Pokémon LEGENDS Z-A

登録日:2025/10/24 Fri 18:05:00
更新日:2025/10/29 Wed 09:43:58NEW!
所要時間:約 53 分で読めます






『ポケットモンスター』シリーズの新たな挑戦作


Pokémon LEGENDS Z-A』とは、2025年10月16日に発売された『ポケットモンスター』シリーズのゲーム作品の一つ。開発はゲームフリーク。
本作は当初Nintendo Switch向けの作品として発表されたが、Nintendo Switch 2 Editon及びアップグレードパスが存在し、これを適応することでSwitch 2の性能を余すことなく活用し、フレームレートの上昇などのグラフィックが強化されたバージョンで遊ぶことができる。なお、Switch 2 Editonでしか手に入らない要素は一切ないのでご安心を。
ちなみにSwitch版Z-A+アップグレードパスとSwitch 2 Editonはそこまで値段が変わらない。






概要


2024年の『Pokémon Day』*1となる2024年2月27日に映像配信された『Pokémon Presents 2024.2.27』で発表された、『ポケットモンスター X・Y』の続編的な立ち位置にあたる作品。
その後は近年のポケモンにしては珍しく続報が一切なく、続いて2ndトレーラーが公開されたのは『Pokémon Presents 2025.2.27』、つまり翌2025年の『Pokémon Day』まで丸1年開いている。
それ以降はSwitch 2対応でNintendo Directにピックアップされたり、『Pokémon Presents』がさらに開催されるなどで、プロモーションの頻度は普段通りに収束している。
ちなみに追加コンテンツの『M次元ラッシュ』も、発売前のプロモーションの中で発表されたものの1つ。『ソード・シールド』や『スカーレット・バイオレット』では本編発売後の発表なので、なんとも気が早い話である。

Pokémon LEGENDS アルセウス』の系譜に連なるアクションRPGのポケモンであり、遂にターン制バトルが撤廃され、戦闘にもアクション要素を取り入れたものとなった。
なおいつものポケモンと異なり、赤と緑のようなバージョン商法ではない『Z-A』という一つのタイトルである。バージョン違い展開がないのも『LEGENDS アルセウス』と同様である。

本作を詳しく語る上において『X・Y』および『アルセウス』という2つの作品解説が欠かせないため、簡単ではあるが前提知識として解説する。



『XY』で何が起こったのかは作中でもある程度語られるので本作単体でも十分に楽しめるが、本作をより楽しみたい場合は『XY』を先に一通り遊んでおくことを推奨する。懐かしのネタが随所に仕組まれており、ニヤリとさせられる場面が多々ある。



ストーリー


カロス地方にやってきた主人公はミアレ駅を降りて早々、
タウニーという少女が働いているという「ホテルZ」の宣伝動画撮影に付き合わされる。
(主人公の性別によってタウニーはガイという少年に置き換わる)

しかし主人公の荷物が撮影の隙にヤンチャムに盗られてしまった。
ポケモン勝負を通して荷物を取り返せたものの時刻も遅いので、タウニーの案内でホテルZで宿泊することに。
そこには主人公とタウニーを監視するジガルデ・セルの存在があった。

主人公はタウニー、デウロ、ピュールと共に街の安全を守る『MZ団』の一員として、
野生のポケモンの暴走メガシンカ事件を追うことになる。



世界観


『XY』から5年後の、カロス地方ミアレシティが冒険の舞台。
本作ではミアレシティの外に出ることはできないが、その分マップの密度が非常に濃い。
街中には住人である人間たちのほかにポケモンたちが至る所に姿を見せており、実際に人間とポケモンたちが共に生活をする日常風景が広がっている。

とはいえ良い点ばかりではなく、岩やイバラ、ヘドロといったポケモンたちの痕跡が街中の道をふさいでしまうなんて事もあり、ポケモンの起こしたトラブルに奔走する人間や、逆に人間の行動により困っているポケモンの姿も見かけられる。
さらにメガシンカを引き起こすメガエネルギーの濃度がなぜか上がってきているらしく、街のあちこちにメガカケラの結晶が生える、野生のポケモンの暴走メガシンカ事件が起きるといった問題も発生している。

現在は外資系企業であるクエーサー社が「人とポケモンが共存できる街」を目指して都市再開発計画を進行中であり、その一環としてワイルドゾーンZAロワイヤルという施策が行われている。



ワイルドゾーン

緑色のホロで囲われたゾーンで、野生ポケモンたちが集まって生息している一種の自然保護区域のようなもの。再開発の一環としてミアレシティ各所に設けられた。

ワイルドゾーン以外の街中に住むポケモンたちに比べて、ここに潜むポケモンたちは気性が荒く、人間に対して直接的に技を仕掛けてくるものが多い。
そのため相棒となるポケモンを連れていない人間の立ち入りは勧められておらず、入り口前にはゾーン侵入時の手持ちポケモン推奨レベルが注意書きとして表示されているほど。
実質的には従来作のポケモンが飛び出してくる草むらに相当する立ち位置と言える。

最初は数箇所しか存在しないが、ストーリーが進行するに連れ徐々に数が増えていく。捕まえられるポケモンが増える一方、これはつまり、人間の住む場所が減っていくということでもあり...


ZAロワイヤル/バトルゾーン

夜になるとバトルゾーンが出現し、ZAロワイヤルというポケモン勝負の大イベントが行われている。

日没とともに赤色のホロで囲われたバトルゾーンが町の一角に出現し、中にいるトレーナー同士で1vs1のポケモン勝負を仕掛け合うイベントで、目と目が合ったらそれがポケモン勝負の合図という従来通りのトレーナー戦が行われる形となる。
とは言いつつ、敵トレーナーに気付かれる前に背後から忍び寄り不意打ちで攻撃(アンブッシュ)を仕掛けることも可能
力量差次第ではこの不意打ち攻撃で1体ノックアウトすることもでき実質相手の手持ちが-1体な状態でバトルする*5ことも可能。正々堂々勝負を挑んでもメリットはないので、積極的に奇襲を仕掛けよう。もちろんそれは主人公側にも例外ではなく、相手から先に見つけられるとこちらが不意打ちされた扱いとなりしばらく身動きが取れなくなる。
ほぼ確実に1~2発分の攻撃を無防備な状態で受けるため可能な限り避けたい。

参加者にはランク付けが存在し、バトルゾーンで相手を倒してポイントを稼ぐことでチャレンジチケットを入手すると、指定された相手とのランクアップ戦が発生。同ランクの中でも強者であるその相手を倒す事でランクが昇格する。
なおランクはZからAまで存在し、最強の称号であるAランクになると何でも一つ願いが叶えてもらえるという。
ただし、似たようなアレと異なり叶えられる範囲はあくまで「主催であるクエーサー社が可能な範囲のみ」。
また、ランクG到達者にはクエーサー社がメガシンカに必要な「キーストーン」を提供しており、高ランク帯になると一般トレーナーでもメガシンカを使いこなしてくる。

なお、バトルゾーンで勝利するとポイントの他に「メダル」も獲得でき、この所持数や撃破したトレーナーの人数に応じて夜明けごとに賞金ももらえる。高ランク帯ともなれば一晩10万もザラである。
ほかにも、バトルゾーンの中にはいくつか「ボーナスカード」が設置されており、それぞれに「指定されたタイプで相手ポケモンを倒せ」や「メガシンカしたまま技を当てろ」といったお題が課せられている。
このお題をクリアするとチケットポイントやメダルを追加で入手できる。

参加するミアレ市民の動機は様々。ランクAに到達して自分の願いを叶えたいと考えるものもいれば、単にお金稼ぎを目的にしているものもいる。
勝負後のNPCに話を聞いてみると、後述するMSBCのステータスの一環として参加している者もいるし、中にはボーナスカードを集めたいからという面白い理由の人も。
基本的に入り口は広く参加熱意も深く問わず、自由度は高いようである。

余談だが、その治安の悪さから案の定情報公開時には「今からこの街は戦場と化すんだからよ!」などとネタにされていた。





上記の通り、昼と夜が切り替わるミアレシティ。夜限定で出るポケモンもいたりするのでバトルよりもポケモンゲットをした方がいい時もある。
過ごしていくうちにアナウンスが流れ、夜になろうとしていたり、朝(昼)になろうとしていることが分かるのだが、
ここで注意するべきなのは、切り替わり画面になるとやっていたことが場合によってはリセットされる。
そろそろポケモンがゲットできそう→切り替わり、でポケモンが消えたりしてしまうこともある。そこはどうにかならなかったのか。

そしてちゃんと「いつ寝ればいいんだ」とNPCが言っている。いつ寝ればいいんだろうなこれ。
また、バトルゾーンがどこに出るかはランダムなため買い物してたらバトルゾーンに閉じ込められ朝まで出られなくなったNPCも存在する。



登場人物・キーポケモン


MZ(エムゼット)

裏通りにある「ホテルZ」を拠点としてミアレシティの平和を守る自警団・ヴィジランテ的なチーム。
ホテルオーナーであるAZの願いを受け、リーダーであるタウニー/ガイを中心として活動を行う。

カロス地方ミアレシティへ観光をしにやってきた少年、もしくは少女。デフォルトネームはキョウヤ(男)とセイカ(女)。おそらく『共生』からだろう。
タウニーからポケモンを渡されてポケモントレーナーとしてデビューし、ZAロワイヤルのランクを上げつつ暴走メガシンカ事件も追うことになる。
拠点であるホテルZには自室があるが、一つのビッグな例外を除いて、模様替えなどはない。

『アルセウス』での主人公以上に身体能力が高くロトムグライドも駆使してミアレシティを駆け回る。
物語の開始前からジガルデに目をつけられており、最強のメガシンカ使いになることを期待されている。

ランクアップ戦での受け答えの選択肢にやたらと煽る強気な文言*6が含まれており、基本的に喋らない歴代主人公の中でも妙に癖の強いキャラクターとなっている。*7

ちなみに観光を終えて帰ろうとすると、夢落ち扱いで駅に戻される

SVに続いて細かい顔パーツまで指定できる上に全メイク、全ドレスアップアイテムが男女共用。さらに今作から髪色のメッシュ・グラデーションが可能になった。
もっと言えば男女問わずキュロット(スカート風ズボン)を着用できる為、前作以上にこだわり抜いた男の娘・イケメン女子が作成可能となっている(ただし、男主人公の場合は低音の男声な上、例外一つ*8を除いて後ろから見たらスカート風でもなんでもないただのズボンにしか見えない残念仕様)
ちなみにグローブや靴といった小物の中には登場キャラと同じものも存在するが、プレミアがついているのか総じて値段が馬鹿高い*9。上記のスカート事情との兼ね合いか、小物と違いキャラの衣装はないためお揃いコーデなどはできない*10
過去作主人公と比べると外見年齢がやや上がった分体格も男女の特徴が出ているので、本気でキャラメイクする場合はそれらをどのように活かすor隠すかが肝。
一方でアクション要素が増えた影響か、髪型の自由度は下がっており、特に長髪系が全くなく、セミロング程度のソバージュが限界となっている。もっといえばソバージュ程度の長さのストレートなどもないため、伸ばしたいならソバージュで妥協しなければいけない。

  • タウニー/ガイ
ホテルZのオーナーであるAZに恩返しするためにホテルZの宣伝を頑張っている少女/少年。
主人公が男の子ならタウニーが、女の子ならガイが登場する。この項目ではタウニーを基本として記述する。
髪色がデフォルトと違うためパッと見わかりにくいが、彼女/彼の顔パーツは主人公と同じもので、本編シリーズでは『XY』以来ご無沙汰となっている『選ばなかった方の主人公』枠とも言える*11
尚、歴代初の初期から主人公が選ばなかった御三家を2匹引き取る異性主人公(ライバル)でもある。

エムゼット団の発案者にしてリーダーで人一倍思い入れがある。
母親の形見である破れたジャケットを愛用しており、ドレスコードの可能性を鑑みて着替えを勧められても「これが自分の正装」と主張して拒否している。
街の探偵マチエールには人探しの依頼をしているようだが……?

人助けが趣味というぐらいの根っからの善人で、ミアレに来たばかりの主人公の事も親身になって付き合ってくれている。


なお、料理の腕は高い模様だが食事のセンスは独特で、タワー状に盛りつけたカレー(つまり中にライスが入っている)の周りに3つもクロワッサン*13を置いた「クロワッサンカレー」が得意料理。ガラル出身なのだろうか。本人はこれをホテルZの名物にしたいらしい。
デウロからの受けはいいが、ピュールは「別々がいい(意訳)」と意地でも食べないまぁカロス出身であろうピュールからすればクロワッサンに対する冒涜に見えるのは仕方ない
なおタウニーの場合、「これはなに?」と困惑する主人公に「質問される意味がわからない」「食べて」と凄い圧をかけてくる。









  • デウロ
ダンサーが将来の夢の少女。相棒はヒトデマン→スターミー。劇中ではあまり強く押し出されないが食いしん坊で、クロワッサンが好物。
一見お調子者っぽい雰囲気だが、MZ団では一番の常識人にして苦労人。暴走メガシンカ対策の作戦会議も基本的に彼女が率先して進行する。
そして……
  • タウニー(ガイ)の無茶振りで暴走メガシンカポケモンを3体全て鎮めて回る主人公を気遣う
  • タウニー(ガイ)の不注意を叱りつつもトラブル解決のため、主人公と共に危険を承知でヤクザの事務所に乗り込む
  • タウニー(ガイ)の目的の一つであるホテルZのイメージアップに協力すべく、正装でセレブ集団MSBCと対等に接し、彼らとコネを作ってプロデュースに協力してもらうという粋な作戦を立案する*15
など、大変仲間思いな優しい性格で、まさに母性の権化である。

プロのダンサーを目指してミアレに来て路頭に迷いかけ*16ところをタウニーに声を掛けられてホテルZに住む代わりにMZ団に加入した。
頭頂部の特徴的な髪型と名前の関連性*17と「兄がいる」との発言から『XY』のティエルノの妹かと思われる。
ティエルノのTシャツの柄にバニプッチが描かれていたからか、彼女の手持ちにもバニプッチが入っている。

  • ピュール
ファッションデザイナーが将来の夢の少年。相棒はズルッグ→ズルズキン
既に相当な技量を持ち合わせており、主人公のジャケットや作戦会議室のMZ団旗も彼のお手製。
祖母に自分の仕事道具を捨てられたショックで家出していたところをタウニーに声を掛けられて、仕事部屋の提供を対価にMZ団に加入する。
見た目がショウヨウジムのジムリーダー、ザクロに似ているがデウロほど決定的な情報もないため実情は不明。
ファッションデザイナーとしては自己評価は低めだが、界隈では噂の新星と警戒されてるレベルには腕がある。

一方でネットアイドルであるカナリィのガチオタクなんて一面もある。
しかも、
などカナリ(カナリィだけに)面倒くさいタイプのオタクである。
彼女の配信は欠かさずチェックしており、いつか自分のデザインした衣装を着てもらうのが夢だとか。

マイペースな性格と他人への関心の薄さから序盤はやや冷たい印象を受けるものの、
中盤では主人公がカナリィとランクアップ戦をするためにクイズ大会のカンニングサポートをしたり、突如出現したポケモンに驚き可愛らしい反応をする、主人公だけに苦労を背負わすまいと暴走メガシンカの鎮圧に積極的に協力するなど、ストーリーを進めるに連れプレイヤーからの好感度はまさにシビルドン登りである。



ミアレに住む人とポケモン

『XY』の終盤で再会したフラエッテと共にホテルZを営み、客数は少ないものの穏やかな余生を過ごしている。
だが、3000年生きた身体には流石にガタが来ているようで常に杖をついて歩いており、終盤では咳き込むようにもなる程衰弱してしまうが…


AZの最愛のポケモン。
このフラエッテが持つ花は他のフラエッテでは見られない尖った独特な色と形をしており、内部データ的にも通常のフラエッテとは別種として扱われている。
最終兵器の影響で永い寿命を持っており、このフラエッテにしか使えない「はめつのひかり」というフェアリータイプでビーム系の技がある。
序盤、この「はめつのひかり」を、意図せずバトルゾーンに入った主人公に絡んだチンピラを追い払うために威嚇目的でぶっぱ披露するのだが、そのエフェクトがはかいこうせんよりも遥かに大きい。*19
王のお気に入りという立場にありながら徴兵されたことや、遺体が恐らくは五体満足で帰って来たことから、元々高い実力はあったのだろう。伊達に戦場は経験していない
こんなノリなので、ファンからの愛称は専ら"姐さん""フラエッテの姉御"であり、相性有利のサビ組の連中でさえ彼女には頭が上がらないことだろう。

黒い犬のような姿をしたポケモン。
主人公を導くように現れては「しんそく」で去り、時には自身との戦闘によってその力と素養を見極める。
ある時には小さな石ころをくれるが……?


ミアレでは有名な凄腕の探偵兼ポケモントレーナーの女性。
5年前に親同然に面倒を見てもらった国際警察の意志を継ぎ、現在は探偵事務所「ハンサムハウス」の2代目所長を務めている。
相棒はとある人物から受け継いだカラマネロ。それとは別に、バトルはしないパートナーとして「もこお」という名前のニャスパーを連れている。
なお、とある人物からはクロバットも受け継いだはずなのだが、今作では内定していないというメタ的な事情もあってか登場しない。
また、居眠りしていたのを誤魔化す際など、言い訳する時の言動は初代所長に似てきた。

『X・Y』当時と異なり識字力も格段に上がったようで、テキストには漢字表記も混じるようになった。
ピチピチのイクスパンションスーツの上に、上半身しか覆わないコートだけを羽織るという尻フェチには眼福極まりない格好。なおエスプリ時代の癖が残っているのか、走り方は所謂ナルト走り。

  • モミジ
フレア団科学者の女性。司法取引によりその技術力を買われ、現在は言動の監視も兼ねポケモン研究所における所長代理のポストを与えられている。*20
その過去については公にこそしていないものの、フレア団時代に着用していたゴーグルを机の上に置いていたり、使っている椅子や部屋にあるPCにはしっかりとフレア団のロゴが刻まれていたりする。
クエーサー社の都市再開発計画には振り回されているようで、目の下に隈を作っていたり主人公が訪れる際は独り言で業務への鬱憤を叫んでいたりする。

主人公にも調査協力として「モミジリサーチ」なる活動を依頼してくる。
内容としては図鑑を埋める・ポケモンを進化させる・街中にあるメガ結晶を破壊するなど。これらの行動を起こしミッションをクリアすることでポイントを得られ、一定数貯まると調査レベルがアップ、その報酬としてわざマシンなどのアイテムを受け取れる。
最終的には色違い厳選のお供のひかるおまもりを貰えるが、このために避けて通れないとあるリサーチが鬼畜の極みとプレイヤーからはもっぱらの評判。

  • ザック
ミアレシティの名物タクシー運転手。いつもラシーヌ工務店向かいにあるタクシー乗り場でお客さんを待っている。
ZAロワイヤルにも参加しており、腕前は永遠のZランク。主人公のランクアップ戦初陣の相手となる。
と、これだけなら序盤のぽっと出なザコトレーナーの1人に過ぎないが、実はタクシー運転手としては超優秀。
彼にタクシーを頼んでみると快適な運転と、目的地までの世間話としてエアームドとカーチェイスを繰り広げた話や、過去作のある人物にまつわるとんでもない話など、実に様々な面白い話を聞くことができる。


  • ミアレシティの住人の皆さん
大都市らしくいわゆるNPC・モブと呼ばれる存在に相当するキャラクターが街に多数存在し、賑やかさをもたらしている。
……のだが、今作では上述のザックを始めとして、自爆技を覚えたポケモンだけで戦う芸術家、12匹ものコフーライを美術館の中で迷子にしてしまうカップル、スターミーをあがめる謎の宗教団体など、やたらと存在感が強いモブが多く、お陰でメイン並に濃いサイドストーリーも多く存在する。
またミッションに絡まない人物からもシリーズ関連の貴重な小ネタ話を聞ける機会があるので、積極的に話しかけてみてコミュニケーションを取るのもおすすめ。
剣盾・SVと同様に、近くを通った際に会話や独り言の吹き出しを出す住民も多数。街を歩いている最中には耳を傾けてみても楽しい。平凡な会話をしていたり、自身のポケモンについて語っていたり、世知辛いぼやきを言っていたり、ポエマーだったり、含蓄のある格言を述べていたりと様々。



クエーサー社

2年ほど前にミアレに進出し、現在ではミアレシティの再開発事業を一気に引き受ける外資系大企業。
ホロ技術を駆使してワイルドゾーンやバトルゾーンの設置・展開を行ったり、ZAロワイヤルの運営を行うなどの活動も行っている。
しかし一方で、暴走メガシンカ事件について住民に非公開のまま事態を収めようとしたり、次々にワイルドゾーンの設置を行ったりという行動から、一部市民からは不信感や反感を抱かれている。
あの人この人の件から発売前は実は黒幕なのでは?と言われているが…?

  • ジェット
クエーサー社の社長。本作の「ポケットモンスターの世界へようこそ!」を担っていたりもする。
ミアレの再開発計画を進める一方で住民からは抗議活動も受けている。
暴走メガシンカ事件について把握しているが公表はしていない。
タウニーの愛用しているジャケットに見覚えがあるらしく、元の持ち主であった母親に心当たりがある節が見受けられる。

  • マスカット
クエーサー社の社長秘書。体格のよい大柄な男性。素顔は強面だが、物腰丁寧でとても優しい性格。
常にサングラスをかけているが戦闘時に一瞬外すほか主人公に負けるとサングラスがズレる。
ヤンチャムとミミロルの髪留めがチャームポイント。かわいい。
相棒はジジーロン。なお、パーティにはいかついポケモンの中に実際にミミロルが入っている。本人曰く「捕まえたて」らしいが、ある意味ちゃんとポケモントレーナーしてる人。
暴走メガシンカ事件解決には奔走しており、暴走メガシンカが発見された際にはエムゼット団との連絡係も務めている。
娘がおり、バトルに負けて帰ると怒られるらしい。




DG4(ディージーフォー)

ミアレを中心に活動するネットアイドルの「カナリィ」およびそのファンが所属するグループの名前。
かなりの人気を誇っているらしく、街中には彼女のファンらしきオタクがちらほら見かけられる。
グループ名はカナリィの相棒ポケモンが使う得意技「でんじほう」をもじってつけられたもの。
ピュールは「会員番号一桁にもならないのに参加したところでただのモブ」というこだわりの強さ故に所属していない模様。

  • カナリィ
ゲーム配信を中心として活躍しているネットアイドル。ぼくっ娘で、大きい…… でんきタイプの使い手で相棒はシビルドン
キレのある毒舌トークが特徴で、ネットでの人気もシビルドン登り。
配信業のみならずポケモン勝負の腕前も高く、ZAロワイヤルではFランク。
しかしゲームの方が好きでポケモン勝負には積極的でなく、彼女が対戦相手に選ばれたせいで主人公はわざわざファンイベントでお願いを聞いてもらう権利を獲得しに行く羽目になる。
同じく配信者キャラのナンジャモとは、使用するポケモンのタイプ・一人称・ツートンカラーの髪と色々共通点が多い。

  • タラゴン
ラシーヌ工務店を率いる老人。
じめんタイプの使い手で相棒はドリュウズ
ミアレシティにはラシーヌ工務店が制作したアスレチックのような組立足場が設置されている。


また前述の足場アスレチックで拾えるカラフルなネジを集めると、カナリィを模したぬいぐるみと交換してくれる店員がいる。
ポケモンのダイレクトアタックで主人公が気絶しにくくなる効果や獲得経験値アップ効果など、冒険を便利にしてくれる追加効果が得られるので、気が向いたら集めて交換しよう。全て交換しきると嬉しいプレゼントがもらえるという噂もあるぞ!
なおこの店員、何も交換せずに立ち去ろうとすると「何しにきたんだよ」とクッソ雑な対応で返す。じいちゃん教育しろ


  • マニー
DG4の会員番号1ケタで、自称最古参のカナリィオタク。見た目も言動も古典的なオタク像そのものである。
カナリィカルトクイズ大会では常に優勝を飾っているらしく、成り行きで参加する事になった主人公に対しては激しくライバル心をぶつけてくるため、ピュールからはマウント取ってくるタイプのオタクと不評
しかしいざ主人公が優勝すると事情を察しつつ称えてくれる、良くも悪くもストレートかつ熱いオタクである。
メインシナリオでの登場後も、サイドミッションなどではカナリィ本人以上にちょくちょく出番があったり、ストーリー終盤でも主人公達の援軍に駆けつけるというか近くにいたので巻き込まれた
またメガシンカは出来ないがポケモンバトルの実力は中々のものであり、仲間内での切磋琢磨や訓練も欠かさないため見た目に反してかなり高スペックなオタクである。



ジャスティスの会

筋骨隆々な美丈夫「シロー」を頭目に、ジョーヌ地区に和風の道場を構えるポケモントレーナーの集団。
昼間は格闘家の道着を着た門下生が木人相手に鍛錬を行い、夜は祈祷師風の格好をした門下生が瞑想?を行っている。

「ジャスティスの会」という組織名はそのまま武道の流派の名前でもあるらしく、シローはその開祖だとのこと。昼間の稽古はシローが、夜間は彼の妹であるムクが担当している。なお、門下生たちはなぜか全員女性である。作中では男性に勧誘を行っている描写もあるため、ここまで男女比が偏っている理由は謎。

過去作で言う「格闘ジム」「ゴーストジム」に相当する集団だが、彼らと違い「ワイルドゾーンの撤廃」という目標を掲げる、ある種の思想集団でもある。その主張は以下の通り。
  • ミアレシティが真に野生ポケモンとの共生を謳うなら、ワイルドゾーンそのものを無くした方が良い。
  • 野生ポケモンが怖いのはわかる。だから、ジャスティスの会に入門してポケモンバトルの腕前はもちろん、トレーナー自身の力も鍛えて欲しい。上段者になれば素手でポケモンと戦うことができる。
  • 「ミアレシティのみなさんがジャスティスの会で強くなれば、ワイルドゾーンはなくせるのです。」
つまり、「野生ポケモンと隣り合わせの生活でも問題ないぐらい、人とポケモンが己を鍛えるのが真の共生の道」というのが彼らの主張である。これに対するミアレ市民の反応だが、タウニーの言葉を借りると「なかなかおもしろい理想だね。実現不可能だけど*25」「ズレたまままっすぐの人ってメンドー」とのこと(後者についてはおまいうでもあるが)。

ともかく、彼らは上記の主張を日課とする演説で広めており、またミアレシティ各所では勧誘活動に励む門下生が確認できる。無理強いするつもりはないようだが、シローは理想実現のため「発言力 影響力を増す」ことは望んでいるようで、そのためにZAロワイヤルに参戦している。

その有様から、かつてイッシュ地方に跋扈した怪しげな宗教団体に似た胡散臭さを感じた人も少なくないはず。はたしてその実態は……?

  • シロー
ノースリーブから覗く丸太のように太い二の腕が目を惹く青年。姫カット+端正な顔立ちをしているため、その筋肉量にも関わらず一瞬女性と見間違えかけたプレイヤーもいるとか。

ジャスティスの会開祖を名乗るだけあり、人間としての実力であれば作中トップクラス。ストーリーを進めれば、彼の常人離れした力をイヤと言うほど見せつけられるだろう。
主人公とは日課の演説で邂逅した後、とある理由でしばらくの間行動を共にすることになる。


  • ムク
シローの妹。シャンデラ風の帽子を被った祈祷師のような格好をしている。
容姿からは幼そうな印象を受けるが、主人公の会話選択肢は全て敬語遣いになっているため、意外と年上なのかもしれない

兄と違い運動はあまりできないが、ゴーストタイプのエキスパートとしては門下生はもちろん、ジャスティスの会の外にまで名が知られるほど。
クールな性格だが冷淡な人間ではない。


  • コタネ
シローの5番弟子を自称する少女。ストーリー序盤、ハンサムハウスに向かう主人公らとルージュ広場で対面し、主人公と交戦*30。ポケモンはシローと同じくかくとうタイプが主体。

真面目でひたむきな性格で、尊敬するシローに近づくべく日々稽古に勤しんでいる。

ストーリー中盤、大きくランクを上げた主人公と再戦。主人公の勝利後は『アルセウス』の警備隊長同様に彼女にかいでんのタネ(コタネだけに)を渡すと、メガエナジー消費で特定の技を1度だけ強化する機能「ワザプラス」を解放してくれるようになる。



サビ組

「街の汚れの掃除人」を自称する団体。
…なのだが、サングラスをかけて顔にキズのついた強面たちが構成員として所属するどう見てもそっち系の団体
つまりは本作における敵対組織枠である。

あまりお関わりになりたくないし、ならない方が良いタイプの人々だが、主人公たちはある事情から彼らと対面せざるを得ない羽目に…

サビ組のボス。コガネ弁で遠回しな脅しをかけてくる、どう見てもインテリヤクザ。
こんなナリだが警察の厄介にはなったことがないらしい。
顔つきは厳ついが身長は主人公と同じぐらいで、成人男性キャラの中ではかなり低い方。
ボールの投げ方や走り方など、微妙に運動神経が良くないと思える描写も見られる。


  • ジプソ
サビ組のNo.2。カラスバとは対照的に大柄な体格の、いわゆる武闘派構成員。こっちもヤクザにしか見えない。



ミアレ(M)ソシアル(S)バトル(B)クラブ(C)

ミアレシティの上流階級に属する子息がポケモン勝負を嗜む会合で、略称はMSBC。(SMBCこと三井住友銀行とは多分関係ない)高級グランドホテル「シュールリッシュ」を本拠地にバトル大会や、遠い地方のチャンピオンを呼び寄せての講演会などを開催し、バトルを愛でることでポケモンに対する愛と理解を深めることを目的としている。

  • ユカリ
MSBCの主催であるお嬢様。『ポケモン牧場』に同名の人物がいたが無関係。
フェアリータイプの使い手で相棒はピクシー。褐色肌にピンクと紫基調のド派手なドレス調スーツ(?)、そして見る者皆吸い込まれるほど煌めく瞳と、ディアンシーの擬人化みたいな姿である。
ポケモン勝負がとにかく好きで、作中では自分が目を付けた強いトレーナーを招待してバトル大会「スーパーユカリトーナメント」を開催した。

少なくともポケモン勝負においては、自分の望みを是が非でも叶えようとする悪癖を持つ。
主人公達が暴走メガシンカに対応するため前述の大会を辞退すると、何がなんでも彼らを大会に復帰させるため行動を開始。
  • MZ団の作戦会議に参加して大会への復帰を催促。
  • 暴走メガシンカへの対応中もホログラムを通じて接触。ミアレを守るための取り組みであることは認めつつ、早く終わらせて大会に復帰するよう催促。
  • ホテルZの出口をユカリゾーンと名付けたホロで塞ぎ、臣下のハルジオたちを向かわせて大会への復帰を催促*33
  • 主人公たちが復帰するまで、他の参加者たちはシュールリッシュに軟禁。
おかげで一部プレイヤーからは「金と権力を全力で振りかざすことに躊躇がないネモ」とあだ名されることに。

一方で「セレブは皆を導くもの(ノブレス・オブリージュ)」という信条を体現する人物でもあり、有事の際には頼りになる。
ZAロワイヤルではCランク。また、戦闘BGMが作中でも特に好評。

ZAロワイヤルを制した先でもさらに勝利を20勝ほど繰り返すと彼女から連絡が……

  • ハルジオ
ユカリの専属メイド。
礼儀正しい言葉使い、服装はメイド服と、実にテンプレートな従者キャラ……

というのは、主人であるユカリに強要されている姿。
素の性格は勝気かつ粗暴で、さながらスケバンか女レスラーのよう。過去にポケモン勝負でユカリに敗北して彼女の従者となっており、メイド服もユカリの指示で着ている

実は服装をよく見ると上半身はメイドらしいエプロンドレスだが下半身はホットパンツにストラップシューズと、非常に動きやすそうなあつらえとなっている。さらに耳にはピアス跡があり、元々パンクな恰好をしていたことが窺い知れる。

トレーナーとしてはドラゴンタイプの使い手で、相棒はドラミドロ。毒タイプ持ちが相棒なのはフェアリー使いであるユカリに逆襲したい気持ちの表れだろうか。
フェアリー使いに服従させられるドラゴン使いという構図は、前作のこの人たちとある意味で真逆である。
またハルジオの吊り目がちな容姿は、どことなく過去作に登場したドラゴン使いたちを思い出させる。このため、実は名のある一族の出ではないかと考察するプレイヤーもいる。



???

  • グリ
Aランク昇格戦で主人公とマッチングする謎のポケモントレーナー。トレーナーズカードにも素顔の写真が掲載されていない。
マチエールはその正体を知っているようだが、断片的な情報しか提供してもらえないので、あとは主人公が独自に捜索して見つけ出さなければならない。



  • F
ジガルデに導かれている謎の男。
ジガルデが目をつけている主人公のことも気にかけており、時折主人公の前に現れては助言を行う。
過去の事件が原因で左目の視力を失った隻眼であり、常に左目を閉じている。




バトルシステム



本作の戦闘はターン制ではなく、アクション要素を取り入れたリアルタイムコマンドバトルである。
相手をロックオンすると、今出している自分のポケモンの覚えている技が4つ表示されるので、技に対応するABXYのボタンを押して指示を飛ばす事で戦いを進めていく。

『アルセウス』同様、トレーナー戦の場合は主流作品のようにポケモンを出し合い、倒れたら次のポケモンを出す形式で進むが、
野生ポケモンとの戦いの場合はインターバルは挟まず、トレーナーのみを残してそのまま戦闘が進行。次のポケモンを出す前にトレーナー自身がやられてしまうと全滅扱いとなる(後述)。

キズぐすりなどトレーナーが使う道具は好きなタイミングで使用可能だが、一度使うと一定時間が経つまで再使用不可能となる。

技の仕様について

今作の技の発動は以下のような順で行われる。
  1. トレーナーがポケモンに技を指示:この時点で他の技への切り替えや指示し直しはできない。
  2. ポケモンは相手に技が届く範囲に移動:相手にかける技のみ。自分への補助技などの場合はスキップされる。
  3. 準備行動:公式の名称がないため、この項目では前隙と呼ぶ。
  4. 技の発動:実際に攻撃や補助効果が発生する。
  5. クールタイム:こちらも公式名称がないため、この項目では後隙と呼ぶ。
  6. 次の指示が可能になる

一度技を出した後は連続で同じ技を出す事は出来ず、「発動時間」というリキャストタイムが発生。発動時間が過ぎれば再び同じ技を出す事ができる。
このため今作では技のステータスにPPの概念が無く、また技の連続使用による弱体化補正も存在しない。
ただし、技によって前隙や後隙、発動時間が異なるため、技を覚えさせる時には気を付けよう。

基本的に強力な技ほど発動時間が長く、遠距離攻撃や範囲攻撃ができる技の方が前隙・後隙が大きい傾向にある。
また「でんこうせっか」や「アクアジェット」などターン制で先制技だったものは、特に攻撃モーションが素早く前隙が無いように調整されている。
なお、ステータス画面で数値化されて確認できるのは発動時間のみなので、前隙や後隙に関しては実際に使ってみるまでわからない。
ジャスティスの会の道場には技を打つための演習的があるので、そちらを相手に試してみると良いだろう。

このためポケモンの素早さステータスの効果も変わっており、素早さが高いほど技の発動時間が短くなる。
より手数が多く戦えるようになるとはいえ、従来のようにわずか1の差でバトルの行方が大きく左右するわけではないので、素早さの重要性は従来よりも低くなったと言えるか。
また「せんせいのツメ」の効果は一定確率で前隙が短縮されるというものに変わっている。

また、命中率も撤廃はされているものの、トレーナーについてくるポケモンの挙動を利用すればアニポケさながらの技をかわすような動きが可能。
特に隙が多い技や、攻撃範囲の狭い技ほどかわしやすいと言えるが、技を命令すると動きが取れなくなるのはこちら側も同じ。そのため、どのタイミングで技を打つかという読み合いも重要となる。
この仕様のため、野生のポケモン戦に限り「どくどく」などの継続ダメージ技を使い、ポケモンを引っ込めて相手が倒れるまで技を回避し続けるという強引な戦法も可能で、序盤から格上のオヤブンをジャイアントキルすることもできる。

今作において「ドわすれ」「てっぺき」など積み技によるランク補正は1.5倍、1倍、0.5倍の3段階に変更されており、時間経過で効果は消える。
そのため2段階上がる技などは効果時間が他の技よりも長いことで再現されている。
ただし、今作の仕様上何かをロックオンした状態でないと技が出せないため、相手の技の届かない範囲でひたすら積むような戦法は基本的に取ることができない。
メインストーリーでは不意打ち前に積む事が可能だが、通信対戦ではまず不可能と考えた方が良いだろう。

「まもる」「みきり」をはじめとする従来は1ターン分の攻撃を無効にする技については、本作では前述した技の前隙が発生せず、技を命令した瞬間に効果を発動し短い間だけ攻撃技を完全に無効化するという、アクションゲームのジャストガードやパリィのような効果となっている。
なお「まもる」のわざマシンはモミジリサーチLv4の報酬という早い段階で入手できるようになっており、かつ序盤で仲間にできるポケモンのほとんどが覚えられるため、積極的にストーリー攻略へ導入できる。
ちなみに「みきり」の方は「まもる」よりも無敵時間が短い代わりに発動時間も短いため頻発しやすいという特徴を持つが、わざマシンはないので使いたければ覚えるポケモンを仲間にするしかない。

  • メガエネルギーとメガシンカ
本作では『ピカブイ』ぶりにメガシンカが復活、モンを除いて『XY』~『ORAS』で登場したメガシンカ可能ポケモンが全員登場し更に第3世代を除いた第1~8世代の一部ポケモンに新規メガシンカが実装された。
ストーリー中盤でメガリングを受け取った後は画面内にメガエネルギーが表示されるようになりこのゲージが満タンかつポケモンにメガストーンを持たせているとメガシンカさせられる。
メガシンカ後は時間経過と技を出した際にメガエネルギーが減少していき0になるとメガシンカが解除される。
メガシンカしたポケモンは、すべての技が威力と効果範囲や効果時間が強化されている他、効果抜群時の威力上昇補正も強化された「ワザプラス」で発動される。
ワザプラス自体は通常時でも皆伝済みの技なら出すことができるが、メガシンカしている時よりもエネルギーコストがかなり大きい。
なお、ワザプラスはレベル技なら特定のレベルになった時に皆伝するが、わざマシンで覚えた技を皆伝させるには『アルセウス』の力業/早業と同様に「かいでんのタネ」を特定の人物に渡す必要がある。


ポケモンのステータス

『アルセウス』とは違い、本作は『SV』までの主流作品とほぼ同等の仕様となっており、個体値努力値が普通に存在する

個体値を最大まで上げる「すごいとっくん」も『SV』のレベル50から可能という仕様を引き継いでいるが、そのために用いる「ぎんのおうかん」が本作では店売りされておらず、モミジリサーチの報酬で10個貰える以外の入手手段がクリア後のZAロワイヤルのランダム報酬のみという超貴重品。タマゴのシステムも本作にはないため、後述のオヤブン厳選が非常に重要になっている。

一方で性格の能力補正を変えるミントは普通に店売りされているため、こだわりがない限り理想性格を粘る必要はない。
努力値の一括リセットも実装されており、サビ組の事務所に赴けばメガカケラたったの5個で行ってくれる。

ただし、特性が存在しない。これを補うためにチャーレムメガクチートの攻撃種族値が1.4倍になったり、ギルガルドやジガルデのフォルムチェンジも可能な特殊仕様になっている。なおギルガルドはこのせいで割と性能が残念な事になっているが…詳細は個別項目で。

  • オヤブン
基本的には『アルセウス』と同様のボス的な存在。
野生のポケモンの中にはオヤブンと呼ばれるXLよりも大きな個体が存在する。
オヤブンは通常わざマシンでしか覚えられない技を一つ覚えている他、HPの努力値が既に最大まで振られており非常にタフ。とはいえ、戦闘システムの都合上「どくどく」を入れて逃げまくれば何もできずにダウンすることもしばしば。けいけんアメ稼ぎに使えるため、覚えておいて損はない。
眼を赤く光らせ主人公の前に強敵として立ちはだかる。
なお『アルセウス』と同じく個体値が3V確定となっている。上述の通り本作はおうかんが物凄い貴重品になっているため、少しでもおうかんを節約したいならばオヤブンの厳選が必要不可欠。

  • ワイルドゾーン2に生息する、たかがコイキングと思って油断している所にハイドロポンプをぶちこんでくるオヤブンコイキング
  • ワイルドゾーン17に生息する、♀のカエンジシのハーレムを率いて屋根の上まで追尾してくるだいちのちからの包囲網で数多の主人公を葬ったオヤブンカエンジシ
辺りは特に語り草。



フィールドアクション


バトル/捕獲

『アルセウス』と同様、本作ではポケモンをバトルせずとも捕まえることができる。
その際はポケモンに気付かれない内にボールを背後に当てることで捕獲率が上昇する。
ロックオンしていると ^このような記号が出て、この^が多いほど捕獲しやすい。
バトル中にも随時ボールを投げられるため、こちらの技のクールタイムを稼ぐ目的で投げる事もできるが、捕獲失敗してボールから出るとポケモンが怒り状態になる場合があり、こうなると怒り状態が解除されるまでボールを投げても入らなくなるため要注意。
ボールを外してしまっても、各地にあるポケモンセンター近くにいるロストボール回収屋に話しかければ、1種類につき2000個以内であれば外したボールを全て返してもらえる。
どうやって回収しているかは永遠の謎*36
ただし怒ったポケモンに当てて消えたボールは回収してもらえない点に注意。

またポケモン勝負を仕掛けて勝利した後も一度だけ捕獲のチャンスがある。
その際にボールを投げられるのはピヨっている間だけのため、ボールは予め決めておこう。

野生ポケモンとの勝負やZAロワイヤルでは、相手に気付かれない場所からポケモンに技を指示することで不意打ちが可能。
不意打ちに使った技のリキャストは戦闘開始時には即回復している上に、不意打ち成功時にはダメージが上昇するので積極的に狙っていこう。

トレーナーへのダメージ

『アルセウス』以外のメインシリーズ作品同様、戦闘の場に出せるポケモンが居なくなった場合は「目の前が真っ暗」になって、ポケモンセンターに戻される。
その一方で、野生ポケモン戦の場合は相手ポケモンがトレーナーに直接攻撃を仕掛けてくることがあり、『アルセウス』と同様に一定のダメージがトレーナーに累積して自分自身がダウンしても「目の前が真っ暗」になる。

さらに今回は『アルセウス』の時とはターゲッティングの処理が異なるらしく、ポケモンを出していても無視してトレーナーを襲ってくる事もしばしばある。
前述したラシーヌ工務店で貰える「みどりのカナリィぬい」を集めることでトレーナーへのダメージを軽減できるので、苦手な人は頑張ってカラフルなネジを集めよう。

その代わりダウンした時のペナルティはなく、持ち物も所持金を失うこともない

余談だが、ターゲッティングの優先度処理が『アルセウス』と異なる点について、なぜ仕様変更されたのかについては様々な推測が交わされているものの理由は不明。特にワイルドエリア17(カエンジシの縄張り)はこの仕様のせいで歩くのも大変なのでかならずしもゲーム性の向上とは言えないのでは、という否定的意見もあったりする。
この点については、システムではなく舞台設定からくる理由として「ほぼ100%野生の猛獣であるヒスイ地方のポケモンと違い、カロス地方ワイルドエリアのポケモンはポケモントレーナーという存在に慣れている。そのため司令塔である人間さえ動けなくなれば連れているポケモンも機能停止することを知っているため隙あらばトレーナーを狙ってくるのでは?」という考察もあるという。

トレーナー自身のアクション

特にアイテムを獲得せずとも初期段階で走ることや、しゃがんで忍びつつ移動することが可能。
さらに斜目になっている壁で、主人公の目線くらいの高さであればよじ登る事もできる。

また回避行動としてローリング回避が存在し、相手のポケモンの技を避けることができる。
オヤブンポケモンや暴走メガシンカポケモンなどとの戦いでは、このローリングで敵の攻撃を上手く避けなければ、上述の通りポケモンは無事でも主人公が力尽きることになる。

なお、本作では『アルセウス』と違いライドポケモンは登場しない。その代わりとしてスマホロトムが活躍する。
高いところから落下したときには『SV』にもあった安全落下機能でふんわりと着地させてくれるため、落下死を恐れる心配は一切ない。
この他にもストーリーを進めていくとその安全落下機能を応用して、二段ジャンプのようにふわっと空中浮遊する「ロトムグライド」を使えるようになり、建物の屋根から屋根へ飛び移ることができるようになるなど、移動の自由度が大幅に上がる。
ただし『SV』にあった落下時に元の位置に戻る機能は、アスレチックとの兼ね合いか搭載されていない。

わざマシンや前述した「カラフルなネジ」はラシーヌ工務店の立てたアスレチックや、高い建物の屋上に置かれていることが多いため、
プレイヤーのアクションをフルに活用することで収集する事ができるようになっている。



暴走メガシンカ


本来であればメガシンカはポケモンに持たせたメガストーンとトレーナーが持つキーストーンを共鳴させて初めて成立する現象であるが、街に発生した過剰なメガエネルギーによって、野生ポケモンが強制的にメガシンカして暴れてしまう。
ストーリー内においては、MZ団メンバーでこの暴走メガシンカしたポケモンを鎮めるという場面が何度か発生する。つまりは『アルセウス』におけるキング/クイーン戦に相当する要素。

暴走メガシンカポケモンは通常の何倍にも巨大化しており、技も通常のものとはまた違う強力なものを繰り出してくる。
当たったらほぼ間違いなく一発KOな大技が繰り出されることもあり、本作の戦闘のアクション要素はこれのためと言ってもいいかもしれない。

敵のHPも膨大になっており、こちらの技も通常時だと殆どダメージを与えられない。
そこでこちらもポケモンをメガシンカさせて暴走メガシンカに対抗する。ワザプラスならば暴走メガシンカポケモンに対して大ダメージを与えられる。通常時のワザプラスでもダメージが通るが、前述の通りコストが大きいため、効率よくバトルを有利に進めるにはやはりメガシンカに頼ることになるだろう。
敵に攻撃を当てるとエネルギーオーブをいくつか落とすので、これを拾いつつメガエネルギーを溜めてメガシンカしよう。

なお、途中で負けてしまってもそれまでに削ったHPを持ち越してそのまま再戦することもできるので、アクションに不慣れな人もめげずに何度も挑戦すれば勝機は訪れるだろう。

勝利後は暴走メガシンカポケモンに応じたメガストーンを入手できる。



ミッション


本作では物語の進行を司るメインミッションと、任意受注可能なサイドミッションの2種が用意されている。
メインミッションは本編のことなので、ここではサイドミッションについて説明。

サイドミッション

メインミッションにてマチエールの依頼で3件のサイドミッションを受注・達成完了後に解禁される要素。
メインミッションと並行して行うことができるミニイベント。街中の様々な場所で、人やポケモンが!の吹き出しを出しているので、そこを訪問することで開始される。!を出している人の場所は地図上で確認可能。主にメインミッションの進行で各ミッションの受注が解禁されていく。メインミッションの進行で消滅するということはないので好きなタイミングで臨むといいだろう。

内容は指定したポケモンを連れてくる、あるいは譲るというものであったり、バトルであったりと様々。
手持ちポケモンやバトルと関係なく探索やちょっとしたミニチャレンジによって達成できるものもある。

チュートリアルやバトルのテクニック伝授を兼ねていることもあるので、話もよく聞くとためになる。
またそれ以外でも、人とポケモンとのつながりについてのストーリーを兼ねていることが多いので、ポケモンとの交流が好きであればぜひ受注しよう。
X・Yにまつわる小ネタがいくつもあるのが見所。たまにツッコミ待ちなド天然イベントだったり理解が困難なほど奇妙な茶番だったりするけど……。
また、シリーズものになっているサイドミッションもある。それらは前段階のものをクリアしないと次が解禁されないという点のみ注意。

報酬はお金やけいけんアメ、木の実や各種便利な消耗品など。
たまにバトルを有利にするポケモンの道具やわざマシンが貰えることもある。これはサイドミッションで入手しない限り手に入らないので、見逃さないように!(ポケモンの道具については、エンディング後にある場所で購入することは可能になる)
事前に報酬は教えてもらえるので、欲しいグッズがある場合には報酬の欄を確認してみよう。

その他、ホロベーターの解禁条件になっていることもあるのでマメにこなせば移動が快適になる他、場所によっては結果的にメインミッションを達成するために必須だったりすることもある。
また、たまに御三家や色違い、他地方のリージョンフォームなど貴重なポケモンを入手できるミッションもある。

サイドミッションの一部を紹介。
  • No.7「やる気満々ハリマロン」
  • No.8「フォッコのためにできること」
  • No.9「ケロマツの挑戦状」
カロス御三家にまつわるサイドミッション。クリアすることでそれぞれのポケモンを入手可能。
このサイドミッションの解禁は物語最初であるため、今作ではカロス御三家を最初に3体全員揃えることができる。
別にこのミッションを達成せずとも、カロス御三家は物語中盤あたりで野生個体を入手可能なので、図鑑コンプリートのために必須ではない。
とはいえ、知っての通り、3体とも全編通じた活躍を期待できるポケモンなので、ぜひ最初から仲間に加えておきたい。
ただし難易度には雲泥の差があり、
ハリマロン:ハリマロンを3回倒すだけ(オヤブン個体レベルにタフではあるが何とかなる)、
フォッコ:必要なアイテムを取る入口がヘドロで塞がれている(除去方法はノーヒント)+その先にLv27オヤブンホイーガが待ち構えている為逃げ回りながらアイテムを入手して脱出しなければならない*37
ケロマツ:アスレチックのタイムアタック3回(回数ごとに難易度上昇)の為、苦手な人は一生出来ない

  • No.22「モミジのおねがい」
こちらはカントー御三家にまつわるサイドミッションで、なんとタダで1匹選んで譲ってもらうことができる。
カントー御三家はここで貰わなかった場合エンディング後まで入手できないので、パーティに加えるならば慎重に選びたい。

  • No.21「美術館のコフーライ」
美術館の中で迷子になっている12匹のコフーライを探すミッション。
コフーライはみな美術館を満喫しているようである。美術館の鑑賞も兼ねて捜索してあげよう。
ちなみにこのミッション達成後にコフーライを貰えるが、このコフーライはマリン模様に進化するレア個体なので貰った後に間違えて逃がしたりしないよう注意!

  • No.29「戦いのフルコース・一ツ星」
  • No.60「戦いのフルコース・二ツ星」
  • No.73「戦いのフルコース・回ル夢」
  • No.94「戦いのフルコース・三ツ星」
各地の飲食店が開催している連戦イベント。
回復禁止でポケモントレーナーたちと連戦するというおもてなしを受けるミッションで、最後の三ツ星に至っては10連戦という最難関のサイドミッション。(バトルが得意であればNo.93「エレザードのお部屋探し」のほうが最難関だったという人もいるかもしれないが)
登場トレーナーは固定でそれぞれ戦術に特色のあるポケモンを連れているので、うまくいかなくとも何度も挑戦して攻略法を探されたし。レベルも固定なので、どうしても難しければ後回しにしてレベル差でゴリ押してもOK……
ミッション発生中は料金無料、それ以降も何度も挑むことはできるがお金がかかるようになる。

  • No.47「めざせトリミアントリマー」
  • No.62「めざせ凄腕トリミアントリマー」
  • No.87「めざせ神業トリミアントリマー」
Z-Aでは「ポケサロン グルーミング」が撤退してしまっている。
しかしトリマー志望者がミアレシティ東、セゾン運河の付近におり、彼女からこれらクエストを受注し達成することでトリミアンのトリミングが解禁される。
それぞれ指定された技を、用意された身代わり人形に当てるだけで良い。ミッション達成ごとに取り扱うカットが増えていくので、トリミアンをパーティに入れているなら優先的に解禁させよう。
これらをすべてを達成すると、No.103「トリミアンリーグへの挑戦」のサイドミッションが解禁。
ミアレシティにいるトリミアン四天王を撃破し、トリミアンチャンピオンに挑むという、シリーズお馴染みのシチュエーションを自分も相手もトリミアン限定で行うトリミアンバトルイベントになっている。
チャンピオンに至っては6匹もトリミアンを連れている上、最後のトリミアンは色違い。色違いのポケモンを連れているトレーナーというのは非常に珍しい。
ちなみにこのイベント、バトルに勝てるトリミアンを育てていないとクリアできないので修羅の道。
しかし、超貴重な『きんのおうかん』を入手できるので、これまで蓄えていたアメをトリミアンに全部ぶちこむトレーナーが続出しているという噂が……
実はある程度のレベルがあればゴツゴツメット+コットンガード+まもるで立ち回りつつ回復をすれば楽に勝てる。初期状態でHP努力値が最大であるオヤブン個体ならもっと楽である。

  • No.69「思い出のスカイバトル」
なつかしきスカイバトルの再現。ひこうタイプ限定での勝負。ルールが正確にはちょっと違うが、ノスタルジアを感じる。

  • No.55「獰猛怪魚キバニア」
  • No.105「悪霊老樹オーロット」
  • No.115「狂暴顎龍ガチゴラス」
ミアレシティ内でロケを行っている映画撮影集団から依頼されるミッション群。地方は違うがなんとなくポケウッドを思い起こさせる。
ガチゴラスの頁に詳細あり。

  • No.85「ヒトモシのゆく先に……」
絶対に夜にはやらないこと。

  • No.100「スターミーは宇宙とつながる」
スター
スター
スター
スター
スター
わけがわかりません。
クリア条件はスターミーを連れて行くだけ。一応、メガシンカした状態で連れて行ってもOK。すると何とは皆まで言うな。
クリア後に何かが落ちた先に行くと…?




Z-A Battle Club


いつもと異なるバトルシステムを採用している本作は、通信対戦においても一味も二味も違う。
本作の通信対戦は最大4人で制限時間内に倒したポケモンの数を競い合うバトルロイヤル形式となっている。

3分間の制限時間内で4人のトレーナーがポケモンと共にステージ上を駆け回り、相手を攻撃していく。
この時はポケモンの交代にも制限がかかっており、一度に3回まで交代が可能となっている。
一度自身のポケモンが1体でも瀕死になったら戦闘開始地点に戻され、パーティーのポケモンが全快した状態でリスタートとなり、交代可能数もリセットされる。
ステージ上にはアイテムが出現することもあり、拾うと有利な効果を発揮する。なるだけ相手には取らせないようにしたい。
  • 赤のアイテム:自身のポケモン全員の攻撃と特攻が上昇
  • 青のアイテム:自身のポケモン全員の防御と特防が上昇
  • 緑のアイテム:自身のポケモン全員が全回復
  • エネルギーオーブ:メガエネルギーが溜まる
ローカル通信以外にも世界中のトレーナーと競い合えるランクバトルも実装されており、本編中のZAロワイヤルと同じくZ~Aでランク付けされる。
順位でのポイント増減以外にも「初めてメガシンカさせた」「効果抜群の技を当てた」といった行動に応じてボーナス点が加算される。
更に本家ポケモンのランクマと違って負けてもポイントの減少は無いうえにランクの降格等も起きないため、最悪全く1位になれないどころか万年最下位でも様々なアクションをしてポイント稼ぎを心掛ければ、テクニックやポケモンの能力が低くても高ランク帯に行けるので、積極的に狙っていこう。

15ランク上昇してKランクになると、ここでしか手に入らないカロス御三家のメガストーンが手に入るため、頑張って入手したい。
Switch Online契約前提なところにいつもの株ポケの商法が出ている



余談



  • 本作におけるミアレ御三家はチコリータワニノコ、そしてポカブの三匹。
    ジョウト御三家のうち『アルセウス』で御三家だったヒノアラシがポカブと入れ替わった形となっている。ついでに全員なんと3V確定個体である。
    本作では三匹ともタウニー(ガイ)の手持ちであり、主人公が選んだ以外の2匹は、タウニーがそのまま使う事となる。
    なお、その際に一悶着起こした相手のポケモンを選ぼうとすると「ずうずうしいね!ヤンチャムはあたしのポケモン!」と、やっぱり注意されてしまう。

  • 本作はオートセーブがデフォルトであり、過去作のようにこれをオフにすることはできない。
    そのため個体厳選が不可能になったと思いきや、タイトル画面で↑+X+Bを同時してバックアップデータを読み込むことで一応厳選はできるようになっている。
    ただし最後に寄ったポケモンセンターまでのセーブデータに戻されるため、従来のような厳選はできなくなっている。

  • 今作はシリーズでも異質なレベルで社会風刺的な側面が垣間見え、特に近年取り沙汰されることの多い移民問題を(ポケモンフィルターをかけてとはいえ)真っ向から描いている。*38

  • 『Pokémon LEGENDS アルセウス』の続編ともいえる今作だが、時代も地方も違うので、関連は薄い。
    ただし、ミアレ美術館でちょうど「大ヒスイ展」が開催されており、当作に登場したオブジェクトの展示や資料を見学することができる。ちゃっかりシュウゾウの功績が後世まで残っていたり、ノボリがその後どうなったのかの逸話を知ることもできる。
    また、他の見学者に話を聞いてみると、自分が着用していた古代シンオウ人の服を寄贈した人が、ラベン博士のスケッチを懐かしそうに見ていたという奇妙な噂を耳にすることになる……。



メガ追記・修正は最強のメガシンカ使いにお願いします。



この項目が面白かったなら……\ゼドアッ!!/

最終更新:2025年10月29日 09:43

*1 『赤・緑』が1996年2月27日に発売されたことに由来する記念日。

*2 X・Yはブラック2&ホワイト2と同時開発だった模様

*3 実は過去のゲームの内部解析において開発コード「XZ」「YZ」とされるバージョンが開発されていた痕跡が発見されていたのだが、発売されていない以上開発中止・お蔵入りとなった可能性が高い(当時はPokémon GOの監修、ORAS及びSMの開発なども重なってスケジュール的に困難だったと推測される)。

*4 「サウザンアロー」と「サウザンウェーブ」は第六世代の時点でデータだけはあった。このことからもやはりX・Yの開発時点でマイナーチェンジ版は企画されていたのだろう

*5 というかボーナスカードには「勝負を仕掛けてノックアウトしろ」というミッションがある

*6 例:ランクアップ初戦での「夜ですが朝飯前です」 仕事が忙しいからと言う相手に「圧勝で終わらせます」 カラスバ戦での「その顔、歪ませます」

*7 もっとも、「勝ちます!」「戦います」など普通の選択肢も用意されているため、気に入らない場合はこちらを選べば良い

*8 その一つも首から下は全て固定の「オールインワン」のため、自由度は皆無。

*9 例えばスリーフィンガーグローブは登場キャラと同じものは10万円もするが、そのカラバリは僅か2300円と2桁も違う

*10 スーツであるカラスバあたりのコーデなら、似たような恰好ができなくもない

*11 LEGENDSシリーズとしては前作の『アルセウス』もこれにあたるが、ライバル枠になるのは実に『XY』以来12年ぶり。

*12 ただこの件に関しては、暴走メガシンカ自体が緊急かつ秘密裏に対処しなければならない案件であることやユカリ側の強引さも考慮すると一概にタウニー/ガイが悪いわけではない。それでも他の参加者を主人公含め2人だけの都合でそれなりの長時間待たせたことには変わりないので、何らかの誠意は示すべきだろう。

*13 有名な話だが、クロワッサンはバターを大量に使うため、それを三つも配置しているあたり、カロリーは推して知るべし。

*14 身も蓋もないことを言えば、主人公がジガルデに認められているため切り札として残ってもらい、こっちは自分でも問題がないフラエッテを使ってアンジュに乗り込むと最初から提案すれば極めて妥当であるため戦う必要もなく何も問題はなかった。この件に関しては彼らの問題というより無理やりここでライバル戦を入れようとしたシナリオの問題であると認識しているプレイヤーも多い

*15 なお、タウニー(ガイ)は「母の形見であるこのジャケットが私(俺)の正装!」と主張し、結局普段着で参加した。結果的にはドレスコードは不要で、暴走メガシンカの発生やユカリトーナメントでホテルの宣伝どころではなかったものの、せっかくの作戦を反故にされたデウロが不憫でならない。

*16 住居をルームシェアで賄っていたのだが、シェア相手が速攻でオーディション受かった結果1人では家賃を払い切れなくなりかけていた

*17 スペイン語で柔らかいという意味のティエルノに対してデウロは硬いという意味で対となってる。

*18 自身が「長命」ではあるものの「不老不死」ではないと言う事もあり、自分が亡くなった後のフラエッテの生きる理由にもなって欲しい、と言う考えもあったとの事

*19 一応他作品でも同等の大きさのはかいこうせんを撃てるポケモンはいるが、それはレックウザ等の「伝説のポケモン」に値するポケモンの話で、一般のポケモンのものとは比較にならない

*20 本人曰くミアレシティからは出られないとのこと。逆にミアレシティ内なら自由とも言える。

*21 メインミッションに関わる団体・組織のうち、ネームドが構成員どころか代表者にすらいないのは彼らだけである。

*22 尤も、クラベルはプレイヤーから勝手に疑われていただけで作中においては終始人格者として扱われており、作中でも疑いの目を向けられるクエーサー社とは事情が少し異なるが。

*23 ダービー弟戦の承太郎ジョセフの立ち位置が逆になっていると考えるとわかりやすいかもしれない

*24 一人称の「ぼく」が「カナリィ」と自分の名前になっているように見えるセリフがあるが、素で孫の名前を呼んでいたと考えると自然。しかも語尾も「~じゃろ」とタラゴン本来の老人口調になっている

*25 ガイだと「ムチャクチャだな」

*26 かの大谷翔平など、一流のプロ野球選手の中でも特に直球のスピードがトップクラスの投手と同等の投球速度。

*27 ヒスイ産のボールは、ぼんぐりを加工できる人物がほぼいない事で半ばロストテクノロジーと化したことが、作中の「大ヒスイ展」にて説明されている。

*28 「強さでは解決できませんが 強さがあれば大事なものを守れますから」という彼の言葉は、その人となりを明確に表した名台詞と言える

*29 彼が己の肉体の鍛錬を怠らないのも、ポケモンだけにバトルの痛みを背負わせたくはないという、彼なりのトレーナーとしての矜持に基づくものである

*30 彼女はタウニー(ガイ)の方を向いて勝負を挑んできたが、タウニー(ガイ)が主人公に勝負をたらい回しした結果そのままバトルになった

*31 なお、元々借りたのは10万だったが、小さく見辛い文字で法外な利子があり、ここまで膨れ上がった。ポケモン世界に出資法とかはないのだろうか?

*32 ネタっぽいが、本作のポケモンの猛威を見ると割とシャレにならない話である……。

*33 なお、本人の登場以前からZAロワイヤルでMSBCのメンバーに勝つと「負けるとユカリゾーンに閉じ込められる」という発言を聞ける。

*34 Aランクではガイ/タウニーと戦うがこのバトルは敗けても進むイベント戦であるため、彼が実質的なチャンピオン枠としてフルメンバーのボス枠として出されたとも考えられる

*35 「記憶」は失っているもののかつての自分が何をやったのかは当時の「記録」を読む事で大体は把握している

*36 人物の特定については『SV』でボールとトレーナーIDが紐づいていることを示唆されており、その方法を使ったと思われる

*37 この時期だと手持ちLvは20あれば高い方

*38 ミアレシティのモデルとなっているパリでも、度々暴動が発生するなど近年移民問題が社会的な懸案事項となっている。

*39 英語版では「MARSHU」の部分がマーシュの海外名である「VALERIE」に置き換わっているため、少なくとも「MARSHU」がマーシュを指すのは確実と思われる。

*40 NPCの発言である「あのガラル野郎先祖のリベンジかよ。」からカロス側の勝利の模様。恐らくだが3000年前のAZが放った最終兵器が決め手となった可能性が高い。現実でもあのジャンヌ・ダルクが参戦した事で有名な百年戦争が勃発しており、こちらもフランスの勝利で終戦している。またこの「ガラル野郎」はダンデを指すと思われ、本編中でもユカリが「この前はダンデを招待した」と発言しており、ユカリ達MSBCをコテンパンにした可能性がある。