駒込富士神社
こまごめふじじんじゃ
東京都文京区にある神社。
祭神は木花咲耶姫(このはなさくやひめ)。
江戸期の富士信仰の拠点の一つ。
通称は「お富士さん」。
富士塚は前方後円墳に近い形状で、古墳ともいわれている。
江戸時代後期には「江戸八百八講、講中八万人(えどはっぴゃくやこう、こうちゅうはちまんにん)」といわれるほど流行した富士講のなかでも、最も古い組織の一つがあり町火消の間で深く信仰された。
火消頭の組長などから奉納された町火消のシンボルマークを彫った石碑が数多く飾られている。
周辺にあった鷹匠屋敷、名産の駒込茄子とあわせて、初夢で有名な「一富士、二鷹、三茄子」がそろうことから、「駒込は一富士二鷹三茄子」と川柳に詠まれた。
縁日の山開き(現在6月30日~7月2日)では土産の茄子が人気だったが、現在では周辺の宅地化により茄子の生産は全くなく、土産の茄子も売られていない。
鷹匠屋敷跡は現在、駒込病院が建っている。
2006年(平成18年)に文京区指定民族有形文化財に指定された掛軸5幅、祭具類1式などの資料の多くは文京ふるさと歴史館にある。
歴史
- 建立年不明
- 1573年(天正元年):本郷村の名主の夢枕に木花咲耶姫が立ち、現在の東京大学の地に浅間神社の神を勧請。
- 1628年(寛永5年):加賀前田氏が上屋敷となり、本郷本富士町に移す。
- 時期不詳:現在地に合祀。
河津桜が満開だった。
2012-07-09
参考サイト
関連項目
最終更新:2024年02月26日 23:24