「あ、えりぽん?………うん、うん、うん、今から来れる?うん、待ってるね」
「えりぽん今から来るって」
絵里がそう言ってからえりぽんが来るまで誰も何も言えなかった。ただえりぽんを待つだけ、、
ガチャ
「亀井さん、、、もしかして、、、」
「ごめんね、、えりぽん。バレちゃった。」
「えりぽん、、、」
そう言って鞘師ちゃんが立ち上がった次の瞬間
「えりぽんのバカッ!」
ビシッ
鞘師ちゃんの平手がえりぽんが入った絵里の体に打たれた。
「なんで、、、なんで言ってくれなかったの?うちがそんなにダメ?うちはえりぽんのこと大好きだよ?
休養してた時もえりぽんはうちのことずっと気にしてくれてたじゃん。すごい嬉しかったよ。
だから、、だから今度はうちがえりぽんの力になりたかった。。。なのに、、なのになんで言ってくれなかったの?気付かないとでも思ったの?ねぇ、うちらの関係ってそんなんじゃないでしょ?」
休養してた時もえりぽんはうちのことずっと気にしてくれてたじゃん。すごい嬉しかったよ。
だから、、だから今度はうちがえりぽんの力になりたかった。。。なのに、、なのになんで言ってくれなかったの?気付かないとでも思ったの?ねぇ、うちらの関係ってそんなんじゃないでしょ?」
鞘師ちゃんは泣いていた。
「違うんだよ、鞘師ちゃん。えりぽんはみんなのこと思って、巻き込みたくないから言わなかったんだよ。だから、、、」
「亀井さんもです。隠せると思ったんですか?1年近くしか一緒にいない子の変化なら気付かない?
同期ってそんなもんでした?思い出してください。道重さんや田中さん、大切な人なんですよね?」
同期ってそんなもんでした?思い出してください。道重さんや田中さん、大切な人なんですよね?」
さゆとれーな。6期。絵里にとっての宝物。さゆとれーなは絵里に何かあれば誰よりも早く気付いて、誰よりも真剣に心配してくれた。
それは絵里も同じ。さゆとれーなに何かあればすぐに気付いたし、本当に心配した。
この子たちも合格して1年だけど9期という絆がある。鞘師ちゃんも香音ちゃんも、気付きはしなかったけど譜久村ちゃんもえりぽんのことが大好きで誰よりも気にしてるはず。
どうして絵里は気づけなかったんだろ?
それは絵里も同じ。さゆとれーなに何かあればすぐに気付いたし、本当に心配した。
この子たちも合格して1年だけど9期という絆がある。鞘師ちゃんも香音ちゃんも、気付きはしなかったけど譜久村ちゃんもえりぽんのことが大好きで誰よりも気にしてるはず。
どうして絵里は気づけなかったんだろ?
「あ、、、絵里寂しかったんだ。」
ふと涙と一緒に声に出してしまった。
「絵里が卒業してからね、ガキさんやさゆと会えば2人ともいつも9期の話をするの。それもすごい楽しそうに。
絵里は6期だから小春と愛佳とジュンジュン、リンリンの4人しか直接の後輩がいなくて。
小春はさゆが教育係で、愛佳はしっかりしてたし、ジュンジュンとリンリンは言葉が違うくて、後輩らしい後輩がいないくて、
だからガキさんやさゆが君たちのことをね楽しく話すのが羨ましかったし、寂しかったの。
新人がいっぱい入って絵里の知らないモーニングになって、絵里の知らないガキさんやさゆ、れーなになって、絵里に待ってるのは苦しい治療生活。
もちろん自分で選んだんだけどやっぱり寂しくて、、、」
絵里は6期だから小春と愛佳とジュンジュン、リンリンの4人しか直接の後輩がいなくて。
小春はさゆが教育係で、愛佳はしっかりしてたし、ジュンジュンとリンリンは言葉が違うくて、後輩らしい後輩がいないくて、
だからガキさんやさゆが君たちのことをね楽しく話すのが羨ましかったし、寂しかったの。
新人がいっぱい入って絵里の知らないモーニングになって、絵里の知らないガキさんやさゆ、れーなになって、絵里に待ってるのは苦しい治療生活。
もちろん自分で選んだんだけどやっぱり寂しくて、、、」
絵里はこの1年間溜め込んでたことを泣きながら口にした。自分より一回りも小さい子に何してんだろ。。
でも言葉と涙が止まらない。えりぽんになったこの数日間で気付いた。絵里にもこんな後輩が欲しかった。ガキさんやさゆを9期に奪われそうで怖かった。
でも言葉と涙が止まらない。えりぽんになったこの数日間で気付いた。絵里にもこんな後輩が欲しかった。ガキさんやさゆを9期に奪われそうで怖かった。
だから、、だから、あの時、えりぽんと頭をぶつけた時に入れ替わったのかも。
もう一度モーニングに戻りたい。みんなに絵里を見てほしい。絵里はここにいるんだよ、って。
もう一度モーニングに戻りたい。みんなに絵里を見てほしい。絵里はここにいるんだよ、って。
周りを見ると4人とも泣いてた。
「えりな、、亀井さんになってわかりました。亀井さんの寂しさを。でも、もう大丈夫ですよ?
一緒に活動してませんけど、衣梨奈は、、衣梨奈も、りほも、聖も、香音ちゃんも、4人とも亀井さんの後輩です。」
一緒に活動してませんけど、衣梨奈は、、衣梨奈も、りほも、聖も、香音ちゃんも、4人とも亀井さんの後輩です。」
「そうですよ、亀井さん。うちもえりぽんも香音ちゃんも聖ちゃんも、みんな亀井の後輩ですよ。
それに亀井さんには高橋さんや新垣さん、6期の道重さんや田中さんもいるじゃないですか。」
それに亀井さんには高橋さんや新垣さん、6期の道重さんや田中さんもいるじゃないですか。」
「新垣さんや道重さんが亀井さんの話するとき2人ともすごい笑顔なんです。それくらい亀井さんはみんなから愛されてるんですって!」
「………………」
「って、聖も何かいいなよ!みんな一言ずつ言ってるのに!」
「だって聖、今、目の前に、亀井さんが、、、」
「あー、わかった。聖ちゃん、亀井さんに緊張して喋れないだ」
「聖ちゃん、いっつも亀井さんが好き、亀井さんが好きって言ってるもんね」
「ちょっと、香音ちゃん、そんなこと今言わなくても、、亀井さんの目の前で、、、」
「でも絵里、さっきDVD見ながら譜久村ちゃんに直接言われたよ?」
「あっそれは、、、」
気が付くと5人とも、みんな笑ってた。
「とにかく、何で入れ替わったかわかんないけどうち達も協力するので、5人で頑張ろ!」
そう言って、鞘師ちゃん、香音ちゃん、譜久村ちゃん、えりぽん、絵里は"いきまっしょい"の円陣を組んだ。
その時、、、
絵里たちの目の前は激しく光始めた。何も見えない。そんな激しい光が、、、
光が収まり、周りを確認すると、そこには鞘師ちゃん、香音ちゃん、譜久村ちゃん、えりぽんみんないた。
「…………えっ?!」
違う。目の前には絵里がいるはず。今のえりぽんは絵里の中にいて、今絵里はえりぽんの中にいる。そう、なのに目の前にはえりぽんが、生田衣梨奈がいる。
「えりぽん、もしかして、、、」
「衣梨奈たち、、元に戻りましたよね?」
戻った!!絵里たちは元に戻ったんだ!!
そう思った瞬間絵里は疲れが一気に出たのか急な睡魔に襲われ倒れてしまった。
翌朝起きると、そこには9期4人がいた。
「あ、亀井さん起きました?聖たち今から仕事なんでうちで適当に食事済ませていいですよ。」
「あ、、、うん。。。あ!みんな仕事の後時間ある?」
「はい、ありますよ?」
「一緒にプリクラでも撮ろっか」
「いいんですか?!わかりました!仕事終わったら連絡しますね!」
そしてレッスン後
「なーに、また4人で遊びにいくのー、あんたたち練習してるんでしょーねー」
「違いますよ。今日は今から亀井さんと5人で遊ぶんです♪」
「みんな絵里と仲良かったっけ?!いーなー、絵里。さゆみもりほりほとあーそーびーたーいー」
「みっしげさん♪今度遊びに連れてってください!」
「えっ、いいの?りほりほ。どうしよー、ガキさーん、りほりほに誘われちゃったー」
「はーいはい、ね、先輩またしたらダメだから早くいきなっ」
「お疲れさまでしたー!!」
この日撮ったプリクラは絵里の、9期4人の、5人の数日間に渡る出来事を記録した宝物となった。
絵里にはみんながいる。
絵里、、頑張るね。
絵里、、頑張るね。
- END-