1ヶ月禁欲生活を終えてハロプロ寮に帰ってきたさゆみは
食堂でりほりほの活け造りを注文して寮母のヒラノさんに冷たく無視されていたの
食堂でりほりほの活け造りを注文して寮母のヒラノさんに冷たく無視されていたの
するとそこに思わぬ人が現れたの
「よかった~メンバー誰もいないのかと思った~」
絵里なの!え?なんでここにいるの?マジうけるの
「ちょっと近くまで来たからさ」
フクちゃんが不在だったのが幸いなの
絵里の画像や絵里の私物や絵里と会わせることを交換条件にして
りほりほの画像やりほりほの私物やりほりほとぬちゅぬちょすることについてフクちゃんに便宜を図ってもらう
――そんなさゆみの計画が崩壊するところだったの
フクちゃんには悪いけどまだ絵里に会わせるわけにはいかないの
絵里の画像や絵里の私物や絵里と会わせることを交換条件にして
りほりほの画像やりほりほの私物やりほりほとぬちゅぬちょすることについてフクちゃんに便宜を図ってもらう
――そんなさゆみの計画が崩壊するところだったの
フクちゃんには悪いけどまだ絵里に会わせるわけにはいかないの
とはいえここで絵里に会えたのは天の配剤なの
1ヶ月オナ禁生活を成し遂げたさゆみへの愛情たっぷりごほうびなの
さゆみ久しぶりに絵里とチョメチョメしたいの
1ヶ月オナ禁生活を成し遂げたさゆみへの愛情たっぷりごほうびなの
さゆみ久しぶりに絵里とチョメチョメしたいの
「あーっ!亀ーっ!」
すっ頓狂な声が食堂に谺したの
げっ!ガキさんなの!
ガキさんに介入されて昔話に花を咲かせてもらっては困るの
第一そんなのババ臭くて可愛くないの
さゆみはりほりほとの未来についてなら語り合う用意があるの
げっ!ガキさんなの!
ガキさんに介入されて昔話に花を咲かせてもらっては困るの
第一そんなのババ臭くて可愛くないの
さゆみはりほりほとの未来についてなら語り合う用意があるの
そんなさゆみの思惑をよそに盛り上がる二人
そこに再びすっ頓狂な声が降り注いだの
そこに再びすっ頓狂な声が降り注いだの
「あーっ!新垣さんっちゃ!おーはー!」
三人が食堂の外の階段の方を仰ぎ見るとその上には多分おはスタ帰りと思われる様子のえりぽんがいたの
その証拠にえりぽんはどこかで見たことのあるセグウェイにライドオンしていたの
(段差的に)上から目線で喚くえりぽん
その証拠にえりぽんはどこかで見たことのあるセグウェイにライドオンしていたの
(段差的に)上から目線で喚くえりぽん
「これ山ちゃんからこっそり借りてきたとです!ほら!右w左w前w後ろwあっち行ってちょんちょんwこっち来てちょんw」
鮮やかにセグウェイを操りつつ絵里とさゆみを無視してガキさんにガッつくえりぽん
あーはいはいとほどほどにあしらいながらも暖かい眼差しのガキさんとぽかーんと口を開きっぱなしの絵里
あーはいはいとほどほどにあしらいながらも暖かい眼差しのガキさんとぽかーんと口を開きっぱなしの絵里
これはどうしたものかなの
PPPとKYの不期遭遇戦なの
こんな女房を質にでも見に行かなきゃいけない好カードなんてさゆみは望んでないの
さゆみ正直性欲をもてあましてるの
何とかお邪魔虫二人を排除する算段をしなきゃなの
そのときなの
PPPとKYの不期遭遇戦なの
こんな女房を質にでも見に行かなきゃいけない好カードなんてさゆみは望んでないの
さゆみ正直性欲をもてあましてるの
何とかお邪魔虫二人を排除する算段をしなきゃなの
そのときなの
「あっ!」
えりぽんがセグウェイごと階段から踏み外したの
そもそもセグウェイは階段で乗るものじゃないから自業自得というか理の当然なの
そもそもセグウェイは階段で乗るものじゃないから自業自得というか理の当然なの
「危ない!」
ガキさんが階段に駆け寄ったの
そのときさゆみは一瞬で計算したの
しめしめガキさんがえりぽんとごっつんこして亡き者になってくれたらこのまま絵里と部屋にしけこんでチョメチョメできるの
さゆみ悪魔じゃないの
可愛い小悪魔ちゃんなの
そのときさゆみは一瞬で計算したの
しめしめガキさんがえりぽんとごっつんこして亡き者になってくれたらこのまま絵里と部屋にしけこんでチョメチョメできるの
さゆみ悪魔じゃないの
可愛い小悪魔ちゃんなの
ところがあにはからんや階段からまっすぐ落下してくるはずのえりぽんは
どういう弾みかセグウェイにライドオンしたままスキージャンプのように天高く弧を描きガキさんの頭上を越えたの
ガキさんに「俺を踏み台にしたぁっ?!」と言う隙も与えずに余裕でK点越えなの
どういう弾みかセグウェイにライドオンしたままスキージャンプのように天高く弧を描きガキさんの頭上を越えたの
ガキさんに「俺を踏み台にしたぁっ?!」と言う隙も与えずに余裕でK点越えなの
えりぽんは絵里の頭上に到達するとそのままパイルダーオンでもするのかと思いきや
物理法則を嘲笑うかのように空中でくるりと反転して真っ逆さまに落ちてきたの
結果どうなるかはみなさんももうおわかりですね?なの
えりりんとえりぽんがごっつんこなの
物理法則を嘲笑うかのように空中でくるりと反転して真っ逆さまに落ちてきたの
結果どうなるかはみなさんももうおわかりですね?なの
えりりんとえりぽんがごっつんこなの
「フンガ」という可愛くない声を漏らして崩れ落ちる絵里と
衝撃でそのまま弾かれたように食堂の床を滑っていくえりぽん(とセグウェイ)
衝撃でそのまま弾かれたように食堂の床を滑っていくえりぽん(とセグウェイ)
至近において演じられたこの喜劇にさゆみが呆然としている一方で
ガキさんはちょっと迷ったあとに絵里の傍らにさゆみがいることを確認すると
えりぽんが吹っ飛んでいった方向に駆けていったの
ガキさんはちょっと迷ったあとに絵里の傍らにさゆみがいることを確認すると
えりぽんが吹っ飛んでいった方向に駆けていったの
「生田ーっ!大丈夫かーっ!」
その声でさゆみも我に帰って横でのびている絵里に駆け寄ったの
絵里!大丈夫なの?しっかりするの!
絵里は鼻血を垂れ流したまま気絶してたの
これじゃチョメチョメできないの!
これじゃチョメチョメできないの!
「生田!目を覚ますのだ!」
ガキさんの声がする方向を見るとえりぽんは白目を剥いて泡を噴いて倒れていたの
騒ぎを聞き付けて台所から飛び出してきたヒラノさんの指示に従って
絵里とえりぽんの二人を医務室に運ぶという単純肉体労働に従事するガキさんとさゆみ
ますますチョメチョメなんてするふいんきじゃないの
絵里とえりぽんの二人を医務室に運ぶという単純肉体労働に従事するガキさんとさゆみ
ますますチョメチョメなんてするふいんきじゃないの
手当をしてしばらく様子を見ているとまず絵里が目を覚ましたの
ガバッとベッドから跳ね起きて言うことには
ガバッとベッドから跳ね起きて言うことには
「セグウェイは?!セグウェイは?!」
絵里があのセグウェイにそこまで御執心だったとはガキさんもさゆみもついぞ気づかなかったの
それにしてもあれだけの大事故の後の第一声が「セグウェイ」とは眉をひそめるしかないの
それにしてもあれだけの大事故の後の第一声が「セグウェイ」とは眉をひそめるしかないの
「セグウェイは?!」
尚も問い重ねる絵里にさゆみは――残念ながらセグウェイは大破炎上して儚くおなり遊ばした――という旨を告げたの
「山ちゃんに怒られると…」
絵里が顔を青ざめさせながら発したその言葉にガキさんとさゆみは驚き呆れるばかりなの
いかにあのセグウェイに心を寄せていたとしても絵里が山ちゃんからの説教を心配する必要はないの
どこまでもPPPなの
いかにあのセグウェイに心を寄せていたとしても絵里が山ちゃんからの説教を心配する必要はないの
どこまでもPPPなの
「う~ん」
今度はえりぽんが気づいたようなの
ベッドの上に起き上がるやいなや言うことには
「あ~ひどい目に遭った~」
ガキさんとさゆみは思わず顔を見合わせたの
まるで他人事なの
誰がこんなことを引き起こしたのか思い知るまで問い詰めたいの
どこまでもKYなの
まるで他人事なの
誰がこんなことを引き起こしたのか思い知るまで問い詰めたいの
どこまでもKYなの
ふと怪我人同士が目を合わせたの
「えっ!やだ!絵里じゃん!」と騒ぐえりぽん
「なんで衣梨がここにおると?!」とこれまた騒ぐ絵里
「なんで衣梨がここにおると?!」とこれまた騒ぐ絵里
いつの間にか絵里とえりぽんがえりえりと呼び合うほど親交を深めていることにさゆみは目を見張ったの
「きっと同じ名前同士で響き合うものがあるのだ」
とわかったようなわからないようなことを言って重々しく頷くガキさん
「えっ?あれでしょ?ギニュー隊長みたいな?」とえりぽん
「ワンピースで例えてもらわんとわからんっちゃけん多分そんな感じっちゃ」と絵里
「ワンピースで例えてもらわんとわからんっちゃけん多分そんな感じっちゃ」と絵里
偽乳だのワンピース水着だのと二人にしかわからない話題で盛り上がっているようだけど何となく様子がおかしいの
「OGと現役メンバーが親しくするのはいいことなのだ」
ガキさんがなんかリーダーっぽいことを言ってさゆみが何となく同意しかねていると医務室が再び騒がしくなったの
「お邪魔しまーす!きゃっ!亀井さん!お久しぶりです!譜久村聖ですぅ!」
「みずきちゃん病室では静かにするんだろうね」
「みずきちゃん病室では静かにするんだろうね」
さゆみにとって都合の悪いことにフクちゃんがズッキを伴ってやって来ちゃったの
ぽかーんとする絵里を相手にテンションMAXで喋り続けるフクちゃん
ぽかーんとする絵里を相手にテンションMAXで喋り続けるフクちゃん
「この度はうちのえりぽんがとんだ無礼を働いたとかで…もう!えりぽん!ダメでしょ!」
珍しくえりぽんを叱るフクちゃん
目を泳がせながら何となく寂しそうに肩をすくめるえりぽん
それを見ながら何故か憮然とした面持ちの絵里
目を泳がせながら何となく寂しそうに肩をすくめるえりぽん
それを見ながら何故か憮然とした面持ちの絵里
「どうぞお怪我が治るまでいつまでもお泊まりください!みずきが一生懸命看病しちゃいます!きゃっ(恥)」
ベッドににじり寄りガッつくフクちゃん
すると
「みずき」
と絵里が口を開いたの
「えっ?」
憧れの先輩に急に名前を呼び捨てにされてフリーズするフクちゃん
その隙に絵里はフクちゃんを抱き寄せ熱い口づけを与えたの
その隙に絵里はフクちゃんを抱き寄せ熱い口づけを与えたの
「コラー!!かめーっ!!!」
裏返り気味に医務室に響きわたるガキさんの怒声
「ちょwww」
二度見した末に必要以上に慌てるえりぽん
フクちゃんはと言えば当初は驚きのあまりに見開かれていた目が次第に潤み
さらに微睡みつつあるようにとろーんと閉じられていき
ついには糸の切れたマリオネットのように体ごとぐしゃっと垂直に崩れ落ちてしまったの
さらに微睡みつつあるようにとろーんと閉じられていき
ついには糸の切れたマリオネットのように体ごとぐしゃっと垂直に崩れ落ちてしまったの
チョロ…チョロチョロ…
「フクちゃん…」
ガキさんが絶句したのも無理はないの
フクちゃんはウレションを漏らしてしまったようなの
倒れ伏したフクちゃんの下半身を中心に広がっていく水溜まり
フクちゃんはウレションを漏らしてしまったようなの
倒れ伏したフクちゃんの下半身を中心に広がっていく水溜まり
一方でさゆみの心中は穏やかなものではなかったの
お の れ フ ク ラ ム ミ ズ ギ
じゃなかった
お の れ フ ク ム ラ ミ ズ キ
さゆみが絵里とのあんなことやこんなことを楽しみにしていたと言うのに横からかっさらっていくとは許すまじ!なの
さゆみん怒りのうさちゃんピースなの
1ヶ月オナ禁の刑期が明けたらこれでもかと言うくらいたっぷりとおっぱいを可愛がってあげようと思っていたけどもうやめにしたの
その代わりにイヤと言うくらいたっぷりとおっぱいをいぢめてやるの!
さゆみん怒りのうさちゃんピースなの
1ヶ月オナ禁の刑期が明けたらこれでもかと言うくらいたっぷりとおっぱいを可愛がってあげようと思っていたけどもうやめにしたの
その代わりにイヤと言うくらいたっぷりとおっぱいをいぢめてやるの!
さゆみがゴゴゴゴゴとJoJo的な効果音を鳴り響かせているのをよそにズッキがぽつりと呟いたの
「みずきちゃん濡れちゃったんだろうね」
「ちょw濡れちゃったとかw鈴木はオマセさんなのだw」
ズッキが思いもよらないであろう意味に捉えて一人で騒ぐガキさん
満足そうにニヤニヤする絵里と何故かいまだに焦っているえりぽん
満足そうにニヤニヤする絵里と何故かいまだに焦っているえりぽん
そんなこんなでこうして今日という日が暮れていったの
だけどこれがある意味で始まりに過ぎなかったということは誰も知る由もなかったの
だけどこれがある意味で始まりに過ぎなかったということは誰も知る由もなかったの
でも続かないの