躍金楼
てっきんろう
新富地区は、江戸時代は武家地が占めていたが、明治初頭に新島原遊郭が置かれ、その後歌舞伎劇場が開場し芝居町、花街としてにぎわった。
旧花街・芝居町として栄えた新富地区の歴史を伝える希少な歴史的建造物となっている。
歴史
- 1873年(明治6年):創業
- 1949年(昭和24年):現在地へ移転
- 2018年5月10日:国登録有形文化財となる
- 竣工:1949年(昭和24年)、1960年(昭和35年)増築
- 構造:木造(増築部分一部コンクリートブロック造)
- 階数:2階建
- 屋根材:瓦葺
- 建築面積:186㎡
建物の正面である東側の表通りと南側部分に黒板塀が設けられている。
出入口となる正面には、腰部を切石張りとした門塀を構えるとともに、主屋のわずかな空間に半間程度の風情のある前庭が配されている。
内部の各部屋には、部屋名(「うさぎの間」「ひさごの間」「竹の間」など)と合うような手の込んだ意匠や設えがあり、料亭建築の特徴である客動線に配慮した間取り(廊下から座敷が見えないような工夫)が見られる。
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関連項目
最終更新:2024年11月15日 22:37