2012年正月。
私は久しぶりに中野サンプラザを訪れた。日本には去年の春に来ていたけれど、中野サンプラザに来るのはほぼ1年振り。
思わず感慨にふけりそうになったけど、コンサートの開演時間が迫っていることを思い出して急いで会場内に入った。
私は久しぶりに中野サンプラザを訪れた。日本には去年の春に来ていたけれど、中野サンプラザに来るのはほぼ1年振り。
思わず感慨にふけりそうになったけど、コンサートの開演時間が迫っていることを思い出して急いで会場内に入った。
今回の来日の目的はみんなの元気な姿を見ることと、生田ちゃんに感じた違和感について確かめること。
まずはステージでの生田ちゃんをこの目で見てみようと、やがて始まったコンサートに集中した。
まずはステージでの生田ちゃんをこの目で見てみようと、やがて始まったコンサートに集中した。
やっぱり亀井さんっぽい気がするけど…。
ともかく直接会って話してみようと思い、昼公演が終わると私はモーニング娘。のマネージャーさんに頼んで楽屋の方に案内してもらった。
ともかく直接会って話してみようと思い、昼公演が終わると私はモーニング娘。のマネージャーさんに頼んで楽屋の方に案内してもらった。
「お久しぶ・・・ワッ!」
モーニング娘。の楽屋のドアを開けてみんなに挨拶しようとしたら、誰かに後ろから思い切りぶつかられてつんのめってしまった。
「あーっ、リンリンやん。久しぶり!ていうか、佐藤!何回言わせると?ちゃんと周り見えよぉ?」
そう言う田中さんの視線を追うと、見慣れない女の子にじーっと見つめられていた。あ、この子は確かあの動画で見た…。
「えっと・・・」
あまりにもまっすぐな目で見つめられて困っていると、田中さんが紹介してくれた。
モーニング娘。の楽屋のドアを開けてみんなに挨拶しようとしたら、誰かに後ろから思い切りぶつかられてつんのめってしまった。
「あーっ、リンリンやん。久しぶり!ていうか、佐藤!何回言わせると?ちゃんと周り見えよぉ?」
そう言う田中さんの視線を追うと、見慣れない女の子にじーっと見つめられていた。あ、この子は確かあの動画で見た…。
「えっと・・・」
あまりにもまっすぐな目で見つめられて困っていると、田中さんが紹介してくれた。
「その子、10期の佐藤優樹って言うと。佐藤、この人は卒業した8期のリンリン。まずはぶつかったら言うことあるやろ?」
「えっと…。こんにちは!」
「って、違うやろ!石田、どうなっとると?」
と、ちょうど楽屋の前を通った新メンバーらしき子に田中さんが声をかけた。
「だって鈴木さんが『誰かにぶつかったら挨拶するといいよ』ってまーちゃんに教えてくれたから…」
「違うでしょ!挨拶じゃなくて謝るんでしょ?」
「あ、リンリンマンだ!」
「あー、はいはい。まーちゃんはこっちの楽屋に戻ろうね」
「えー。まーちゃんもっとお話しするのぉー!」
「えっと…。こんにちは!」
「って、違うやろ!石田、どうなっとると?」
と、ちょうど楽屋の前を通った新メンバーらしき子に田中さんが声をかけた。
「だって鈴木さんが『誰かにぶつかったら挨拶するといいよ』ってまーちゃんに教えてくれたから…」
「違うでしょ!挨拶じゃなくて謝るんでしょ?」
「あ、リンリンマンだ!」
「あー、はいはい。まーちゃんはこっちの楽屋に戻ろうね」
「えー。まーちゃんもっとお話しするのぉー!」
呆然と見ているうちに佐藤ちゃんは石田ちゃんにずるずる引きずられていってしまった。
「まったく…。それにしても佐藤、どこでリンリンマンなんて呼び方覚えたんやろ?ごめんね、リンリン」
「あ、いえ。大丈夫デス。ハイハイ。それであの、生田ちゃんっていますか?」
「生田なら隣の9期10期とスマイレージの楽屋におると思うけど、なんで?」
「あまり話したことがないから話してみたいなと思いまして…。じゃ、隣に行ってみます」
「えー、リンリンさゆみを置いて行っちゃうのぉ?」
「リンリン、今日は時間あるんでしょ?さゆみんも後で話せばいいじゃん」
「あ、ハイ。新垣さん。道重さんもまた後で!」
思いがけず時間を取られてしまったけれど、改めて私は生田ちゃんに会うべく隣の楽屋に向かった。
「まったく…。それにしても佐藤、どこでリンリンマンなんて呼び方覚えたんやろ?ごめんね、リンリン」
「あ、いえ。大丈夫デス。ハイハイ。それであの、生田ちゃんっていますか?」
「生田なら隣の9期10期とスマイレージの楽屋におると思うけど、なんで?」
「あまり話したことがないから話してみたいなと思いまして…。じゃ、隣に行ってみます」
「えー、リンリンさゆみを置いて行っちゃうのぉ?」
「リンリン、今日は時間あるんでしょ?さゆみんも後で話せばいいじゃん」
「あ、ハイ。新垣さん。道重さんもまた後で!」
思いがけず時間を取られてしまったけれど、改めて私は生田ちゃんに会うべく隣の楽屋に向かった。