボウズとムウマージ

グーン

CV:山ちゃん
目的:コーダイの望みを叶えること。
結末:逮捕

コーダイのボディガード。コーダイに絶対の忠誠を誓っており、コーダイの妨害をするサトシ達の前に立ちはだかる。
手持ちはハッサムテッカニンで、このうちハッサムはなぜかWi-Fiコネクションで配信された。
最後はコーダイ共々逮捕された。

ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム

ドレッド・グランギル

CV:つるの剛士/たかはし智秋(幼少期)
目的:大地の民の復興
結末:和解

大地の民の末裔で、本作のゲストヒロイン・カリータの兄。
大地の民の復興を求めており、そのためにビクティニの力を求めていた。その思いは強く、『黒き英雄』ではレシラムに、『白き英雄』ではゼクロムに認められたほど。

ビクティニの力を利用してアイントオークの「大地の剣」を抜き、竜脈を活性化させて大地の民の故郷・「大地の郷」に緑を取り戻そうと計画。しかしそのためにビクティニを犠牲にすることも厭わないような言動を見せ、サトシ達と対立する。

最終的にレシラム/ゼクロムの力を借りてビクティニを捕らえ、「大地の剣」を抜くことに成功するも、それによって封印されていた竜脈が暴走。自らの過ちを悟り、サトシ達をサポートする。

目的のために非情となる面はあったものの、そもそもの動機は母のを叶えたいというものであり、決して悪意が有ったわけではない。
竜脈を暴走させてしまったのも「大地の剣」の本来の用途を知らなかったためであり、これは現代の人々はもちろんレシラム/ゼクロムですら知らなかったため、本編のEDも歌っていた中の人がかつてヒーローを演じていたこともあってか歴代の人間の敵役の中ではダントツに良心的。

キュレムVS聖剣士ケルディオ

キュレム

CV:高橋克実
目的:ケルディオとの対決
結末:和解

地上最強と呼ばれるドラゴンポケモン。聖剣士と認められるためには彼と戦わなくてはならず、早く聖剣士になりたいケルディオが自らを聖剣士と偽って自分に挑んできたため、その相手をする。
ケルディオが逃げ出した際には、配下のフリージオ達とともにケルディオを追い回した。

地上最強の名は伊達ではなく、聖剣三体をまとめて凍り付かせてしまうほど。おまけに、ゲームと異なり「いでんしのくさび」もレシラム/ゼクロムも無しにフォルムチェンジ可能。

自分の戦いの邪魔をする者は許さず、ケルディオを止めようとした聖剣士達を凍り付かせ、ケルディオを守ろうとしたサトシ達にも立ちはだかる。

しかし、実はケルディオが聖剣士でないことには気付いていた。街を巻き込みかねない勢いでケルディオを追い回していたが、基本凍らせるだけに留まっており、極力破壊は避けるなど本当は紳士的で武人肌な性格。恐怖を克服したケルディオが再戦を挑んできた際には快く引き受けた。

最後はキュレムの攻撃からサトシ達や聖剣士達をかばったケルディオの力と勇気を認める。

神速のゲノセクト ミュウツー覚醒

ゲノセクト

CV:山ちゃん(リーダー)/渡辺明乃(氷)/古島清孝(炎)/佐藤健輔(雷)/諸星すみれ(水)
目的:安住の地の確保
結末:和解

3億年前に地上を支配していたポケモン。プラズマ団によって化石から復元され改造されたが、研究所を破壊して脱走。
自分達の住処へ帰ることを望んでいたが、3億年経って世界の環境はすっかり様変わりしていた。しかし、そのことを理解せず自分達の住処を求めてポケモンヒルズに侵入、生息していたポケモン達を追い出し自分達の巣を作り始める。それによってポケモンヒルズに併設された変電所に異常が起き、街が大規模な停電に見舞われてしまう。

色違いの赤い個体がリーダーであり、他の個体を無理矢理従わせることが出来る。戦闘能力、特にスピードが他の個体に比べて高く、通常のゲノセクトが覚えられないわざを覚えている。
通常色の4匹はそれぞれ異なるタイプの「テクノバスター」を使用。このうち水タイプの個体は、他の個体に比べ言動が幼くおとなしい性格をしている。

似た境遇のミュウツーからの再三の説得も無視し、自分達以外の全てを敵視して大暴れ。しかしサトシと仲良くなった水ゲノセクトが離反し、更に戦いの余波で起きた火災からポケモンヒルズのポケモン達に救われたことで、の個体も戦いをやめた。
リーダーだけはミュウツーと戦い続けるが、ミュウツーに連れて行かれた成層圏で青い地球が宇宙に浮かぶ荘厳な光景を目の当たりにする。そして、ミュウツーの「私達はみんなこの星に生きている仲間」という言葉により、ついに矛を収めた。

その後、3億年前から存在するオルタスの花の自生地を住処として提供され、そこで暮らすこととなった。

破壊の繭とディアンシー

マリリン・フレイム

ニンジャ・ライオット

ミリス・スティール

アルガス・スティール

CV:足立梨花(マリリン)/山ちゃん(ライオット)/しょこたん(ミリス)/中川家 中川礼二(アルガス)
目的:ディアンシーの捕獲
結末:改心

高名な盗賊達。ダイヤを生み出すディアンシーの力を狙っており、マリリンVSライオットVSスティール父娘の三つ巴の戦いを繰り広げながらディアンシーを追っていた。
しかしそれによってイベルタルによる大破壊が起きると、自分達の愚かさを悟ったのか改心。EDでは全員盗賊を廃業して新たな職に就いていた。
特にマリリンとライオットはこの事件がきっかけでお互いに良い雰囲気になり、EDではライオットがマリリンにプロポーズしている。

イベルタル

目的:破壊
結末:沈静化

かつてカロス地方で大破壊を巻き起こし、ゼルネアスによってオルアースの森に封印されていた伝説のポケモン。森にサトシ達や盗賊達が侵入し戦いを繰り広げたことで目覚め、怒りのままに暴走し再び大破壊を引き起こす。

「デスウイング」が防御わざをも貫通し、当たった者を問答無用で石化させるというチート技と化しており、この技をまき散らして猛威を振るう。耐久力もミサイルを受けても平然としているほど高い。

盗賊達やサトシの仲間達を次々と石化させていくが、メガシンカしたディアンシーによって攻撃を防がれ、ゼルネアスによって鎮められる。その後はどこかへ飛び去っていった。
教訓:寝ている生物を無理矢理叩き起こしてはいけません。

光輪の超魔神 フーパ

影フーパ

CV:山ちゃん
目的:フーパ本体の排除
結末:フーパ本体と統合

100年前グリスによっていましめのツボに封印された、フーパの力そのもの。100年間で怒りを高め続け、自我を持つに至っている。
ロケット団によって封印から解き放たれ、フーパ本体に戻ろうとするがグリスの子孫達と絆を育んでいたフーパはこれを拒絶。これに怒った影フーパは実体化し、本体を排除して自分が本体に成り代わろうとする。

下記の伝説のポケモン達を召喚して操り、フーパの召喚した伝説のポケモン達と怪獣大決戦を繰り広げるが、再生されたいましめのツボに再び封印される。それでもなお暴れようとするが、フーパに説得され『愛』を知ったことで怒りが収まった。
その後フーパがいましめを打ち破ったことにより、フーパ本体に戻った。

ゲンシグラードン

ゲンシカイオーガ

ディアルガ

パルキア

ギラティナ

キュレム

CV:三宅健太(キュレム)
目的:フーパ本体の排除
結末:正気に戻る

影フーパが本体を倒すために呼び出した伝説のポケモン達。*4なぜか飛んでるカイオーガと、一人だけ飛べず別の意味で浮いてるグラードンが印象的。
影に操られ、本体の召喚したラティアス・ラティオス・レックウザと激闘を繰り広げる。
最後は影が鎮まったことで正気に戻り、元いた場所へ帰っていった。
なお、異様に印象に残る鳴き声だった伝説のポケモンは回想シーンでの登場だったのでこの中には含まれていない。

ボルケニオンと機巧のマギアナ

ジャービス

CV:山ちゃん
目的:アゾット王国の支配
結末:逮捕

アゾット王国の科学者。500年前アゾット王国を発展させたエリファスの「神秘科学」を自分なりに発展させた「ネオ神秘科学」を編み出し、科学好きなラケル王子に取り入って大臣の地位を得た。
しかしその本性はポケモンも自分以外の人間も見下す傲慢で冷徹なもの。彼のネオ神秘科学はポケモンとの共存を目指したエリファスの神秘科学とは異なり、ポケモンを傷つけ苦しめるようなものとなっており、ジャービス本人もそれを愉しんでいる節がある。ラケル王子のことも利用する駒としか見ていない。
エリファスの作り出した人造ポケモンであるマギアナを捕獲し、その心臓部であるソウルハートでエリファスの空中要塞を復活させ、その力でアゾット王国を支配しようと目論む。

自身の開発した人造キーストーンから放たれるメガウェーブにより、複数のポケモンを同時にメガシンカさせ、意のままに操ることが出来る。しかし、これでメガシンカしたポケモンは苦しむ描写があるほか、特にメガシンカもしていないサトシ達のポケモンに圧倒されており、セレナからも「絆のないメガシンカになんか負けない」と言われてしまうなど、通常のメガシンカの上位互換というわけではない。その証拠に、彼のゲンガーも支配から解放されてからは彼を見限り自分だけ逃げ出している。

マギアナからソウルハートだけを抜き取り残った体を捨てる、ソウルハートを使う上で邪魔になるマギアナの心を壊そうとし、そのためにネーベル高原のポケモン達を高原ごと焼き払おうとするなど、ビシャスやコーダイ以上に外道な性格。公式サイトでも『ポケモン映画史上最凶最悪!』と書かれるほど。

最後はサトシ達にソウルハートを奪還され、悪あがきに要塞をネーベル高原に落とそうとするもボルケニオンに要塞を破壊され、自身はゲッコウガに脱出装置を壊され墜落。木に引っかかっていたところをキミア王女に確保され、自分の開発したキャプチャーカフスで捕らえられるという因果応報の結末を迎えた。

キミにきめた!

クロス

CV:逢坂良太
目的:虹の勇者になること
結末:改心

本作におけるライバルキャラ。使えないと思ったポケモンを捨て、そのポケモンが命の危機に陥ってもなんの感情も抱かない冷徹な人物。一方でポケモンバトルに関しては彼なりの信念を持っており、敗北したサトシへの批判自体は正論。
かつてサトシと同様にホウオウを目撃するが、サトシと違って虹色の羽を手に入れられず、それゆえ自分より弱いのに羽をもらったサトシに嫉妬する。

ホウオウの現れるテンセイ山で羽を奪うべくサトシにバトルを挑むも、サトシ達は以前より強くなっており、元々自分が捨てたポケモンであるリザードンに敗北。しかし敗北を受け入れず、サトシから羽を強奪しホウオウを呼び出そうとする。
しかし正しい心を持たないクロスが羽に触れたことで羽が汚れ、それによって怒ったマーシャドーが暴走。山に住む野生のポケモン達やクロスのポケモンを操り攻撃してくる。
そしてクロスも窮地に陥るが、リザードンに助けられ、リザードンが今でも自分のことを好きでいてくれていることを知り改心。操られた自分のルガルガンを体を張って正気に戻すなどし、事態収束後は更に強くなることをサトシに誓って再び旅に出た。

マーシャドー

CV:山ちゃん
目的:虹の勇者にふさわしくない者の排除
結末:和解

虹色の羽の所有者がホウオウと戦うに値する「虹の勇者」の資格があるかどうかを見極める役目を持ったポケモン。羽の所有者の影に入り込み、その人物を監視し幻覚を見せるなどの試練を与える。
虹色の羽を手にしたサトシの影に入り、クロスに負けて気落ちし悪しき心に染まりかけていたサトシに「ポケモンがいない世界」の幻覚を見せ、反応をうかがっていた。
最終的にクロスが羽を強奪したことで羽が汚れ、「悪しき心を持つ者が羽を手にした」ことに激昂。ホウオウを悪しき者から守るために、その場にいたポケモン達を操ってクロスのみならずサトシ達にもけしかける。
しかしサトシ達の活躍により鎮まり、去って行った。

みんなの物語

特になし

今回は何者かが暗躍して問題が進むという展開ではなく、各々の行き違いが大きな事故に発展してしまうという流れになっている。
クライマックスも事故で街に流れ出した有毒ガスや火災ヘの対処がメインなので、特に敵役はいない。
しいて言うなら序盤にサトシのピカチュウを奪おうとし、終盤の危機の元凶にもなったロケット団と、中盤にゼラオラを狙ったポケモンハンター達(CV:櫻井トオル、高口公介)ぐらいか(ロケット団は意図して危機を起こしたわけではなく解決に貢献してるし、ハンター達はほんのちょっとしか出てこない)。

ココ

ゼッド博士

CV:山ちゃん
目的:治癒の泉の独占
結末:逮捕

オコヤの森を調査する「ビオトープ・カンパニー」の所長。ココの両親であるモリブデン夫妻の元助手であり、事故死した二人の遺志を継いで研究を行っている。
ココの両親の手がかりを求めてやってきたサトシとココを快く迎え入れ、ココの正体に気付きココにモリブデン夫妻のことを教えた。

しかしその本性は、治癒の泉を「人間のために」独占することを目論む独善的な人物で、そのためにポケモン達を傷つけることも何とも思わない外道。
実はココの両親を事故に見せかけ殺害したのも彼で、泉の周辺に暮らすザルード達のために研究を凍結しようとした夫妻に反発。カーチェイスの末に夫妻を殺害した。
何気に映画ポケモンでは珍しい、最初いい人のふりをしていた悪役。また、アニポケでは初、ポケモンシリーズ全体でも非常に珍しい、明確に殺人を行った人物である。
同じ声のジャービスと比べると社会貢献を意識しているので善性は有るがやったことが重過ぎる。

密かにココに付けた発信器で泉の場所を特定すると、自身のメカに搭乗し、泉を独占すべくザルードや森のポケモン達、サトシのピカチュウを相手に大暴れ。
しかし、本性を知った部下達に離反され、メカの弱点をサトシ達に教えられてしまう。そしてポケモン達の連係プレーでメカは大破。往生際悪く泉へ向かうもココに捕まり、更に自身の研究室に侵入していたロケット団に犯罪の証拠映像を盗み出されて公表され、殺人の容疑で逮捕された。
なお、本性を現してからもサトシは博士を呼び捨てにせず敬語で呼びかけていた。


【番外編】


名探偵ピカチュウ

ハワード・クリフォード

演:ビル・ナイ
吹き替え:中博史
目的:人類とポケモンの融合
結末:逮捕

テレビ局「CNM」の会長。ポケモンと人間の共存を求めて研究を行っている。
主人公ティムの父親であるハリーに捜査を依頼しており、そのせいでハリーが消息不明となったことに負い目を感じていた。ティムにそのことを打ち明け、捜査を依頼しその支援を申し出た。

しかし実は、彼こそがハリーを殺そうとした張本人であり、作中の事件の黒幕。
その目的はミュウツーの力と血清「R」を用いて人類とポケモンを融合させ、人類を進化させるというポケモンシリーズでもトップクラスに狂気的なもの。
また、様々な実験で強力な改造ポケモンを生み出していた。特に、知能が物凄く高いメタモンと、超巨大なドダイトスが目立つ。

最終的にティム達の活躍で計画は阻止され、融合していた人間もポケモンもみんな元に戻り、自身も逮捕された。

没プロット

ティラノサウルスの化石

目的:不明
結末:停止

偶然発見されたティラノサウルスの化石。この発見を機に人々は自分達が生きている世界は一体何なのかという疑問を抱き始めるのだが、そんな中突如この化石が動き出し、ある場所を目指して一直線に進んでいく。
サトシ達が必死で止めようとするが、化石は止まることはなく、ある場所に到達した時点で止まった……。
というストーリーが当初、劇場版3作目のプロットとして考えられていたのだが、「無機質な物に意思が宿り動き出す、というストーリーはヒットしない」という理由で没になった。



追記・修正は、彼らと和解してからお願いします。

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最終更新:2025年04月22日 16:48

*1 後にゲームに登場した同名のボールとは異なり、捕獲したポケモンを凶暴化させ、洗脳する。

*2 だがこれが原因でセレビィは力を使い果たし、一度死亡してしまう。

*3 追手として放ったハッサム&ニューラはサトシとユキナリに倒され、バンギラスはスイクンの「バブルこうせん」を喰らった直後にタケシのイワークに弾き飛ばされた

*4 特別前売券の配信では6体のうちの1体が選べた。