「もしもーし!かめー?元気してた?」
「あ、もしもし。元気だよ~。」
「あ、もしもし。元気だよ~。」
えりぽん、頑張って。
ちょこんと体育座りしているえりぽんの隣にそぉっと寄り添い、絵里の両手でえりぽんの手を包んだ。
ちょこんと体育座りしているえりぽんの隣にそぉっと寄り添い、絵里の両手でえりぽんの手を包んだ。
「ははは~、そっかそっか。かめ~、毎日ぐぅたらしてない?」
「ンフフ、してないですよ~。」
「ほんと~?」
「がーきさんこそ、ちゃんとやってますかー?」
「やってるわぁ!!わたしはカメと違うから~。」
「え~またまたぁ。」
「ンフフ、してないですよ~。」
「ほんと~?」
「がーきさんこそ、ちゃんとやってますかー?」
「やってるわぁ!!わたしはカメと違うから~。」
「え~またまたぁ。」
えりぽん、絵里のしゃべり方うまいね。
毎日絵里の動画でも見るのかな・・・。
なんか変な気持ち。
毎日絵里の動画でも見るのかな・・・。
なんか変な気持ち。
「それでね、かめに話したことがあるんだよね。」
「はい、なんですか?急に。」
「んーとねー、私さ、春のツアーで卒業することになったんだ。」
「えっ・・・・・・」
「あれ?カメ?」
「・・・・」
「かめ~、もしかして・・・」
「ぐすっ・・・ふええええええ、新垣さーーーーん!」
「おおおいおいおい。泣いてるの?かめ。」
「・・・・。だ、大丈夫です・・・。」
「だからね、カメにも話しておきたくてさ。ただ、それだけなんだけどね。また直接会ったときにでも・・・・」
「はい、なんですか?急に。」
「んーとねー、私さ、春のツアーで卒業することになったんだ。」
「えっ・・・・・・」
「あれ?カメ?」
「・・・・」
「かめ~、もしかして・・・」
「ぐすっ・・・ふええええええ、新垣さーーーーん!」
「おおおいおいおい。泣いてるの?かめ。」
「・・・・。だ、大丈夫です・・・。」
「だからね、カメにも話しておきたくてさ。ただ、それだけなんだけどね。また直接会ったときにでも・・・・」
「うわぁああああ。新垣さん、早すぎますよぉぉ。新垣さん新垣さん、なんでやめちゃうんですかぁぁ!!」
えりぽんは嗚咽をもらしながら、頑張って電話の向こうのガキさんと話している。
でもえりぽん、気持ちは分かるけど絵里たち入れ替わってるんだよ。
えりぽん、、、だけどえりぽんの気持ちを考えるとこんなことどうでも良くなってくる。
そうだよね、悲しいもんね、だって・・・えりぽんはガキさんのことめちゃくちゃ好きだもんね。
でもえりぽん、気持ちは分かるけど絵里たち入れ替わってるんだよ。
えりぽん、、、だけどえりぽんの気持ちを考えるとこんなことどうでも良くなってくる。
そうだよね、悲しいもんね、だって・・・えりぽんはガキさんのことめちゃくちゃ好きだもんね。
「カメ~~落ち着いてよ~!ごめんごめん~。まさか、生田じゃなくてカメがそうなるとは思わなかったよ~。」
えりぽんはこのガキさんの言葉を聞いて、絵里たちが入れ替わってることを思い出したようだった。
「・・・、す、すいません・・・ちょっと、取り乱しちゃいました~ンフフ。」
「なぁーんだよーカメらしくないなー。」
「なぁーんだよーカメらしくないなー。」
えりぽんは今にも泣き出しそうな顔で、泣くのを必死にこらえている。
絵里はえりぽんの手をもっと力強く握った。
絵里はえりぽんの手をもっと力強く握った。
「なんか、卒業って聞くとエリの卒業のときを思い出しちゃって~。」
「そっかそっか、カメもあのとき頑張ってたもんね。思い出したら、そうなっちゃうかぁ。」
「はい~。」
「9期10期も入ってきたしさぁ、私が卒業したらちょっと心配なんだよね~。6期はちゃんとやってくれると思うんだけどね。」
「ん~、そうですね~。さゆとれいなは、きっとちゃんとやってくれますよ。」
「うん、そこは心配してないんだー。」
「あと・・・。」
「ん?なに?」
「あと・・・きっと、生田衣梨奈ちゃんはガキさんの意志を引き継いでくれると思います。」
「ん?生田?カメ、生田のこと知ってるんだぁ~、結構見てるんだね~。」
「はい。」
「生田ね~、ちょっと頼りないけど私のこと慕ってくれてるんだよね。もうちょっと先輩らしくなって欲しいかなって思うけど、期待してるから生田は生田らしく頑張って欲しいかな。」
「はい、きっと生田衣梨奈ちゃんは頑張ると思います。だから、これからも仲良くしてあげてください。」
「あはは~、もちろんだよ~。てかなんでカメがそんなに生田のこと言うの~?変なの~。」
「ンフフ。なんででしょう~。エリもわかりませ~ん。」
「わかったよ~、それじゃあまた今度うちに泊まりにおいで。そのときにでも色々話そう。」
「はい!行きます。」
「それじゃあ、今日は突然だけど話聞いてくれてありがとね。卒業まで頑張るね!」
「はい!に・・・ガキさん、頑張って!!」
「おう!それじゃあね~ばいば~い。」
「ばいばーい。」
「そっかそっか、カメもあのとき頑張ってたもんね。思い出したら、そうなっちゃうかぁ。」
「はい~。」
「9期10期も入ってきたしさぁ、私が卒業したらちょっと心配なんだよね~。6期はちゃんとやってくれると思うんだけどね。」
「ん~、そうですね~。さゆとれいなは、きっとちゃんとやってくれますよ。」
「うん、そこは心配してないんだー。」
「あと・・・。」
「ん?なに?」
「あと・・・きっと、生田衣梨奈ちゃんはガキさんの意志を引き継いでくれると思います。」
「ん?生田?カメ、生田のこと知ってるんだぁ~、結構見てるんだね~。」
「はい。」
「生田ね~、ちょっと頼りないけど私のこと慕ってくれてるんだよね。もうちょっと先輩らしくなって欲しいかなって思うけど、期待してるから生田は生田らしく頑張って欲しいかな。」
「はい、きっと生田衣梨奈ちゃんは頑張ると思います。だから、これからも仲良くしてあげてください。」
「あはは~、もちろんだよ~。てかなんでカメがそんなに生田のこと言うの~?変なの~。」
「ンフフ。なんででしょう~。エリもわかりませ~ん。」
「わかったよ~、それじゃあまた今度うちに泊まりにおいで。そのときにでも色々話そう。」
「はい!行きます。」
「それじゃあ、今日は突然だけど話聞いてくれてありがとね。卒業まで頑張るね!」
「はい!に・・・ガキさん、頑張って!!」
「おう!それじゃあね~ばいば~い。」
「ばいばーい。」
ツーツーツー・・・・。
「亀井さぁぁぁぁぁぁあああん!」
電話が終わった途端、えりぽんは絵里に抱きついてきて大声で泣いた。
絵里はえりぽんの頭をゆっくり、優しく、何回も何回も何回も何回もなでた。
- 。
- 。
- 。
何時間こうしてたんだろう。
気づいたら、日付が変わっていた。
もうこんな時間か。
あれ?絵里も泣いてたみたいだ。
頬に涙が乾いた後がいくつも残っている。
頬に涙が乾いた後がいくつも残っている。
えりぽんは・・・、すやすや寝てる。
と言っても姿は亀井絵里、自分なんだけどね。
と言っても姿は亀井絵里、自分なんだけどね。
辛いよね・・・絵里たちが入れ替わってなかったら良かったのに。
絵里は思った。
ガキさんの卒業ツアー最終日までにはなんとか絵里たちが元に戻れるようにしないと。
じゃないと、えりぽんもガキさんもかわいそう。
こんなにガキさんを慕ってる後輩にガキさんの卒業を会場の席で見させるなんてあり得ない。
同じステージの上で卒業の言葉を言わせてあげたいし、一緒に歌って踊らせてあげたい。
じゃないと、えりぽんもガキさんもかわいそう。
こんなにガキさんを慕ってる後輩にガキさんの卒業を会場の席で見させるなんてあり得ない。
同じステージの上で卒業の言葉を言わせてあげたいし、一緒に歌って踊らせてあげたい。
知らぬ間に絵里はいままで以上に後輩思いで先輩思いになっていた。。。。。
ベリキュー編第三話 完