第1回
最初はちょっとした思いつきからだった。
日本から遠く離れた中国にいる私だけどもっと亀井さんと衣梨奈の力になりたい。
自分の誕生日に三人で色々話して、その思いは以前よりも強くなっていた。
しかし、隣国とはいえ、やはり日本は遠い。そうそう来日するわけにもいかない。
そこで思いついたのが、私と亀井さん、衣梨奈の力になってくれる協力者を探すこと。
二人にはそのアイデアを話し、了承は得た。人選は私に一任する、と二人は言ってくれた。
私は検討に検討を重ねた上で、あの子ならと当たりをつけて早速連絡を取った。
数回のコールの後、彼女の携帯につながる。しかし最初に聞こえてきたのは彼女の声ではなかった。
「ピピピピピピ!」
「あれ、何?キッチンタイマー?」
ふいにタイマーの音が止んだ。
「誰がキッチンタイマーやねん」
「佐保ちゃん?それになんで関西弁?」
「こめんなさい、リンリンさん。ちょっとイベントでやるネタの練習してたので」
そう言っていたずらっぽく笑った彼女は佐保明梨。ハロプロエッグとして長く活動した後、現在はアップアップガールズ(仮)に所属している。
彼女とは私が娘。にいた頃から面識はあり、昨年は中国で一緒に限定ユニットを組んで一度きりのライブに出演したこともある。
その経緯と彼女と仲良くなって知った人柄から、適任だと思ったのだけど…。
自分の誕生日に三人で色々話して、その思いは以前よりも強くなっていた。
しかし、隣国とはいえ、やはり日本は遠い。そうそう来日するわけにもいかない。
そこで思いついたのが、私と亀井さん、衣梨奈の力になってくれる協力者を探すこと。
二人にはそのアイデアを話し、了承は得た。人選は私に一任する、と二人は言ってくれた。
私は検討に検討を重ねた上で、あの子ならと当たりをつけて早速連絡を取った。
数回のコールの後、彼女の携帯につながる。しかし最初に聞こえてきたのは彼女の声ではなかった。
「ピピピピピピ!」
「あれ、何?キッチンタイマー?」
ふいにタイマーの音が止んだ。
「誰がキッチンタイマーやねん」
「佐保ちゃん?それになんで関西弁?」
「こめんなさい、リンリンさん。ちょっとイベントでやるネタの練習してたので」
そう言っていたずらっぽく笑った彼女は佐保明梨。ハロプロエッグとして長く活動した後、現在はアップアップガールズ(仮)に所属している。
彼女とは私が娘。にいた頃から面識はあり、昨年は中国で一緒に限定ユニットを組んで一度きりのライブに出演したこともある。
その経緯と彼女と仲良くなって知った人柄から、適任だと思ったのだけど…。
彼女…明梨に事情を話して協力を要請すると、まだ半信半疑ながらも快諾してくれた。
「だって、亀井さんや他の先輩たちやメンバーさんに会えるんでしょ?やりますやります!」
ピピピピピ!
「あ、ネタの練習しなきゃ。それじゃリンリンさん、また!」
止める間もなく切れてしまった電話を見つめ、ぽつりと呟く。
「ちょっと人選間違えましたかな…」
前途多難のスタートだった。
「だって、亀井さんや他の先輩たちやメンバーさんに会えるんでしょ?やりますやります!」
ピピピピピ!
「あ、ネタの練習しなきゃ。それじゃリンリンさん、また!」
止める間もなく切れてしまった電話を見つめ、ぽつりと呟く。
「ちょっと人選間違えましたかな…」
前途多難のスタートだった。
ちなみにキッチンタイマーのネタ元は↓
http://www.youtube.com/watch?v=kYXeEz0lyDU
http://www.youtube.com/watch?v=kYXeEz0lyDU