求道会館
きゅうどうかいかん
1902年(明治35年)、浄土真宗大谷派の僧侶であった近角常観(1870-1941)が、若き日の欧州留学の体験を踏まえ、青年学生と寝起きを共にして自らの信仰体験を語り継ぐ場としての求道学舎を本郷の地に開いた。
さらに、広く公衆に向けて信仰を説く場として建設したのが当建築物である。
会館内部の正面には、純和風の檜造で銅板葺屋根の六角堂が配置され、その後方上部壁面に大アーチの石膏レリーフが描かれている。
会堂の1階は木製の長椅子式、2階はギャラリーで畳敷に会衆が参列する形式。
また、会堂後部の部屋は「床の間」つきの畳敷の小会堂であり、洋式の内部に和式の要素を取り入れ、不思議に調和した独特の内部空間を作り出している。
- 設計:武田五一
- 施工:
- 竣工:1915年(大正4年)11月
- 構造:レンガ造
- 階数:2階
- 小屋組:木造トラス
- 屋根材:スレート葺
- 建築面積:307.47㎡
- 延床面積:508.03㎡
2016-12-07
関連・参考サイト
関連項目
最終更新:2024年02月26日 00:10