絵里に気持ちを伝えようと決心したものの、なかなかきっかけが見つからないまま数週間が経過した。
それどころか、時間がたてばたつほど意識してしまい、結果的に絵里を避けるようになってしまった。
他の9期や10期のメンバーからも「ケンカしてるの?」と心配され始めて何とかしなければとは思ってはいても、聖にはどうしたらいいのか分からずにいた。
ほんとに、どうしたらいいんだろう…。
思わず手で顔を覆った時、「聖、ちょっといい?」と呼ぶ声がした。
それどころか、時間がたてばたつほど意識してしまい、結果的に絵里を避けるようになってしまった。
他の9期や10期のメンバーからも「ケンカしてるの?」と心配され始めて何とかしなければとは思ってはいても、聖にはどうしたらいいのか分からずにいた。
ほんとに、どうしたらいいんだろう…。
思わず手で顔を覆った時、「聖、ちょっといい?」と呼ぶ声がした。
顔を上げると、絵里が立ってこちらを見ていた。
「ごめんね」
目をそらしてその場から立ち去ろうとする聖の腕を絵里がつかんだ。
「離して!」
「何で避けると?衣梨奈が何かした?」
聖が何も言えず顔を伏せると、絵里は「ちょっと来て」とそのまま聖の手を引いて部屋の外へ連れ出した。
「ごめんね」
目をそらしてその場から立ち去ろうとする聖の腕を絵里がつかんだ。
「離して!」
「何で避けると?衣梨奈が何かした?」
聖が何も言えず顔を伏せると、絵里は「ちょっと来て」とそのまま聖の手を引いて部屋の外へ連れ出した。
「ここなら誰も来ないから」
絵里は聖を屋上まで連れて来ると、ようやく手を離した。
「じゃあ改めて。何で避けると?」
絵里は聖の目を見て尋ねた。
…目をそらしちゃだめ。聖は今度は目をそらさず絵里を見返した。
絵里はなおも聖を見つめてたが、やがてふっと笑みをこぼした。
絵里は聖を屋上まで連れて来ると、ようやく手を離した。
「じゃあ改めて。何で避けると?」
絵里は聖の目を見て尋ねた。
…目をそらしちゃだめ。聖は今度は目をそらさず絵里を見返した。
絵里はなおも聖を見つめてたが、やがてふっと笑みをこぼした。
「気付いてるんでしょ?えりぽんの中に私…亀井絵里がいるってこと」