お茶の水女子大学
おちゃのみずじょしだいがく
東京都文京区にある国立大学。
正門
春日通りに面して建つ。
門柱一対と左右の脇柱、鉄扉、塀からなり、鉄筋コンクリート造の表面に万成石を貼る。
幾何学的意匠を基調としている。
当初の門扉は戦中に供出され、1955年に丸パイプ鋼製門扉が取り付けられたが、それ以外は当初の灯具や塀開口部のグリルなどが残る。
2017年に建設当時の意匠で門扉と車止めが復元された。
お茶の水女子大学表門として、
国登録有形文化財となっている。
竣工:1936年、1955改修
構造:鉄筋コンクリート造
規模:門柱 高さ4.1m2基 間口7.2m 左右通用門付、塀 高さ3.2m 総延長13m
本館
関東大震災後の復興校舎として、昭和初期に建てられた。
コ字形平面で、正面中央の大庇付の玄関まわりの外壁を白色とし、植物紋様のレリーフなど装飾が施される。
内部に貴賓室を備える。
国登録有形文化財となっている。
竣工:1932年、2003年改修
建築面積:2990㎡
構造:鉄筋コンクリート造
階数:3階建
外壁材:
スクラッチタイル貼
講堂
本館と同時期に建てられた。本館の中庭に建つ。
本館と同様、外壁を全面
スクラッチタイル貼、腰壁を万成石貼として統一的意匠とするが、2階には2連アーチ窓を連続させて、より穏やかな外観としている。
国登録有形文化財となっている。
竣工:1932年、2006改修
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
階数:2階建
建築面積:1018㎡
お茶の水女子大学附属幼稚園園舎
本館東側に位置する。園庭に東面する横長平面で、中廊下の両側に保育室などを配する。
外壁は
スクラッチタイル貼で、腰壁に万成石を貼る。
保育室入口にステンドグラスをあしらわれている。
国登録有形文化財となっている。
竣工:1931年
構造:鉄筋コンクリート造
階数:平屋建、砂場3ヶ所付
建築面積:1289㎡

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関連項目
最終更新:2025年01月16日 23:02