浜離宮恩賜庭園
はまりきゅうおんしていえん
| 所在地 |
東京都中央区浜離宮庭園1-1 |
| 料金 |
中学生以上300円、65歳以上150円 小学生以下、都内在住在学の中学生無料 |
| 時間 |
9:00~17:00(入園は16:30まで) |
| 定休日 |
12/29~1/1 |
| 地図 |
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歴史
- 1654年(承応3年):甲府藩主の徳川綱重がこの地を拝領し、海を埋め立てて別邸を建てた。
- 以後、甲府藩の下屋敷として使用され、甲府浜屋敷、海手屋敷と呼ばれた。
- 綱重の子である徳川家宣が6代将軍になると、将軍家の別邸とされた。浜御殿と改称して大幅な改修が行われ、茶園、火薬所、庭園が整備された。
- 徳川家斉と家慶の頃は、将軍の鷹狩の場であった。幕末には、幕府海軍伝習屯所であった。
- 慶応2年:石造洋館着工
- 明治2年:竣工。外国人接待所「延遼館」となる。鹿鳴館完成まで迎賓館として使用された。
- 明治3年:宮内省の管轄となり名前も離宮と改められた。明治天皇も度々訪れるようになる。
- 1889年(明治22年):延遼館が取り壊される。
- 1945年(昭和20年)11月3日:GHQの要求により東京都に下賜される。
- 1946年(昭和21年)4月1日:都立庭園として開園。
- 1952年(昭和27年):旧浜離宮庭園として特別史跡・特別名勝に指定される。
- 2000年代前半:対岸の旧汐留貨物ターミナルが再開発され汐留の高層ビル群が林立した。
特徴
東京湾から海水を取り入れ潮の干満で景色の変化を楽しむ、潮入りの
池泉回遊式庭園。
園内には鴨場、潮入の池、茶屋、お花畑、ボタン園などを有する。
南門橋
- 竣工:1926年(大正15年)1月
- 施行主体:内務省復興局橋梁課
- 意匠設計:山口文象
- 構造:上路式鉄筋コンクリートアーチ橋
- 橋長:45.2m
- 支間長:20m
- 幅員:11.2m
花崗岩を貼り石造風にした、ロマネスク調の橋。
橋脚・橋台部分に半円形のアルコーブが設けられ、下方ほど拡がっている。アーチスパンドレル上部には半円形の彫刻が施されている。
モダニズム建築の第一人者である山口だが、橋梁課長から離宮だから様式的なものを、と言われたという。
ただし、親柱は不要との山口の考えが反映されている。
脇を通った。

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関連項目
最終更新:2025年11月12日 15:56