白華山 養源寺
はっかさん ようげんじ
東京都文京区にある臨済宗妙心寺派の寺院。
夏目漱石の小説『坊っちゃん』に登場する、「小日向の養源寺」のモデルの1つ。
創建:1616年(元和2年)
開基:稲葉正勝
開山:秀嶽
稲葉正勝の母である春日局が帰依していた僧、秀嶽が開山として迎えられている。
湯島天神切通下に位置していたが、1657年(明暦3年)の明暦の大火での焼失後、現在地に移転。
坊っちゃんの有名な最後の一文、「だから清の墓は小日向の養源寺にある。」の養源寺のモデルの一つ。
清のモデルである米山清(夏目漱石の友人米山保三郎の祖母)の墓がある当寺と、夏目家の菩提寺である小日向の本法寺をあわせたものとされる。
坊っちゃん執筆時の夏目漱石は当寺から500mほどに住んでおり、早世した親友保三郎の墓を何度も訪れている。
関連項目
最終更新:2024年02月19日 15:10